オーダーメイド殺人クラブ

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オーダーメイド殺人クラブの評価:

3.73/5点 レビュー 73件。 B ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 81〜100 5/7ページ
No.46
(3pt)

イタイタしくもあり,痛々しくもあり

田舎町の,中学校の,少女たちの,小さな,小さな,小さな世界で起きる大きな物語で,
世代や性別はもちろん,当時の自身の『立ち位置』などにより,受け止め方も変わる一冊.

あの子とあの子がくっついた,離れた,無視をする,されたから別のグループへ…など,
その時代を過ぎた人にはくだらなく,いずれ本人らにも笑い話になるかもしれないものの,
そのときの彼女たちにはそれがすべてで,後に気づくであろう世界との対比が強く響きます.

反面,たびたび描かれる少女たちの『腹の探り合い』には胃や胸の悪くなることもあり,
これが今の彼女たちの生き方であり,主人公の『決意』へと繋がるものと理解はしつつも,
いささかそちらに触れることが多めで,話の進み具合にモタつきを感じることがありました.

とはいえ,『中二病』と自らで語るように,死への憧れといったこの世代特有の感性は,
イタイタしく,そして痛々しく,今や将来への不安と苛立ちビリビリと伝わってくるよう.
そして,事件の終わりと訪れた体の変化を境に,少女からの変わり身を見せていく後日談は,
少し駆け足でしたが,心と体だけではなく,世界と将来への広がりが窺えて印象的に映ります.
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.45
(3pt)

イタイタしくもあり,痛々しくもあり

田舎町の,中学校の,少女たちの,小さな,小さな,小さな世界で起きる大きな物語で,
世代や性別はもちろん,当時の自身の『立ち位置』などにより,受け止め方も変わる一冊.

あの子とあの子がくっついた,離れた,無視をする,されたから別のグループへ…など,
その時代を過ぎた人にはくだらなく,いずれ本人らにも笑い話になるかもしれないものの,
そのときの彼女たちにはそれがすべてで,後に気づくであろう世界との対比が強く響きます.

反面,たびたび描かれる少女たちの『腹の探り合い』には胃や胸の悪くなることもあり,
これが今の彼女たちの生き方であり,主人公の『決意』へと繋がるものと理解はしつつも,
いささかそちらに触れることが多めで,話の進み具合にモタつきを感じることがありました.

とはいえ,『中二病』と自らで語るように,死への憧れといったこの世代特有の感性は,
イタイタしく,そして痛々しく,今や将来への不安と苛立ちビリビリと伝わってくるよう.
そして,事件の終わりと訪れた体の変化を境に,少女からの変わり身を見せていく後日談は,
少し駆け足でしたが,心と体だけではなく,世界と将来への広がりが窺えて印象的に映ります.
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.44
(4pt)

めんどくさい”女の世界”

恋愛に部活,女の子同士のつきあい(友情ではない)の中で,自殺を考える女子中学生.
つかみどころのない同級生に,自分を殺すことを依頼するが・・・.

自己中心的なクラスメートのために振り回されたり,仲間はずれにされるという
昔ながらの学校の光景に,中二病にスクールカーストといった現代的な脚色を加えた作品.

誰も経験するけれど,大人になったらあまり思い出すこともない,あのころの感覚を
このように生々しく描いてみせる辻村氏の筆力は大したものだが,
ちょっとステレオタイプな印象もなきにしもあらず.
また,最近の辻村作品の傾向として,ラストがちょっと予測できてしまうのもちと残念.

個人的には一番の印象は,”女のつきあいってめんどくさっ”に尽きる.
はっきり言えば,根っこにあるのは,このテーマだけであり,
それをこれだけリアルで,読み手が辟易するくらいのストーリーとして成立させている点だけも評価できる.
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.43
(4pt)

めんどくさい”女の世界”

恋愛に部活,女の子同士のつきあい(友情ではない)の中で,自殺を考える女子中学生.
つかみどころのない同級生に,自分を殺すことを依頼するが・・・.

自己中心的なクラスメートのために振り回されたり,仲間はずれにされるという
昔ながらの学校の光景に,中二病にスクールカーストといった現代的な脚色を加えた作品.

誰も経験するけれど,大人になったらあまり思い出すこともない,あのころの感覚を
このように生々しく描いてみせる辻村氏の筆力は大したものだが,
ちょっとステレオタイプな印象もなきにしもあらず.
また,最近の辻村作品の傾向として,ラストがちょっと予測できてしまうのもちと残念.

個人的には一番の印象は,”女のつきあいってめんどくさっ”に尽きる.
はっきり言えば,根っこにあるのは,このテーマだけであり,
それをこれだけリアルで,読み手が辟易するくらいのストーリーとして成立させている点だけも評価できる.
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.42
(5pt)

暗く切ない

青春小説です。

40代です。
娘が中2です。最近衝突が多くなりました。この本を読んで自分の中学時代を思い出せました。
精一杯大人になろうとする気持ちと、でも汚い大人にはなりたくない思春期独特のあの感情。
10代・20代のひとは自分に重なる部分がきつとあるかも。。。それ以降の人もぜひ読んでみてください。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.41
(5pt)

暗く切ない

青春小説です。

40代です。
娘が中2です。最近衝突が多くなりました。この本を読んで自分の中学時代を思い出せました。
精一杯大人になろうとする気持ちと、でも汚い大人にはなりたくない思春期独特のあの感情。
10代・20代のひとは自分に重なる部分がきつとあるかも。。。それ以降の人もぜひ読んでみてください。
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.40
(5pt)

心の繋がり

凄く印象に残った作品。辻村さんの作品の中でも他の作品ははまらなくても、これがグッとくる人はいるんじゃないかなって勝手に思ってます。

徳永とアン、この先くっついてほしい。(先は本の中にない)

激しく、緊張感に満ちたクライマックス?のシーンが好きで。夢中で読んだ。

ただあの女子の仲たがいはほんとの友情じゃなくないか?友達と呼べる?
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.39
(5pt)

心の繋がり

凄く印象に残った作品。辻村さんの作品の中でも他の作品ははまらなくても、これがグッとくる人はいるんじゃないかなって勝手に思ってます。

徳永とアン、この先くっついてほしい。(先は本の中にない)

激しく、緊張感に満ちたクライマックス?のシーンが好きで。夢中で読んだ。

ただあの女子の仲たがいはほんとの友情じゃなくないか?友達と呼べる?
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.38
(3pt)

タイトルは物騒だが、さわやかな感動を味わえる♪

学校生活での友だちとのトラブルや母親への絶望感が、アンにひとつのことを決心させる。
「私を殺して!」クラスメートの徳川に、アンは自分殺しを依頼したのだが・・・。

学校生活や自分の母親に絶望を感じたアンが取った行動は、突飛なものだ。けれど、アンの
年齢を考えると、そういうこともありなのかな〜とちょっと納得してしまう。昆虫系と称される
徳川とふたりで練る殺人計画は、当人たちは大真面目なのだが、大人の目から見ればちょっと
滑稽なものに思える。
この作品では、アンの心理描写はとてもていねいだ。けれど徳川は、何気ないしぐさや目の
動きなどでその心理を知ることはできるが、控えめに描かれている。アンから自分を殺すように
頼まれた徳川が、いったい本当のところ何を考えているのは分からない。けれど、ラストで
作者は、今まで抑えてきた分徳川の思いを実に見事に印象的に描いている。「徳川ってこういう
人だったんだ!」彼の秘められた思いにちょっと感激した。タイトルは物騒だけれど、読後は
さわやかな感動を与えてくれる作品だと思う。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.37
(3pt)

タイトルは物騒だが、さわやかな感動を味わえる♪

学校生活での友だちとのトラブルや母親への絶望感が、アンにひとつのことを決心させる。
「私を殺して!」クラスメートの徳川に、アンは自分殺しを依頼したのだが・・・。

学校生活や自分の母親に絶望を感じたアンが取った行動は、突飛なものだ。けれど、アンの
年齢を考えると、そういうこともありなのかな〜とちょっと納得してしまう。昆虫系と称される
徳川とふたりで練る殺人計画は、当人たちは大真面目なのだが、大人の目から見ればちょっと
滑稽なものに思える。
この作品では、アンの心理描写はとてもていねいだ。けれど徳川は、何気ないしぐさや目の
動きなどでその心理を知ることはできるが、控えめに描かれている。アンから自分を殺すように
頼まれた徳川が、いったい本当のところ何を考えているのは分からない。けれど、ラストで
作者は、今まで抑えてきた分徳川の思いを実に見事に印象的に描いている。「徳川ってこういう
人だったんだ!」彼の秘められた思いにちょっと感激した。タイトルは物騒だけれど、読後は
さわやかな感動を与えてくれる作品だと思う。
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.36
(5pt)

読んでて苦しい。

主人公アンは本人が言うように正しく「中二病」な中学二年生の女の子。 自分の美意識に合わない日常に絶望し、クラスの昆虫系、徳川に自分の殺人をオーダーメイドする。

ーーーーー

私が中学二年生だったのは、この本を読んだたったの2、3年前のことです。私はこんなリア充な学校生活を送ってはいなかったけれど、それでも共感できたところはたくさんあって、アンの言葉の一々が苦しくって痛かった。 途中からぼろぼろ泣きながら、一気に読み終えてしまいました。それくらいにアンに引きずられました。 きっと、もっと大人になった私から見たら取るに足らない、そんなもの、と笑ってしまえるようなものに、絶望したり、舞い上がったりしてあの時の私はアンのように大げさに生きていたのよ、と。 そう言って、いつか大人になってしまった私にまた読ませたい本です。 「余生」という言葉が、印象に残りました。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.35
(5pt)

読んでて苦しい。

主人公アンは本人が言うように正しく「中二病」な中学二年生の女の子。 自分の美意識に合わない日常に絶望し、クラスの昆虫系、徳川に自分の殺人をオーダーメイドする。

ーーーーー

私が中学二年生だったのは、この本を読んだたったの2、3年前のことです。私はこんなリア充な学校生活を送ってはいなかったけれど、それでも共感できたところはたくさんあって、アンの言葉の一々が苦しくって痛かった。 途中からぼろぼろ泣きながら、一気に読み終えてしまいました。それくらいにアンに引きずられました。 きっと、もっと大人になった私から見たら取るに足らない、そんなもの、と笑ってしまえるようなものに、絶望したり、舞い上がったりしてあの時の私はアンのように大げさに生きていたのよ、と。 そう言って、いつか大人になってしまった私にまた読ませたい本です。 「余生」という言葉が、印象に残りました。
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.34
(5pt)

現実はこんなもの(ネタバレ)

「事件」が、予定調和のような盛り上がりが無く終わったところがむしろ現実味があったように思えて切なくなりました。
アンを殺したくないから他の理由をこじつけたり、一人になるのを恐れていたところに中学生らしさを感じました。
勝利がアンを好きだったとして、「事件」の一件で勝利は、アンと接点を持てたことに喜びつつもアンに殺してほしいと頼まれ傷ついていたのではと勝利の気持ちを想像すると胸が締め付けられるようでした。
そしてラストのアンと勝利の再会からまた新たな始まりを感じさせるストーリー性のある創作ならではのきれいな締められ方なのではないかと感じました。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.33
(5pt)

現実はこんなもの(ネタバレ)

「事件」が、予定調和のような盛り上がりが無く終わったところがむしろ現実味があったように思えて切なくなりました。
アンを殺したくないから他の理由をこじつけたり、一人になるのを恐れていたところに中学生らしさを感じました。
勝利がアンを好きだったとして、「事件」の一件で勝利は、アンと接点を持てたことに喜びつつもアンに殺してほしいと頼まれ傷ついていたのではと勝利の気持ちを想像すると胸が締め付けられるようでした。
そしてラストのアンと勝利の再会からまた新たな始まりを感じさせるストーリー性のある創作ならではのきれいな締められ方なのではないかと感じました。
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.32
(1pt)

う〜ん、いまいち。。。

ストーリーは読みやすくスルスル読めました。
しかし、これまでの作品同様、作者が主人公に自己投影しているような雰囲気があり、またこのパターンかと萎えました。女子の格差を対比して描いていたけれど、上辺にいるのが自分で、底辺にいるのが自分を羨ましがっている友人、という構図がとても気持ち悪い。ライトノベル的な内容を妙に文学的にまとめようという野心が見え見えで、それが底の浅さを露呈していると感じました。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.31
(1pt)

う〜ん、いまいち。。。

ストーリーは読みやすくスルスル読めました。
しかし、これまでの作品同様、作者が主人公に自己投影しているような雰囲気があり、またこのパターンかと萎えました。女子の格差を対比して描いていたけれど、上辺にいるのが自分で、底辺にいるのが自分を羨ましがっている友人、という構図がとても気持ち悪い。ライトノベル的な内容を妙に文学的にまとめようという野心が見え見えで、それが底の浅さを露呈していると感じました。

オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.30
(4pt)

エピローグが好き

中学生女子が自殺を考える話です。

 おそらく最近では最も辻村節が全開となった濃い中二病的な雰囲気の中、追い詰められていく主人公の姿に、どうなるんだ、どうなるんだ、と気になって読み進めていけるのですが、いったん本を置いて現実世界に身を置くと、再びこの世界に入っていくのは少なからず意志の力を必要としました。

 だからこそか、そうしてたどり着いたエピローグは、二人の濃密な時間が否定されなかったこともあってか、とても印象的に感じられました。もしかしたら、わたしにとって今後1番記憶に残っていく辻村作品になるのかも……。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.29
(4pt)

エピローグが好き

中学生女子が自殺を考える話です。

 おそらく最近では最も辻村節が全開となった濃い中二病的な雰囲気の中、追い詰められていく主人公の姿に、どうなるんだ、どうなるんだ、と気になって読み進めていけるのですが、いったん本を置いて現実世界に身を置くと、再びこの世界に入っていくのは少なからず意志の力を必要としました。

 だからこそか、そうしてたどり着いたエピローグは、二人の濃密な時間が否定されなかったこともあってか、とても印象的に感じられました。もしかしたら、わたしにとって今後1番記憶に残っていく辻村作品になるのかも……。
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039
No.28
(3pt)

本書が描く青春の味は体育館のマットの埃と汗のにおい

タイトルに惹かれて読み始めたのですが、てっきりミステリーだと思って読んでいたら、最後まで事件が起きずに終わってしまいました。本書は、青春小説でした。

青春とか恋愛とかってジャンルはどうにも気恥ずかしくて、あまり読まないのですが、久々に読んだ青春小説はなかなか心くすぐるものがありました。主人公は中学二年生の女子。派手系のリア充女子です。無視、いじめ、恋愛、嫉妬など様々な日常の中で、非日常にぼんやりと憧れる彼女が見つけた安定剤が「殺人」でした。隣の席に座る、昆虫系の男子、徳川を「犯人」にうってつけだと見初め、隠れて会いながら「自分の事件」を作る妄想を膨らませていきます。

作中では主人公が綴る計画が「悲劇の記憶」と題したノートに記されていきますが、これを含んだ本書自体は「青春の記憶」と呼べるでしょう。中学二年という「中二病」の言葉の由来ともなった、暑くて臭くて面倒くさい時期ならではの、日常風景が上手に切り取られていると思います。

たまには、こうした作品で自身の懐かしいあの時代を振り返るのも良いものですね。まあ、私の中二時代はリア充とはほど遠かったのですけれど。
オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブ (集英社文庫)より
4087453138
No.27
(3pt)

本書が描く青春の味は体育館のマットの埃と汗のにおい

タイトルに惹かれて読み始めたのですが、てっきりミステリーだと思って読んでいたら、最後まで事件が起きずに終わってしまいました。本書は、青春小説でした。

青春とか恋愛とかってジャンルはどうにも気恥ずかしくて、あまり読まないのですが、久々に読んだ青春小説はなかなか心くすぐるものがありました。主人公は中学二年生の女子。派手系のリア充女子です。無視、いじめ、恋愛、嫉妬など様々な日常の中で、非日常にぼんやりと憧れる彼女が見つけた安定剤が「殺人」でした。隣の席に座る、昆虫系の男子、徳川を「犯人」にうってつけだと見初め、隠れて会いながら「自分の事件」を作る妄想を膨らませていきます。

作中では主人公が綴る計画が「悲劇の記憶」と題したノートに記されていきますが、これを含んだ本書自体は「青春の記憶」と呼べるでしょう。中学二年という「中二病」の言葉の由来ともなった、暑くて臭くて面倒くさい時期ならではの、日常風景が上手に切り取られていると思います。

たまには、こうした作品で自身の懐かしいあの時代を振り返るのも良いものですね。まあ、私の中二時代はリア充とはほど遠かったのですけれど。
オーダーメイド殺人クラブ Amazon書評・レビュー: オーダーメイド殺人クラブより
4087714039