■スポンサードリンク
小説家の作り方
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
小説家の作り方の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変面白かったです。 読んでちょっと思い出した事 紫依代さんの最初の試作品は 第二次世界大戦中に イギリスで開発されイギリス軍の手で ドイツ語に翻訳され多大な戦果を挙げたものと同じかしら? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ユニークなヒロイン像に定評のある野崎まどですが、今回はとびっきり新鮮なヒロインを提供してくれます 今回のヒロインは「世界一面白い小説」を書こうと駆け出しの小説家に師事する変わり種です(ある意味野崎作品ではおなじみですね) もちろん小説を書く以上、創作論が飛び交います。プロットの組み方からキャラの作り方まで、読んでる方も一度書いてみようかと思わせるぐらいに 惜しげなく創作についてのネタに触れます その上でこの作品はSFです、まごうことなきSFです、それも「未知との遭遇」に近い新世界への、新時代への希望を抱かせる これまでの野崎作品に通じる不気味さを残すだけのラストとは一線を画した可能性を示しております まさか××に「可愛らしさ」というか「萌え」を感じるとは思いませんでした。憧れの作家に自分の処女作を見せるのを恥ずかしがったり 知られたくない部分を知られてしまうと泣きながら走り去ったり…これ××にやらせるのは反則ですよ もちろん野崎作品なので余韻には「底の知れなさ」「薄気味悪さ」を残しますが、やはり新しすぎるヒロイン像には無限の可能性を感じましたね | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の作品を読むのはこれで3冊目となるワケですが いやぁ、ハズレのない作家だなぁ。 で、タイトルからして地味でエッセイみたいな内容かなと 思ってたワケです。 おいおい、たった4冊でもう小説の書き方指南かよ、ふざけんな○ネ! 、、、とは思わないまでも、とにかく「私の小説道」みたいな内容 なんかなと思って避けてたんですが、実際そうでした。 でも違いました。なんじゃそら。 これはフィクションでファンタジーでSFなお話でした。 そんで傑作ですわ。 内容が内容なだけにある意味、作者本人の事を書いてる様でもあります。 ヒロインの語る主人公の小説家への評価である 「地味で、淡々とした物語、さりげなさ過ぎる伏線、抑揚の少ない展開、 その粛々とした構成、云々、、、でもキャラの魅力が素晴らしい」 ってこれまんま作者の事じゃないのって笑ってしまった。 そう、この作品もキャラが素晴らしい。 そして最後のオチも読後感も爽快で充実した気分です。 惜しむらくは本作もまた、これで完結している事でしょうか。 こんなに生き生きとしたキャラ達ともまたこれでお別れ。 小説としての完成度、純度を高くするのならこれは正しいのですが やはり「また会いたい」と思ってしまうのは間違いなのか。 ドラゴンボールも北斗の拳も作品としての完成度や純度を落とし ながらも続いてたのは商業的な意味もさることながら 愛すべきキャラ達と繋がっていたいという読者の思いがあったから ではないでしょうかね。 では前に感想を書いた時と同じ事を最後に書きましょうかね。 作者にはシリーズ前提の作品も書いて欲しいなぁ、、、、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしい!の一言です。ぜひ読んでほしい。 小説家になりたい人も・悩みのある人も・小説が読みたい人もきっと満足できる1冊。 前半はまるで自己啓発本かと思わせるような気づきを与えてくれ、後半は小説の面白さを余すところなく味わえる。 また、しっかりと登場人物を想像できる満足感のある本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「この世で一番おもしろい小説」のネタを思いついたので、書き方を教えてほしい、と、主人公の駆け出し小説家のもとにやってくる少女。 この世で一番おもしろい小説とは何か、という入り口から、読者は「小説って何?」の深い世界に入りこんでゆくことになります。 編集者は、世界一おもしろい小説とは、「読んだらもう二度と前の世界には戻れないような、そんな線路の切り替えポイントみたいな、そういう小説」とずばり指摘します。まさにそれこそ究極の小説、世界観を変えてしまう小説でしょう。 小説とは、多かれ少なかれ、そこを目指しているものだと思います。主人公は少女に小説講座をしながら、小説について考えこんでゆきます。 小説を作ることは、世界を作り、キャラクターを作ることであり、それは・・・・実は現実の世界を私たちが認識し、こうだと思って世界像を作り出しているやり方をなぞることであり、人工知能に「世界の認識の仕方」を教えることと同じだ、という洞察を、実にみごとにラノベ化してしまった小説です。 最後にフレーム問題が立ちふさがるも、どんでん返しが・・・・ この軽やかな仕上がりに、脱帽です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的に 野崎まど作品に ハズレなし! 読みやすいが、 底は深い。 裏切るのが上手な 作者だと思います。 楽しく読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小説を書くヒントでも書いてあるかな?と思って手に取ってみました。内容的には箱入りらしいお嬢様が新人小説家である主人公に「小説の書き方」を教えてほしいとファンレターを送ってくるという話。そして実際に「小説の書き方」を学んでいくのですが、いろいろずれたところがあって、単純に小説を作る話では終わりませんでした。 まず登場人物がいずれも特徴があって、ラノベっぽいです。脇役でさえもチャームポイントが沢山あってクスリとさせてくれる。文章も作家が主人公のためかすごい面白い比喩が沢山ある。物語も単なる小説指南で終わるわけじゃありません。そこは読んでのお楽しみです。 私はこの作家の本を読むのは初めてなんですが、内容と文体いずれにしてもピンポイントでした。ただ肝心の「小説の作り方」については、あまり得るところがありませんでした。そこらへんに転がっている小説指南書と比べるならば、私は明らかにこの本を薦めます。それは何故かと言えば、小説を書く際に誰もが対面する「不安」をこの本では書いているからです。 小説を書く人と言うのは小説指南書なんて読まなくても小説書くものですが、小説を沢山書いたり、他人に見せるようになったり、はたまた本当に小説の書き方が分からない人というのは、小説を書く際に特定の「不安」に取り付かれたりするものです。その不安がこの小説では取り上げられている。それは評価できます。ただじゃあ「その不安はどこから来るのか」とか、「実際にどうやったら小説書けるか」は、この本では教えてくれません。 そういう小説指南書みたいな本としてはあまり評価できませんが、小説を題材とした小説としては読んでもソンはないと思う。私は最初読んでいて、一般文芸から出てきた人がラノベっぽい小説書いているのかな?と思ったら、そんなことはありませんでした。少なくともそこらに売っているラノベよりは遥かにレベル高かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「小説の作り方」ではない、「小説家の作り方」だ。 5万冊の本を読み、「この世で一番面白い小説」をネタを思い付いた彼女だったが、どうにも小説の書き方がわからず、新進小説家に小説指南をお願いする。その彼の小説がいかなるものであるかについては、作中の彼女に語ってもらおう。 「物実先生の小説の一番の魅力はキャラクターです」 「物実先白の小説は地味です。淡々とした物語、さりげなさ過ぎる伏線、抑揚の少ない展開、その粛々とした構成からは、もはやストイックさすら感じます。時には眠気を誘われる箇所もあります。四冊ともに必ずありました。私はその箇所に差し掛かる度に、ああこれはまさに物実先生の小説であるという実感を強めるのです」 ……正直、私は彼の小説を読みたいとは思わない。だが、5万冊の読書量を誇る彼女がたよるくらいだ、きっとこの欠点を補ってあまりあるキャラクター描写があるのだろう。 なにはともあれ、そんな彼女はいわば、生命の誕生を待ち受けているオパーリンの生命のスープだ。そこに「この世で一番面白い小説」を誕生させるには、雷なり紫外線なりの刺激が必要となるわけで、果たして物実先生はそれだけの刺激を与えることができるのか!? そして最後に誕生するのは「小説」なのか「小説家」なのか。 ぜひとも今すぐ買うボタンを押して答えに巡りあって貰いたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
5作目の打ち合わせの帰りに、作家の物見は、デビュー以来はじめてのファンレターを編集の付白誌作子から受け取った。送り主の名は紫依代、女子大生だという。初めてのファンレター、しかも女子大生!ということにちょっぴり舞い上がった物見は、彼女に返事のメールを出してみる。 その返信に書かれていた紫からの意外なお願いは、自分に小説の書き方を教えてほしいということ。この世で一番面白い小説のアイデアをひらめいてしまったので、それをどうしても小説にしたいのだという。 大学時代の講座仲間で院生の茶水に付き添ってもらい向かった喫茶店にいた紫は、とてつもない美人だった。しかも、アルバイトとして小説の書き方を教えてほしいのは、お金のない物見にとっては渡りに舟ともいえる。 その依頼を引き受け、教本に沿って小説の書き方を教えることにするのだが、この紫は見かけ通りの箱入りお嬢さまらしく、知識は豊富に持っているのだが経験が少ない。苦労して少しずつ小説の書き方実戦編を教えていくのだが…その結末は意外な方面に向かっていく。 タイトルが小説の書き方ではなく、小説家の作り方であるというのが内容を的確に表しているといえよう。ゆえに、この本を読んでも小説が書けるようになるわけではないので、ご注意いただきたい。 作者の作品は展開のふり幅が売りの様なところがあるが、今回は慣れてきたこともあるのか、それほどには感じなかった。ここでまた違う方向に筋を振る技を身につければ、次はまた違う展開が楽しめるかも知れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容はとても読み進めやすくスラスラ読めました。 ラノベのジャンルに入るのでしょうが、挿絵などはありません。 わくわくさせてくれる面白い小説でした。 ミステリノベルという売りこみですが皆さんのレビューにもある通り 楽しんで読める軽いSFに近いのではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタばれにならずに面白さを伝えるのが難しい。よくできたエンターティメント小説である。 軽くて読みやすいが、いわゆるライトノベルという印象ではない。ギャグ、くすぐりの頻度に節度がある整った文章で、大人を白けさせない。 (にもかかわらず、あきらかに「素質」の意味で「素養」と書いてしまうようなところがあるのは、今どきの作者ということか。) あからさまにサイバーパンクな部分は一つ間違うと興ざめにもなりかねないが、その空間感覚を上手く叙情につなげており、趣向の採用に必然性が感じられる。 結末に少しやりすぎと思えるところがあり、星は一つ減らさせていただいたが、続けて読んでみたい作者を見つけた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは、小説作法本ですか? いいえ、SFエンターテイメント小説です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!