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オーダーメイド殺人クラブ
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オーダーメイド殺人クラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 1~20 1/4ページ
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正直言うと中盤までは「どうせ起こせもしない事件を中学生2人で計画するなんて茶番じゃん」と冷めた目で見てた けどクライマックスの場面はドラマかと思うくらい劇的で読む手が止まらなかった そしてラストが最高だった。これぞ青春!って感じで、読後は暫く多幸感に浸ってた まぁこのラストは人によって好き嫌い別れそうだなとは思うけど、自分はめちゃくちゃ好きだし、綺麗で美しい終わり方だと思った 良い読書体験ができてよかった…この作品に出会えたことに感謝 ※ここから微ネタバレ注意※ 自殺願望を持つ若者が登場する作品って、大抵しょーもないきっかけで死ぬのをやめるから「そんな簡単に死にたい思いが、人生への絶望が消えるわけないだろ!」と思って肩透かしくらうんだよね。自分も死にたいと思うこと多々あるからそのキャラ達に共感できなくて冷める。でもこの作品の場合はちゃんと納得いく展開だった。中学生の心情の変化としては十分なものだと思えたから違和感なく楽しめた | ||||
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辻村氏といえば綾辻行人氏から辻の字を貰ったほどのミステリ好きで、 メフィスト賞受賞のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』はミステリ作品であるものの、 そのジャンルに留まらない要素が持ち込まれた長長編であるが、 『殺人』とタイトルに入った本作は、けれどもミステリ要素は薄めで、ストーリー小説の度合いが強い。 プロットも最初から完成されていたというより話の流れに合わせて紡いでいっている印象を受けるので、 良くも悪くも連載型の少女漫画のような印象。 | ||||
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辻村深月の作品をどれも読んでいますが、本作も作者らしい人間の内面描写が素晴らしいと思います。 ただ、少し物語の動きが小さめで、分厚い本ですが、途中から少し苦痛になってしまいました。 ラストも予想していた通りになってしまい、あまり意外性はなかったですが、個人的に、この思春期の中二病的なサイコパス気質の気持ちは感情移入出来て面白かったです。 | ||||
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辻村さんの作品は、どれもエピローグが素晴らしい。「あの人のその後は?」「あの人との関係性は?」気になるところを見事に書いてくれるエピローグ。エピローグ部分を何度も読み返しました。 願わくば徳川くん視点のスピンオフが読みたいと思う。 | ||||
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全てに嫌気が差した中学生の主人公が 自らが劇的に殺害されるシナリオを、地味な同級生と作りあげていく物語です。 終盤に作者の伝えたい事が詰まっていて、ちょっと鏡の孤城と似ているなと感じました。 まさか読み終わってこんな多幸感に包まれた気持ちになると思いませんでした。 | ||||
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中二病の少女と中二病の男子生徒の自殺計画。 思春期にこういった劇的な死を夢想した人も多いだろう。それが思春期というものだからしょうがない。 予期していた通り計画は失敗に終わる。ほんのりラブストーリー風味もある。 クラス内のカーストやいじめ、学園ミステリーを読んでると必ずと言っていいほどでてくるこの手の描写は個人的にかなり食傷していて、正直またこれかよ、と思わずにはいられなかった。あとその描写が長い。 読んでて思ったのは死ぬのことを決意しているのに、友人関係に煩わされてることに違和感があった。 死を決意したんならそんなことどうでも良くね?と。 ラストも悪くないのだけれど、全体としてもう少し短くまとまっていると良かった。 | ||||
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とあるようになぜこの作者はこんなにも大人が 思い出さないようにどこかに置いてきた黒歴史を まるで昨日のように覚えているのだろう。 「おかしくて、笑えて、バカみたいで、それから愛しく、 懐かしかった」とは決してならなくてこの本を読了するのに 信じられないくらいの時間が経ってしまいました。 しかも思い出したくなかったのものを思い出してしまったの 連続と辛くて辛くて辛くてこの行き場のない感情をどうにか するのにもっともっともっと時間がかかりそうで 次のこの作者の作品を手に取るにはしばらく他の作品が必要みたい。 | ||||
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何ですか?いじめや中学生どうしの心理を書く必要があったとしても、あんな長ったらしく書く必要あるのか?おんなじ文章を何回も何回も読まされてるように感じて、イライラします。ラストをうまくまとめてるから読んだ人はハッピーエンドに感じるかもしれないけど、見合ってないぜ なぜ星を3にしたか、ネットで読んだ人のレビュー見て、この本読んでしまった俺が救われた気持ちになったから | ||||
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イケてるグループ中二女子が、同級生のイケてない昆虫系男子に依頼したのは、自分を殺すこと。 奇妙な共謀関係をつくりだす二人を描いた本作品は、これまでにない少年A、そして被害者をつくろうとする、歪んだプロットだ。多感な頃の、どこか狂暴な一面を垣間見させるが、揺れ動く少年少女の心のうちを活写しているとも言える。 友達からの疎外感は、胸が痛くなる方が多いのではないだろうか。 決着のつけ方が難しいとは読み進めながら思ったが、納得できた。 ミステリではないのにこのタイトル。小説として読んで味わいがあるのに、タイトルで損をしているの気がしてならない。 | ||||
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最近よく辻村深月さんの本を読みます。 大昔デビュー作を読んで、「マンガか!?」と思うほどステレオタイプの人物描写に辟易し、その後もポツポツ読みつつも、いつも同じパターンで食傷気味でした。 学校、いじめ、教室内のヒエラルキー、どこか醒めてて周りを見下した主人公、それを助けてくれるイケメン… 今回のも「またかよ、おい」とは思いつつ読み進めていましたが、表現力・筆力は高いですよね。辻村さんのキャラへのちょっと意地悪な見方が、キャラの深みを増していると思います。 私も猟奇の徒を自認していて、「それぐらいで引くか、舐めんな」という気持ちは常にありますが、歳を取ったせいか最近はハッピーエンドが楽になってきました。 この本も途中は「どうすんの!?どうなんの!?」が、ラストで「よかったねぇ…」と。直近読了した『かがみの孤城』(例によってこれも同パターン)もよかったけど、今のところはこの作品が一番です。これが面白かったので、辻村作品をコンプリートすることにしました。 | ||||
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途中、「あ、読み終えるの厳しいかも」ってくらい、辻村さんの小説で初めて辛い気持ちになった。 そこからしばらくして、自分の想像とは違う展開になる。 少し安心して、また突き落とされる。 そしてラストは、微笑みながら読み終え、また辻村さんが読みたくなる。 | ||||
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全体の9割以上は、中学2年生の小林あんが、クラスメート・教員・母親との関係に傷ついたり、馬鹿にしたり、怒ったり、泣いたりと、ネガティブな話で、しかもそれが破綻に向けて深まっていく感じなので、ちょっと読むがしんどい。それが最後の20ページで劇的に展開する。ラストの部分の前までを共感しつつ読んだ読者は、このエンディングをどう評価するのだろう。 主人公は、「すべてが清潔で、透明感溢れる光に満ちていた日々(p.444)」の終焉を知り、「腹をくくって、諦めて。なるべく楽しく、精々、生きる」「余生(pp.463-464)」を引き受けようとする。それがつまりは大人になるということなのだろう。 小説だから、むろん「事実より奇」に書かれているわけだけれど、それにしても中学2年生という時期は、こんなに敏感・単純(繊細とは言い難い)で、傲慢で、鬱陶しく、視野の狭い(それは学校という閉鎖的な空間の問題も大きいが)ものかと思う。私も、中学生時代はそれこそ「黒歴史」なので、人のことは言えないが。 | ||||
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思春期の女の子の負を煮詰めたような感じの作品です。 あるある、と思う人は少ないでしょうが、共感できないほどでもなし。 | ||||
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辻村さんの年齢を知らないけれど……女子のいじめが古い? それはともかく、リスカしたくらいで大騒ぎなんて今の時代しない。このくらいの年齢の子が結構フツーにそんなことするってことを知らないのだろうか。ただ血が見たかったとか、血を見ると安心するってだけとか。こんな当てつけ的にリスカしたことで学級会など開かれないし、それについてどう思ったか、などというものにちゃんとしたことを書く生徒なんていない。逆にそれを問題に学級会なんて開いたら普通学校に来られなくなるような気がする上、他の生徒はそんなことをする生徒を倦厭する。「目立ちたがり」と思われるのが関の山。 あと中2なら性的にも成長していて、初体験を済ませている子もちらほらいたりするのに手が触れただけでどうだのこうだのとか、現状を知らな過ぎてただの子供向け小説になっている。作者がジュブナイル小説として書いたのなら仕方ないけれど、長すぎてそれでいて中身がなくて、辻村さんのファンだけにこれはいただけなかった。疲れた。読むのをやめようかと何度思ったか分からない。 主人公が小学校高学年、というならまだ設定的にわかるのだけれど。しかも主人公の「アン」は余生、という言葉を使うけれど、彼女に余生と思うような劇的な何かなど全く起こっていない。余生だと思って命を削っている人間に失礼だ。 と言う訳で、辻村さんの作品は朝が来るとかツナグとか凄く好きですけど、今回はがっかりでした。 好きな作家先生でもこういうことはありますよね。 | ||||
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読む年代で感じ方がガラッと変わるような小説だと思いますが、個人的には、ミステリー小説としてすごく面白かったです。中学生の学校生活が胸が苦しくなるくらいに描写されていて、それだけでも十分読者をひきつけますが、前半にさりげなく謎があって、伏線があって、最後にきちんと気持ちよく回収されて、とても上質なミステリーだと思います。 読み終えた後、大槻ケンジさんの解説まで読んで、あ、この話はそういうことがテーマだったんだ!、と目からうろこの読書体験もできました。解説から読む人が多いかもしれませんが、この解説はある意味では「ネタばれ」になると思うので、全部読み終えてから読むことをお勧めします。 | ||||
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「おれは 学校を舞台にしたサイコパス集団の話を読み始めたと思ったら、 中二病カップルのイチャイチャを読んでいた。」 な… 何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった… 頭がどうにかなりそうだった(羨ましくて)… タイトル詐欺だとか青春の向こう脛だとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ… | ||||
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本当に最低。タイトルで期待させといてオチがこれかよ。つまらない。男女が2人いればすぐ恋愛に持っていかせる。ふざけるな。私はそれが読みたくて読んだわけじゃない。殺人に至るまでの経緯や殺人のシーンを見たかったのに。あそこまで盛り上げといてそこに落とすかよ。ないわ。もう一度言います。本当に最低。 | ||||
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と、徳川に言ってほしかった。 ネタばれです。 結局、ヒエラルキートップに属し、徳川が気になるも昆虫系男子を見下し続ける主人公。 川瀬の猫の件で、アンが徳川にブチ切れるところはリアルな心情だと思い、いくら好意を持っている女子でもここまでバカにされた言われ方をしたら興味をもたなくなるのでは。 進学校に通うアンのような女子には、芹香達のような子は壁を作り関係は続かないのではと思う。 そこに現れた徳川は、すこしまともな外見に成長し、現役で東京の美大に合格した出世頭。しかもノートにはアンをモデルにした絵が描かれている。そこでやっとアンは徳川の事を友達の前で名前を呼ぶことができる。なぜなら、彼はもうまわりから見て恥ずかしい存在ではないから。 少年Aの候補として、そして散々見下された腹いせに、アンを突き放して終わってほしかった。 ★2つは、アンの先生や親に対する心理がリアルに書かれていたから。川瀬はアンのどこが好きだったんだ? | ||||
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とても面白いです! 私の好きな小説ランキングトップ5に入りました! 辻村深月さんの作品をもっと読んでいきたいと思います! | ||||
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なんとも刺激的な作品紹介とタイトルでしたが、 終わってみれば、普通の青春小説でした。 まあ、そうなりますかね。 460ページも読み続けてがっかりしました。 | ||||
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