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死体を買う男
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死体を買う男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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葉桜〜が全くハマらなかったのですが、こちらは面白く読めました。 個人的には作家の名前を借りない方が純粋に楽しめたかも。 | ||||
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現代小説ですが、乱歩が好きなら面白く読めると思います。 近代小説の文体そのものが苦手でなければぜひ一読あれ! | ||||
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この方の作品は今回で3作目です。 この方の作品は内容がつまらなくても、引き込むチカラがあるのか結局最後まで読んでしまいます。 この作品に関しては非常に面白かったです!! 1番最初の段階の双子云々については中盤あたりで感付きましたが、その後の二転三転は全く想像もしませんでした! 一筋縄では終わらない、最後まで読者を騙す。これぞまさにどんでん返しの本来あるべき姿だと思います!! お見事でした! | ||||
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「密室殺人ゲーム」の作者さまなのでなんの不安もなく購入。 安心できる文章力と構成の巧さです。 江戸川乱歩の未発表作かと匂わせる謎の小説「白骨記」。 それを読んで衝撃を受けたベテランミステリ作家は作者との接触を図る。 作中作の「白骨記」は乱歩と萩原朔太郎が探偵役を務める内容で、興味深い。 突っ込みどころもなくはないけど、それも往年の探偵小説の雰囲気として纏まっている。 真相らしきものを掴んで「ははーん」と得意げに読み進めてもそれは作者の術中で、 さらに深い真相に驚愕必至。 なにより作者さまの探偵小説への敬意とか愛情が感じられて、とても楽しんで読める佳作に仕上がっております。 | ||||
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本作以前の歌野氏の作品は、アイデアは面白いが、文がやや稚拙・・登場人物の描写が表層的などのイメージがありましたが、江戸川乱歩の文体のパスティーシュを駆使し、緻密なプロットを駆使した本作により、後の葉桜の・・・でのミステリー関連賞総ナメ、遂には直木賞候補になるまでの実力派作家となる布石となった記念すべき作品です。ノベルズ版では島田荘司氏もこれで歌野君は真の作家となったと太鼓判押しておられたのも納得の一作。江戸川乱歩好きにはたまらない作品である。 | ||||
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ユニークな着想が面白いです。江戸川乱歩の未発表小説のなかで繰り広げられる事件に乱歩と詩人にして探偵小説の愛好家でも知られた 萩原朔太郎が挑みます。 秀逸にして特色なのがまさにこの二人の描写と言って良くて,変に理想が高く神経質なのにどこかぐじぐじ情けない乱歩に,表面上は 脳髄に変調をきたしているんじゃないかと見紛うほどエキセントリックだが不思議とユニークで憎めない朔太郎という人物造形が見事。 参考文献も掲載されているが,知識を持ってよく両者の内面に迫れていて何か感慨深い。かなり意図的に多用された黴臭い文体も嫌味が なくて愛着が湧く。 またプロット全体を通して吟味してみても歌野らしいかな。彼の作風は一見シニカルにも感じるが根底はかなり本質的で,新しいものも さっさと取り込むけど,過去への敬意も忘れないと言おうか,あまり境界線がなくて拘らないように感じる。 一般に作中作と呼ばれる本作ストーリーの基盤をなす未発表小説の時代背景は当然過去なわけだが,同時に進行する現在に対する意識が また先鋭的。それがリンクするラストシーンの描き方なんかも力量を示している。 古き良き探偵小説のふんいきを満喫できる懐古趣味へ斬新な色彩を添えた意欲作だろう。 | ||||
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作中作の形をとった事件の本編部分と 小説家視点からの真実を組み合わせたミステリー. 本編部分では乱歩らしいおどろおどろしい事件を演出しつつ きちんと合理的な真相にまとめられている. 乱歩と朔太郎という2人の登場人物もなかなか魅力的に描かれていて よくできているなと感じた. 小説家視点の部分はなかなか面白くはあるが, イマドキのミステリーというフィルターをかけると 意外性という点ではやや物足りない. この辺はもう一ひねり欲しいところ. それと・・・タイトルの意味がよくわからない. 読後の不消化感の一番の理由はこれかもしれない. | ||||
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作者の小説は読んだことがなく、ジャケ買いのような形で購入しました。 思いついても、構成するのが難しそうなコンセプトですが、キチンとまとめられていると思いました。 趣旨に合った構成も読みやすいです。 乱歩好きの私は楽しく読ませてもらいました。 | ||||
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作者の小説は読んだことがなく、ジャケ買いのような形で購入しました。 思いついても、構成するのが難しそうなコンセプトですが、キチンとまとめられていると思いました。 趣旨に合った構成も読みやすいです。 乱歩好きの私は楽しく読ませてもらいました。 | ||||
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これは面白かった! 今読んだばかりなので、素直な感想が上の言葉です。 タイトルがいいですよね、『死体を買う男』。 このタイトルだけで購入してしまったようなものです。 (タイトルと装丁でやられることが多い) (でも当たりも多い!) 本作は江戸川乱歩を思わせる作品が突然発表されたところから始まります。 タイトルは「白骨鬼」。 以降物語は、主人公の細見さんの物語の中で「白骨鬼」の物語が進んでいきます。 (いわゆる劇中劇) また「白骨鬼」の登場キャラクターもいいんですよ。 江戸川乱歩と萩原朔太郎! こりゃミステリファンなら涎ものの設定です(笑)。 さてさて。 ストーリーのポイントは「なぜ細見さんが『白骨鬼』に興味を持ったのか?」というところが論点になります。 そのために、『白骨鬼』のストーリーがキーになってくるわけです。 あくまで『白骨鬼』を“細見”の名で出版したいというその頑なな思いはどこからくるのか? 喉頭がんで死を目前にした作家の静かな執念を感じさせます。 『白骨鬼』の中のストーリーもやってくれます。 萩原朔太郎による謎解きが一度終わったと思って脳みそをエピローグにもっていくと急展開! すこし黄昏がただよう江戸川乱歩の口述がセピア色に響いてきます。 病室の細見が書き上げた『白骨鬼』の「おそろしき錯誤」の章。 物語は静かにフェイドアウトしていくことになります。 とっても楽しめる一冊です! | ||||
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これは面白かった! 今読んだばかりなので、素直な感想が上の言葉です。 タイトルがいいですよね、『死体を買う男』。 このタイトルだけで購入してしまったようなものです。 (タイトルと装丁でやられることが多い) (でも当たりも多い!) 本作は江戸川乱歩を思わせる作品が突然発表されたところから始まります。 タイトルは「白骨鬼」。 以降物語は、主人公の細見さんの物語の中で「白骨鬼」の物語が進んでいきます。 (いわゆる劇中劇) また「白骨鬼」の登場キャラクターもいいんですよ。 江戸川乱歩と萩原朔太郎! こりゃミステリファンなら涎ものの設定です(笑)。 さてさて。 ストーリーのポイントは「なぜ細見さんが『白骨鬼』に興味を持ったのか?」というところが論点になります。 そのために、『白骨鬼』のストーリーがキーになってくるわけです。 あくまで『白骨鬼』を“細見”の名で出版したいというその頑なな思いはどこからくるのか? 喉頭がんで死を目前にした作家の静かな執念を感じさせます。 『白骨鬼』の中のストーリーもやってくれます。 萩原朔太郎による謎解きが一度終わったと思って脳みそをエピローグにもっていくと急展開! すこし黄昏がただよう江戸川乱歩の口述がセピア色に響いてきます。 病室の細見が書き上げた『白骨鬼』の「おそろしき錯誤」の章。 物語は静かにフェイドアウトしていくことになります。 とっても楽しめる一冊です! | ||||
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この小説は、江戸川乱歩の未発表作を思わせる小説を入手した作家が、その全貌を明らかにした本、という体裁をとっています。謎の探偵小説「白骨鬼」と、原稿を入手した経緯が交互につづられており、全く別物であるはずその二つの世界が、やがて意外なかたちで交わってきます。そんな凝った筋立てが楽しく、また独特の雰囲気を楽しめる一冊でした。 作中作の「白骨鬼」に、子供のころに乱歩の小説にドキドキしたことをちょっと懐かしく思い出しました。荻原朔太郎の迷探偵ぶりも魅力的です。 | ||||
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「死体を買う男」。このタイトルからはとてもおどろおどろしい作品を想像してしまいますが、実は、そうではない。 シンプルな作品ではないが、読むのに苦労はしないと思うし、読後感も悪くないと思います。 途中からは、おもに、タイトルと内容の整合性を考えて読んでいましたが、最後の最後になんとなく一致したかなと。 読んでみて、損はない!!と思います。 | ||||
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1995年に光文社から出た文庫本の再録。 乱歩の幻の作品が発見されたという設定で始まる作中作ミステリ。 江戸川乱歩と萩原朔太郎が活躍するミステリとして読むことも出来るし、乱歩風の文章・雰囲気を楽しんでも良い。もちろん本格ミステリとしての魅力も十分。奇妙な謎、結末の意外性もバッチリで、最後まで飽きずに読むことが出来た。 | ||||
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乱歩の小説を思い出させるような 怪奇な自殺?殺人? 小説と現実をうまく交差させ、読者は何度もだまされます。 さすが 歌野さん。 こういう雰囲気がいいですねぇ。 | ||||
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あるとき、細見辰時は「月刊新小説」に載っていた『白骨鬼』という小説に心を奪われた。その作品は、いかにも江戸川乱歩が書いたような作品だったからである…。 『白骨鬼』は、乱歩がとある目的で訪れた紀州で起きた事件を友人の荻原朔太郎と共に捜査していくという小説である。 一方、細見は伝をたどって『白骨鬼』の作者に会うのだが…。 この作品は、作中作という形式を取っている。 それがこの作品では絶大な効果を発揮している。 また、最後のどんでん返しはこの作品が作中作であるからこそできたものである。 | ||||
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自分の作品の出来に満足できず、死を決意した探偵小説家。ぎりぎりで彼の自殺はある若者に止められるが、その若者はあくる日、首をくくり自殺した。謎を追う乱歩とその友人の萩原朔太郎・・・。 「作中作」、詩の「見立て」、「双子トリック」。それらに乱歩を思わせる文体が怪しさを漂わせる。≪フーダニット(犯人当て)≫としても楽しめるけど、それだけにとどまっていない。むしろその先こそがこの作品の真の魅力である。 | ||||
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