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薔薇の名前



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薔薇の名前の評価: 4.19/5点 レビュー 117件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 81~92 5/5ページ
No.12:
(5pt)

1327年のシャーロック ホームズ

極めて重い内容のサスペンス スリラーで,意図的にユーモアを排除しているために簡単には読めない.しかし,余りに異様な事件が連続するために,どうしても読み続けたくなる.主人公はバスカヴィルのウィリアムことシャーロック ホームズで,弟子のメルクのアドソがワトソン役.解くべきものは,連続変死事件.場所はトリノの南にある修道院で,迷宮構造のヨーロッパ随一の図書館をもつ.中世の修道院の日常生活が克明に語られる一方で,連日のように修道士が死ぬ.これは図書館の中の世界にただ一冊しか残っていない写本と,これを決して人目に触れさせたくない意思のなせる業である.己の正義を疑うことのない意思は,結局,悪魔の意思であって,さすがのホームズも悪魔には勝ち目はなかった.翻訳は非常に優れたもので,ただ敬服するだけである.しかし,現在の日本語の常用の語彙からは消えてしまった単語が多用されるので,誤解されることも多いだろう,と思われる.巨大な語彙は,作者の得意とする所で,やむを得ないことなのだ.
薔薇の名前〈上〉Amazon書評・レビュー:薔薇の名前〈上〉より
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No.11:
(5pt)

万華鏡のような小説

この小説にはとてもたくさんの鍵やメッセージが織り込まれているので,読む人によって印象に残ったことがてんでんばらばらになるのではないでしょうか。作者は「仕掛ける」けれど、どう読むかは全て読者におまかせ、みたいな。非常に面白いです。なにしろメインテーマが何かについてさえ、人によって意見が分かれると思います。私なりに「これだ」と思うというメインテーマはありますが、本書が推理小説として書かれている以上、それは人には言えないのです。各人が読んで見つけてのお楽しみ。それが正解とは限らず、同じ人が何年か後に読んだときまた違った見方ができそうなのも魅力です。
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4488013511
No.10:
(4pt)

雰囲気にひたろう

基本的には推理小説。ヨハネの黙示録」やトマス・アクィナスの神学などが出てくる。これでびびってはいけない。私は、登場人物たちが繰り広げる神学論争は、流した。こんな議論が活発だった、という雰囲気を知れば十分だと思う。歴史的背景も入り組む。迷宮も出てくる。隅から隅まできっちり読むのには骨が折れる。しかし、単なる殺人トリックに終始するミステリーと違い、文化的好奇心を満足させてくれるところが、本書が受けた理由だと思う。日本語訳は、原語には忠実なのかもしれないが、一文が長く、読みにくい感じで、力尽きて数ヶ月ほったらかしたこともある。原書のラテン語はカタカナ表記で訳出。これもイマイチ。漢文読み下し風のほうが、らしかったのではないか。この作品はショーン・コネリー主演で映画化されている。筋はかなり変わっているが、本書の世界をいかんなく映像化できていると思う。まず映画を見てから本書を読んでも、面白いだろう。
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No.9:
(4pt)

人間の知的営みの本質は何か

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No.8:
(5pt)

小説の醍醐味

文学とエンターテイメントの良い所取り!読み応えがあって且つ最高におもしろい!
エーコの中でも傑作でしょう。
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No.7:
(5pt)

記号論的小説

エーコは記号学者である。だから、この小説もいたるところに記号が配置され、それが推理のもとになっている。参考文献2000冊とエーコが豪語するだけのことはあって、とにかく複雑怪奇な中世ヨーロッパの信仰世界をみごとに描ききっている。特に、中世のキリスト教の信仰が「笑い」を否定しているため、「笑い」に関する本をめぐって殺人事件が起こっていくという設定は、うますぎて文句にいいようがない。
薔薇の名前〈下〉Amazon書評・レビュー:薔薇の名前〈下〉より
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No.6:
(5pt)

マイ・ベスト・ミステリー。

大学1年の頃、夢中になって読んだ1冊です。英文学を専攻していましたので、そういう面でも興味を持って読みました。以来、この十年間に、様々な研究書が出され、翻訳上の問題なども取り沙汰されましたが、そういうものを度外視しても、本当に面白かったです。先を読みたいけれど、読み終わりたくない、いつまでもこの世界に浸っていたい、そんな読書体験をしたことを、今でも鮮やかに思い出します。特に知的な部分で様々な刺激を受けました。
様々なミステリーを読んで来ましたが、マイ・ベストはコレです。
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4488013511
No.5:
(5pt)

ヨーロッパという図書館

「時代小説」という意味では、卓越した著作です。もちろん、ヨーロッパ中世がそのままここに描かれたような姿をしていかどうかは確証できません。けれども、ヨーロッパの知の歴史が、きわめて政治的で生々しい時代の光景のなかにあったのだ、ということを直感的にわからせてくれる効果は、たしかに、この本の中にあるでしょう。これもまた、ひとつの分水嶺を描いた物語なのです。いま、私たちが生きているような、あるいはそれとは異なった。
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No.4:
(5pt)

自己完結した宇宙のような小説

確かに、中世の修道院という舞台設定、長々と続く描写、背景にあるキリスト教的世界観、全てが日本人には入りにくさを感じさせます。しかし、これほどまで読者を自らの世界に引き込む小説は数少ないと思います。推理小説、時代小説としての要素だけでなく、哲学、数学(記号論)といった要素が凝縮された本書は、完全に小説の域を越えています。
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No.3:
(5pt)

読書の醍醐味を満喫させる本

「週刊文春」20世紀傑作ミステリーベストテンで堂々の第2位。しかし本書を純粋なミステリーや推理小説だと期待して読むと、いい意味で裏切られます。確かに筋立ては中世の僧院を舞台にした連続殺人事件を中心に展開しますが、本書の主題は謎解きの面白さというよりも(純粋に謎解きという面からみた場合、トリックの奇想天外さや手がかりの配置の巧みさ、という点ではむしろ不十分かも知れません。)、古典文学や神学の知識を縦横無尽、幾重にも織り込んだ舞台設定を堪能させながら、殺人事件の解明というストーリーを通じて、「真理(真相)を絶対視することの危険性」を読者に問いかける点にあります。本書は一読しただけでは味わいきれない、いや、おそらくほとんどの読者にとって、本書を味わい尽くすことは不可能でしょう。しかし、中世北イタリアの僧院というエキゾチシズムあふれる舞台設定と、「真理とは」という壮大な主題にむけて収斂、昇華していくストーリーを追いかけるだけで、十分に「読書の醍醐味」を満喫することができます。「20世紀中第2位」というのは少し大げさかも知れませんが、世評に恥じない大著だと思います。
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No.2:
(5pt)

ホームズのパスティッシュとして最高の一つ

本書は、記号論などで著名なエーコが小説を書いたと言うことで有名な作品です。でも、そういうことに関係なく、これは素晴らしい推理小説です。読んでみるとすぐにわかるのですが、これはアーサー・コナン・ドイル卿のシャーロック・ホームズのパスティッシュなんです。西暦1327年のベネディクト会の修道院を舞台に設定にし、事件の鍵に写本が使われています。修道院で起こった修道僧の殺人事件の謎を解くために、院長は偶然滞在中のバスカービルのウィリアムに犯人探しを依頼します。バスカービルというだけで、シャーロック・ホームズファンならば、バスカバービルの犬を思い出しますね。ウィリアムを始め、すべての登場人物は、それぞれ印象的な性格の人物で、だれもが過去に何かを持っているという!感じです。また、当時の修道院や村の様子、フランシスコ会との確執、宗教裁判の話題が巧みにからめているのも面白いです。本当に、この小説のどこをとっても、引き込まれてしまい、読み出したら止められません。第一級のエンターテイメント小説です。
薔薇の名前〈上〉Amazon書評・レビュー:薔薇の名前〈上〉より
4488013511
No.1:
(5pt)

神聖

この作品の映画を見た方にも、映画を見ていない方にもおすすめしたいです。日本人にとっては、何かと縁遠いことが多い宗教について、よく考えさせてくれる作品です。
薔薇の名前〈上〉Amazon書評・レビュー:薔薇の名前〈上〉より
4488013511

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