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プリンセス・トヨトミ
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プリンセス・トヨトミの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 41~60 3/4ページ
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鴨川ホルモーが驚異的に面白かったので、かなり期待していた。 その読後感はうーん、惜しいというものだった。構成上の致命的なミスは息子の願望だろう。それが気になって、「父と子のストーリー」に感情移入できないのだ。これは明らかにやめた方がよかった。あと、女がどうこう(これは読めばわかる)は蛇足だと思いますよ。焦点がぼやけるだけ。 でも、逆に言えば、これだけ勢い余ってすっころんだ構成で500数十ページを読ませるのだから、万城目氏、恐るべしだ。失敗作なのに流行作家の彼や彼女(みなさん趣味があるので、名前あげません)の作品よりはるかに質が高い。決して読んで損はないのだが、読前の期待値はもっともっと高かったのだ。 余分なエピソードを刈り込んで、分量を四分の三ぐらいにすれば、相当質の高いファンタジーになったのではないか。著名な映画監督が「映画はフィルムを編集で切れば切るほどよくなる」と言っていたが、それと同じことが小説にも当てはまるだろう。舞台が大阪だし、ちょっと思い入れ強すぎたかな。 ついでに言っておくと、映画はこの失敗作をさらに百倍失敗させたできだと思った...合掌。 | ||||
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正直、私は全く面白いと思えませんでした。 普段は、東野圭吾や宮部みゆきを中心に読んでおり、万城目氏のものは今回初めて読みました。 私が思ったこととして、本作は、『大阪に詳しい』『歴史が好き』の二点が揃って初めて楽しめるのかなと。 内容で言えば、風景や情景の描写がやたら細かくてしつこい、また、それも関東住の私には全く頭の中でイメージが出来ませんでした。 ある施設についての描写もそんな細かいとこ言われてもわからないようなことが多く感じました。 ストーリーの進み方も、時間の進行がチグハグに感じるし、先述の描写に気を取られ全く話に引き込まれませんでした。(最初の150頁以外は集中力持ちませんでした。) 最後についても、なんかよくわからないうちに終わってしまったなという感じです。 そもそものストーリー自体にも無理が多い気がして、私としてはつっこみたくなる部分が多すぎました。 残念ながら、私は今後この著者の作品は手を付けないでしょう。 最後に… この作品は、もともと映画化を前提として書き上げたんですかね? それならば、映画の台本の様な書き方にも納得できる部分もありますが… | ||||
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「鴨川ホルモー」や「鹿男あをによし」を面白いと思った読者が、本作を面白いと思うかどうかについては微妙なところがある。 「ホルモー」と「鹿男」の場合は、基本設定にオカルト的な部分があり、その設定を受け入れた上であれば人間世界での出来事にはそれほど不自然さを感じないのだが、本作の場合には、すべて人間世界の論理で構成されているため、かえって「こんなことは不自然」と感じてしまう部分がある。つまり、超自然的な設定がないが故に筋書きの無理を感じてしまうという面があるということだ。 もっとも、京都・奈良・大阪の三都物語という構成で考えれば、ひたすら現世的な大阪という街に京都や奈良の場合のような超自然的な設定が似合わないのは確かで、その意味では大阪に似合った物語を構築したということはできよう。「構えの大きなホラ話」というくくりで見るならば、3作ともに共通の要素は多い。しかし、人間世界の約束事だけで説明しようとするとどうしてもあら探しをしたくなってしまい、それに耐えるだけの堅牢さには欠けているというところが、本作に対する「ホルモー」の一愛読者の違和感である。 余談ながら、映画のポスターを見て「綾瀬はるかが旭?似合わねえ!」と思っていたら、鳥居と性別を交換した配役であるとのこと。原作どおりだと、旭が滝川クリステルで鳥居が阿部サダヲといったあたりのイメージになりそうなのだが、それではベタ過ぎと思ったのだろうか。 | ||||
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荒唐無稽な設定が悪いとは思わないけど、説得力がなければどうしようもない。 祖父母の代から(もしかしたらその前からかも)大阪生まれの大阪育ちの自分だけれども、まったく感情移入ができなかった。 | ||||
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万城目さんの作品、はじめて読みました。 が、正直がっかり。 読んでて失笑+寝落ちしちゃうことが何度もありました。 例えば、人々が大坂城を眺めて『ざまあみろ』と笑う必要がなくなってからも、大阪という町は、何かにつけ笑うことを良しとする町になった、みたいなくだりがありましたけど「へー?なんで?」って聞きたい。 説明いらんことが多いわりに、説明せなあかんところが「ま、分かるっしょ?」的に処理されてる感が否めない。 それに、荒唐無稽にぐどぐどと状況説明を加えるなら、言葉選びやテンポって大事だと思う。 要は、なんか「独りよがり」。 次は『鹿男あをによし』を読む予定。たった1作で、その作家さんの好き嫌いを決めるのは良くないし。 …けど、ちょっと覚悟して臨もうかと思っています(笑) | ||||
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現代で豊臣秀吉の子孫を代々守る理由付けが不明瞭 秀吉の子孫の女の子を姫として敵から守る大阪国の理由付けが不明瞭 秀吉の子孫を守る大阪国の国民が大阪市民の男性のみが国民である 理由付けが不明瞭 大阪国に国会議事堂と同じものを創ってる理由付けが不明瞭 そもそも豊臣の子孫の敵からまもる意義もみいだせない。 国家予算の不明瞭なながれを捜査する会計検査院を悪として 大阪国が秀吉の子孫守り予算を守ることが プリンセストヨトミ万歳となるのではなんとも納得いかない話だった。 | ||||
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映画化されるというので、読んでみました。 後悔のみが残りました。話に無理がありすぎます。 荒唐無稽であればいいというものではないでしょう。 この作者の作品は二度と読みません。 | ||||
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「鹿男あをによし」に続いて本作を読んだ。荒唐無稽な設定を用意しながら、実は読む者の琴線に触れる詩情溢れる物語を展開するという作風は変らない様だ。だが如何せん、読んでいて面白みがないのである。「大山鳴動して......」という印象を免れない。バカバカしさに徹する姿勢より、理や情の方が優ってしまっているのである。 会計検査院の鳥居(鳥居耀蔵が引用元だろう)のキャラは楽しいと思ったが、これだけの舞台設定にしてはストーリー展開に魅力がなく、作者が意識しているであろう大阪のユーモア性も薄味に感じられた。大阪あるいは関西出身の方が読むと濃いユーモア味が染みるのであろうか ? 「鹿男あをによし」は発想の豊かさで評判を取った様だが、個人的には両作共、むしろ発想の貧困さと視野の狭さを感じた。作品の見かけ上の奔放さとは異なり、意匠が一途で窮屈過ぎると思う。頑なまでの内向性と言っても良い。舞台設定を活かしてもっと爽快な気分に浸れる開放的な作品を期待したい。 | ||||
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主要人物達にキャラとしての魅力に欠けていて、また中途半端にリアルを求めた大阪国は読んでて、違和感しかない。ファンタジーならなんでもありではない!あと、最終的にどこがオチなのかわからない。 | ||||
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着想は大方の大阪人が思うとるようなことやろし凡庸ちゃうかな。ベタベタな舞台設定も吉本新喜劇が好きな人には受けるんかもしれへんけど「舞台設定ありき」が過ぎて失敗してると思う。 ストーリーが無い中で、大阪人はええ人や反骨精神もあるけど人情いっぱいみたいなところが薄っぺらく書かれてるんが特に嫌や。 唯一、ええとこは、全国区レベルで大阪の町を紹介しとるガイドブック的なとこやろか(たぶん何人かはからほり商店街のお好み焼きやに行くやろーしな)。でも長続きせんと思う。 大阪は今作みたいな「さらっと」したストーリーいらんねん。 もっと、歯噛みしたり、涙も枯れるくらい泣かせるストーリーとか、太閤からめるんやったらバカ一代記仕にするとか、ベタなストーリーでももうちょっとやれたやろって思うてしまう。 新宿の巨大書店にズラーと並んでたところを見たこともあり、出版社に書かされた感の残る一冊やった。 | ||||
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テンポの良い新刊を読んで初めて、万城目さんの作品に触れて、二作目にこの作品を読みました。 導入部分を読んで、これは楽しめそうな作品だとワクワクしたのですが だんだんテンポが悪く中弛みもあって、非常につまらない作品に感じました。 物語の着想は素晴らしいのですが、地域性なのかくどくて、いらいらした内容になってしまった 最後の最後は結局・なんだかなぁ? 帯に有った最高の作品とはとても言い難いです。 でも、内容の着想は面白いのだけれどね、はぁってな感じ・・・・・ | ||||
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冒頭はわくわくしたんですよ、外国の品の良いコメディー映画みたいで。 ですが、愛嬌があるのかと思いきや、小ずるいだけのエリート役人、自分勝手なヒロイン、唐突に(声だけ)出てきて居丈高な総理大臣・・・、脇役に至るまで魅力的なキャラクターが居ませんでした。 まずはストーリーありき、そして親子や受け継がれていくものをテーマに書きたかったのかと思いますが、その辻褄あわせのためにか登場人物の行動や性格に無理を感じることが多かったです。アイディア自体は面白いと思うので、読んでストレスを感じる作品であることが、残念でなりません。 | ||||
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鹿男あおによしのようなオチがなく、来るのか?来るのか?と待っている間にさらっと終わってしまいます。 次回作に期待します。 | ||||
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万城目さんの新刊で、このボリューム!と思って購入しました。 大阪が舞台で、行ったことがある人は楽しめる内容だと思います。 ホルモー・あをによしの流れで読んだ私にとっては、 「こんだけ??」 という一言が感想です・・・。 伏線のわりに、真実があっさりしていて、 ホルモーetcで味わったスリルやスピード感がありませんでした。 もったいないですー!! 次回作に期待します。 | ||||
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視点がブレブレでテンポが悪く、読みにくい。 それに物語にはたいして作用しないウンチクが多くて、半分ほど読むとダレてくる。 物語を引っぱろうとする表現についても、最初の一、二回はいいが、三回も四回も出てくるとさすがにうんざりする。 終わり方もボンヤリしていて、なんかすっきりしない。 伝えたいテーマみたいなものは読み取れるが、わりとみんな考えたことのある内容が着想点となっているため、前作・前々作のような斬新さは感じられなかった。 全体的にファンタジー要素が少なく、粗が目立ってしまった気がする。 期待が大きかっただけに、残念。 大阪に住んでいる人にはいいかも。 | ||||
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会計検査院の調査官松平・鳥居・旭ゲーンズブールの3人の個性が描かれる箇所で無駄がないだけに、女子になりたい中学生・大輔と幼馴染の茶子・彼らが暮らす空堀商店街に舞台が移るとそこに差異が出て作品が澱んでしまっている。 大阪を舞台にした奇想天外な話を期待させていながら、前置きが無駄に長いのは作品にリアリティーを持たせようと構想を練ってしまったが故かもしれないが、会計検査院の3人の個性が絶妙な味で際立った面白さがあっただけに構想がお荷物になった感が否めない。 | ||||
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非常に面白くない。ホルモー、鹿男のわくわく、どきどき感がない。最初から連載の枚数が決まっていたためか、重要でない説明文が多く、リズムに乗れない。 全ての登場人物の心理描写が不足しているので感情移入不可能。 せっかくアイデアは面白いのに残念。タイトルから行けば、日本国と大阪国が戦争してプリンセスが活躍するようなストーリーの方が面白い。 この内容ならタイトルは「三匹の会計調査官」ですよ。次回作に期待します。 | ||||
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お友達から勧められました。 最後まで読みましたが、だいぶ現実離れしていて 途中でどうでもよくなってしまいました。 人はいろんな考えを持っていて、一筋縄でいかないもの。 20万人もいれば、同意しない人が千人くらいはいるだろうに。 動画サイトに投稿する人もたくさんいるはず。 松平は、群衆の前で貫いて欲しかった。 | ||||
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設定ならびにストーリーが荒い(雑な)感じがして、もう一つのめり込めませんでした。「地方自治体が断絶(or 独立)」系の話は過去にもいろいろありますが、小松左京「首都消失」のように緻密でもなければ、井上ひさし「吉里吉里人」のようにぶっ飛んでいるわけでもない。かといって村上龍「半島を出よ」のようにスリリングでもない。。。うーーん、消化不良です。魅力的なキャラクターである旭が登場する別ストーリーを期待!! | ||||
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なんかテンポがよくない感じがします。ちっとも読み進まないというか。 前作のように、なんだか分からないけど、不思議な中に引き込まれていくという感じではなくて、妙に説明に終始しているというか。 どうでもいい、必要以上に細かい情景描写、周辺描写にこだわりすぎている感じも否めない。 会計検査院の魅力的なキャラがどう生きるのか、最初はワクワクして読み始めましたが、登場のさせ方が中盤までは中途半端な感じだし、少年のセーラー服願望も、今ひとつ感情移入できない(クライマックスの100頁は一気に読めましたが)。 それから、赤い大阪城とか、大阪国の議事堂とか、妙にビジュアル…最初から映像化を意識しているような雰囲気も感じられて、なんか純粋に楽しめないと感じもしましたが。 ちょっと気合いが入りすぎたかなぁ、という印象の出来で、私には今ひとつでした。 | ||||
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