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リオ: 警視庁強行犯係・樋口顕
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リオ: 警視庁強行犯係・樋口顕の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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樋口さんのこの性格や行動、話し方など、私はなかなかに好みドンピシャでした。 凡人というけど、十分カッコイイと思う!心の中の葛藤と表のスタイルとのギャップ萌。こういう男性好き!次巻も今から読みます。続きが楽しみです。 | ||||
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予定より少し遅れて到着するも、梱包は丁寧で年末のカレンダーまで入っていた。 | ||||
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今野敏さんの作品大好きで順番に読んでいます | ||||
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主人公、樋口の心の内を通して進む刑事物。テレ朝系刑事ドラマな感触です(テレ東で放送の予定ですが)。 刑事たちの衝突や、犯人との対立など大きな山場はないのであっさりとしつつもサクサク読み進められます。 他人の目が気になるくせに単独行動に走っちゃう、支離滅裂な感じもまあヨシとしよう。 今後の彼らの様子を知りたいので、続編も読む予定です。 | ||||
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「彼女が容疑者だとは、思えない」警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補は、荻窪で起きた殺人事件を追っていた。デートクラブオーナーが殺害され、現場から逃げ去る美少女が目撃される。第二、第三の殺人が都内で起こり、そこにも彼女の姿が。捜査本部は、少女=リオが犯人であろうという説に傾く。しかし、樋口の刑事の直感は、“否”と告げた。名手が描く本格警察小説。 | ||||
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隠蔽捜査の竜崎伸也が自信をなくして周りの目を気にし始めたら樋口さんみたいになるのかな? 基本に忠実、周りとの衝突を避ける生真面目な刑事モノです でもストレスなく一気に読んじゃいました なかなかおもしろい内容でした | ||||
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野沢朱美 23歳に、新聞アルバイトの早稲田大学学生 中島昇が 新聞の代金を 集金するところから始まる。 そのとき 朱美は タンクトップで 乳首さえ浮き出ている 姿に 中島昇は言葉を失う。 そして 薄茶色の乳首がみえた。 という 始まりが・・・・なんともいえぬ シーンとなって とてつもない 美少女 の出現に 物語は 発展していく。 強行犯係の 樋口顕は 40歳。 周りから 信頼されているが その信頼がなぜなのか、自分で理解できない。 全共闘時代の後始末を してきた 時代を生きている。 その世代考察が 面白い。いわゆる シラケ世代なのだろうか。 その代表としての 樋口顕。 性格はシャイで 家族を思いながら 仕事をしている。理想的な 仕事人でもある。 感情を抑え 理性的であろうとする。 論理的な推理力を働かせ、同時に感覚的にも 正直なところがある。 美少女は 火曜日に起こる3つの殺人現場に登場していた。 なぜ その美少女が。樋口顕は その美少女に 心が 奪われる。 植村という古典的な刑事。氏家という 心理学を学んだ 刑事。 そのハザマの中で 揺れ動く 樋口顕。 いいねぇ。この心理的な 心の流れ。 警察小説は、ハードボイルドでなくちゃいけないわけでない。 刑事の心理的内面におけるささやかな葛藤を描くことで、ひとつの新しい警察小説が生まれる。 | ||||
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警視庁の刑事が、ある事件の真犯人を探して奔走する作品。 なんというか警察を題材にした小説は、キャリアvs所轄だったり、目の敵的な警察官が主人公だったりと、分かりやすい題材のものが多い気がする。 しかしこの本は、主人公は一警察官であり、それほどキャラとして立つものでは無い。 そういう意味では少し不思議な感覚で読める警察小説だろう。 内容としては悪くないが、結末にパンチが足りない。 ストーリーやキャラクター認知に力を入れすぎて、尻すぼみになってしまったような印象。 著者は警察小説をいくつか書いているが、個人的にはこの小説よりも「隠蔽捜査」シリーズをおすすめする。 もちろんこの作品も面白いのだが、比べてしまうとどうも力不足が否めない。 | ||||
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気の弱い、強行犯係・樋口顕さんの活躍が楽しみで、仲間とのやり取りが楽しみです。 | ||||
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上司や組織との対立、警察機構の腐敗に対する言及、あるいは凶悪犯との対決といった刑事物で ありがちな展開を全て排し、小心者の中年刑事が黙々と事件を捜査するだけという なんともしっとりとした作品 強烈に惹かれるテーマではないものの、こなれた文章のおかげがすんなりと読むことができた 地味な刑事物であるがゆえに独特さがあり、その辺がこの作品の魅力だと思う ただ作品全体を通してやたらと全共闘の話題があるも、事件に直接は無関係というのが気になった 背景の説明なのかもしれないが、ちょっと読んでいて退屈さを感じた 良質な刑事物が読みたい人にお勧めな作品かもしれない | ||||
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殺人事件の容疑者となった少女Aをとりまく大人たちの思いを刑事目線で描いた小説。 犯人は?! 登場人物は少ないけれど、彼らの心理がよく伝わってくる。 | ||||
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全共闘世代に対して、そのすぐ下の世代である樋口さんの反発がくどいくらいに 出てくるのが、さらにそのずっと下のバブル世代の自分にはピンと来ませんが、 ただの人情デカでなく、娘と同年代の美人女子高生に魅かれ、とまどうところが かえって誠実な人柄に思え、好感が持てる主人公です。 1996年出版時には大ブームだったアダルトチルドレン(AC)と共依存(本 書ではこの用語は出てきません)が主要なファクターなのですが、「結局誰にで も当てはまる」ということが明らかとなった後には、すっかり廃れた概念なの で、時代を感じます。 それを割り引いても、容疑者とされたリオには”せつなさ”を感じ、樋口さんに 共感出来たような感覚で読了しました。 樋口・氏家の”相棒”感も、ありふれた凸凹コンビじゃなくて、実際ありそう なリアリティが良かったです。 | ||||
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『隠蔽捜査』などで最近、円熟味を増した作家・今野敏の警察小説。 誠実なA型タイプの警視庁捜査官・樋口顕の活躍を描いたシリーズの第一作目です。 登場人物が魅力的で、また警察小説でありながら、ホームドラマ的要素もあり、一級のエンターテイメント小説として大いに楽しめると思います。 本書では、随所に、団塊(全共闘)世代への批判が織り込まれており、それに共感できる人にとっては特におすすめです。 私自身は、全共闘世代の無責任な考え方に触れること多いので、多いに共感できました。ただ、そうした世代論に興味がない方には、少々くどく感じられるかもしれません。 本書で描かれる連続殺人事件の被疑者として、リオという少女が登場します。リオは大変な美少女として描かれます。この美少女の描写や彼女に対する主人公・樋口の思い入れが、男性の視点で描かれるので、女性にとっては、すこしリアリティが感じられないかもしれません。 その点で、本書は、女性でも楽しめると思いますが、若干、男性の読者のほうが楽しめるかなと思います。 文章はクセがなく、読みやすいです。また文庫本ながら文字が大きい点でも読みやすくていいです。 | ||||
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これまで警察ものの小説は、主人公が強く、たくましく、どこか熱い男の場合が多い。 ドラマや映画でも活躍する刑事のほとんどがそうだ。 樋口はちょっとこれまでの小説の主人公たちとはちょっと違うところも新鮮。 自分への過大評価に恐縮し、どこか自信がなさげ、しかも周りにあまり本音を洩らさない。 どこか軟弱なイメージもあるが、いざというときは沈着冷静。 刑事だけど身近にも感じるそんな主人公。 淡々とストーリーが進むようにも感じたが、それはストーリーがしっかりしているからこそだろう。第二弾、第三弾も続けて読みたくなった。 | ||||
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警視庁強行犯第三係長 樋口警部補が主人公。 荻窪署の捜査本部に出張し、殺人事件の重要参考人の女子高生の行方をさがすことになります。 (私は、いつでも人の反応を気にしすぎるのだ……) と自嘲しながら慎重に仕事を進める樋口に対して、 警視庁では「間違いのない仕事をする」と高い評価をしています。 出張のため荻久保署の署員とは初対面となるので、 緊張して捜査の書類になかなか身が入らなかったり、 自分の発言が言外に取られなかったかどうかを気にしたり……。 仕事をしていくうえで、多くの人が気にかけているそういった心情が 作中に吐露され、筋が展開していくのですが、 その樋口の気遣いは仕事の関係者に良く受け止められて円滑に捜査が進んでいく様子が 小気味良く書かれています。 「相手に気をつかって顔色をうかがいながら」 という主人公は推理小説にはめづらしいタイプですが、その真面目さや慎重さが事件の解決にそのまま役立っていく様子が面白かったです。 | ||||
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展開が面白くどんどん読み進められました。結末はちょっとありがちな感じもしますが、それまでの過程がよかったです。 | ||||
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人間描写に重きをおくストーリー運びはベテランの職人技ともいえます。 ですので安心して人間を味わいながら話しの流れに身を任すことができます。 複数のジャンルを同時期に書き分けてしまう力量が彼の過小評価に繋がっているの だと思います。読み手はむしろ他ジャンルの作品は別人の作と考えるのが正解でしょう。 本編の主人公は1955年生まれで私の十歳年上。彼は自分の世代を団塊の世代と、 私達新人類世代に挟まれた失われた世代だと位置付けています。しかし初出から十年、 私は主人公と同年代になり本編に出会いました。なんという偶然!本好きには堪らない瞬間でした。 だからでしょうか、主人公の団塊世代論に共感しました。彼は現在の荒れた社会の 遠因を四半世紀前の学園紛争の主役だった団塊の世代と確信しています。 「その時代に青春を過ごしたひどく無責任な圧倒的多数の若者たち。彼らが今、 暴走や暴力に明け暮れたり、ブルセラショップでパンツを売ったりしている子供た ちの親になっている。」 と彼から、いささか手厳しく評されています。どうして今までこういう視点 が注目されなかったのか考えてみました。団塊の世代及び団塊ジュニアの世代は 常に世の中の多数派で消費の核になっています。団塊世代の責任を指摘することは 多数の消費者セグメントを敵にまわす事を意味します。常に顧客の目に晒されてい る資本主義社会でマスコミがそれをするのは自殺行為と言えるでしょう。 それゆえ団塊くんたちは数にものをいわせて甘やかしされ続けています。団塊世代 とジュニアの尻拭いさせられる世代はもっと彼らを厳しい目で評価するべきなので はないでしょうか。 | ||||
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これもまた、 『このミステリーがすごい』の上位だった作家の作品。 ハードボイルドな警察描写が多いなか、 主人公・樋口はちょっと違う。 周りの目を気にしすぎ、 自分に自信がなく、 いつも控えめな刑事。 弱気な自分とは違って、 なぜか周りの評価が高い。 最後の最後に遠慮がちに発言する彼の一言は、 奥ゆかしく、考え深く、 冷静沈着、という評価となる。 そんな彼が担当した殺人事件の重要参考人は、 美人女子高生。 樋口はなぜか、彼女に惹かれていく 論理的な推理を楽しむというより、 ドラマを楽しむ感じ。 登場人物と、その関係。 樋口の“弱さ”の描写が絶妙で、 ついつい感情移入してしまう。 最後の妻の樋口評価が、 良い落ちで、 これまた良かった。 この作家の他作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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捜査もの、探偵ものと言うと、どうもリアリティのないやたら強かったり、賢かったり、もてたり。 当たり前的な生活臭も弱さもみえない、スーパマンか、ダーティ過ぎるかだったような気がする。 それが、横山秀夫あたりで、これはちょっと欧米にはない、日本の警察を扱ったモノだなぁと感心 する小説があらわれたような気がする。 この今野敏も偶然手に取ったものだったが、これまた横山同様、とってもリアルで、警察人も一個 の人間なんだと言う感じがとても良く伝わる。人間としての、勤め人としての警察人の心情がとて も共感を呼び身近に感じる。 もちろんだからと言って、心情一辺倒なら、それは私小説でしょ、と言うことになるけど、本書は その意味で、謎解き、捜査物としても十分に練られた面白い作風でした。題材がとてもイマ風と言 うか、これも実にありそうな都会の女子高生を主題にしつつ周囲に問題を抱えるオトナを配してい る。とてもとてもリアルで、悲しいオトナの孤独がよくあらわれている。 これはまた楽しみの作家を見つけることができた。うれしいな。 | ||||
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警察小説なるものを初体験。とてもドキドキ楽しめました。 人物の描写も感情から背景までとても興味が続々わき、止まらずに読むことが出来ました。 | ||||
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