■スポンサードリンク
ダークゾーン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ダークゾーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 1~20 1/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
敬称略。 『ダークゾーン 下』は、貴志祐介のサスペンス小説で、上巻で張り巡らされた謎が一気に解き明かされるクライマックスが詰まっています。 この物語は「将棋」という独特の設定を通じて、死と生、現実と幻の境界線を描く、まさに異色の作品。 物語の中心となるのは、謎の空間「ダークゾーン」に迷い込んだ人々が、生き残りをかけて死闘を繰り広げる展開。 貴志作品特有の緊張感が、ページをめくる手を止めさせない。 特に下巻では、登場人物たちが精神的・肉体的に追い詰められていく様子が、細かく描写されています。 読者も一緒に極限状態に追い込まれ、物語の中に引き込まれていく。 将棋の駒を使って進行するという設定が、ファンタジーともリアリティともつかない絶妙なバランスで描かれており、将棋の知識がなくても楽しめるようになっています。 下巻ではその意味やシステムが明らかになり、「将棋」の象徴するものが徐々に見えてきます。 しかも、それが単なるゲームではなく、人間の生死や魂に関わる重要なメタファーになっているのがお見事。 登場人物たちの個性が一層際立ち、特に主人公の成長と葛藤は、深い共感を呼びます。 物語全体を通じて、彼らが直面する選択と、その背後にある過去のトラウマが、物語の核となっていることに気づかされます。 下巻に進むにつれ、登場人物たちの背景や動機が明らかになり、彼らの行動に対する理解も深まります。 貴志祐介は、人間の心の闇や絶望を描くことに非常に長けていますが、この作品でもそれが遺憾なく発揮されています。 ダークゾーンという舞台は、まさに人間の心の中にある「暗い部分」を象徴しており、誰しもが逃れられない「闇」を形にしているように感じられました。 最終的な結末には、救いがあるようでない、何とも言えない余韻が残り、読み終わった後もあまりスッキリ感が無い。 『ダークゾーン 下』は、エンタメ性と哲学的なテーマが巧みに融合した作品で、単なるサスペンスではなく、深いテーマを持つ読み応えのある一冊。 貴志祐介のファンはもちろん、サスペンスやミステリーが好きな方にも強くお勧めできる作品です。 ダークなファンタジーにどっぷり浸かりたいあなた、ぜひ一読あれ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
好きな本なので、購入できて良かったです。将棋好きな人にもお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
独自のゲームを上手く説明しながらのめり込ませてくるなという感想。 その分、登場人物の動機づけとかは弱い部分がある気がしますが個人的には大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり賛否両論な作品ですが、自分は好きな作品です。かなり。 とにかく構成が素晴らしい。まずチュートリアル的な前哨戦でまぐれ勝ちから 全駒が"成った"ランパイドステージ、どんどん最適化されていく攻防と 読者が見たいパターンをすべてを見せてくれた上で、幻の八局突入からこのゲームの真の攻略。 七局目ラストの「あと1戦許されるなら本当の名局をみせてやる」というシーンが熱い。 過小評価されてる名作だと思います。 同時に評価を落としてる原因は…登場人物。特に主人公のどうしようもなさですね。 元からプライドを捨てきれないクズ主人公の没落というテーマなので仕方ないですが 才能を鼻にかけて、棋士以外の人間を内心見下してるところから始まり 碁会のアイドルと肉体関係になっただけで、他の棋士を童貞と見下す性根。 無責任に妊娠させておいて及び腰になるわ、自分の脳内妄想で周囲に当たり散らすわ。 本当に共感の持てないクソ主人公過ぎて、読むのが辛いという声も分かります。 しかし断章で醜態を晒してるこんな社会不適合者が、命がけのゲームをしている本編では 真剣師として輝いて映るのですから、修羅の世界でしか生きられない悲しい生き様を表現するという 作者の意図は成功しているはずです。どうしようもなく自業自得ですが、最後の結びは切なくて好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クリムゾンの迷宮、黒い家、新世界よりと名作を出し続けている貴志祐介の作品の中で1番好きな作品かもしれません。 ひょんなことから永井豪の真夜中の戦士を知り、ダークゾーンは真夜中の戦士のオマージュなのかと初めて思い至り、レビューを投稿してみようと他の方のレビューを見たところ賛否両論すごいですね。 私はラストも含めて素晴らしい作品だと思いました。大変面白かった。 軍艦島に行ってみたい。 神社も行ってみたいが実在するのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志祐介さんは私の好きな作家の1人で色々な作品を読んでます。どの作品も質が高く本当にすごい作家だと思います。こちらのダークゾーンもやはり面白いです。下巻でどのような結末を迎えるか楽しみで仕方がありません。 一方でこちらの作品を読んで思ったのは、読者側に他のことを考えさせてしまう隙が多いと感じました。 例えば、それぞれの駒をもっとこのように使った方が強いのではないか?や、7番勝負だからここはどうせ負けるんだろ?とか、なぜとても頭の良い主人公なのに最初にすべての駒の特性を把握しないの?などです。設定やストーリーが面白いことは間違いないのですが、正直そういった考えが思い浮かんでしまうとストーリーに集中できなくなる点がなんとなく物足りないと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スリリングなバトルや作りこまれた設定、上巻・下巻を通して飽きさせないバトルの展開など楽しく読むことができました。 一方で断章(メインストーリー?)の結末は正直物足りない印象です。 下巻前半の断章4で多くのことが明らかになり、続きか気になって仕方がなくなります。変わらず続きは気になるものの、その後の話は既定路線でただただ愚かな主人公という結末… ストーリーと関係ありませんが、上巻も含め、多胡重國九段という最強の棋士がいるのにアドバイザーにならなかったのか点が残念に思えます。現実世界であまり関わっていないので、想像することができなかったみたいな感じでしょうか… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
行き当たりばったりの闘いだったような。冷静な頭脳戦だったとはあまり感じられず。 お互いどれ位の距離に居る。と解ってしまうので、手探り状態の緊迫した開戦に欠けるような。でもそうするとページも増えるし、何より将棋のように相手は見えるような設定なのですかね。相手との距離は解るのに偵察だしたり、奇襲を受けたりありましたね。 貴志さんの本は何冊も読んでいるけど、何を一番伝え提供したかったのか、 これから空想してみますが… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志祐介さんの作品でトップクラスに面白いです。 既存のゲームをもとにここまでオリジナリティあふれるゲームを作り上げるのは本当に素晴らしいとおもいました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説を読んで、こんなに素直に 『面白い!!』という感想を持ったのは 本当に久々です。 ぼくは、 そんなにたくさん読む方ではないですが、 読むたびに、マンガや映画だと 『普通』と評価するくらいの 『読めなくはない』程度で、 これは、面白い小説なんだろうなと、 自分を納得させていました。 あんまり面白いのを読んじゃうと、 他の作品が文字の羅列に見えちゃうから、 それはそれで困っちゃうんですけどね。 ラストが気にくわない人もいるかなーと 少し思いましたが、 それでも、 中身の面白さを下げるようなものではないです。 唯一、 これだけが『ん?』と思ったのですが、 集団戦による戦略は、 すごく細かく描写されるのに、 個人戦は〝運〟ってのが、 ひっかかるポイントでした。 個人戦にも、勝敗に納得のいく理由が、 何かひとつでも欲しかったです。 相性が存在する駒もあるので、 そこには戦略的なものが絡んできますが、 飛行能力を持つ駒が一種類しかいないので 飛行同士の対決は毎回、運次第という | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読者を物語に引き込む速度が、 半端じゃないです。 1~2ページで、止まらなくなります。 面白いから、ゆっくり楽しみたいのに、 読み始めると毎回止まらなくなる。 タクティカル・シミュレーションゲーム とでも言うのでしょうか、 こーゆーの。 将棋タイプの、S・RPG。 そこに、 人間がクリーチャーとして参戦したら こーなるのでは?という物語。 人間といっても、 王将は互いに棋士なので、 心理戦も含まれてきます。 心理戦といっても、 フェイントとか癖読みとかだけじゃなく、 殺しかたをどうすると、 相手は戦意を喪失するのか、とか、 嘘をついて誘い出したりとか、 相手の仲間の駒との人間関係を見て、 クリーチャーでない時に恋人だから、 危険な役割はさせにくいだろうとか。 そんなとこまでが心理戦に含まれます。 正直に言うと、 ぼくはまだ上巻を読み終えてないです。 でも面白すぎて、 もうレビューしたくなっちゃいました。 ふだん読んでる小説を、 いかに甘く採点していたかがわかります。 まぁ小説だから、 このくらいの面白さが限界だろーなーと、 思ってしまっていたと気づかされました。 文字だけで、 ここまで面白くできるのかと感動します。 さすが貴志祐介さん。 キャラクターの選択が論理的で、 成功にも失敗にも納得できる。 将棋的なのと暴力の、 両方の心理戦を楽しめる、 ハードボイルド好きや アクションスリラー好きに 強力にオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私的体験だが軍艦島、スタートレックのゴーン星人、永井豪の真夜中の戦士はピッタリ合致して一気に読めた。やたら西洋の鬼が出てくるが漢字があることでわかりやすかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クリムゾンの迷宮を読んでから好きになり、この方の作品を何点か読むようになりました。個人的には、この方の作品はすっきりとした文章でとても読みやすいと思います。本作品もそうで、いつの間にか主人公と一体化して、冷や汗をかくような臨場感を味わえます。 しかし、この方の作品に登場する女性達には人としての魅力を感じず、イライラする事があります。そんな事を思うのは私だけかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待が大きすぎた感があります。 「新世界より」を彷彿させる戦闘シーンがほとんどでしたが,将棋を知らない自分にとっては理解しにくい心理戦が多くありました。 しかし戦場が軍艦島をモデルとしたところで実際の写真を参考に読み進めるとまた違った現実感を味わうことができ,その点は面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待が大きすぎた感があります。 「新世界より」を彷彿させる戦闘シーンがほとんどでしたが,将棋を知らない自分にとっては理解しにくい心理戦が多くありました。 しかし戦場が軍艦島をモデルとしたところで実際の写真を参考に読み進めるとまた違った現実感を味わうことができ,その点は面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待が大きすぎた感があります。 「新世界より」を彷彿させる戦闘シーンがほとんどでしたが,将棋を知らない自分にとっては理解しにくい心理戦が多くありました。 しかし戦場が軍艦島をモデルとしたところで実際の写真を参考に読み進めるとまた違った現実感を味わうことができ,その点は面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良い製品です。特に価格のために。すべては、あなたがそれを打つことができない価格のために非常に満足して説明されています。私は再び購入する! お勧め! 優れた品質の製品と超高速出荷! かなり良い。 私たちはそのような製品を見つけることができませんでした。 操作も非常に便利です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的にはクリムゾンの迷宮の事実上の続編のように感じました。個人的には読後の満足感はこちらの方が高かったですね。現実世界の方とのリンクもよくできていて、ダークゾーンの中の戦いとの相乗効果が働いていてサバイバルホラーとして印象深い作品になっていました。ただ現実の世界の真相が闇の中で終わった部分は残念ですね。これ以上はネタバレになるので書きませんが。ダークゾーンの戦いにおいては、完全情報ゲームである将棋の戦い方が役には立つものの現実の戦いにおこる予測不可能な難しさも混ざり合ってなかなか興味深いものになっています。また現在の将棋界の極端なプロになることの難しさが描かれており、一年で2名しかなれないと知った時は驚きました。また一度プロになった人はやる気も気力も向上心も無くなっても月一回の対戦で最低限食べていけるという既得権益者であると書かれている部分や、プロ棋士が150名いながら、その1/3ほどはプロの一歩手前の3段の人たちよりも弱いというのですから極端なプロの既得権益構造社会だと感じました。こういう将棋界の内情も書かれているので、そういう知識を踏まえて読むと主人公と対戦相手に一体感が持ててより面白く読めました。さらに小説内の現実世界での殺人事件(?) やダークゾーン内での消滅への恐怖や苦痛もこの本に深みを与えています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
将棋はわからなくても、SFバトルがすごく楽しい。 中二病的なモンスターが暴れまわるベタさ加減が好きです。 でも、異能力モンスターのチームバトルは楽しいんだけど、 肝心のキングがちょっと残念。 こういうバトルのいいところって異能力同士のチームワークなのに、 非情にもなりきれず団結力も中途半端で、負けてもそりゃそーだろって思ってしまう。 恋人も大事だろうけどさー!友達や師匠も大事にしなよ!?っておもいながら読んでたけど、 オチを読んで、ああ…。 ネタバレですが、 脳内でこんな妄想を繰り広げてること自体ダークゾーンだろっていう。でも、おもしろかったです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下巻も合わせての感想。 実在の軍艦島を舞台に著者の考えた将棋に似たゲームが繰り広げられる。 目が覚めたらわけの分からない状況という、映画のSAWやThe cubeでもあるパターンで、何の説明もなくこの独特の世界に放り込まれるが、主人公と一緒に読者も少しずつ設定の意味や戦略のポイントが分かってくる構成になっており、むしろ臨場感も感じられる。 伏線の方の回収に何かもうひとひねりあればという点と、万人受けする内容ではないところで星4としたが、かなり楽しめた。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!