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数学的にありえないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 21~40 2/4ページ
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上巻はキャラの登場、布石を打ってる段階なので、ダレます。ナヴァと行動するシーンから一気に読めます。 | ||||
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批評的には絶賛だがワタクシ的にはつまらなくはないが長かった。SF読みからすると、そんなわかりきったことをクドクド説明すんなよ、となるし、純粋エンタメ系は苦手なので評価できないし、落とし所も展開も予想がついて驚きがない。集合無意識と未来予知の関係説明が巧みだとは思いましたが…… 逆に言えば、こういうのを書けば売れるのだろうという理解でよろしいのだろうか? | ||||
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バイク乗りは 走る 走るために メンテナンスなり ツーリングの合間に 休みます。そんな折の一冊に いいと思います。 | ||||
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私が最近読んだ、「単純な脳、複雑な『私』」(池谷裕二著)や半年ほど前に読んだ 「 脳研究の最前線 」 (理化学研究所脳科学総合研究センター著) の上・下巻で知った脳の不思議なメカニズムを思い出しながら、この「数学的にはありえない」を読んでいるとフイクションと知りながらも、読み進むにしたがって18世紀から19世紀の数学者ピエール・シモン・ラプラスの提示した決定論(ラプラスの魔)を信じたくなってしまう。 著者が本書の中に挿入する確率論や量子力学、「シュレーディンガーの猫」のパラドックスの説明やアインシュタインの相対性理論など、はたまた形而上学(仏教など)へまでに及ぶ数多くストーリーに登場してくるエピソードなどは読者の知的好奇心を刺激してくれる。 本書巻末での児玉清さんの解説では、”余韻を味わえる面白さ”と感想を述べていたが、私も本書エピローグのたった4ページで、児玉清さんの言うところの余韻を少々味わせてもらったようである。 既視感は、潜在的に未来を見た記憶が甦るからなどと、もっともらしく語りながら息も継がせず読ませてゆく著者の才能には確かなものが感じられ、マイクル・クライトン系のノンストップ・サスペンスと翻訳者の矢口誠氏が、訳者あとがきで評していたのに異論はない。 が、CIA工作員ナヴァ・ヴァナーの超人的な最後の大活躍には、そこまで書くのか?と多少違和感を感じてしまったのも事実である。 児玉さんが悶絶するほどの面白さと絶賛していたが、残念ながら私は悶絶までするほどまでではなかったが、ま〜、面白く読ませてもらった。 <河童爺の追記> 2012年1月16日の毎日新聞朝刊にて、「量子力学の基本法則『不確定性原理に欠陥』」との記事を読みレビューに追記することにしました。 以下記事からの抜粋です。 「約80数年前に提唱されたミクロな世界を説明する量子力学の基本法則『不確定性原理』に欠陥があることを、小澤正直・名古屋大教授と長谷川祐司ウィーン工科大准教授のチームが世界で初めて実験で発見した。高速の暗号通信技術への応用や教科書の書き換えを迫る成果といい、15日付の英科学誌ネイチァー・フィジクス(電子版)に発表した。」 | ||||
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癲癇という病気は、75%が突発性だと本書の巻頭「医学的事実」で著者が書いていた。 この突発性(イディアパシック=idiopathic)という言葉の意味がギリシャ語に起源をもち、ギリシャ語のidioは、”特殊な、離れた、異なった”を意味し、pathは、”感覚、苦痛”を意味し、”原因不明の病気の総称、およびその症状”と言われ、いまだに原因不明の難病なのも初めて知った。 この突発性癲癇という難儀な病を抱えた元統計学講師ディヴィッド・ケインが、癲癇発作が酷くなり、講師の仕事を辞職する破目になってしまった。 生活費をギャンブルで稼ごうとしたが統計学者ゆえに確率を信じた結果大勝負に負け、ロシアマフィアから11,000ドルもの借金をしてしまったところから物語が始まる。 ハイゼンベルグ不確定性理論など物理学の難しそうな単語も出てきたから”こりゃー手強い本”だと思いながら読み始めたが、主人公のデヴィットが学生に講義する場を借りながら著者が解りやすく解説してゆくことにより、私のような理数に弱い読者にも理解できる物語にしてゆく才能に舌を巻いてしまった。 謎の研究をしている科学者ドクター・トヴァスキーや双子の兄ジャスパー・ケイン、CIA工作員のナヴァ・ヴァナー、など多くの登場人物の話が脈絡なく進んできたが徐々に話が収斂してくるから面白く上巻を読み終わった。 本書の帯に、「かってない超のつく面白さに僕は悶絶した」と、今は亡き児玉清さんが絶賛していたが悶絶するほど下巻で楽しめるのかな? | ||||
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前半は伏線。中盤からスピードアップ。結構すんなり読んでいけました。 途中からは先が気になって徹夜で一気に読みました。 で、読み終えた後はうーーん・・・なんだかなぁ。確かに読ませるんですけどね。 MONSTER、20世紀少年を読み終えた時の気分と似ていました。 要はしりすぼみってことですね。 期待し過ぎたのかな・・・ | ||||
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あまり外国のスリラーは読まないのですが、最近興味のある量子物理学が出てくると知って読んでみました。面白い。興味はあるが全く理系ではない自分が、面白く読み進められて、数学、物理学の世界のことも、少なくとも解った気になることができました。 もちろんスリラーアクションらしくどんどん話が展開し、意外なところで別の話がつながって収束していく。著者デビュー作なのにすごく良くできてます。 現実にはここまでのことは起きないだろうけれど、いやひょっとして起きるかもしれない・・と思いながら読み終えたのでした。 結末がわかったあとに再読するとさらに面白そう。これから2回目読んでみます。 | ||||
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どんな複雑な計算でも瞬時にやってみせる天才数学者ディヴィッド・ケインは、あろうことかギャンブルで身を持ち崩そうとしていた。ポーカーの相手が数学的にあり得ないような確率でストレート・フラッシュを組み立て、多額の借金を負わされる羽目になったのだ。 CIA工作員のナヴァ・ヴァナーは、取引に失敗し、北朝鮮の工作員に追われていた。彼女は、異動先の国家安全保障局〈科学技術研究所〉で、その失敗を繕えるような情報に遭遇する。それは、ドクター・トヴァスキーの謎の研究成果だった。 一方、双子の兄ジャスパーに助けられたケインは、借金を返すべく奔走していた。彼が大学の恩師に口利きを頼もうとしていたその時、不思議な感覚に襲われ、彼らを襲う大事故から危機一髪で逃げ延びる。 その頃、トヴァスキーを追っていたナヴァは、謎の研究の被験者となったジュリア・パールマンの死体に遭遇する。彼女は死の間際、ケインの名を告げた。ナヴァは情報網を駆使してケインの居所を掴むが、同時にトヴァスキーもケインを追っていた。 そんな時、数学的にあり得ないような確率でロトくじを引き当て大金持ちになったトミー・ダソーザは、旧友ケインの借金を工面するため、彼と待ち合わせをしていた。そのすぐ近くにはナヴァとトヴァスキーが潜んでおり‥‥。 次から次へと派手なアクションがジェットコースターのように展開される様は、まるで映画「007」を見ているようだ。だが、主人公ケインは数学者らしく、どこまでも真面目で運動音痴。借金を踏み倒すこともせず、兄の病気を気遣い、敵か味方か分からないナヴァの身の上に同情を寄せる。 彼の脳の中で起きる「不思議な感覚」の描写がまたユニークだ。私たち読者を、突然、本作品の映像を編集しているような気分にさせてくれる。登場人物に感情移入させるのではなく、映像を介して読者に語りかける手法は、日本のライト・ノベルのようでもある。 それにしても、前半部分では登場人物各々が別々の場所で危機に遭遇するものだから、読んでいて頭が混乱。これほど巻頭の「主な登場人物」一覧表のありがたみが分かった小説も珍しい。 だが、最後にはケインを中心に一同が相まみえる格好になり‥‥後半の展開が楽しみである。 | ||||
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どんな複雑な計算でも瞬時にやってみせる天才数学者ディヴィッド・ケインは、元CIA工作員のナヴァ・ヴァナーによって危機一発のところで命を救われる。二人は傭兵ジム・ダルトンに命を狙われるが、そのたびにケインの「不思議な能力」のおかげで何とか逃げ延びる。そしてケインの大学の恩師ドクの車に乗り、双子の兄ジャスパーに合流する。 ジャスパーは、ケインの「不思議な能力」に関する驚くべく事実を語り始める。 だが、ジャスパーはとらわれ、ヴァナーも重傷を負ってしまう。彼らを追っていたトヴァスキーの意外な素顔が明らかに。 ケインはジャスパーを奪還すべく、以前身ぐるみをはがされるほど負けたポーカーで資金を稼ごうとする。怪我から回復したヴァナーも、ケインの指示に従って戦闘態勢を整える。 そしてケインは真実の一端を垣間見る。 次から次へと派手なアクションがジェットコースターのように展開されるノンストップ・スリラーは後半でも健在で、とくにドクター・トヴァスキーの本性を明かす場面にはしてやられた。前巻で伏線が張られていたことに気づいていたのに、悔しい! 終盤で、ケインの能力「ラプラスの魔」の仕組みが語られる。量子力学と確率論を巧みに組み合わせた説明から、本書はアクションSFにカテゴライズしてもおかしくないと感じる。 主人公ケインは最後まで運動音痴で恋愛話とも縁が無いけれども、ラプラスの魔の能力を開眼させてもインチキも裏切りもせず、好青年であり続ける。いかにも数学者らしく。 ラプラスの魔の能力は、日本で言えばガンダム・シリーズの「ニュータイプ」のようなものだが、こちらの物語は勧善懲悪のハッピーエンドでスカっとさせてくれる。 | ||||
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ワタクシが感心したのは、2つ。 一つは、冒頭のシーン、主人公のギャンブル好きの統計学の元大学講師が、賭けポーカにおいて、次々と変わる状況それぞれに自分が勝つ確率を暗算で計算し続けている場面ですね。 このポーカはワタクシが知っている手札の5枚で役を作るものではなく、手札と場札を合わせて5枚で役を作るものなので、オープンの札が多く、よりこの能力を発揮する状況を作り出しています。 カジノのカードゲームの強者を描写するときに、そのハッタリや迫力で相手を負かす、というものが多いような気がします(「レインマン」は別かな)。何万分の一の計算を暗算でするというのもありえない設定ではありますが、個人の雰囲気で勝つよりも説得力があるように思えてきます。 2つ目は、ネタばれですが、早い段階で開示されるので書いてしまいますが、主人公には「未来予知」能力がある(与えられる)のですが、その未来の見え方の描写ですね。これが、もし本当にその能力があるならそうであろう、と思わせる視覚的な描写で、西洋的にネチッこく書かれています。 全体的には、部分的にドライブ感が欲しいかなぁ。それと、ラストにもう一回ひっくり返す形が必要だったかなぁ、まぁ、ひっくり返したい気持ちはわかるのですけどね。 あと、主人公の兄は好きなキャラクタです。過去誤解され、遠ざけられていた兄が、主人公を助言・導き、犠牲になって助ける、ありがちですが重要なキャラクタですね。 | ||||
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絶賛されている方からさして評価されていない方までいろいろおられるようですが、私は『別にこの本を読むためにわざわざ時間を割くほどの事は無いな』というのが正直な感想です。サスペンスと科学を上手く抱き合わせて、、という事なのかもしれませんが、話しの展開事態は結局著者の作り上げたものであって、量子力学とか未来とかというのとは全く無縁。そこに『科学っぽい』エッセンスを被せてみただけに感じた。まあ、それを抜きにして単なるサスペンスとして読んで、さっと読んでしまえる、先が気になるという部分はあるので読んで損はないけど、この本と出合わない自分の人生を想像しても全く不足はない。 年に数冊かそれ以下しか本を読まない方にとっては久しぶりに興奮して読めたと感じられるのかもしれないが、定期的に小説を楽しまれている方にとっては物足りないのではないでしょうか? | ||||
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久しぶりに心底面白いといえる小説に出会った。 上巻から続く謎な部分と、緊張感を維持したまま、 話はクライマックスへ突入。 後半は、もうどんでん返しというか、圧巻の自体がちりばめられていて、 ページをめくるたびに驚きのミルフィーユ状態に。 これは必読です。 | ||||
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「数学的にありえない」読了。久々に寝る時間を惜しんで一気に読み終えてしまいました。 題名IMPROBABLEを「数学的にありえない」と翻訳したセンスも素晴らしいです。 多次元時間軸もの、といえば良いのでしょうか。 気になるのは、著者の履歴。子どもの頃両目の難病にかかり、10年以上の入退院と手術で視力を取り戻したこと。会社人になってから親友の同僚がガンになったので一緒に会社を止めて「自分が心からしたいことに人生を捧げよう」と作家になったこと。 最近こういう人が増えているような気もするけど、報道が増えただけなのか、自分のフォーカスが当たってるだけなのか? なんにせよ、映画化できる一級のエンターテイメント作品です。 | ||||
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当初は原書で読もうと思ってたのですが、思ったより単語に癖があって途中で断念。翻訳本が出版されたので、改めて読みました。 さまざまな登場人物が活躍するサスペンスですが、要となるのは「たとえどんなに確率が低くても、物は起こりうる」と言う事でしょうか。いくつかの「数学的にありえない出来事」が絡み合い驚くべき結果へ導いてゆく、そのスピード感がたまりません。 未来がどうなるか、確率論でも運命論でも計れない、結局何がどうなるかなんて分からないのだ、という強い信念を感じます。これは作者の幼少の頃の視力の喪失と回復の原体験と関連があるのかもしれませんね。 病気が治って信仰に目覚める人もいれば、結局未来がどうなるかも分からないし、何故こんな事が自分の身に起きたのかも分からない、そんな悟りの境地に至る人も入る、という事ではないでしょうか。 非常に面白く、知的好奇心を引きつけられる作品です。おすすめします。 | ||||
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面白かった! マイケルクライトン?、「ダヴィンチコード」? 確かにテイストは似ている。そのテイストが好きな人に(も)お勧め。 が、それたとも違うことも多く、新しいジャンルのミステリーでだとおもう。SFではないですね。 量子力学とか宇宙の成り立ちとかの最近の研究動向を基底にしてて新鮮。 理系の人向きというよりも宇宙に興味のある人には面白いと思う。児玉清の解説通りで。 ディスカバリーチャネルだったか、宇宙の成り立ちや仕組み?について、しつこいぐらいのシリーズ放送がある。 その中で、「最近では宇宙は複数あると考えられている」、とか、「起こりうるすべての場合の数だけある」とか 解説されていて、(なんなんだ。なんでもありかぃ。やりすぎだろう)とか思っていたが、 私には図らずもこの小説がその絶好の解説となった。(う〜ん。そういうことだったのか。) といっても、別に宇宙が舞台のはなしではなくて、人間の脳のメカニズムの話です。念のために。 (いろんな蘊蓄が入っているので、(確率論とかもその1つ) それが読者の持ってる知識に度合いによって、それぞれ発想が広がっていくのだと思う。) 作者の経歴もなんといっていいのか。 6歳で目が不自由になって、本は図書館で障害者用に録音したものを読んでた。(聴いてた。) 子供の時から夢だった作家になることを、あることをきっかけに取り組んだのがこの作品。 | ||||
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読んでいる間じゅう「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるさまざまなスタンドがイメージされてしょうがなかった。 量子力学とか相対論のそれらしい言葉を並べているがかなりウソっぱちなので、物理学の単語にアレルギーがある人と、物理学を正しく勉強して正確な使い方が気になってしょうがない人は読まないほうがいいかもしれない。この小説は「超能力」あるいは「オカルト」なのだ。 そう、戦うオカルト。まさにジョジョ。 | ||||
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ひきこまれましたね 一気に上下巻読んじゃいました 内容は”現実的にありえない”話ですが、それをそういうこともあるかも・・と思わせながら、ぐいぐい引き込んでいきます 数学に天賦の才を持つ、ギャンブル狂で元大学統計学講師であり、側頭葉癲癇を発症して苦しむ主人公のディビッド・ケイン 統計学そして物理学を興味深く織り込みながら、癲癇治療で驚異の能力を身につけたディビッドを追い詰める物語が展開します 主人公の一人、CIA工作員のナヴァ・ヴァナーの活躍は"ラドラム"を彷彿させる、凄まじいアクション活劇です 極めて優秀だが、人体実験も厭わない、ドクター・トヴァスキーは、 それが”誰なのか”というトリックもかけられていてその上手さに驚かされます トヴァスキーの人体実験の被害者”ジュリア”、彼女はもう一人の主人公といってもいいのでしょう 癲癇治療で最後に頼った病院での借金取りから逃れる最中で出会う、入院中の少女”エリザベス”・・・ 追跡屋のマーティン・クロウ・・・ 各々の登場人物が意味を持ち生き生きとしています ポーカー賭博の導入部は後半のポーカー賭博場と登場人物たちの活躍の上手い伏線になってるし 最初に各主要人物のエピソードを切り換えながら描写していくのもとっつきやすくていいですね ふとした登場人物が物語の途中で重要な活躍をしたりと構成も本当に上手いです ディビッド・ケインとナヴァには結ばれて欲しいなあという思いを持ちながら、その描写はあえて書かなかったのかなあと思いつつ こういった”究極の能力”を持つ主人公作品では続編は難しいだろうなあ、期待できないなあ、 いや、だからこその一冊の重みも感じつつ 本当に買って読んで損はないと思います | ||||
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ハイデルベルグの不確定性理論や未来予知、ラプラスの魔など物理学。数学、統計学の知識をちりばめたサスペンス。 上下巻にもかかわらず、あっという間に読み終えた。読みやすく、全然難しくはないんだけど、あまり読後感は残らないな。 荒唐無稽だけど、それほど突飛という感じはしない。まぁまぁかな。 | ||||
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タレブのいうBLACK SWAN(極めてまれにしか起きない現象)頻出の スピディーなSFアクション。著者自身が統計学者のため、統計学者のケインが かっこよく書かれている。その背景にあるのはラプラスの魔と集合的無意識と いう物理学と心理学上のテーマ。今までにこのようなテーマがSFに顔を出した ことがあるのでしょうか。言語遊びは訳しにくいのでしょうがよく工夫されています。 | ||||
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「世界16カ国を興奮させた2006年最大の電撃サスペンス」を歌い文句に「確率論と未来予知」をテーマにした知的サスペンス。その分野への興味が湧く面白い作品でした、展開が早く、上下巻合わせても文章量は多くないので一気に読める作品だと思います。 ダヴィンチコードを凌駕するという評価ですが、ダン・ブラウンの作品で言うならダヴィンチコードよりかは、「デセプションポイント」と比べるべきだと思います、そしてこの「数学的にありえない」はそれには及ばないと思います。その理由は以下です。 ダン・ブラウンの作品と比べると、展開と視点ごとに短い章でくぎるのは同じなのですが、上巻から中盤にかけては展開が幅を広げるので、「読みにくい、解かりにくい、飛びすぎ」という印象を受けるかも知れません、そこは読書力や想像力や知識力によると思うので個人差があると思いますが、問題なのは「広げた展開が終盤にあっけなくまとまってしまう」点にあります、これは「ラプラスの魔の力だから」と言う理由では片付けられない尻つぼみ感があり、ラストでもっとドンデンして欲しかったなあと思います。ただ、逆に言えばダン・ブラウンは別格だということを改めて証明しているとも思います。 批判しましたがその点を差し引いたとしても充分に面白い作品だと思います、ダン・ブラウンの作品が宗教や科学への興味を誘い出す効果があったように、この本には数学や物理への興味を誘い出す効果があると思うのでそういう意味では学校の授業に退屈している中学生にお勧めしたいと思う。文字どおり「未来に確かなことはなく選択肢は無限にある」ということを楽しくレッスンしてくれる。また、この作品は所々「人間味」もあるのでそれが面白いとも言えると思う。映画化するときっと面白い作品になると思います。 最後に。アダムが失明の恐怖を抱きながらの闘病生活を救ってくれたのは、「医師や両親でさせ与えてくれなかった”逃避”を与えてくれる唯一のもの」というエンターテイメント小説だ、と訳者あとがきに書いてある。確かにこの作品はそれを実現していると思う。 | ||||
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