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猫を抱いて象と泳ぐ
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猫を抱いて象と泳ぐの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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登場するキャラクターや展開、そして基本的なモチーフに意味を感じない。 作家目線で何を描きたいか、というと、そこまで強い気持ちはないのだろう。 映像化ありきで書いたのだろうか。 誰に・何を・伝えたいのかがわからなかった。 | ||||
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出てくる人々が気持ち悪い話で途中でやめました | ||||
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物語設定はおとぎばなし風 著者のチェスに対する独りよがりな思い込みを美しい文章でポエティックに描いているのだろうがカプチーノの上部にのっかった蒸気したミルクだけをスプーンですくっているような小説 登場人物たちが、著者のからくり人形にすぎずどれもこれもうすべったくすっかすか アリョーヒン、巨体のマスター、ミイラ、ポーン、キュートだけど心底せまってこない ジャンピエールジュネの映画のプロダクションデザインやキャラを彷彿とさせる感じ。深い中身がいらない人はこの「人工的なうす味」を読んでて楽しいかも。本当の小説を味わいたい人には消化不良気味。 | ||||
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絶賛されてるから読んでみたけど合わなかった。村上春樹のようなオーラを感じる。何か、感情を失ってこの異世界を淡々と散歩していく感じ。さも当然ありますよね?という感じ。 そして、それを称賛するレビュー。それも含めて小川洋子ワールドなのだろう。絵本なら合う作風だと思う。 とりあえず合わなかった。異世界ワールドならジョジョのほうが好きです。 | ||||
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「ブリキの太鼓」と「ギルバート グレープ」を足してチェス入門の本で味付けし、100倍に薄めたという感じ。 詩的とか静謐な美しさという評をみかけますが、そうでしょうか? 作為的で中途半端にグロで自己満足の垂れ流し。 生理的に気持ち悪くなる要素も勘弁して欲しい。 ぐちゃぐちゃになった一度も洗わないお婆さんの布巾とか、 物語に必要でしょうか。 デパートの屋上で一生を過ごすはめになる象、 狭間にはまってミイラになる少女、 プールの溺死体、 肥満のあまりバスから出られなくなった死体。 こんな不快なイメージを押し付ける感覚がわからない。 小川ワールド、扉を開けてみましたが早々に飛び出す結果となりました。 | ||||
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『博士の~』を読んだときにあまり印象がよくなくて、『密やかな~』で素晴らしく感動して、今作ではまた、博士のとき同様、あまり面白くは無かった。 前半を中心に好きなシーンも沢山あって、マスターのバスのところや、少年がリトル・アリョーヒンとなっていくところなどは、小川氏ならではの描写というか、密やかだけどちょっとわくわくする感じが味わえた。 後半になるにしたがって、作品内の熱量と読んでいる自分の熱量との間に温度差がドンドン開いてしまった。 登場人物から心が遠く離れてしまい、勝手にすればいいじゃん、という気持ちが先行した。 読む側がリトル・アリョーヒンとその周辺に対して充分に興味なり好奇心なり魅力なりを感じとるより前に、地の文によってグイグイと「どうです?この子達って本当に繊細で美しいでしょ?」と押し付けがましく口やかましく薦められてウンザリしたという感がある。 せっかく三人称なんだから、こんなに主人公たちに肩入れしていない、もうちょっと中立な文章で読みたかった気がする。 それと、やっぱり「勝負」にこだわる気持ちの描写も必要だったと思う。 そこを語らずしてチェスの美しさ云々って言われても、やっぱり綺麗事にしか聞こえない。 それと、「大きくなることは悲劇だ」をあんなに強調して、結局なんなんだ、っていうのはある。 勝手に悪い方向に考えてナイーブになってるデリケートな子供、っていう風にも見えるし、一応思春期の男の子だったらもっと肉体的な意味でも葛藤があると思うし、人物描写が狭く掘り下げられてるというか、なんでこんなに悟っちゃってんのか説得力に欠けるというか。 結局、変わった価値観を持って、マニアックな視点でチェスを愛した子供のお話、という風に見えてしまう。 何か、マニアックな中にももう少し普遍性が見出だせれば…。 わからない、自分のストライクゾーンが狭いのかもしれないが。 | ||||
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博士の愛した数式を読んで、小川洋子さんの作品に興味を持ったため、今回この小説を手に取りました。 作品自体は、とても美しい文体で、チェスのルールが分からなくても、 チェスの世界の雰囲気の一端を味わえる、優しくてきらきらした素敵な小説でした。 ただ、私は、途中から主人公にあまりにも共感を持てなくなり、読み進めるのが辛くなりました。 主要な登場人物全員が清く美しく、それでいて人間味がない。自分勝手に行動する主人公を誰一人諫めない不気味さと、それ故の、 主人公の独特の世界観を押し付けられているような息苦しさで、物語を楽しむことが出来ませんでした。 レトリックを美しくする余り、汚れたものは全て払いのけてしまった印象を受けました。 | ||||
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アマゾンのレビューの評価が高くて読んでみたけど、なぜここまでの評価を得てるのか、世間の感覚と自分はずれてるのかと思った。 なぜ小説が面白いと思えなかったかというと、登場人物の行動動機が全然理解できなかったからだ。少年にチェスを教えたマスターはなぜあんなにも少年に親切なのか?あんなに親切な人なら遺体をバスから出すときに周囲が奇異の目で見ることはないと思う。マスター亡き後の少年がチェスクラブでからくり人形の中で働く動機もわからないし、ミイラが借金もないのにそこで働く動機も弱い。祖父母も少年が11歳のまま体が成長しないのに何の心配も見せない。少年の唇に脛の皮膚を移植したために、唇から脛毛が生えているという設定も少年が外見的に醜いという設定を与える以外の何かを感じなかった。物語も取ってつけたような感じだと思った。筆者はリトル アリョーヒンのような人生でも幸せだと思って書いたのだろうが、自分は全くわからない。 とにかく小川洋子作品を受け付けない自分の感性が狂ってるんだと分かってよかった。 | ||||
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男性目線だからかな?人間チェスのシーンはやめて欲しかったな。 子供でい続けたい主人公との対比なんでしようが、オーナーは、人気のアトラクションであった自動チェス人形の相方を差し出した後の、リトルアリョーヒンの行動を想像しなかったのだろうか? そもそも、娼婦になってまで海底チェス場に居座る理由もないだろう?とか、ミイラを敵方の駒にしときゃ良かったのに、とか考えてしまう私はガキなんでしょう。 同じ著者の方の『人質の朗読会』はとても綺麗なお話でしたので、変な期待をしていました。 | ||||
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男(と少年)は哲学的で詩的な趣のあるチェスをプレイし、この小説もそれを志向しているのだろうが、 競技用のルールでしかない時間制限を初心者に課すという、チェスを解っていない記述。 ----引用 p.43 男は(中略)チェスとは何かという本質的な真理を心でつかみ取っているプレイヤーだった。 (中略)どんな天才も言葉にできなかった哲学を読みとる能力は、ゲームに勝つための能力とはまた別物である。 (中略)更に男は、その光を他の誰かと分かち合うことに無上の喜びを感じていた。 アホかっつーの。 ここで男=小川洋子だったりするの? 餅は餅屋。 チェスの哲学(とでも言うのか?)にはほど遠い小説。 こんなんが傑作かよ。 小川洋子にとってチェスとはただのファッションであり、 小説のネタに過ぎないのであった。 p.56で読むのを止める。 ---- 参考文献見たら、モロ初学者なのね。 | ||||
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なんど呟いたことか 小川ワールドへの入国には事前審査が必要なようです 誰でも入れる所ではありません | ||||
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