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(短編集)
刑事のまなざし
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刑事のまなざしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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「黒い履歴」「ハートレス」「プライド」「休日」「オムライス」「傷痕」「刑事のまなざし」。7つの短編とも、異なる事件で読み応えがあった。全体的に重い内容で色々と考えさせられる。中でも「オムライス」は、残念な親子で、悲しい結末だった。続編を読んでみよう。 | ||||
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淡々とした文章が読みやすく、薬丸ワールドが広がり、被害者と加害者について、じっくり考えることができます。どうして、こんなにも、被害者や加害者によりそった物語ができるのかと、不思議に思います。人間は残酷だけど、真実の姿を目をそらさず見ることが大事なんだと気づかされました。 | ||||
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人物が描けていないので、レポートを読んでいるような感じ。 感情移入ができない。 ただ、ストーリーとしては悪くなく、楽しめる。 | ||||
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ものすごい凶悪犯や知能犯が登場するわけでなく、身近にありそうな犯罪で、読みやすかったです。 主人公もスーパーマンでなく、悩める過去のある刑事で、魅力的でした。 シリーズになっているので、続きが楽しみです。 | ||||
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この作家のシリーズ本の後出を先に読んでしまい、どうしても先発本を読みたく思っていました。 手早く入手出来て本当に感謝しています。 | ||||
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夏目シリーズの一冊目です。ネタバレするから書きませんが、これは短編モノです。私は彼の作品はやはり、長編が好きと思っていましたが、短編でも、彼の実力をまざまざと感じました。その鏡は嘘をつく、これは夏目シリーズの2作目ですが、これは長編です。 でも、実はこの話の中のオムライス。これはこの作品で一番、衝撃を受けたのですが、実は全シリーズを読むとこのオムライスの親子の全部が分かるようになっているのです。そして、ものすごい、衝撃を受けます。 全シリーズを読むと長編になるみたいなかんじで、ここも何だかやられた感がありました。 | ||||
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通り魔に娘を植物状態にされた刑事が主役のミステリ短編集。決して癒えない心の痛みが全7編に通底している。 主人公は、愛のために人を殺し、愛の裏返しで人を殺してしまう人々の心の奥底を炙り出していく。ゆえにとっても読後感は重い。 ひねりの利いた結末といき場のない感情に悶々させられるのは、著者の作品ならでは。本作品集のなかでも母子の愛の強さと脆さを描いた「オムライス」は秀逸で、単なる綺麗ごとで終わらなために凄みすらある。 テレビドラマを観ておらず今更後悔してしまった。続編も期待がたかまる。 | ||||
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ドラマをみてすごくよかったので、購入しました。今までになかった感じの刑事像でとても面白かったです。 | ||||
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ひとりの刑事が担当する事件を通して、その刑事の人生が描かれて行きます。 その刑事に過去に起こった悲劇、刑事への転職の理由が、短編を積み重ねて読んでいくことで判る仕組みになっています。 読後感は、かなりの重みと、同時にその刑事の未来を応援する気持ちになります。 | ||||
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刑事・夏目シリーズの一作目にして、7つの短編集です。 事件と犯人に心でぶつかり合い、読む人の心に触れる良い作品だと思いました。 ただ事件を解決するだけでなく、その背景にもしっかり向き合う。 東野圭吾さんの加賀シリーズに近いものを感じました。 二作目は長編のようです。楽しみです。 | ||||
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連作短編集であるが、すべては最終章のための助走だった、と言う感じがした。 凶行により娘を傷付けられた夏目という刑事が、警官として罪を憎むことと私怨から犯人を罰することの間で、警官であろうとする戦いの記録。 夏目は犯人を赦しはしないが、犯人の弱さや事情も知りたいと、 真摯に犯人の心情に近づいていく。理解はする、しかし最後には対決し、罪の償いを求める。上から罰するのでなく、自分も同じように苦しみながら、償いを求める。 理解してもらえた、と感じた犯人は、毎話泣く。 罪を悔いて泣く。それが唯一、夏目の正義が通った証なのだ。 もちろん、実社会には理解不能な罪人もいるし、犯人も普通の人間ばかりに描かれているから、甘いかもしれない。被害者家族への配慮がないと叩かれるかもしれない。 それでも人は悔いる存在であると信じたい…僕には夏目を介して 作者が意見表明したように感じたし、その勇気を讃えたい。 罪を罰するとはどういうことなのだろうか。 バットマン、というダークヒーローがいる。 彼は悪者を罰するが、私人として罰する以上、リンチでしかない。だから、正義とはされないし、自分でも思い上がったりしない。ダークナイト、という映画をみたとき、カウボーイ国家だったアメリカの成熟を感じた。 悪いことをする人間は確かにいる。それをなくしたい、とは誰もが思う。抑止力として、誰かが罰するのは確かに必要なことだろう。しかし、それは自分でよいのか。自分に罰する資格はあるのか。バットマンですら悩む。 日本は…とあえて拡大してしまうが、どうだろう。 匿名で個人を袋だたきにする、そんな日本人は少ないはずだ と信じたい。 ジャスティスウォーリアー、義憤にせよ匿名で怒りを表明する。欧米では揶揄の対象だそうだ。 | ||||
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TVドラマになったコトは知らないのですが とっても面白かったので 映像でも見たくなりました。 | ||||
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勧善懲悪ミステリーな短編小説でございます。 起こる事件のひとつひとつが痛々しく、眉根寄りっぱなし。 読後感微妙。 「んじゃ、オメーはもうこのシリーズ読みたくねぇのか?」と問われれば答は「否」。 「読む。 読ませておくれ」となること必定。 | ||||
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短編連作もので、まさにテレビドラマシリーズにうってつけ。 私は残念ながらドラマは見ていませんが、こちらの小説を読むと、一つひとつの章に、短いながらも奥深いストーリーと人間模様が詰まっているし、夏目刑事の鋭い人間観察眼と推理にも驚かされ、申し分なく面白く、さぞ映像映えするだろうと思いました。 夏目刑事の推理(犯人を追い詰めるときの言葉)が明かされる際に、それまでなんの伏線もないため、「えっ、そうだったの!?」と驚くと同時に、読者として若干置いてけぼり感を感じました。 夏目刑事が一つの謎を追うような長編を読んでみたいです。 | ||||
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ドラマ化されたのを見ていましたが、読み返して改めていい作品だったなと思いました。 他人にお勧めできる本です。 | ||||
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とりあえず、全然小説なんて読みたくない。今までの自分の好きだったもの、 皆大嫌い。 というモードに入って半年。 そうなるととてもとても暇なので、iPADで無料で読める漫画と、無料で出来る ゲームばっかりしていても、つぶれない暇ができて。 そんな時に手に取りました。 とりあえず、今が旬の薬丸さんなので、結構安心して読めました。 薬丸さんでは、恐らく初めてでしょう、連作もの。 主人公は夏目さん。薬丸さんお得意の法務技官から転職した刑事。 その刑事さんが、名探偵なり、名推理。次々と事件の糸口に切りかかる。そして 明かされた悲しい事実とは。 という連作もの。 最終話が、何となく想像がついてしまったのですが、それでも安定した筆運び。 そしてストーリー展開。そこまでの一つ一つの短編が、夏目さんを描くのにとても 効果的で、最後の話の、ホントに最後のところで呟く主張と言うのが、響きました。 90点。 少年院の医師と言うのをやっていたりすると、少年院の子供たちと言うのは、 蘇生能力が高いのか、ただ単に愛情に飢えていたのか。しっかり食事をとって、 会話を重ねると、生き生きとしてくるのが、とてもうれしい。 でも、再犯の話を聞くととても悲しい。 そんな気分を思い起こしてくれたお話でした。 減点は、それでも無理があるよなあ。と言う設定。でも〇かな。 でも何にもしたくない、何にも読みたくない、なんて気分でも、安定して 読めます。そんな人、そんな時にお勧めします。 | ||||
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薬丸学さんについては、江戸川乱歩賞受賞作「天使のナイフ」以来のファンであるが、一作一作ごとに味わいがあり、 且つまた、作品の底に流れる作者のテーマが重く心に響く。 理不尽な事件や出来事に対する、やり場のない辛さ、やるせなさ、どこにもぶつけられない怒りと向き合う人々の姿が、 読む者の心を鷲づかみにして離さない。 夏目は何を思い、何を支えに酷な現実を耐えて生きているのか? 単に、ワクワクドキドキするだけのミステリーとは完全に一線を画している。 ミステリーとして物語を堪能し、そして読み終わった後は登場人物のそれぞれに思いをはせながら本を閉じる。 松本清張亡き後、現代の社会はミステリーの第一人者と呼んでも決して過言ではないだろう。 夏目のその後は「その鏡はうそをつく」「刑事の約束」を読むことでうかがい知ることができるが、 その姿もまた、人としての懊悩を抱えながら生きる姿が描かれている。 | ||||
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薬丸 岳 氏の作品は、いつも一気読みです。ストーリー展開の軽妙さが良いです。まだ読んでいない作品は全て購読しようと思います。 | ||||
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どの話も面白かった、夏目信人に、椎名結平がだぶる。他の作品も読んでみよう。 | ||||
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大好きな一冊になりました。 夏目さんの心の強さと優しさに触れ、 心が動かされ、 自分の中に新たな基軸が生まれました。 | ||||
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