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ガラス張りの誘拐
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ガラス張りの誘拐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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『ジェシカの駆け抜けた7年間について』に続いて歌野晶午さんは2冊目。 すでに私はこの作家のファンになっています。 推理小説をそこまでたくさん読んでいるわけじゃないけど思うのは、やっぱり動機が面白いかどうか、動機に共感できる部分や裏切りがあるかどうかが重要ということ。 その点こちらの作品の犯人の動機は面白いし共感できる。 なぜ真相を明かそうと思ったかという動機付けも、同じ境遇を背負った被害者への共感があるので説得力がある。 読みはじめは主人公の刑事の造形がやや類型的でちょっと心配になったものの、緻密に組まれたプロットや犯人が背負ったシュールな過去など、ミステリーを読む愉しさを教えてくれるような作品だったように思います。 | ||||
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※ 真相に触れているレビューです ※ 前半の連続婦女誘拐殺人事件と、後半の誘拐事件との間に繋がりが薄いのが、個人的に一番のマイナス点。身体の各部位を切り取った謎も意味が無いし、犯人に迫る推理も大雑把で、決め手は犯人の同僚からの情報提供があったお陰というのもお粗末。また家出してただけの深雪があれだけ大々的にテレビや新聞で報道されている事件にまったく気付かなかったというのもご都合主義すぎ。 妻と死別して仕事に身が入らなくなったアウトロー気味の刑事とか、その父親に反抗して家出する思春期の娘など、登場人物のキャラ描写もステレオタイプでありがち。真犯人の動機とやる事のギャップにいまいちリアリティが無いのも難点。 | ||||
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読み手を驚かすためでしょうか。 かなり強引で無茶苦茶な展開。 何でもありはやめてほしい。 | ||||
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この人の作品は、いつも最後までネタがばらされないし、また想像もつかない形で、読者は騙される。今回の作品もある 連続殺人を振り出しにして、家出少女が誘拐されるという事件が話の中心となる。この少女の父親は刑事、しかし片親 でこの少女は家出常習犯。犯人は、大胆にも金を持って、浅草寺の人ごみに父親をおびき出し、それをテレビ中継する ことまで要求するのだ。誰が犯人?動機は?どうやって身代金を奪取するのか?全く想像もつかない形で話は進んで 行く。そして、最後の結末は、やはり衝撃的だ。全体にご都合主義がないとは言わないが、全体的には小振りながら 良く出来た推理小説になっていると思う。 | ||||
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歌野氏の○○の家シリーズ3部作後、発表された誘拐事件をモチーフにした氏としては新機軸となる1作。3部構成で事件は独立しているが、最後まで読むと一連の繋がりが判明するという凝ったプロットの作品。歌野氏の作品としては、前作の動く家の殺人から作家としての力量が格段にアップした感じがありますが、本作もそれを証明するに十分の出来栄え。本作の後に発表する映画化もされた「さわれたい女」と並ぶ歌野誘拐サスペンスミステリーである。3章でも○○と思って読み進めていると○○だった・・の大袈裟ではないが叙述系テクニックも冴えています。まあ、真相は途中くらいから分かる人も多いでしょうが、話の構成がうまいため、一気に最後まで読ませます。 | ||||
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本文中にもありますが、誘拐は身代金の受け渡しをどうするかが一番のテーマではないでしょうか? 犯人自体は、被害者が特殊な血液型というところから、なんとなく解ってしまったので、この一点を楽しみに読みましたが、最後の結論には肩透かしを食った感じがしました。 | ||||
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ストーリーと結末については賛否が分かれる作品だと思います。 この作者さんの作品は大体がそうですが・・・。 「葉桜の〜」ほどのオチではありませんが、個人的には面白かったですね。 文章力もあり、ページを次々とめくらせる展開力は他の作品同様、素晴らしいものが あると思います。 あえて注文を付けるとすれば、少しユーモアの要素があればもっと楽しめたんじゃな いかなぁ〜と思います。 | ||||
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レビューのタイトルどおり。 それ以上でも以下でもない。 筆力があるので、するすると読める。 いわゆる「新幹線小説」にはうってつけだろう。 作者の熱狂的ファンならおすすめするが、 「葉桜の季節〜」1冊しか読んでない人にはおすすめしない。 | ||||
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読み始めてすぐに、余りのリアリティの無さにウンザリし始めたものの、裏表紙に書いてある「驚天動地の結末」を信じて最後まで読みましたが・・・。 酷い、余りに酷い・・。人間の描き方も薄すぎるし、プロットも強引で無理矢理。 私の生涯ベスト5に入る駄目ミステリーだと思います。 決して誇張している訳では有りません。 読み終わって、こんなレベルの小説を平然と販売している出版社(編集者)に少し腹が立ちました。 文句ばかりで済みません・・ | ||||
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とても傲岸な書き方になりますが、 この作者「作品数を重ねるごとにうまくなっている」ように思えます。 デビュー間もないころから比べると、格段に読ませる作品です。 「推理小説って、結局のところ犯人をどうやって捕まえるかってことでしょ?」 などと思っている推理小説を“食わず嫌い”されている方に手にとってもらいたい作品です。 | ||||
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文庫の裏表紙に書いてあるような「驚天動地」とまではいかないが、第二、第三、第一という順に並べられた事件が、謎が謎を呼ぶ展開になっている。 犯人の自殺のあとに残される謎、新たな誘拐事件、そして迎えるある人物の告白・・・。 タイトルになっている第三の事件が、奇抜な犯人の要求に惑わされる事件なのだが、ちょっと設定や動機が弱いかなあ。刊行時(1990年)に読んだらもっと新鮮だったかもなあ、という気はする。 でも「保健室の名探偵」こと梨花、それから本来の主人公佐原刑事ともに、なかなかいい奴じゃないか・・ということで☆4つ。 | ||||
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衆人が見ている前で……騙されたくなりますね。連続誘拐犯を追う一部から……その後に見せる2,3部へと大変面白い構成になっています。ただ、もう少しボリュームがあっても良かったんじゃないでしょうか。『葉桜~』と比べると、質などは落ちるかもしれませんが、作者に興味があればお勧めします。 | ||||
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