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前日島



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【この小説が収録されている参考書籍】
前日島
前日島(上) (文春文庫)
前日島(下) (文春文庫)

前日島の評価: 4.14/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

な、長い…

訳者解説にあった、「読者も訳者も作者も疲労困憊」という表現に非常に共感を覚える。とにかく困難な読書である。何しろ、最初の100ページくらいまで読んでも、この小説のテーマが分からないのである。
2つの違う時間軸の話が平行に進み、ようやく統合されたと思ったら、今度は作中作がボリュームを増し、本編を乗っ取ってしまう。
頭がくらくらとしながらも、ヘタレな主人公の今後が気になってなんとか読み進め、最後には本を置いてばったりと倒れるという、トライアスロンのような小説である。読了した自分をほめたい。
前日島Amazon書評・レビュー:前日島より
4163185003
No.2:
(3pt)

そうですねぇ・・

「薔薇の名前」が一番面白かったんじゃあないでしょうか。次の「フーコーの振り子」は第一作以上の力作と思いますが、エンターテイメント性では劣ります。そしてこの「前日島」、アイディアはすごくよくわかるのですが、そのアイディアの生かし方、つまりせっかくの「日付変更線に貫かれる島」が生かされていないように思うのです。「薔薇」の明快な結末、「フーコー」の恐るべき結末のような必然性がわたくしにはよくわかりませんでした。
 ということで、前二作よりも評価は落とさざるを得ません。
 ところで、まだ本邦未紹介の新作の出来はいかがなものなのでしょうか。楽しみですね。
前日島Amazon書評・レビュー:前日島より
4163185003
No.1:
(3pt)

すんごい。

個人的には、非常に好きです。ガウディの建築みたいな本です。
主人公ロベルト君はしょうもない人間です。作中のエピソードもトホホな感じでいっぱいです。しかし、くだらない話を延々と積み重ね、それを膨大な知識で裏打ちすると、目の前にあるのは奇妙で、存在感のある物語の世界。ただ、物語はぐにゃぐにゃと波のように展開していますので、読む人を選ぶとは思います。ですので、☆三つ。それさえクリアできれば、☆五つです。
前日島Amazon書評・レビュー:前日島より
4163185003

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