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朱夏: 警視庁強行犯係・樋口顕



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【この小説が収録されている参考書籍】
朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)

朱夏: 警視庁強行犯係・樋口顕の評価: 3.43/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 1~20 1/2ページ
12>>
No.28:
(3pt)

今回、犯人はすぐにわかったが、それをここまで引っ張る文才がすごし

一作目から読み始めて、二作目として読みました。  今回、奥様が誘拐されるということ犯人探しですが、
すぐに読んでいてわかりました。

さ~~これをどのように落ちをつけるか読んでいくと途中までは、色々想像で面白かったのですが、最後はあっけなくでした笑

でも、氏家とのからみとかが、かっこよくてよかったです^^
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No.27:
(5pt)

大変面白かったです。

著者の作品は、主人公のキャラクターを基点としてシリーズが構成される。隠蔽捜査シリーズの主人公の竜崎伸也は、原則を重んじる信条を貫くエリートキャリア警察官僚で、その周囲に媚びる事なくブレない姿勢はある種の憧れの対象となった一方で、本シリーズの主人公の樋口顕は、竜崎とは正反対に上司や部下の受けを価値判断の基準とする一般的な警察官であり、斯かる自らの性格に対して後ろめたさを感じる彼の内的な葛藤には共感を抱かせる。同シリーズ二作目の本書では,そんな樋口の私生活に深く踏み込み、妻の誘拐事件の解決に向けた個人的な捜査活動の中で、家族や社会に対する彼の心の動きが細かく描かれており、それに一種の共感を感じながら追体験する事で物語に引き込まれ、最後の事件解決場面では図らずも涙を流した。警察の組織捜査の詳細を熟知した著者独特の緊迫した展開は健在であり、他シリーズで味わう満足感とは異なる感動を求める今野ファンには是非お薦めの秀作です。
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No.26:
(1pt)

残念

期待はずれでした
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No.25:
(3pt)

もっと、頑張って読もうと、自分自身に鞭打った

このシリーズ、一作目で乗り切れなくて、二作目もまだしっくり来ない。困った
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No.24:
(4pt)

シリーズで読みたいと思った

凄く読みやすい。半日で完読。
警察小説というよりは、現代社会や家族のあり方、その価値観、若者を取り巻く環境などの話が印象に残った。被害者が中堅刑事の妻という設定もあり、現代社会、長年付き添った夫婦仲の、どこかで聞いたことがあるようなあるあるの内容が多いと思う。事件を経て、夫婦間に劇的な変化があったかというとそうでもなく、かえってそれがとても清々しく、何より説得力があった。信用と尊敬が別の形でしっかりそこにある、というこれ以上ない締め方だと思った。
推理やミステリー要素はほぼない。終始現実的な話。どちらかというとセリフが多めなので読みやすい小説だと思う。私は主人公に共感出来るところはあまりなかったが、『お疲れサマデス』とお茶を差し上げたい。いい奥さんをお持ちですね!と。
これはシリーズ2作目らしい。手元に1作目があるのにこちらから読んでしまった…。なんとしたことか。もちろん今、1作目を読み始めている!シリーズで読めば主人公に愛着が持てるかもしれない!

追記、テレビの裏からシリーズ3作目も出てきた。私は随分前にシリーズをまとめ買いしていたようだ。忘れていた。主人公が刑事としてギラギラ輝く瞬間を期待する。
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No.23:
(3pt)

「朱夏」の意味が後半になって理解出来た。

刑事・樋口顕のシリーズは好きだけど今回は最後の畳み掛け感が残念!
しかし次も読みたくなる今野敏作品
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No.22:
(3pt)

相棒。

妻が急にいんくなったら、心配するより腹をたて、悪態をつき、日常生活に事欠き、やっとこ妻の有り難みに気付くという、あるある系の旦那。 挙げ句に、自分の保身を考えるという、若干、救いがたい匂いがする。

家族とは、なんぞや? ただ、同居していればいいのか、Hしていればいいのか、会話があればいいのか? 家庭生活維持するには、努力がいる。 愛の対義語は、無関心。

嫁のストレスの捌け口として、旦那をこき下ろす言動が、子どもの成長に、精神性に異常をきたす。 結果、身体は大人になっても、心理的に大人になれない小人の出来上がり。 子どもを、甘やかすだけでは教育にならない。 母性に父性をプラス。 心配するより、信じることも学ぼう。

困った時、主観を脱却して客観的になれればいいのだが、中々に難しい。 よって、頼りになる相方が欲しい。 他人事なら、難なく出来ることが、やらなければならないことが、上手く出来ない。 組織は大事。 時に、スタンドプレーも、あり。 分かっていても、何もしなければ、分かっていないと同義。 正しいと思うことをやるのに、躊躇しなくていい。
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No.21:
(5pt)

今野敏作品の真骨頂です!

樋口顕を主人公としたシリーズの一冊です。面白くて、読みやすくて、自分と違う性格の主人公に魅かれ、気が付くと読み終わっている、たぶん2日もあればあっという間に読み終わります。友人に薦められ、今野敏の小説をシリーズ毎に読んでいますが、ここ2ヵ月で、もう10冊以上読んでいます。とにかく痛快です。お勧めします。
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No.20:
(3pt)

いいね

あの日、妻が消えた。何の手がかりも残さずに。樋口警部補は眠れぬ夜を過ごした。そして、信頼する荻窪署の氏家に助けを求めたのだった。あの日、恵子は見知らぬ男に誘拐され、部屋に監禁された。だが夫は優秀な刑事だ。きっと捜し出してくれるはずだ――。その誠実さで数々の事件を解決してきた刑事。彼を支えてきた妻。二つの視点から、真相を浮かび上がらせる、本格警察小説。
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No.19:
(4pt)

第2部

1作目のリオに続いて読んでみました。
ミステリーでも謎解きでもないけど、プライベートで地道に挫けそうになりながらも捜査を続けていく内容は面白かったです。
欲を言えば犯人のキャラをもう少し立てて欲しかった。
タイトルもラストに理解させてくれます。
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No.18:
(3pt)

警察小説というより家族小説

警察小説でおなじみの著者今野敏による警察小説第二弾。
今作では主人公樋口の妻が誘拐され、その妻を捜索するという作品。

正直言ってこれは警察小説ではない。
確かに主人公の同僚や所轄の刑事が少しづつ協力してくれると言ったくだりはあるが、基本は妻を探しているだけである。
その中で主人公は家族の在り方、妻の存在の大きさ、途中娘のストーカー(?)と遭遇して娘との関係性などを振り返るというくだりもある。

これはこれで面白いのだが、警察小説を期待して読んだ人はさぞ落胆するような内容だろう。
家族小説と言われれば星5つなのだが、警察小説なのであれば評価も相応だろう。

この小説の内容を否定するつもりはない。むしろ内容は素晴らしいものであった。
それだけにこのシリーズにこのストーリーを持ってきたのは非常に残念…。
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No.17:
(3pt)

樋口刑事の執念が妻を救った。

氏家と樋口刑事の信頼に結ばれた48時間のドキュメンタリー、犯人探しの
面白さには物足りなさを感じるものの妻に対する深い愛情と執念が事件解決へと
繋がっていく展開は中々面白い。
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No.16:
(5pt)

ありがとうございました。

お送りいただいた商品の受け渡し、品質すべてに問題なし。スムーズです。本の内容も面白くあっという間に読んでしまいました。
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No.15:
(4pt)

意外性はないが読める

誘拐された妻を相棒と共に追う刑事物で、展開に意外性はない
だが家族が誘拐されたことによって再確認させられるその大切さや、
所々人間味が溢れるストーリーなどのおかげで、一つの作品としては十分楽しめる
ただ犯人に面白みがないのは残念。もう少し心理面に踏み込んで改心するところまで
書いたりして欲しかった
前作が楽しめた人なら、おそらく今作もそこそこ楽しめるだろう
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No.14:
(4pt)

警察小説の名をかりた家族小説

妻という存在はどういうものなのだろうか。  
 普段は人様の家庭より仲良く過ごしているとは思っているものの、家族愛はあるけれど恋人としての愛情はもうないんじゃないかなと思っている主人公。彼は警視庁の中でも凶悪犯罪などを手がけるある意味いかにもな刑事なのに、人の目や評価が常に気になり、警視庁の中では珍しく人を押しのけるところがほとんどない男である。
 その彼の妻がある日、誘拐される。
 前述のような性格のため、誰かに恨まれるという事も仕事柄のわりにはあまりなく、どうして彼の妻が誘拐されたのかがわからない。誘拐犯からの連絡すらないので手がかりもなし。刑事としての経験から警察は三日ほどは動かないことを知っており、主人公の樋口は、前作「リオ」でコンビを組んだ氏家に頼み込んで二人で個人的に捜査を開始する。
 リミットは二日。二日以内に妻を取り戻し事件を解決したい。それすらも仕事や立場のためという体面がまずあることに中盤で気付き愕然とする樋口。だが、そうであっても、普段と違ってエゴや感情をストレートに出す樋口に、氏家は逆に好意を持つ。
 意外な真犯人のもとから、果たして妻を無事に取り戻せるのか。
 
 樋口さんのシリーズの第二作である。警察小説の形をかりた家族小説だという某ブログ主の卓見を知った上で読むとまさに家族小説で、樋口と妻の両者の性格や強さ、家族の絆がしっかりと描かれていてそご読みどころとなっている。離婚がごく普通に当たり前になっており、人と人との執着や家族としてのモラルが崩壊している今だからこそ、それが心地よい。
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No.13:
(1pt)

徒労

この作者の本は何冊か読んだが、半分は出来のひどいもので、残りがまあまあというレベル。
山本周五郎賞を受賞したというが、価値が下がったものだとおもう。


さて、本書だが、多くの方が指摘されているように、
犯人はすぐわかる。
したがってミステリーの要素もまったくない。
「家族」あるいはその「絆」がメインテーマだが、
こちらの消化もうまくいってない。
いったいどうしたかったのか。
樋口は、犯人に対して信じたくないとかぐだぐだいうが、
そんなもの、あの日に奴が非番だったかどうか調べればすぐわかるのに、
調べない。あげくに勘だよりで犯人と決め付ける。
正直「投げ出し」本にしてもよかったのだが、
せっかく購入した以上とにかく最後までと思い、
ななめ読みながら何とか最後まで読みきった。

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No.12:
(4pt)

オトナ向けかな

夫婦、家族というのは不思議なものだ。
特に日中外に出て仕事をし、また、夜も遅くなり、週末もなかなか家に居着かれないような
そんな、ご主人様と、奥さん、娘さんらのほかの家族との付き合いというものは、なかなか
難しい。
微妙な居心地の悪さを感じているご主人方は少なくないだろう。
で、奥さんとの間に心の行き来はあるんだろうか。所詮、同居人の一形態でしかないのか。
皆、会話の少な家族との折り合いをどう付けるのか、中年にさしかかるとぶつかる壁のよう
な気がする。

本来が警察小説、推理小説なのに、こんな話をしてばっかではレビューにはならないかもし
れないが、正直なところ謎解き自身はあんまし期待できません。犯人は結構ネタバレです。
ただし、その犯人がどう捕まるのか、どう結末を迎えるのかは、なかなかこれが難しい。
だから、単純に事件ものの推理小説と思うといけませんね。
むしろ、犯人逮捕の結末に向かって、しかししょせん警察官も人の子と、家庭の悩みも持ち
人生の疲れもある人たち。だからこそ、謎解きと犯人逮捕に向けても、やはり人間としての
ドラマがある。
そう、この小説は、いわば警察官ドラマ、ですね。

私自身はとうに中年になり、家族の危機も何度も迎えたものとして、今回の「朱夏」は、前
作リオ (新潮文庫 こ 42-1 警視庁強行犯係・樋口顕)より格段に面白かったです。
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No.11:
(4pt)

第一弾から続けて読むのをおススメします。

樋口顕が主役の第二弾。
第一弾のリオでは、周りが犯人であると決め付けている女子高生のほかに犯人がいると行動する主人公。今度は、誰もが犯人ではないと思っている警官を追い詰める。
前回同様、相棒には氏家。妻が誘拐されたということでいつもはポーカーフェイスな樋口も冷静さを失う。第一弾を読んでいれば、そんな主人公の姿に少しビックリ。
ミステリー性には物足りなさも感じたが、シリーズものなのでこういうのもありだと思う。
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No.10:
(4pt)

大人のための若者講座の側面もあります

今野敏氏はとても多作なベテラン作家で多くのシリーズ物を書き分けており、
それこそ本サイトで検索するとびっくりします。本書は樋口顕シリーズの第二作と
なります。一作目に続き所轄生活安全課の氏家巡査部長とコンビを組んで捜査を進
めます。警察捜査とは組織的に進められることが前提になるため、海外私立探偵物
に比べ捜査過程の描写の自由度が制限される部分があるように思います。

 今回はそれに対する作者の挑戦なのでしょうか、日本の警察官が単独でどんな
捜査が出来るのか、を描いています。よく出来ています。無駄がありません。
すべてのピースが全体の要素になっています。脚本に近いものを感じました。

 ストーリー自体はシンプルでおもしろいエンターテイメントに仕上がっているの
ですが、登場人物に作者の感じるバランスのいい世代論を語らせている点がストー
リーを立体的にしています。作者は若い世代の描写がリアルで、それだけでなく丁
寧に氏家にその社会的背景を解説させているので、若者が何を考えているかさっぱ
りわからない大人にとっては若者生態解説にもなっています。

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No.9:
(4pt)

オヤジ世代の応援歌ですね

題名がよくわからなかったけれど、最後で効いてくる。何もわからないガキどもをつくったのは大人の責任だという主人公樋口の友人が言ったセリフが題名につながる。社会は若い連中だけのモノじゃないんだ、青春ていう言葉の次に来る言葉ももあるというところは「なるほど」同感でした。犯人像の絞込みはすぐに出来る作りであるが、むしろ若手・ベテランの世代間ギャップを考えさせる小説として大変面白かった。またこの今野敏さんの作品をはじめて読んだが、他も読んでみたい気持ちになった。
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