■スポンサードリンク
機龍警察 自爆条項
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
機龍警察 自爆条項の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人型兵器というぶっ飛んだ設定と、それ以外の部分のリアリティが、上手く融合して大人が楽しめるエンターテイメントになっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なかなか楽しく読んだ。 とりわけ、ライザの過去を描いた第2章に心を動かされた。 ライザの不遇な幼少時代。不幸な出来事の連続に、テロリズムにとらえられて行き、「死神」と呼ばれる殺し屋になる経過。そして、そこから足を洗うにいたるいきさつ。 ライザを襲う重苦しいエピソードの連続とその心理の移り変わりが、リアルかつ丁寧に描かれて、読み応え十分。後半のライザと鈴石緑との明と暗のコントラストの描き方も見事だ。 この作品には、機甲兵というロボット(パワードスーツ)が重要なモチーフとして登場するが、この点は読者の好き嫌いが分かれるところかもしれない。 しかし、警察+パワードスーツという設定は、攻殻機動隊やパトレイバーで繰り返し描かれ続けてきた設定だ。日本のサブカルの世界に連綿と続く伝統の延長線上にあるお家芸と言え、私は特に違和感を感じなかった。戦闘シーンも面白く読んだ。 むしろ、途中まで違和感を覚えたのは、お役所である警視庁が、元テロリストのライザを雇っているという点だ。いくら機甲兵の超人的な操縦者とはいえ、無理があるだろうと感じたが、これも最後に自爆条項の説明で、きちんと解決されていて納得ができた。 欠点を挙げるなら、結末が、やや予定調和に陥っている点か。沖津がスーパーマンに描かれているところも気になった。 それから、この作品の特徴は、細部の描写が非常に丁寧な点だろう。たとえば、警察内部の勢力構造や隠語の使われ方、IRFの内部の様子など。それらのディテールが作品にリアリティを与えていることは確かだと思う。 しかし、その反面、ディテールがあまりに煩雑な印象も否めない。細部に神が宿るというのは真理だと思うが、そのために作品が無駄に長大になったとも言えないだろうか。むしろここは、ディテールは抑えめにして、たとえば会話をたたみかけてストーリーを進めても良かったのではないか。そんな気もした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
従来の警察の物語と違う観点から物語が始まります。 特殊な部隊の隊員の過去の物語が最初にあり,犯罪者との関係と今後の展開❗️ 是非違う観点を持って読んでいただきたいと思います‼️ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サブタイトルは、もっと適切なものがあったのではないかなとも思ったり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少々平凡な警察小説に、日本的な近未来ロボットアニメ(パワードスーツ?) が共存した珍しいシリーズ。なかなか面白いと思う。 警察小説としては日本特有の警察官僚のセクショナリズムが少々くどい印象で、 昭和から1ミリも変わって無さそうな警官たちの古い価値観と、雇われ主人公たち のドライなキャラのギャップが非現実的なまでに対照的で、昭和なのか近未来なのか よくわからない・・何というか、警察組織の弊害を描きすぎて、全体のバランス を欠いている感じです。 警察組織を描くのはいいとしても、特捜部以外全部間抜けみたいな描き方は少し 大袈裟すぎて逆にリアリティを損なっているような気がします。 そうはいっても、こうした些細な部分はさっさと読み飛ばすとして、近未来ロボット ものが大好きな我々としては、恰好のペーパーバックと言えるでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ2作目。 2人目の龍機兵パイロット・元凄腕女性テロリストのライザの凄絶な過去と、リンクする現在事件が交互に描かれる話。 テロが産まれる土壌の過酷さを知れて勉強にもなって良かったし、テロを憎む技術班主任とライザの微かな交流も良く、極上の名作! シリーズ全購入し読破が楽しみ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い!シリーズ第2弾なのですが、第1弾から著者の書きぶりがかなり洗練されていると思いました。いきなりレベルがかなり上がっている。第1作は面白くはありましたが、やや荒削りの印象。少し分かりにくい感じと、詰め込みすぎてあとの回収がちょっと厳しめ。あと人物像が中途半端。本作では文章はよりこなれて、展開の抜群。現在と過去を行ったり来たりと、章立ても秀逸そして下巻への繋ぎもばっちり。沖津特捜部長がまあカッコ良すぎて、謎すぎて何者なのだ感がすごいですね。碇ゲンドウにしか見えないですが。下巻も楽しみすぎる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
凄まじい傑作だと思う。ライザ警部の壮絶な過去が明らかになる第4章、まさかそんなことあるのかよという言葉を失います。そして現在に戻ってきての第5章の展開がこれまたお見事。首都高を舞台にして、よくこんな描写できるなと感嘆するばかりでした。そして大きな謎は残されたまま続編に。自爆条項というタイトルの理由は最後に明かされる。ちょっと登場人物が多すぎてついていけない所や戦闘シーンの情景がすんなりとは入ってこない部分もありますが、どんでもなく面白い作品だということは断言できる。それにしても<敵>は一体誰なのだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下巻が書店で購入出来なかったので初めてkindleで電子書籍を購入しました。様々な伏線が回収される展開に思わず一気読みしてしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎を含ませた1作目だったのですが、今作で早くもキャラクター等の人間関係等の新展開が見られます。今後の展開に繋がる謎も新たに含めつつ次刊に突入ですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一巻目の機龍警察の続きとしても、多々伏線が隠されていて謎が深まる展開。主要キャラクターの過去も少しずつ明かされつつも、下巻まで謎のまま。これは近未来SFと言う観点から見ても楽しめますね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレになるかと思います。 ご理解の上で読んでいただけたら幸いです。前作はまさに一気読みでした。 最初は図書館で借りた本を読んでいたが、途中で返して買ったほどです。 ラストも姿警部が「決着をつけた」感がありました。 その描写も文句なしのかっこよさでした。 翻って本作はそれが感じられなくて残念でした。 裏切り者と謗られながら、娘たちのために事実を黙して語らなかった父と、なにに代えても守りたかった妹を喪ったラードナー警部の過去は、悲痛に過ぎます。 妹の死をきっかけに組織を離れたラードナー警部を追い続け、日本に潜入したついでに処刑しようとする「詩人」とその一味は許すまじ!と思うのですが、胸のすく展開ではありませんでした。 願わくはラードナー警部に現在は警察組織の一員であるという使命感と、同僚たる鈴石主任の無念を込めた龍機兵最大の火力を冷酷かつ無慈悲にぶちかまして、「詩人」、「猟師」、「踊り子」をまとめて木っ端微塵に瞬殺していただきたかったです。 それこそ姿警部やオズノフ警部が息を呑むほどに。 「被疑者全員死亡」で特捜部が非難されるのはやむなしです。 同じ「被疑者全員死亡」でもあれはひどいです。 いろいろ不満を述べましたが、この先も読みたくなる出来でしたので星4つ。 長文失礼いたしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ中でこの『自爆条項』が一番好なこともあり、電子版で再読しました。 クライマックスの機龍兵のバトル部分はマップと施設の写真を閲覧しながら読みました。電子書籍を読むようになって、場所や武器の形状が語句の選択からWeb検索できるので大変重宝しています。 一度読んだストーリーなので、初めて読むときより、登場人物、機龍兵の描写やS&W M629Vコンプ、ベレッタPx4、MP443、H&K MP7などの銃器の形状をWebで確認するなどや描写を楽しみました。 [以下引用] 【姿】186センチの長身にブルゾン。無精髭の残る若く男臭い顔、しかし無造作に後ろに流した髪は一部を残してほとんど白髪と化している。 【夏川】角刈りの髪。引き締まった浅黒い顔。城木や宮近と同年輩の若さだが、キャリア官僚である彼らと違い、現場で風雨に晒された強靭さを窺わせる。 【由紀谷】夏川と対照的な色白の甘い容貌だが、今は同じく峻厳な警察官の顔を見せている。 【バンシー】全長三メートル強。従来の機甲兵装より一回り小さい機龍兵の中でも、もっとも繊細でスリムなフォルム。緩やかかな曲線で構成された機体は、天使の彫像のようでありながら魔女とも見える。純白の全身に漂う死の気配は、バンシーは本来有するものなのか、あるいは搭乗するライザ自身の印象ゆえか。 【バーゲスト】三機の機龍兵の中でも飛び抜けて俊敏な移動速度を誇る。(略)風を切って駆ける力強い脚部。精悍でありながらしなやかに伸びた上半身。全身は闇と紛う黒一色。 【フォアボルグ】ダークカーキを基調とした市外迷彩に塗装された・・・戦いを好み、争いに生きる人。猛々しい闘士の本質の形。 引用終わり なお〔完全版〕の刊行は『自爆条項』が最後で『暗黒市場』以後の作品の完全版が出ることはないそうです。完全版2作は文庫刊行で、削ったディテールを追加したのでしょうが、それ以降の作品に完全版を出すと、単行本で出したのに不完全だったのかとなってしまうからなのでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
問答無用!面白い! 読んでください。 設定も悪役も含めて登場人物すべての人が見魅力的で これからもずっとずっとシリーズがこれからも続きますように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
仕事は結構です。 価格のための驚くべき品質とユーザビリティ。 完全にそのようなことを必要とする誰にもお勧めします。 絶対にこれらの愛! 私の友人や家族はそれらを愛した。 お店は大丈夫です。数回を購入するには、サービスや古い顧客は非常に思慮深い、後で頻繁に来る!店がそのようなサービス態度を保つことができれば、それはすぐに王冠であることを信じる! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここでは以前のレビューで説明した自爆関係の話の真相を説明しよう (ハルヒとシャミセンを除く面々は自爆した)とは (ハルヒには勝てない)及び(猫にも劣るから自爆した)を意味する図式 (女子ボクサーとワンポを除く面々は自爆した)とは (男子ボクサーは犬にも劣る)を意味する図式 (ミルフィーユを除く面々は自爆した)とは(幸運には勝てない)を意味する図式 (イバルとアルクノア経営者の動植物と新生クランスピア社経営者の動植物を除く面々は自爆した)とは (動植物と会話するのを恐れないものは聡明)を意味する図式にして (大企業の判断に敵う判断はない)と(テロは不滅)を意味する図式 (コルタナを除く面々は自爆した)とは(HALOはAIを除く知性を持ったもの全部を殺す)を意味する図式にして (AIの知性は知性にあらず)を意味する図式 (デウスとムルムルを除く面々は自爆した)とは(ゲームマスターにはかなわない)を意味する図式 (江ノ島とモノクマを除く面々は自爆した)とは(絶望とゲームマスターに抗う方法はない)を意味する図式 (姫路と霧島と召喚獣を除く面々は自爆した)とは(特待生と学校経営者に抗う方法はない)を意味する図式 つまり(こんなのに勝てないよ)を意味する図式なのである | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物設定、物語のテンポが好きであっという間に4作目まで読みました。パワーが落ちるわけでもなく、引き込まれて読めます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作で日本SF大賞を受賞、当該作品群を『サーガ』の次元まで昇華させ 特大級の起爆剤的傑作となった長篇第2弾『自爆条項』。 1年半前、完全版として送り出された長篇第1弾と同じ様に 約5年前、ハードカバーとして刊行されたものを短編集自作解題の特別付録と共に 大幅な加筆修正を施したのが本書である。 私自身の感想としても当該シリーズに徹底的にのめり込む切っ掛けとなったのは本作だ。 処女作の長篇第1弾で予感させた警視庁特捜部の凄絶な暗闘が秀逸なまでに描かれており、 作品の方向性ないしは全体の完成度、著者である月村了衛を新進気鋭の作家として知らしめるに 相応しいマスターピースであるといえよう。 先の機甲兵装を用いた地下鉄籠城とSAT殲滅に始まる一連の国際犯罪事案より数ヶ月後、 警視庁特捜部は日本各地の税関部から機甲兵装の大量密輸情報を基に大規模テロを察知。 それは英国領・北アイルランドの独立を目的とするIRA最悪の派生組織、 IRFによる英国外務省高官暗殺計画だった。 対峙するは組織設立の立役者にしてIRF参謀本部の最高幹部、 テロルの女神に愛されし銀髪の〈詩人〉こと国際テロリスト、キリアン・クイン。 しかし、政治的圧力によって捜査中止命令が下る。 特捜部を率いる沖津旬一郎は持ち前の明晰な頭脳を駆使し各員に独自行動を命令するが、 事態が進行する次第、部付警部の1人であるライザ・ラードナーのIRFと 彼女自身の家族に亘る凄絶な過去が明らかとなる。 多者多様の思惑、過去と現在が交錯した末に到達する結末や如何に…? 加筆前の本作を既読の読者には勿論既知の事であるが、今回は部付警部の1人にして 前職は暗殺執行に専従したテロリストであった美女ライザを主軸に物語が展開される。 無論、他を放置して物語を進行される事もなく、理事官である城木・宮近両名、 捜査主任の由起谷・夏川、部付警部の姿・ユーリ、其々が自己との葛藤の中でドラマがある。 そして他ならぬライザとの因縁浅からぬ技術主任の鈴石緑は 本作での準主人公的立ち位置として劇的な感慨を与えているだろう。 読者諸兄のお楽しみを台無しにしかねないネタバレを承知で申し上げるが、 本作でのライザが選んだ道は彼女なりの自己同一性を確立せんとした末の哀しい運命だ。 自身の家族が清貧と偏見に晒される様で、決して惨めではなかった事に全てを喪って初めて気付いた。 しかし、事実とは異なる謂れなき侮蔑に甘んじていられる程、出来の良い人間性を演じる道理もない。 そこに誘い、付け込んだ張本人が過去はキリアンであり、現在はある種に於いて沖津であるというのも 何とも遣り切れぬ皮肉を突き付ける構成ではないか。 繰り広げる暗闘の中で自らが犯した判断と行動、それが齎す緻密な結末は やはり筆者一流の構成力を以って成し得る業と言わざるを得ない。 尚、物語佳境にて強烈な存在感を示した〈公安の『馬面』〉こと外事三課の曽我部雄之助課長は サブキャラクターとカテゴライズするには余りに意味深長な人物だ。 私は特捜部員以外では彼のキャラが大いに気に入っており、 特にホテルニューオータニでのメインバーに於いてシガーを燻らす沖津との遣り取りは 本作品群の持ち味である静寂という名の深慮遠謀をまざまざと魅せつける場面であろう。 再読する意味も兼ねて手にしたが、 野暮で無粋な事を承知で申し上げると本書は些か値が張る一冊(苦笑) だが、改めて月村了衛の筆力に感服するものだ。 現在連載中の長篇第5弾『狼眼殺手』も本日刊行のミステリマガジンの回で核心が明らかとなるご様子。 今後も当該シリーズに目が離せない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
機龍警察シリーズの第2作である本作品は、2011年発表。 SF+警察小説の見事な筆致に、第1作を十分に楽しんだ私は、ある程度の期待を胸に本作品を読んだわけだが、出来映えの見事さは想像以上。 上下二分冊の長さを全く感じさせない、傑作だと思います。 機甲兵装という二足歩行の人型兵器に対抗し、近未来の警視庁に創設された特捜部。 そこに装備された龍機兵(ドラグーン)と呼ばれるパワードスーツには、三人の警部が搭乗要員として雇われ、活躍を期待されていた。 今回は、三人のうちの紅一点、ライザ・ラードナー警部が主人公となっています。 英国から高官を迎えることになった日本政府。 都内に滞在することになった高官が、アイルランドのテロ組織IRFに命を狙われていることを察知した特捜部は、捜査を開始。 この物語世界の現在と並行して描かれるのが、アイルランド人であるライザの過去。 彼女は、何とこのテロ組織IRFに所属していたという過去があったのです。 何故、彼女がテロ組織に入ることになったのか? そこには、壮絶な体験があった…。 このライザと対照的に描かれるのが、特捜部技術班の鈴石緑主任で、彼女には、ライザを心情的に忌避するある理由がありました。 彼女の登場シーンは、ライザに比べれば、ほんのわずかですが、物語の重要なスパイスになっています。 本作品は、SFですが、パワードスーツを身に着けての戦闘シーンは数えるほどしかなく、それが逆に、読み応えのあるシーンとして描き出すことに成功していると思います。 特に、特捜部長の沖津と、IRFのテロリスト、通称<詩人>キリアン・クインとの頭脳戦が、背景として描かれることで、緊迫感のある展開が待ち受けています。 そして、本作品の一番の肝は、副題の「自爆条項」でしょう。 この意味するところが明らかになる後半部分で、物語の面白さと深みが倍加したように思います。 本作品は、テロが横行する現代社会において、一つの到達点と言えるのではないでしょうか。 SFとミステリが見事に融合した秀作として、大いにオススメします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
機龍警察シリーズの第2作。現在起こっている新しい事件と、主人公の1人のライザの過去とが交互に語られる。私は、この現在と過去とを交互に語る形式があまり好きではない。読書のリズム感がそがれる感じがするからである。 だが、この小説に限っては、この交互に語る形式が効果的である。過去が現在とからみ、現在の登場人物とライザとの関係が徐々に明らかになっていく。このことで、現在の事件の背景が明確になり、ライザの過去からくる悲しみがしみ通る。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!