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数学的にありえない
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数学的にありえないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 41~60 3/4ページ
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冒頭は一気に伏線が張られます。 しかし、退屈しない語り口であり、時折はさまれる面白数学講義等のお陰でサクサク読んでいけます。 中盤からは壮絶なスピードと内容の濃さに圧倒されます。パズルのピースがカチリと合わさる感覚は最高。 物語としても、簡単な科学史としても最高度の完成度です。 「神は沈黙せず」を楽しく読めた方ならこの本は買いです。 | ||||
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オリジナルは2005年、翻訳は2006年8月25日リリース。筆者のアダム・ファウアーは1970年生まれ、年少時に病気で視力を一度失うとともに少年時代の多くを病院で過ごした経歴を持っている。 素晴らしい才能だ。そして今までのどのミステリ作家にも似ていない。似ていないが次々と爆発するスピード感溢れる筆致に僕はジェフリー・ディーヴァーを連想した。そしてもう一人連想したのは荒木飛呂彦だ。この作者の持つイマジネーションは荒木飛呂彦に似たものがあると思う。 ケインが『すべてのとき』にアクセスする時、それは荒木飛呂彦の創り出したスタンド、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムが創り出す『何処にも決して到達しない』と同じ感覚なのでは、と思った。間違いなく今世紀を代表するであろう偉大なる才能の登場だ。 | ||||
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面白かったです。購入後、3ヶ月位ツンドク状態でしたが、何気なく手にとって読み始めると、これがなかなかよくできた作品で、しっかり半徹してしまいました。底流にある思想?思考?は、なんともキリスト教的な世界観であり、それはそれで面白かったです。次回作が楽しみな作家に出会えたと思います。 | ||||
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あんまり数学の知識がなかったので、ふだんの生活と数学の確立をリンクして考えられることが新鮮でした。事象を100パーセントの確立にすること、すなわち未来を予言することは、全ての情報を手に入れること自体が無理なのでできないのが当たり前のことですが、なんとなくがっかりしてしました…。笑。 SFとかでよく見るシーンですが、未来に起こりうる様々なバリエーションをみる(繰り返す?)場面がいつみても怖い…。サスペンスとして楽しめました。 | ||||
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伏線につぐ伏線、マイケル・クライトンばりのノンストップ・サスペンス!だそうですが 上手い手品を見せられたときのような気持ちのいい騙されかたではなく、どろくさいという か、必要な情報を読者に与えてないから読者は誘導されるだけ、という感じ。そういう意味 で24っぽい。 そういや、描写が視覚的だし、ドラマ映えしそうです。作者紹介のところによると、作者は 子供の朗読テープを濫読していたそうなので、文章が映像的なのは納得できます。 特に上巻のほうは、まだ登場人物たちがバラバラに行動していて、それぞれのキャラの行動 がかわるがわる分断されて説明されていくので、無数に枝分かれしていた過去の出来事が一 つに束ねられて現在、未来に繋がっていくという話の進め方は、主人公の能力と重ね合わせ た演出なのかなぁと思ったのですが、うがちすぎでしょうか。 ハイデルベルグの不確定原理などを持ち出して、主人公の能力に説得力を持たせようとして ますが、やっぱりトンデモ科学な感じがして読んでて気持ちがしぼみました。ミステリー・ サスペンスもので、非現実の要素が入ってきてしまうのは好みではないからだと思います。 読みやすいし、特にお話が展開されていく上巻は楽しめたのでまぁよしとします。 | ||||
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期待の新人が知的好奇心を興奮にまで高めたジェットコースターノベル.このミスでも上位にランクイン. しかし,私は楽しめなかった.特に上巻.全体をもっと縮小・削除すればもっと密度の高い作品ができたはず.と思ってしまう.場面の切り替えが多いのも読者を選ぶ原因となる. 海外ノベル初心者は避けた方がよい. もっと最初に読むべき作品がある. とはいっても,統計学や量子物理学を分かりやすい表現で取り入れ,それを冒険小説(?)として成立させたのは快挙. 過去の名作を既読し新しさを求めるなら適切. | ||||
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書評に「ダヴィンチ・コード」を超えた!とあったので、ちょっと期待したのですが、まず文章が拙い…読みにくいです。翻訳の問題なのか、原書からの問題なのか(多分こっち)、ぐいぐいとは引き込まれません。コニー・ウィリスの「航海」の方が、数倍手に汗握るストーリーでした。おまけに泣けるし。読んで損とは言わないですが、ここまで評判になるのがちょっと不思議です。 | ||||
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上下巻、読みました。面白いです。 ただ、アイディアは目新しいとは思えません。そこをスパイ物語で補っているわけですが、わたしはナヴァと北朝鮮組織との関係が、いまひとつ軽すぎて、最後までわだかまりとして残ってしまいました。 | ||||
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ギャンブルに依存する大学講師ケイン。これまた、さえない兄ジャスパー。祖国を棄て、使命も裏切る凄腕の女性工作員と謎の研究を続ける科学者。 4者の思惑がそれぞれの独立したプロットとして展開されるのを我慢するのが上巻。 それと順列と組み合わせしか理解できない自分は、統計学・量子力学の講義も我慢しました。 | ||||
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舞台背景などは異なりますが、結構内容がかぶっています。 どちらかと言えば、「宇宙消失」のほうがおもしろかった。 これが面白かった人はぜひそちらもチェック!! | ||||
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邦訳の「数学的にありえない」というタイトルに惹かれて原書に挑戦してみたが、予想外の展開の連続にすっかりはまってしまった。本作品はAdam Fawerのデビュー作とのことでで、巻末のAcknowledgmentsで、「純粋に独創的な作品を造りたかった」と語っているが、文字通り独創的かつ面白い作品となっている。 話は主人公のCaine Davidが、賭けポーカーで絶対的に有利な手札を持っており、勝ちを確信していたにも拘らず、相手の有り得ない手札に負けて、その結果たちの悪い相手から多額の借金を背負うところから始まる。Caineは非常に優秀な数学者であるが、てんかんの発作に悩まされるようになり教職も失って収入がないため、返済の借金返済の目途が立たない絶望的な状況に陥ることになる。 なんだか暗いな話になりそうだと思ったのも束の間、話はそこから急展開を見せて、北朝鮮に情報を売ろうとして逆に命を狙われる美人の二重スパイ、宝くじで大金を当てた幼馴染、人間の頭脳に関する画期的な発見のため危険な人体実験を行うCaineの恩師、精神分裂症の双子の兄弟といったユニークのキャラクターが、縦横に活動し、そしてそれが思いもかけぬ展開でCaineに結びついていき、やがてCaineの有する異常な能力が明らかになっていく。 このような複雑な話を破綻させることなくうまくまとめて、最後まで飽きることなく読ませる作者の力量に脱帽。本作品は確率論や量子力学に関するうん蓄を文系の人間にもわかりやすく説明してくれるので、知的好奇心を満足させてくれると同時に、スリルとアクションが満載の傑作だ。デビュー作でこのような作品を送り出した作者の次回作も実に楽しみだ。 | ||||
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まず、題名が素晴らしいですね。思わずに手にとらされました。 他のレビューアーの方も書いていますが、原題の『IMPROBABLE(ありそうもない)』より、 本書の魅力を表現できているような気がします。 内容は、恐らくエンタテイメントと割り切って読む人ほど楽しめると思います。 確率論やら量子力学やら相対性理論やら・・・よく知ってる人からは「ありえない!」 の突っ込みどころも満載なのでしょうが、知的なトリビアを味わいつつ、 「ひょっとして」と想像力を逞しく読み進めるのが正解ではないでしょうか。 プロットが入り組んだ前半(上巻)はちょっと難儀なところもありますが、 後半(下巻)はスピード感あふれてストーリーが展開され、一気に読み進める事ができました。 “文系”の方にも“理系”の方にも、知的刺激を受けつつ、 「ありえない!」を楽しめるお勧めのサスペンスです。 | ||||
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題名に引かれて購入。 結果はごみ同然。 内容は単なるSFモノで、物理や数学関連の話題は全くの無駄。 確率の計算の場面など 「この教室の中で誕生日が同じ人間が一組以上いる確立は?」 「※※%です」 で十分。 自慢げに講義しているようですが、筆者の数学知識の限界が見て取れます。 下巻は当然読みませんが、どうせ大学でかじっただけの知識をさも自慢げに語るのでしょう。 | ||||
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日常常識を超える量子力学的不確定論理と風が吹けば桶屋がもうかる的絶対的機械論的因果律との対決。因果をたどると確率的にあり得ないことが起こる。その因果関係の起点を選択しコントロールする超絶対的な力があったら…? 理屈の準備をする上巻を読み終わって、いったん間を置いてしまったので心配だったのだけれども、下巻はバタバタとドミノ倒しの展開につられて、こちらもバタバタと読み進みあっという間に読み終えてしまいました。終末も意外にしてまさに「ありえない」大団円。面白い。 でもやっぱり上下2巻そろえてから読み始めましょう。間があくと後悔します。 | ||||
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しかしとんでもない間違いがありますよね?相対性理論の説明で・・。理解できない相手にギャグとして語ってるのかもしれません、僕の読解力が足りないのかと思いました。 物質が光の速度にちかづくとその物質の質量が無限に増えていくのですが、これを加速度によって体が重く感じるのとを混同しています!!これわざとなんでしょうかそれとも本当にこんな風に思っているんでしょうか? | ||||
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すばらしかった。一気に読んでしまいました。 超ノンストップジェットコースター的ミステリーといった感じでしょうか。 ドキドキハラハラ感を味わうにはお勧めの本です。 それから・・・。 今までも未来予測を扱った物語は他にもあったと思いますがちゃちな感じの話が多かったように思えます。 これは違う! 不思議なこと、ありえないこと、説明できないようなことも、実際に現実的なものなのかもと初めて思いました。 そういった感覚にしてくれる本です。 そして・・・。 題名に惹かれて呼んでみることにしましたが、この題名の付け方は上手すぎますね。 翻訳家が上手いと海外小説でもこんなに楽しめるんだとづくづく思いました。 数学や統計学や物理学関連の専門的なことが話のあちらこちらに出てくるので、そちらの方の知識も翻訳家の方は必要だからそれを解り易く翻訳でき、さらに物語の面白さも損なわないように出来るのはかなりすごいことなのではないかと思いました。 | ||||
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面白いです。これ本当に。どう面白いかって、そりゃもう確率、統計、生物学、量子力学、心理学、哲学・・・ ああ確率、期待値よだれがでるほど好きです。(でませんが) ハイゼンベルグ、アインシュタイン、モアブル、ラプラス・・・あげくはブッダ そしてエンターテイメント!24もめじゃないです。このスピード感。 全てがからみあって、これって仏教用語のところの「縁」かも。 あげくは、結末というか「目的」がそれって・・・。 良い意味で読者を裏切りまくる作品です! 是非読んでください!それに「訳なし」(つまり英語の原本)も読んでみてください! 難しくないし、安いし、さくさく読めるので、どちらかといえば原本がおすすめです。 これはもう買うべきです。 だって何度も読んでしまいますから。 | ||||
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本書はシドニィ・シェルダンばりに、先の展開が読めません。 しかし軽快に読んでいけます。 後編では全てがつながっていくのだろうと期待しながらワクワクできました。 | ||||
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上下まとめて買ってしまったので放り出さずにしがみついてはおりますが… 確率を大学で教えていたがギャンブラーとなった弟と元(?)精神病患者の兄 北朝鮮から命を狙われるCIAの諜報部員の女 大学院生のお姉ちゃんをだまして人体実験をする大学のお偉いさん この3つの話が交わることなく4〜5Pごとに同時展開されます。 この時点でなんども頭にある登場人物リストを確認します。(あーめんどくさい) とっととひとつにまとまることを期待しつつ… ああーあーあーーー 投げ出しそうです | ||||
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とにかく、嵌ります。一気に読めます。 面白すぎて、先に先に進んじゃって、読み残した部分もあるかと、 もう一度読み直しました。読み直しても面白いです。 上は、登場人物の説明が主なので、ちとだるいですが、 下はもう。。。眠れませんね。 数学的にというのは、「確率的に」とか「統計的に」いうことなんですが。 いやはや、それがなんともすばらしい。 で、ようするに、「パラレルワールド」の世界なんですよ。 パラレルワールドは、小学校、中学校の頃にやたらとはまりまして。 でも、その頃嵌った世界との違いは、リアル感がすごくあるんです。 最後の「おち」が、ちょっと卑怯だぞ?って気がしつつも、なんか納得させられたり(笑 この本は、定価で買っても、おしくないです。 長編が不得意な夫も、一気に読みました。 ちなみに、原題は「improbable」(ありそうもない)です。 ぜひこの変な世界に、皆さんに浸って欲しい♪ | ||||
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