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数学的にありえない
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数学的にありえないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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☆一気に読ませてくれるカコイイ エンターティメントと思います。登場人物たちが魅力的で凄くてイイです。ベスターの「分解された男」ほどシビレませんが、しかし、このようなものを読了すると一服がすごくすごくおいしい筈なのです、しかし・・・・・・・ これは新しいタイプの禁煙啓蒙小説です。 脳の中にあぶない汁を流し込む愛情生活を生きる女子が、タバコを吸う健康な人を見てげんなりしたりしています。タバコは常に登場し、存在感を持たされています。そして物語は禁煙へ向かって猛ダッシュします。ああ。「禁煙セラピー」を読んだ後みたい(゜∇゜。)ホロホロホロ。禁煙をすると健康に良く、生きる確率がUPする!というのが真の主題であると思います。このノベルは、禁煙と健康と人生を考えさせます。同時にまたイノチ及び臓器類自由交換推薦小説でもあります。 | ||||
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集合的無意識とは、2人以上(数量を規定しない複数)が同時に(=何らの時間差なく)全く同じことを考える、知るということだ。ユングやらがシンクロニシティとした考え方である。この考え方を複雑系に適応すると規定しない超複数の無意識が絡み合うことで未来が予測できるようになる、とされている。これを量子論の基盤に展開してある。量子もやはり、2つ以上の物質が同時に2箇所以上に存在する、というこれまでの物理学を覆す理論でこれまでに「可能かどうかはともかく、全く不可能ではない」というステイタスまで行き着いていて、量子コンピュータの開発が成されている。 止まれ。この集合的無意識による知覚の統合ってどっかで聞いたことないか? WEB2.0!そうだった。。。WEB2.0は一定の、しかし数量を規定しない複数がネットワーク上で知識を共有し、知覚を統合していくという「集合知」が発想の源泉。これによって世界でほとんど同時に同じ発見や発明が成される可能性が向上する。さしづめ「量子論」に基づく認知心理学での応用による集合的無意識は量子コンピュータのα化によって実現するWEB100.0くらいに位置づけられるんだろうな。最も集合的無意識にはコンピュータは統計的なデータとして無意識をメモリーすること以外には必要ないけど。 てなことを書きつつも、これは見事な冒険小説。わくわくドキドキしながら読んだ。そこここに、やたらと確率計算が出てくるので電卓片手に読むと実際に計算できて楽しいです。 最後に、作者のアダム・ファウラー。スタンフォード大学でMBAをとった秀才。そしてJ.P.モーガンなど超メガ企業で働いていたエリート。しかし、彼は何と、ほとんど眼が見えないのである。つまり、この小説は純粋に彼の頭脳の中でのみヴィジュアライズされたのだ。全くもって事実は小説よりも素晴らしい。まいっちゃうよね。 | ||||
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’06年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第3位、「このミステリーがすごい!」海外編第5位にランクインした、アダム・ファウアーのデビュー作。 ’05年の発表以来またたく間に16カ国あまりで翻訳されベストセラーとなり話題を呼んだ、圧倒的なリーダビリティーを持つノンストップ・サスペンスである。 巨大な陰謀に巻き込まれた天才数学者ケイン。窮地に追い込まれた彼の唯一最大の武器、それは「確率的に絶対不可能な出来事」を実現させる能力だった・・・。 北朝鮮に追われるCIAの女性工作員、謎の人体実験を続ける科学者、政府系の秘密研究機関、ロシアンマフィアとその手下、宝くじを当てた男、難病の娘を持つプロの追跡屋。随所に仕掛けられた伏線が次々に起爆、全ての物語は驚愕の真相へと収束する・・・。 基本的には、逃亡&追跡活劇だが、確率論をはじめとする数学、統計学や量子力学、物理学等、数々の理数系のガジェットがところどころに組み込まれ、読者の知的好奇心をそそり、壮大なホラ話のような“ありえそうにない”ことが、さも“ありえそう”な話になっている。読者は、知らない間にファウアーの術中にはまり、ハラハラ・ドキドキしながらページをめくってゆくことになる。 とにかく、奇想満載、知的興奮と活劇の昂揚間違いなしのページ・ターナーである。 | ||||
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ある特殊な能力に目覚めた天才数学者ケインと、その能力を利用しようと企む科学者達の攻防を描いたサスペンス。 序盤は登場人物の顔見せと伏線張りばかりで若干退屈だが、 ケインが状況を打開するために能力を使い始めるところから物語りは一気に加速していく。 ケインの計画の全貌が、最後まで読者にも明かされないため、先が気になってどんどん読み進めてしまう。 そしてラストに全ての伏線がパズルのラストピースのようにピタリとはまっていく様は素晴らしい。 役者があとがきで「M・ナイト・シャマランの作品に似ている」と書いていたが、 序盤はダラダラしていてラストで一気にネタばらしするというところは確かに似てます。 タイトルに「数学」という言葉を冠しているが、 途中途中で薀蓄が披露されるといった味付け程度に止まり、物語の根幹にはあまり関わっていない。 数学の知識が無くても問題無し。誰でも楽しめます。 あと、作品内容には関係しないけど、ギラギラ光っている銀色の帯はなんとかしたほうがいい。 | ||||
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久々に、本屋で惹かれる本を発見。帯に書かれた文に興味を持ち、買ってしまいました。読み始めてから、ホントに一気読み状態。主人公のケインより、ナヴァの事件(話)が後がないという危機で、気になって読みましたよ。私は数学が大の苦手!最初は理解しようと一生懸命に読んでましたが、正直、数字を読むのも一苦労・・・。それでもナヴァの展開が気になる!途中からは理解するのは諦め、とりあえず読んで、ストーリーを進めました。たぶん、そういう方は多いと思います(笑)数学を理解出来なくても、読めますよ。ストーリーは面白いと思いましたし。でもやっぱり、ストーリーはケインよりナヴァの方が好きです。リアルな感じがします☆☆☆☆ | ||||
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久々に、本屋で惹かれる本を発見。帯に書かれた文に興味を持ち、買ってしまいました。読み始めてから、ホントに一気読み状態。主人公のケインより、ナヴァの事件(話)が後がないという危機で、気になって読みましたよ。私は数学が大の苦手!最初は理解しようと一生懸命に読んでましたが、正直、数字を読むのも一苦労・・・。それでもナヴァの展開が気になる!途中からは理解するのは諦め、とりあえず読んで、ストーリーを進めました。たぶん、そういう方は多いと思います(笑)数学を理解出来なくても、読めますよ。ストーリーは面白いと思いましたし。でもやっぱり、ストーリーはケインよりナヴァの方が好きです。リアルな感じがします☆☆☆☆ | ||||
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上下巻を通じて、アッという間に読んでしまいました。 多少、量子物理や統計学等の話がでてきますが気にすることはありません。 主人公が統計学者でありながら、 ”確率的にはありえない”ことをスリル満点で、戸惑いながら挑んでいきます、面白いこと請け合いです これが現実なのか虚構なのかを主人公が考える場面では、最近では、”マトリックス”、少し前では”トータルリコール”の映画を見ているような気がします。 また鍛え上げられた女性情報部員が活躍する場面では”ミッション・インポシブル”の場面を想像します。 とにかく各シーンが、映画を見ているように展開していきます。 エンターテイメントとしては、良くできています。 次作も期待したいです。 −些末なことですが− 題名が、”数学的に”とついているのは、ちょっと違和感があります。 原著題名”インプルーバブル”でも良かった気がしますが・・・。 | ||||
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統計学や量子力学の基礎がある人の知的好奇心を満足させるハードSF的な展開を期待したら期待外れかもしれません。読者に理科系の知識がない人がいることを考えれば、作中で学者に「そんなことも知らないのか」というような無知を演じさせねばならない興ざめは必要悪。芸術史を知らない人に「ダ・ヴィンチ コード」を読ませるテクニックと同じだと思いました。 物語は後半から勢いをつけ、ラストは「ほほう、そう来ますか」という展開。作者の単なる夢物語と思わずに読了するためには、やはり強引に現代科学に結びつけて納得するための知識も必要で、そこらの加減が人によってこの作品に対する評価の分かれるところでしょう。 | ||||
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タイトルで非常に興味をそそられました。原題はただの「improbable(ありそうもない)」ということで、うまい邦題の付け方だと思いました。帯やカバーの記述も絶賛の嵐で、これはやはり手に取っちゃいますね。 のっけから数学的なトリビアが散りばめられており面白いことは面白いのですが、本筋に深くからんでくるようなものではないことが読み進むうちにわかってきます。また、登場人物は皆あまり深みが無く、悪い意味で漫画的な印象を受けました。アクション場面や終盤、物語が収束してくるあたりはかなり読ませますが、途中の伏線の張り方がややぎくしゃくしており、トータル的な小説の完成度はそれほど高くないように感じられました。クライトンらと比較されることが多いようですが、(あとがきにも同様のことが少し書いてありましたが)個人的にはM・ナイト・シャマランの映画から受ける印象に近い読後感を持ちました。 結論としては、平均的な水準の作品という評価になります。途中で投げ出すことはまず無いでしょうし、それなりの満足感を得られる方が多いとは思いますが、「ハードカバー2冊、高かったな・・・」とお感じになる方も結構いらっしゃる気がします。 | ||||
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あまり細かい所を気にしてしまうと、数学的に?という箇所が出てきますが、気にせずに読めば、後半グイグイと引き寄せられます。 電車の中で気取って読む本としては最適かもしれません。 持っているだけで知的に見えるかも? でも次回作が期待できる作家です。 | ||||
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この本は上巻第1部だけ布石が主になるので、正直量子物理学や不確定理論についてつっこみたくなる人も多いかもしれません。が、これは駒を並べてるだけと流した方がいい。 何故なら、物語は動きだす第2部から加速して、とにかく先が気になってどうしようもなくなるからだ。謎が謎のまま、更に別の謎を生み出しながら、大きくうねり出す。 ナヴァの告白途中で上巻終了で、後半が気になって仕方なくなります。 読書の醍醐味、先が気になって読むのを止めれない。そんな気持ちになるのは、第2部に突入してから存分に味わえます。貪るように読めるものを探している人。お薦めです。 | ||||
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量子力学や確率のうんちくが披露されるのだけど、 二重スリットや猫の話とか殆ど常識と言えるモノばかり。 下巻の相対論の話では完全に間違ってたりもしてかなりしらけます。 (相対論的質量増加が飛行機が加速したときにおこるなど) 「前代未聞」とか刺激的な言葉で広告されてますが、SFには良くある話で、 理系的素養のない筆者が考える「数学的」ギミックをまぶして それっぽくしようとしたみたいですが、物語とかみ合ってなくて失敗してます。 未来予測と量子力学を題材にした「数学的にありえない」ミステリ風味の理系的小説が読みたかったらグレッグ・イーガンの「宇宙消失」を読みましょう。 | ||||
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次に配られるカードの数字や種類がわかる! 確率的には1/52だが100%わかるとはどういうことなのか。(多分52の階乗分の1の確率?) 未来がわかると思われている男と、その能力を手に入れようと狙う科学者たちのサスペンス物語。 それにCIA やらFBIやら北朝鮮の諜報機関やら、おまけにマフィアまでからんでの大活劇!面白くないはずがない! ただ、みなさん仰るように前半の伏線がややかったるい。 多くの伏線が並列になっているので、少し我慢して欲しい。 下巻になると待っていた甲斐があります。 分かりやすく説明がされているけれど、数学的な話もやや面倒な人は飛ばしても問題ないと思います。 往年のSFファンとしては、テイスト的に「分解された男」を思い出しました。 上下巻で長いのですが、オススメします。 | ||||
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帯の宣伝文句に謳われているように「知的興奮のレッドゾーン」に叩き込まれることはなく、「徹夜必至」というほどでもなく、その点は期待外れでした。 しかし、量子力学をそのままドラマ化したような感覚が味わえ、物理的根拠があるようで、「未来予知」というテーマの中では他と差別化されており、私は本作が好きです。 最後の数ページで、物語の全ての謎がピタリと一つにおさまるのが、美しく芸術的ですね。 なお、随所に出てくる物理や統計講義は、ストーリー自体とは直接的には関係なく、残念ながら一般読者には退屈なのでは・・。わかりやすく説明できてるのですけどね。 | ||||
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冒頭、のろのろと確率論やその周辺知識を広げ、この作品の展開軸をのちにはっきりさせるためのしこみを行い、それが終わったと思いきや、一気に物語は加速する。まさにジェットコースターのスピード感そのままに、バイオレンス、精神異常、ギャンブル、諜報活動、オカルトなど多くの山や谷を通り抜けていく。そんな作品の失敗例としてはありがちな結末がシリキレトンボにもならず、最後は物語を少し引いてみせて、ゆっくり静止する。 上下刊となっていることがもどかしかったが、しかし1冊にまとめるには膨大すぎる。原書では1冊にまとまり、訳書では先に書いたスピード感がスポイルされてしまったのではないか(訳者の方、すみません)と、あらぬ疑いをもってしまったが、原書を辞書抜きで読めない私には検証する手段もない。 この本は、シルバーのたて筋の入った帯がついている。カバーなしで読んでいるとこの帯がチラチラと目に入ってきて、少し不快だった。しかし、主人公が精神に問題をかかえ、フラッシュバックのように映像を見るなどという内容とあわせて考えると、そういう効果を考えて装丁を施したのかもしれない。 この作品は、落ちとなるアイディアの実現にまっすぐ向かっている点が美点のひとつだが、サスペンスにも、人間同士のつながり、男女の愛、親子の愛などを感じたいと考えている私の好みとして、それらが若干薄いと感じ、☆4つとした。 | ||||
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ある意味、「ダヴィンチコード」の様な知性を刺激する娯楽作品。SF的な話が4割、6割はスピーディーなアクション。主人公の「能力」は、漫画JOJOの奇妙な冒険に通ずる特異な能力だが、その能力の見せ方がなかなか良い。その能力が万能ではなく二転三転するストーリーも飽きずに読めるポイントである。読んで損はないだろう。同氏の他作の翻訳も期待している。 | ||||
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マイケル・クライトン系の傑作!ということで早速買い読み始めました。3、40ページ読んだ時点での感想は、正直ハズレ?という感じでしたが、、、最後まで一気に読みまぎれも無い傑作だと納得した次第。 1章途中まではいらいらしました。やたら数が多くリアリティ皆無のキャラたち。長ったらしい確率論と物理学の解説。横道にそれ、前に進まないストーリー、、、どこがクライトンだよと不満つのり始めた1章後半から突如ストーリーが加速し、全ては伏線だったことがわかってきます。クライトンにはあまり似てないけど、このテイストは何?フィリップ・K・ディック風?Jディヴァー風?Fフォーサイス風?と落ちが読めないまま引き込まれて最後、意外なラスト(スティーブン・キング風?)に驚きました。 合格です。作者の小説に対する愛情がひしひし伝わってきて感動です。ちょっぴり残念だったのは「謎の能力」の正体で、数学・物理学でさんざん前ふりしたあげくこれ?という点がひっかかりマイナス1点。次作も期待しましょう! | ||||
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