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鎮魂歌は歌わない



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【この小説が収録されている参考書籍】
鎮魂歌は歌わない (文春文庫)

鎮魂歌は歌わないの評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ハードボイルドとして紹介されているが…

娘を惨殺されたワイリーは友人のレオンとともに犯人への復讐を誓うが、
犯人グループはどうやら極秘任務に従事する政府職員のよう。
困難な出来事を1つひとつ乗り越え、犯人に迫るワイリーだが…。
ハードボイルドとして紹介されているが、そういう読後感ではなかったです。
たくさんの血が流れ、たくさんの人間が死にますが、これはドタバタ活劇です。
ストーリーに厚みがないし、登場人物の「顔」がいまひとつ浮かびません。
★3つが精いっぱいです。
鎮魂歌は歌わない (文春文庫)Amazon書評・レビュー:鎮魂歌は歌わない (文春文庫)より
4167705621
No.1:
(3pt)

ブルージーな味わいのある、ストレート勝負のハードボイルド

“復讐”をテーマとした、ハワイ人の血を半分ひく、ロノ・ウェイウェイオールのハードボイルドなデビュー作。

主人公の‘おれ’ことワイリーは、妻子と別居して以来、ポーカー賭博や麻薬密売人の恐喝などをして荒んだ生活をしていた。だが、ある日娘リジーが、モーテルで惨殺死体となって発見される。彼女は娼婦まがいの仕事をしていたようで、どうやら客に殺されたらしい。怒りと悲嘆で目覚めた‘おれ’は、娘を殺した犯人を見つけて、この手で落とし前をつけてやると決意する。ここからストーリーは、‘おれ’と犯人フェルナンドの視点が交互に重なって展開されてゆく。

‘おれ’は、裏社会に通じる旧友レオンや、刑事サムの協力をあおぎながら、徐々に事態の核心に迫ってゆくが、やがて見えてきたのは、フェルナンドと、また彼と行動を共にする者たちが、想像を超えた巨大組織とつながっていることだった。

本書は全編にわたって、ごく短い章立てで、独特のキレのいいタフで非情な語り口で、なおかつブルージーな雰囲気を醸し出している。最近にないストレート勝負のハードボイルドの快作と言えるだろう。ただ人物が、何の紹介も無く次々といきなり登場してくるので、面食らうと同時に冒頭の「主な登場人物一覧」を何度も見なければならなかった。

鎮魂歌は歌わない (文春文庫)Amazon書評・レビュー:鎮魂歌は歌わない (文春文庫)より
4167705621

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