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尾道・倉敷殺人ルート
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尾道・倉敷殺人ルートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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本書は、「小説現代」1993年8月号から10月号に連載されたものを、1993年に講談社ノベルズとして出版。その後1996年12月に講談社文庫として出版され、再び光文社文庫として再発売されたもの。西村京太郎というビッグネームの小説であり、尾道・倉敷という有名な観光地が舞台となっていることもあり、根強い人気があるからなのでしょう。 推理小説ですのでネタばれにならないように記します。本書が書かれた15年前の事件ですので、携帯電話の普及度合いも今とは全然違います。それゆえ、バスジャック事件でのこのような状況も今では起こりえないとは思いますが、1993年当時なら起こりうるかもしれない筋書きでした。 登場人物の背景もしっかりと描かれていますので、一定の理解はできるのですが、展開にはどうしても無理がありますので、推理小説の質の高さというのはそれぞれの読者が判断することでしょう。西村京太郎作品らしく読みやすく、飽きることがありません。展開にもう少し深みを持たして欲しいとも思いますが、通勤時間帯や出張の途中で読まれることが多いトラベルミステリーですから、そのあたりの軽さもまた意識して書いているのでしょう。 また舞台となった尾道ももう少し丁寧に描写してほしかったですし、倉敷も美観地区しか登場していませんので、場面展開の広がりが少なかったと思います。いくつかの他の中国地方の地名が出てきましたので、それなりの面白さはあったのですが・・・。ベストセラー作家ならではのお気軽なミステリーだったと思いました。 | ||||
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本書は、「小説現代」1993年8月号から10月号に連載されたものを、1993年に講談社ノベルズとして出版。その後1996年12月に講談社文庫として出版され、再び光文社文庫として再発売されたもの。西村京太郎というビッグネームの小説であり、尾道・倉敷という有名な観光地が舞台となっていることもあり、根強い人気があるからなのでしょう。 推理小説ですのでネタばれにならないように記します。本書が書かれた15年前の事件ですので、携帯電話の普及度合いも今とは全然違います。それゆえ、バスジャック事件でのこのような状況も今では起こりえないとは思いますが、1993年当時なら起こりうるかもしれない筋書きでした。 登場人物の背景もしっかりと描かれていますので、一定の理解はできるのですが、展開にはどうしても無理がありますので、推理小説の質の高さというのはそれぞれの読者が判断することでしょう。西村京太郎作品らしく読みやすく、飽きることがありません。展開にもう少し深みを持たして欲しいとも思いますが、通勤時間帯や出張の途中で読まれることが多いトラベルミステリーですから、そのあたりの軽さもまた意識して書いているのでしょう。 また舞台となった尾道ももう少し丁寧に描写してほしかったですし、倉敷も美観地区しか登場していませんので、場面展開の広がりが少なかったと思います。いくつかの他の中国地方の地名が出てきましたので、それなりの面白さはあったのですが・・・。ベストセラー作家ならではのお気軽なミステリーだったと思いました。 | ||||
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この物語は十津川警部班のある若い一刑事のラブストーリーでもある。 西村氏の小説では多くが鉄道関係を題材としたものがミステリーとして登場するが、この作品では珍しく観光バスである。 そしてこの観光バスがバスジャックされてしまう。当然のこと、犯人から身代金が要求される。それも現金ではなくて宝石で。ここら辺りは面白い。 捜査の手が伸びる中、なんと容疑者と見られていた犯人が交通事故死してしまい、事件は一旦解決したかに見られたが・・・。 その後バスの乗客や添乗員が殺される新たな事件が発生し、十津川警部らは混乱する。 どうやら犯人と見られていた者以外に共犯者がいるらしいことが分かった。その共犯者に日下刑事が接していた人物が・・・。 ストーリー的には面白みもあるが、ちょっとちぐはぐな点も見られる。 刑事が絡んだラブストーリーは胸を打つものも多いが、この作品ではもう一歩読者の涙を誘うような設定が欲しかった。 | ||||
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この物語は十津川警部班のある若い一刑事のラブストーリーでもある。 西村氏の小説では多くが鉄道関係を題材としたものがミステリーとして登場するが、この作品では珍しく観光バスである。 そしてこの観光バスがバスジャックされてしまう。当然のこと、犯人から身代金が要求される。それも現金ではなくて宝石で。ここら辺りは面白い。 捜査の手が伸びる中、なんと容疑者と見られていた犯人が交通事故死してしまい、事件は一旦解決したかに見られたが・・・。 その後バスの乗客や添乗員が殺される新たな事件が発生し、十津川警部らは混乱する。 どうやら犯人と見られていた者以外に共犯者がいるらしいことが分かった。その共犯者に日下刑事が接していた人物が・・・。 ストーリー的には面白みもあるが、ちょっとちぐはぐな点も見られる。 刑事が絡んだラブストーリーは胸を打つものも多いが、この作品ではもう一歩読者の涙を誘うような設定が欲しかった。 | ||||
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