■スポンサードリンク


同期



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
同期
同期 (講談社ノベルス コC- 25)
同期 (講談社文庫)

同期の評価: 4.10/5点 レビュー 67件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 41~60 3/4ページ
No.27:
(5pt)

なかなか面白い、警察小説シリーズの第一作

刑事の宇田川を主人公にしたシリーズ第一作。

暴力団員刺殺事件を捜査していた宇田川が発砲されるが、その危機を救ったのは同期の公安所属の蘇我だった。しかし、蘇我は突然、懲戒免職になり、消息不明に…

警察組織の特異性を土台にして、事件の真相が少しずつ明らかになる過程がテンポの良い展開で描かれている。また、登場人物の性格もきっちり表現されており、このあたりに今野敏の警察小説の面白さの秘密があるように感じた。

次作も、非常に楽しみである。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.26:
(2pt)

同期、というだけでこれだけの犠牲を払えるのかな・・・

著者の作品は初めて読みました。だからでしょうか、作品世界になかなか入り込めず、前半は読むこと自体に難儀しました。
中盤以降、特に主人公・宇田川が超大物キーパーソンに会う前後からはだいぶ加速しましたが・・・。

作品の良い悪いを論じる前に、大前提となる部分がふたつあって、それが崩れてしまうと、どんなに読み進めやすい作品でも入り込めないのではないか、というのが読後の印象です。ひとつめは、そもそも同期のために、命をも顧みないような行動を、捜査方針逸脱を冒してまでやるのだろうか?ということ。もうひとつは冒頭に出てくる、蘇我の懲戒免職(その理由はここでは伏せるが)が実際に存在するのか?のリアリティ。

この大前提に関する描き込みがいささか薄っぺらいように感じます。真相がそれこそ国家機密にも結び付きそうな後者の話はともかくとしても、前者についてはそれがたとえ警察の中の特殊性だと言われても、簡単に納得はできないのではないでしょうか。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.25:
(5pt)

何度でも読み返してしまう。

テンポよく読めました。
よみおわった余韻が好きで、何度も読み返してます。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.24:
(4pt)

蘇我と八十島の存在感

蘇我と八十島が、最後まで不気味な存在感を醸し出しており、退屈せずに一気に読み終えられた。物語の構成は見事だったが、話の結末に少し物足りなさを感じた。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.23:
(3pt)

初期の作品のよう。

本書は2009年に初出の作品だが、どうもこの辺りから今野氏はTVを意識して作品を書いているのでは?と感じる作品が多い。

本書も最初は新しい切り口で非常に興味深く読み進んだが、帳場がたって相棒となった所轄の刑事とペアを組み、同行する辺りからだんだんと興ざめしていった。
主人公が古株とペアを組む。その古株はまるでやる気の無いような行動を取るが、実はしっかりと捜査をしている(情報を集めている)。  う〜ん、何度目だ?このパターン。
さらに本庁に来てまだ1年弱の新米刑事が、滅多に会う事の出来ない右翼の大物といとも簡単に会ってしまう。更には公安のキャリアと堂々と渡り合う。

TVドラマ的には面白い設定だろうが、地に足の着いた内容の多い今野氏の作品としては頂けない。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.22:
(3pt)

今野さんの本を読んでみたくて

それなりにおもしろかったです。あっという間に読めます。一度読んだら充分です。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.21:
(5pt)

主人公がよいのです。

好感が持てる主人公、というのは基本ですが、正にこの小説についてはその点を評価したいです。
もちろん当初は良いところばかりではないんですが、とにかくすぐ自分で気付けて自己反省ができ、周囲や状況から謙虚に学ぶ姿勢がすばらしい。

本題自体は公安絡みの大規模な警察小説で組織のドメスティックなパワーゲームを中心に事件の全容を追って行く筋。
ドラマになるのも(観ていませんが)わかります。

個人的にはもう少し不安要素があってもよかったかなとも思いますが、読み応えは充分です。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.20:
(5pt)

読みたい時にすぐに来る

大好きな本、書店でゆっくり探す暇もなく、ここで注文すると翌日には届くのでとっても重宝しています
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.19:
(5pt)

サクっと読める

最初は警察内の組織やキャリアとノンキャリアの対立のようなものに阻まれて、主人公が苦労するのかなって思っていたけど、最後の方はちょっと意外な展開。それにしても同期っていい物だなって思う。主人公と蘇我の同期だけじゃなくて、土岐と植松のベテラン二人の同期の関係も羨ましかった。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.18:
(2pt)

残念!リアル感が感じなかった。

最高傑作!と銘打った小説をけなして申し訳ない気がしますが、
厳しい評を書かせてもらいます。

隠蔽捜査シリーズが非常に好きで、すべて読んで楽しんだのですが、
ただ同じ作者でも他の小説はどうも私の心には響いてきません。
この小説も期待して読んだのですが、いまいちでした。

リアル感がなくって、ウソっぽく感じるんですよねー。

八十島秋水と会いたいと思ってそれが実現し、秋水に主人公が気に入られるシーン。
どうも出来過ぎで、安易に進行しているように感じます。
そして、公安部長や本庁の名だたる上層部と直説会議に参加するところなんかも、
32歳の巡査部長がそんなことはないだろうと思ってしまいます。

隠蔽捜査では主人公がキャリアの警視長で、そんな彼のキャラクターとストーリーが
合致しているのでリアル感があるんでしょう。

ズバッとストーリーとキャラクターが合致してしまうと、この作者は凄いのですが、
残念でした。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.17:
(1pt)

とにかく読みにくい。

文章が下手。読みにくい。
主人公の魅力が全然わからない。入り込めない。
「どういうことかわかるか?」
「つまり、モグラ叩きだろう」
もう、意味が分からない。
私が刑事ものに疎いからだろうか。

すべて主人公の視点、思考で書かれているので、
客観性が薄く主人公の思考に同調できなければ
ずっと置いてきぼりになる。
なんだか主人公が世界の中心にいる感が否めない。
うまいこと周りの人が主人公の合いの手を打ったり、
妙に主人公を持ち上げて主人公を主人公たらしめているような。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.16:
(4pt)

今野漁りに走ります!!!

1ページ開いたが最後、はまること請け合い。サスペンス好き、ことに「警察もん好き」にはたまらない。 かといって、シリアスでもなくヘビーでもない。
目を覆う血腥(ちなまぐさ)さや鼻を衝く硝煙臭も押しつけがましくもリアルでもなく、むしろスタイリスティックかつ洗練された都会的センスさえ感じさせる。
恐ろしく速いフレージング&テンポで息つく間もないぐらい読み進められる。読み終わったことが残念でたまらなくなるから、前もって次の同著者作品を買い揃えておくのが得策だろう。

比較的早い時点から、ある種カラクリや結末が透けて見えたりするあたり、上手く読者に優越感を与えておいて、それでもって襟ったまをしっかり掴まえてぐいぐい引っ張っていくなどリーダーズ・リーディングは相当なものだ。

読後は極めて爽やか。心地よい「納得」を得る。サスペンス作者の読者サービスの真骨頂なのかもしれない。

そーねー「同期」ってやっぱり、スペシャルよね〜。

ちなみに私、読み始めるや否や「amazon検索」に走り、数十冊注文をかけた。もちろん次に手にとるのは我が「渋谷」が舞台の「渋谷署強行犯係 」シリーズ。

当分「今野漁り」が続くな〜。


同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.15:
(5pt)

暫く今野敏から目が離せない

宇田川亮太32歳巡査部長、本庁捜査一課勤務。蘇我和彦、公安総務課勤務。宇田川と蘇我は同期で隠蔽捜査シリーズの竜崎哲也と伊丹俊太郎のような関係で、ひとつの事件を部署は違うが協力しあって解決していくのだなと思っていたら、開始早々から良い意味で裏切られる。

二つの殺人事件から捜査一課と組対四課の主導権争いの中で、植松や土岐などベテラン警部補の個性のある脇役を絡ませ、ストーリーはめまぐるしく進んでいく。土岐が掴んだネタを内緒で別の刑事に渡したことを詫びた時、土岐はさらりとこう云った。

「俺たちはね、ブンヤじゃないんだ。誰がどんなネタをいつ仕入れたなんて、問題じゃない。大切なのはホシを上げることだ。そうじゃないか?」。

このベテラン警部補はまたこんな事も云うのだ。「警察ってのは何だ? 何をするところだ? 出世競争の土俵か? 組織同士の政治的な争いの場なのか? 俺にとっての警察はそうじゃない。俺は捜査員だ。犯罪を捜査するのが俺の仕事だ。その為に俺は全力を尽くす。それの何がいけない?」

宇田川はこのような先輩たちに揉まれながら、一歩一歩刑事の何たるかを掴んでいく。同期ならではの多少臭い展開もあるが、ストーリーの拡がりも巧く収斂し、何よりも刑事たち各々の書き込みが過不足なく描かれ、暫く今野敏から目が離せない。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.14:
(5pt)

面白い!!

キャリアシリーズも面白かったが、これは最高でした。
佐々木さんの道警シリーズをスマートにした感じかな。
まさに一気読みでした。お勧めです。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.13:
(4pt)

警察の世界を堪能

今野敏の小説は、隠蔽捜査シリーズのみを読んできた。数々の賞を受賞し最も定評のあるシリーズだったからだ。

今回の作品に触手を伸ばしたのは、公安をモチーフにしたところだ。過激派やオウムの尾行などでしばしば話題になる、謎の組織はやはり魅力的なネタだと言える。特にこの小説では、警察組織、公安警察、大物右翼、安保マフィアと興味の尽きないモチーフのオンパレードだ。非常に分かりやすい警察組織のガイドブックでもあるかもしれない。

ことに先輩刑事<土岐>の、地道で、実直な捜査スタイルを素直に受け止め、成長していく主人公が好ましい。捜査という地道な積み重ねの「仕事」と、捜査員のキャリアを重ねた独自の「方法論」は、職人とも呼べる風格すら感じる。「警察捜査」に「偶然」というものはないという重い言葉も納得できる。事件には必ず原因があり、証拠があり、辻褄があるのだ。それを素直に、じっくりと解きおこせば、自ずと見えてくるものがある。そんなパズルのような謎解きもこの小説の面白さの一つだ。

警察小説には、東野圭吾の「ガリレオ」のように、ことさら科学で押していく作品もあるが、この小説は、あくまでも捜査の原点を中心に人間を扱った良書だと思う。


同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.12:
(1pt)

深みが無い

隠蔽捜査から確変したような作品をリリースしていた作者。資料がほとんどない公安の事案には手を出さない方が良かったと思う。

同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.11:
(5pt)

よみやすく、中身が濃く、読後感が良い

この著者の作品すべてに言えることだが

とっつきやすく読みやすいのに中身が濃く
リアリティにあふれているのに読後感が良い

マンガ的といえるような展開でも
設定の中でのリアリティがしっかりしているので
しらけさせない

今野 敏は
物語の中での人物の行動や感じ方が
「その状況ならそうだろう」
という「リアリティ」を的確に表現できる
文芸にとって最も大事な才能を持つ希有な作家だ!
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.10:
(3pt)

不思議な感じ

少し不思議な感じがする。

そりゃありえんだろってな話が頻出するのだが、かといって藤田まことや平泉成が演じそうなステレオタイプの刑事ドラマってな感じもしない。

題名の同期も、「どうせクサイ同期の友情だろ」って思っていたら、結構危なっかしい事件に同期が巻き込まれていってわくわくしたけど、最後の締めはやっぱり「クサイ同期の友情」だったりする。

TVっぽい刑事ドラマとリアリティを追求する刑事小説を足して2で割ったような曖昧さに不思議な感じを覚えるのだけれども、この曖昧さが「新境地」って感じがするでもなく「中途半端」って感じがするでもないのも不思議だ。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.9:
(5pt)

くそ度胸

優等生でいればいい、そう思っていた主人公の変わる様が非常に楽しめた。


パートナーにしろ、上司にしろ、先入観や既成の印象を取り除いてみれば全く違う一面を持っており、人情にも溢れた作品だと感じました。


今野さんの作品が大好きで、殆ど読んでいますが、また新しい感動を頂きました。


前半はもどかしかったですが、後半の流れがたまらなく好きです。

様々な葛藤の中、組織と戦いながらも失望感を与えない、素敵な物語でした。
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863
No.8:
(3pt)

刑事の成長物語

ちょっと期待し過ぎたせいでしょうか少し残念です。刑事が、事件とともに成長していく過程は良くわかるのですが、展開がいかにも都合良く回転し嘘臭く感じます。ボンがボンで無くなるにはもっと場数をf踏まなければいけないのではないでしょうか。凍土の密約
同期 (講談社ノベルス コC- 25)Amazon書評・レビュー:同期 (講談社ノベルス コC- 25)より
4061827863

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!