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オーダーメイド殺人クラブ
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オーダーメイド殺人クラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 41~60 3/4ページ
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凄く印象に残った作品。辻村さんの作品の中でも他の作品ははまらなくても、これがグッとくる人はいるんじゃないかなって勝手に思ってます。 徳永とアン、この先くっついてほしい。(先は本の中にない) 激しく、緊張感に満ちたクライマックス?のシーンが好きで。夢中で読んだ。 ただあの女子の仲たがいはほんとの友情じゃなくないか?友達と呼べる? | ||||
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学校生活での友だちとのトラブルや母親への絶望感が、アンにひとつのことを決心させる。 「私を殺して!」クラスメートの徳川に、アンは自分殺しを依頼したのだが・・・。 学校生活や自分の母親に絶望を感じたアンが取った行動は、突飛なものだ。けれど、アンの 年齢を考えると、そういうこともありなのかな〜とちょっと納得してしまう。昆虫系と称される 徳川とふたりで練る殺人計画は、当人たちは大真面目なのだが、大人の目から見ればちょっと 滑稽なものに思える。 この作品では、アンの心理描写はとてもていねいだ。けれど徳川は、何気ないしぐさや目の 動きなどでその心理を知ることはできるが、控えめに描かれている。アンから自分を殺すように 頼まれた徳川が、いったい本当のところ何を考えているのは分からない。けれど、ラストで 作者は、今まで抑えてきた分徳川の思いを実に見事に印象的に描いている。「徳川ってこういう 人だったんだ!」彼の秘められた思いにちょっと感激した。タイトルは物騒だけれど、読後は さわやかな感動を与えてくれる作品だと思う。 | ||||
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主人公アンは本人が言うように正しく「中二病」な中学二年生の女の子。 自分の美意識に合わない日常に絶望し、クラスの昆虫系、徳川に自分の殺人をオーダーメイドする。 ーーーーー 私が中学二年生だったのは、この本を読んだたったの2、3年前のことです。私はこんなリア充な学校生活を送ってはいなかったけれど、それでも共感できたところはたくさんあって、アンの言葉の一々が苦しくって痛かった。 途中からぼろぼろ泣きながら、一気に読み終えてしまいました。それくらいにアンに引きずられました。 きっと、もっと大人になった私から見たら取るに足らない、そんなもの、と笑ってしまえるようなものに、絶望したり、舞い上がったりしてあの時の私はアンのように大げさに生きていたのよ、と。 そう言って、いつか大人になってしまった私にまた読ませたい本です。 「余生」という言葉が、印象に残りました。 | ||||
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「事件」が、予定調和のような盛り上がりが無く終わったところがむしろ現実味があったように思えて切なくなりました。 アンを殺したくないから他の理由をこじつけたり、一人になるのを恐れていたところに中学生らしさを感じました。 勝利がアンを好きだったとして、「事件」の一件で勝利は、アンと接点を持てたことに喜びつつもアンに殺してほしいと頼まれ傷ついていたのではと勝利の気持ちを想像すると胸が締め付けられるようでした。 そしてラストのアンと勝利の再会からまた新たな始まりを感じさせるストーリー性のある創作ならではのきれいな締められ方なのではないかと感じました。 | ||||
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ストーリーは読みやすくスルスル読めました。 しかし、これまでの作品同様、作者が主人公に自己投影しているような雰囲気があり、またこのパターンかと萎えました。女子の格差を対比して描いていたけれど、上辺にいるのが自分で、底辺にいるのが自分を羨ましがっている友人、という構図がとても気持ち悪い。ライトノベル的な内容を妙に文学的にまとめようという野心が見え見えで、それが底の浅さを露呈していると感じました。 | ||||
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中学生女子が自殺を考える話です。 おそらく最近では最も辻村節が全開となった濃い中二病的な雰囲気の中、追い詰められていく主人公の姿に、どうなるんだ、どうなるんだ、と気になって読み進めていけるのですが、いったん本を置いて現実世界に身を置くと、再びこの世界に入っていくのは少なからず意志の力を必要としました。 だからこそか、そうしてたどり着いたエピローグは、二人の濃密な時間が否定されなかったこともあってか、とても印象的に感じられました。もしかしたら、わたしにとって今後1番記憶に残っていく辻村作品になるのかも……。 | ||||
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タイトルに惹かれて読み始めたのですが、てっきりミステリーだと思って読んでいたら、最後まで事件が起きずに終わってしまいました。本書は、青春小説でした。 青春とか恋愛とかってジャンルはどうにも気恥ずかしくて、あまり読まないのですが、久々に読んだ青春小説はなかなか心くすぐるものがありました。主人公は中学二年生の女子。派手系のリア充女子です。無視、いじめ、恋愛、嫉妬など様々な日常の中で、非日常にぼんやりと憧れる彼女が見つけた安定剤が「殺人」でした。隣の席に座る、昆虫系の男子、徳川を「犯人」にうってつけだと見初め、隠れて会いながら「自分の事件」を作る妄想を膨らませていきます。 作中では主人公が綴る計画が「悲劇の記憶」と題したノートに記されていきますが、これを含んだ本書自体は「青春の記憶」と呼べるでしょう。中学二年という「中二病」の言葉の由来ともなった、暑くて臭くて面倒くさい時期ならではの、日常風景が上手に切り取られていると思います。 たまには、こうした作品で自身の懐かしいあの時代を振り返るのも良いものですね。まあ、私の中二時代はリア充とはほど遠かったのですけれど。 | ||||
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『これは、悲劇の記憶である。』 リア充女子の小林アンは、家や教室のリアルな現実の中に徹底的な絶望感を抱いていた。自身の美意識にあった、自身のリアルからは外れた男子、徳川勝利にアンは衝動的に依頼する。 「私を殺して」 病んでいる、と思う。 辻村深月さんの小説はネガティブな感情が剥き出しに現れる。 読んでいると自身が隠しているそんな感情を無理矢理に揺さぶられる。 自身はリア充でも、中学生女子でも、死にたがっている訳でもないのに。 気持ち悪いんだけど、読むのをとめられずに、いつの間にか「これはウチの物語や」と思い込んでしまう。 病んでいると、思う。 読み終えて、晴れたという感じは少ない。 でも、読み終えて、なんだか気持ちが楽になった自身に戸惑っている。 久々に他にやることを横に置いて小説に没頭しました。 | ||||
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夜寝る前に読み始めたのだけど、おもしろくて一気に読んでしまいました。 女の子同士の関係や教室の狭いヒエラルキーが本当にうまく描かれていて自分が中学生だった頃はもうかなり前なのですが、あの頃の息苦しさを思い出して胸が痛くなりました。 徳川とアンのもどかしいような関係も凄く良かったです。 | ||||
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アン自身が認めていたように自意識過剰な中二病。アンはそれがちょっと強烈みたい。 芹香たちに無視されただけでこの世の終わりかのような絶望に襲われたり、平凡な一少女、a girlで終わらせたくないから、事件の犠牲者でありたい、命を捨ててでも、特別な存在でいたい、その堅い意思? 河瀬や徳川を好きなのかどうなのか、微妙に揺れ動く心・・・ アンは「中二病」がちょっと極端だけど、誰しもそんな時期あったよね・・・ ただ、いろいろとドロドロの修羅場が登場した割には、最後はあっけないほど、丸く収まって、少し拍子抜け。 誰もが、幸せになって・・・ 別にアンに死んでほしかったわけじゃないけど、この本全体から、完ぺきなハッピーエンドは適してないような雰囲気を感じ取っていた私は、少し落胆してしまった。 | ||||
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タイトルや書き出しからいってサスペンスと思いがちだけれども、これは青春ガール・ミーツ・ボーイストーリーです。 ミスリードというより、サスペンスを期待して肩すかしを食らう方が大きそうで、読む方によってはがっかりするかもしれません。 この作品は、ストーリーは二流かもしれませんが、物語としては大変面白く読むことができました。 難しい語句や言い回しや、よくわからない比喩などを使わず、淡々と進む文章がとても読みやすく、 また主人公アンの複雑な心情をよく表現できていたと思います。 作品中では中二病という言葉がよく使われていますが、これは感受性の強さと無知が合わさった、誰もが体験する心境ではないでしょうか。 観た映画や読んだ本や聴いた音楽を、自分の感性だけで受け止めることは、大人となってはやりたくてもできません。 著者は作品中で、ラノベやアニメや中二病という言葉を用いて、その若さを揶揄しているようにも見えますが、 本当のところはその真っ直ぐな感性を素直に称賛しているのではないかと、私は思います。 さっくりと読めますので、青春時代に郷愁の想いを抱いている人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。 | ||||
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中2病という言葉は知っていましたが、この小説を読んで実感として分かった気がします。 中学2年の男女の1年間の独特な魂の接触を描いた作品です。 物事を深く考え込み、美意識が高く、常にはち切れんばかりの不満を抱え、自分だけが崇高な選ばれし存在のように感じ・・・中学二年生の心の動きがすごくリアルに描かれていて、正直読み始めはイライラしました。きっと現在の自分(中学生の子供がいる母親)の目線で読んでいたので、あまりに生々しい感触がして鼻についたのだと思います。でも言い換えれば、中学生の自意識過剰さや独りよがりさが、それだけ真実味を持って描かれていたのでしょう。 読みすすめるうちに、いつの間にか自分の目線が中学時代の自分のそれにとってかわっていました。今まで忘れたふりをしていたけれど、確実に自分にもこの時代があった。この焦燥感、閉塞感、孤独感!20数年の月日を一気に飛び越えて、過去の自分が現在の自分に重なってきました。私には、主人公・アンや徳川と似たところは特にないのに、どうしてこんなにも手で触れられそうなほどの共感を感じることが出来たのか?とても不思議な感覚でした。 事件の終わり方は、まあ、常識的で予想通りとも言えますが、それでよいと思いました。 物語のラストシーン10ページには、とてもホッとさせられ清清しい気持ちで読み終えることが出来ました。 人生、いろいろあるけど。諦めることも多いけど。お互いボチボチ頑張って生きていきましょうね、とアンと徳川に話しかけたくなりました。 | ||||
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最後はきっとそうだろうなっと読んでいったので、展開が素直で 面白かった。文の構成がしっかりしている割には、中学生の生活が あまりにも現代すぎてついていけない。もう少し時代背景を遡って 欲しかった。そうすると社会背景が浮かび、もっと物語が立体的に なる。自殺願望をテーマにするのであれば、青春小説で終わらせる のはもったいない。この作家は、文章構成力があるようなので、次 回作が楽しみである。面白かったが、ただ少し長すぎる嫌いがあり、 だらだら間延びしたところがあり、星一つ落とす。なかなか面白い。 | ||||
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学校での友人関係、しつこく干渉しようとする親との関係、異性との恋愛など、現代の中学生が抱える等身大の苦悩がリアルに描かれており、すぐに引き込まれた。 特に、現実世界に絶望した主人公アンの心理描写と、昆虫系男子徳永との友達のような同志のような微妙な関係の描写が素晴らしかったと思う。 物語の結末についても納得できるもので読後感も悪くなかったのだが、個人的には終盤の展開が少し物足りなかった。 | ||||
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思春期のひりひりとした感触が存分に伝わってくる小説でした。 舞台や雰囲気は、前に読んだ作品と同じ感じで、東京に行こうと思えばいつでも行ける 長野県という中途半端な田舎の、 学校、友達同士という閉塞的な世界で、 痛くも息苦しい人間関係が展開されていました。 この作家さんの作風というか、そういう感じですかね。そういう世界観と好きになれないけど、 どこかで、ああ、いるなと納得してしまう登場人物たち。 殺人は、まあ、ないですね。そこは期待しないほうがいいでしょう。 期待したら肩すかし。今時の青春ものという感覚で読んだほうがいいかも。 個人的には、前に読んだのと同じ感じだったので、もういいかなってところもあります。 好きな人ならはまる作家さんかも。 | ||||
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タイトルから期待したものとは違って、この作家のいつもの感じ、というところでしょうか。 東京に行こうと思えばいつでも行ける長野県という中途半端な田舎の、 学校、友達同士という閉塞的な世界を舞台として、痛くも息苦しい人間関係が展開される。 まあ、それはそれでも良かったんですが、最後は、ああ、やっぱり、この落ちか、とちょっとがっかり感はありました。 あと、中二にしては、ちょっと知能が発達しすぎというか、知識を持ちすぎというか、 微妙に違和感がありました。子供っぽさも残ってるんですけどね、そこはきちっと書けてるんですけど、 なんか微妙に……。 とてもよく書けた作品だと思うのですが、こういう思春期のキリキリした感じは、 たいしたことが起きないんだったら、もう少し短くまとめてくれてもいいかなと思いました。 | ||||
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自分は人とは違うんだと思いつつ でも周りから外れるのは嫌だというまさに「若い女の子」の考えを うまく丁寧に書いた本だという印象。 ただ自分が読むにはちょっと若々しすぎて共感もできず また「あったなあそんなこと」と懐かしむには突飛すぎた。 ここだという山場もあるにはあるが 作品の雰囲気を壊すことなくふわりとしている印象で ちょっと残念に感じた。 若さ特有の自称ちょっと変わってる女の子の恋愛ものだよと 薦められていればまたべつの感想をもてたかもしれないが 帯文の「悲劇の〜」というくだりが別の期待をしてしまって 勝手に肩透かしをくらってしまった。 | ||||
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辻村先生の作品は「冷たい校舎の時は止まる」の清水あやめさんを筆頭に、たいていいつもイタイ人が登場します。 でもここまでわかりやすく中二病に侵された子が主人公なのは初めてじゃないでしょうか。 辻村先生が描写するのはネタとして笑える痛さではなく、リアルに胸が締め付けられるような痛さ。 腹の中を探り合う脆い世代の女の子の心情を書かせたらピカイチだと思います。 「黒がカッコイイ、人と群れるのカッコ悪い、アングラって何だかいいよね。 でも友達いなくて孤独に過ごす強さはないからやっぱり友達も欲しい。 外されるのは怖いから、友達には中二病の事は隠そう」 主人公小林アンはこんな子。 友達も失い、信じられる者は誰もいないと打ちひしがれた時彼女は事件を起こすことを思いつきます。 これもまたありがちな「世界に名を残したい」な痛さでしょうか。 隣の席のアングラオタクな徳川勝利と組んで、殺人者と殺害者としての信頼関係を築きます。 このオタクな徳川君、ビニール袋を蹴っているのを見られた時点ではすでにアンが好きだったことになります。 好きな子に殺してくれと言われて彼はどう思ったんでしょう。 中二病思考だと「俺が一番綺麗な時に殺してやるよ」な所でしょうか。 でも実際は仲良くなるにつれて恋心も募ったでしょうし、それに彼は何も殺していないのかもしれません。 最初の子猫はたまたま死体を見つけただけ、次のネズミはそれこそネズミ捕りから持ってきたのかもしれません。 (ビニール袋の中に血だまりがあった描写から猫の解体はしているかもしれませんが・・・) 彼もまた好きな子にかっこいい所を見せたいお年頃の中二病の子なんだと思います。 女子同士のやり取りは本当にリアル。 何気ない言葉がどうしても我慢できなくて「あいつ外そう」なことって本当によくあります。 私も外したこともあるし、外されたこともあります。 経験があるからこそ読むと胸が痛くなるのでしょうね。 大人になった今では誰と誰が付き合おうがトイレに一人で行こうがどうでもいいじゃないかと思えますが 子供の頃はどうでもよくない最大の懸案事項でしたよね。 徳川が読んでた「チヨダコーキ」。3か月前に集団自殺事件が起こった描写がありました。 するとこの話は「スロウハイツの神様」の10年前の時の話になるので、 「ぼくのメジャースプーン」と「名前探しの放課後」の間、「凍りのくじら」と同じ頃のお話になるのでしょうか。 アンはあまり個性のない子に感じますが、アーティスト系の徳川はこれからも何かに出てきそうな気がします。 スロウハイツの住人よりは少し年下になるかと思いますが、進学で上京しましたし、またどこかでリンクしてほしい。 アンとは別に付き合えとは言わないが、黒歴史を共有する同士としてずっと関係を続けてほしい。 2月既刊の「本日は大安なり」と比べるとこちらは登場人物が10代の子ばかりですので、中高生に読んで欲しい1冊です。 逆にこちらに感情移入出来ないなと感じる大人は「本日は大安なり」の方がオススメです。 両方ともに懐かしい人物の描写はありますので、辻村先生のファンであればどちらも読んで欲しいです。 辻村先生を読んだことがない人は是非、他へのリンク元である「スロウハイツの神様」と「子供たちは夜と遊ぶ」を読み、 それで気に入ったら他の本も読んでみていただきたいと思います。 コンスタントに新刊を出してくれる、そしてまたどれも面白い、力のある作家さんだと思っています。 | ||||
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リア充少女アンは昆虫系男子徳川に自分の殺人をオーダーメイドします。家庭や学校での人間関係に問題を抱えるアンですが、自分が徳川に殺される少女Aとなる日を迎えるために日々を過ごしていきます。 個人的には主人公のアンの魅力がわからず、死にたがりの中二病という印象しか持てませんでした。最終的に徳川には少し好感を持てましたが、女性キャラはほとんど苦手でした。辻村さんの作品にしてはラストの盛り上がりや感動に欠けるし、キャラにも好感が持てず、残念でした。 | ||||
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中学二年生という狭い世界の息苦しさが伝わる内容でした。その中で非日常に憧れる少年少女のやりとりが生々しく、また痛々しくて、読ませ方がうまいなと思います。先が気になって一息に読んでしまいました。結末にも納得ですが、後日談と最後の台詞が素敵でした。 | ||||
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