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数学的にありえない
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数学的にありえないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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最初物語がどうつながるのか分からないが、だんだんと登場人物の関わりが見えてくる。確率論と量子力学が学べる。なさそうでありそうな話になっており興味深い。 | ||||
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この小説を読んで自分がラプラスの魔だと気づきました。昔から変だなと思っていたことが全て理解できました。ありがとうございました | ||||
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6時間ほどでよめた。 初めの方は文章が読みづらく何年も積読してしまったけど、 上巻の終盤には今までのストーリーが噛み合うようになり、 ページを捲る手が止まりませんでした。 物語はアンサンブル・キャストで描かれていて、 数人のキャラクターのストーリーラインを並行して、 これがつながるまで何が物語が展開されて、 どう落ち着くのか不安で読むのをためらってしまうかなとは思います。 しかし上巻を読めばすぐにでも下巻を読んでみたくなること間違いないです。 統計学と確率論そして量子力学を用いてこんな話を描けることができるなんて驚愕。 | ||||
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3時間ほどで読めた。 上巻の1/2のスピード。 これは一気読みできる面白い本です。 数学的にありえない。 いい邦訳です。 ラプラスの魔が量子力学にて否定されたことを踏まえて、 主人公がラプラスの魔であることを否定しつつ、 徐々に自分の力を受け入れて困難を乗り越えていき 最後に場を支配をしていく様が厨二感あり面白いです。 これが映像化されたら面白いだろうなと思います。 最初の伏線が最後に繋がるところが とても素晴らしく残酷でもあるのがストーリーとしての魅力を引き立てていると思います。 統計学と確率論に興味を持たせてくれる話でした。 | ||||
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まーず、あの上巻の終わり方からして、この先ケインとヴァナーのロマンス展開ある?と思いましたが そんなもなはなくて一安心。あったら安易すぎるもんな。 そしてケインの能力にはまずまず磨きがかかり、上巻レビューで書いた『NEXT』どころではなく 『インターステラー』のあの場面の様な、多次元仕様で未来を見てこれる凄まじい域に。 映画化するとしたら、この辺映像屋の腕の見せどころになりますな。 佳境に差し掛かると、超越した存在は出て来るし(そんな気はしてた)、 まさかの落とし所が待っているしで・・・終始退屈することはないでしょう。 でもね・・・こんなに実現する確率が低そうな”流れ”に賭けないで、 クロウが宝くじ当選番号を知る夢みるようにしてれば、だーれも死なずに済んで無いかい?(笑)>声の人よ (だから「数学的にありえない」ってタイトルになったのかな~?) 解説にて作者の経歴(彼の友人エピソード含め)を知ると、 なぜ能力の発揮に目を瞑る必要があるのか…や、 あの人物をそうやって退場させる?って場面に、別の感慨を抱くようになるでしょう。 なるほどねぇ・・・・。 面白くは読めましたが、他の作品が読んでみたいというよりは この作品の映像化に、そこはかとなく期待します。 | ||||
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なかなかのジェットコースター展開を見せてくれますが、 役割を与えられた人物がそれぞれ、”そうゆう役の人”のステレオタイプっぽくて 頭の中で描きやすい。 「映画の種本として丁度いいんじゃないか?」とか思いましたが、当初からその考えで書かれたのかな? というのが上巻までの感想。 さて、思ってたより早くケインとヴァナーが出会ってしまいましたが・・・。 ケインのここまでの開花能力は、ニコラス・ケイジの『NEXT』的な、限定的な未来選択能力に思えましたが。 | ||||
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本の虫故児玉清さん絶賛「かつてない超のつく面白さに僕は悶絶した」といわれても、ねー。 かの筒井康隆さんの名作「時をかける少女」のいわばアメリカ版。 主人公はいたいけな少女ではなく、どうしようもないよれよれ天才数学者のおっさん。 ポーカー賭博で負け、わずか借金1万1千ドルでロシアンマフィアに命を狙われている、というショボイ話。 ただ「時をかける少女」ではあっという間の未来予知ですが、このおっさんは数学者、未来予知に少々屁理屈をたれる。 「未来は予知できるのか」 できないはずの未来予知、ところが身の回りには未来予知の話は多い、天気予報しかり、保険会社の料率、最近では地震予知、火山爆発予知(当たらなかったけど)などなど。 実は、このおっさんがポーカーに熱をあげるのは確率論を信じているからだ。 いるいるギャンブルに確率論を応用してなんとか勝とうとするやからが、ただみんな負けが込んでいるけど。 (例外的にドイツの研究者が日本の競馬、三連単を確率的に散らしまくって勝っているらしい) もし、もし未来が予知できるとするならなら、予知できる未来はいま既に決定していることになる。 「ラプラスの魔」 ここで古色蒼然とした「ラプラスの魔」の話がが出てくる。 要するに、 「この宇宙が決定論的なものだと信じていたラプラスは、物理の法則をすべて理解し、 宇宙に存在する物質粒子のある瞬間における位置をすべて知っている人間がいれば、 ・・・未来の歴史を完璧に予想できるだろうと考えた。」 ナポレオンに寵愛されたラプラスですが、ナポレオンの敗北すら予言できなかった男ですよ。 はたして、よれよれ天才数学者のおっさんは未来予知ができるのか? 物語はジェットコースターSFアドベンチャー、 美貌のCIAスパイエージェント「ナヴァ」がおっさんを助けるなど手の汗握る展開が楽しめる。 この天才数学者のおっさんと「ナヴァ」の活躍は続編も書けると思うが、どうも違うらしい。 さらにあとがきで、著者が少年時代10年間盲目であったという事実を聞くと、小説家の資質とはなにかと不思議に思う。 | ||||
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本の面白さと直接の関連性はないが、この本を読むことで自分がインテリジェンスであると自己満足したいと思わせるものがあるのではないだろうか。某ハーバード大学の哲学講義のように。 本書を100%理解するのは、ある程度の知能指数は必要だ。 | ||||
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上巻の説明部分を乗り越えさえすれば、ジェットコースター気分で読み進めます。 児玉清さんも書いていますが、“数学嫌い”でも大丈夫。 今後に期待です。 | ||||
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神経失調に悩む数学者ケイン。 人体実験を通じて特殊な能力に目覚め始める。 それを追う複数の勢力・・・ ケインの能力の真実は、そして物語は一体どこへ向かうのか? 映画化されていても不思議ではない圧倒的なスピード感。 謎が謎を呼ぶ内容はサスペンスとして一級で、アクションもすごい。 名作「ダ・ヴィンチ・コード」を彷彿とさせる。 遂に手を取るケインとナヴァ。 二人の行き先が楽しみな下巻、すぐに読みたい。 | ||||
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冒頭の確率の話に苦手意識を持って何年も放置していたことが惜しまれる傑作。物語のテンポの良さもさることながら、相対性理論や量子力学など常識の範囲で知っていた「つもり」だったことを物語の中で解説もしてもらえ、面白いだけでなく得した気分になれる作品。 個性的な登場人物たちと息つく間もなく謎を追いかけているうちに、ジャンルを超えて引き込まれた。 SF色も強く、集合的無意識が無理なく肝になっていることにも感動を覚えた。 歴史に残る学説を盛り込んだ新しい形の極上エンターテイメント小説!エンディングもよく胸が温かくなる読後感。文句なしです | ||||
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バイク乗りは 走る 走るために メンテナンスなり ツーリングの合間に 休みます。そんな折の一冊に いいと思います。 | ||||
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私が最近読んだ、「単純な脳、複雑な『私』」(池谷裕二著)や半年ほど前に読んだ 「 脳研究の最前線 」 (理化学研究所脳科学総合研究センター著) の上・下巻で知った脳の不思議なメカニズムを思い出しながら、この「数学的にはありえない」を読んでいるとフイクションと知りながらも、読み進むにしたがって18世紀から19世紀の数学者ピエール・シモン・ラプラスの提示した決定論(ラプラスの魔)を信じたくなってしまう。 著者が本書の中に挿入する確率論や量子力学、「シュレーディンガーの猫」のパラドックスの説明やアインシュタインの相対性理論など、はたまた形而上学(仏教など)へまでに及ぶ数多くストーリーに登場してくるエピソードなどは読者の知的好奇心を刺激してくれる。 本書巻末での児玉清さんの解説では、”余韻を味わえる面白さ”と感想を述べていたが、私も本書エピローグのたった4ページで、児玉清さんの言うところの余韻を少々味わせてもらったようである。 既視感は、潜在的に未来を見た記憶が甦るからなどと、もっともらしく語りながら息も継がせず読ませてゆく著者の才能には確かなものが感じられ、マイクル・クライトン系のノンストップ・サスペンスと翻訳者の矢口誠氏が、訳者あとがきで評していたのに異論はない。 が、CIA工作員ナヴァ・ヴァナーの超人的な最後の大活躍には、そこまで書くのか?と多少違和感を感じてしまったのも事実である。 児玉さんが悶絶するほどの面白さと絶賛していたが、残念ながら私は悶絶までするほどまでではなかったが、ま〜、面白く読ませてもらった。 <河童爺の追記> 2012年1月16日の毎日新聞朝刊にて、「量子力学の基本法則『不確定性原理に欠陥』」との記事を読みレビューに追記することにしました。 以下記事からの抜粋です。 「約80数年前に提唱されたミクロな世界を説明する量子力学の基本法則『不確定性原理』に欠陥があることを、小澤正直・名古屋大教授と長谷川祐司ウィーン工科大准教授のチームが世界で初めて実験で発見した。高速の暗号通信技術への応用や教科書の書き換えを迫る成果といい、15日付の英科学誌ネイチァー・フィジクス(電子版)に発表した。」 | ||||
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癲癇という病気は、75%が突発性だと本書の巻頭「医学的事実」で著者が書いていた。 この突発性(イディアパシック=idiopathic)という言葉の意味がギリシャ語に起源をもち、ギリシャ語のidioは、”特殊な、離れた、異なった”を意味し、pathは、”感覚、苦痛”を意味し、”原因不明の病気の総称、およびその症状”と言われ、いまだに原因不明の難病なのも初めて知った。 この突発性癲癇という難儀な病を抱えた元統計学講師ディヴィッド・ケインが、癲癇発作が酷くなり、講師の仕事を辞職する破目になってしまった。 生活費をギャンブルで稼ごうとしたが統計学者ゆえに確率を信じた結果大勝負に負け、ロシアマフィアから11,000ドルもの借金をしてしまったところから物語が始まる。 ハイゼンベルグ不確定性理論など物理学の難しそうな単語も出てきたから”こりゃー手強い本”だと思いながら読み始めたが、主人公のデヴィットが学生に講義する場を借りながら著者が解りやすく解説してゆくことにより、私のような理数に弱い読者にも理解できる物語にしてゆく才能に舌を巻いてしまった。 謎の研究をしている科学者ドクター・トヴァスキーや双子の兄ジャスパー・ケイン、CIA工作員のナヴァ・ヴァナー、など多くの登場人物の話が脈絡なく進んできたが徐々に話が収斂してくるから面白く上巻を読み終わった。 本書の帯に、「かってない超のつく面白さに僕は悶絶した」と、今は亡き児玉清さんが絶賛していたが悶絶するほど下巻で楽しめるのかな? | ||||
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あまり外国のスリラーは読まないのですが、最近興味のある量子物理学が出てくると知って読んでみました。面白い。興味はあるが全く理系ではない自分が、面白く読み進められて、数学、物理学の世界のことも、少なくとも解った気になることができました。 もちろんスリラーアクションらしくどんどん話が展開し、意外なところで別の話がつながって収束していく。著者デビュー作なのにすごく良くできてます。 現実にはここまでのことは起きないだろうけれど、いやひょっとして起きるかもしれない・・と思いながら読み終えたのでした。 結末がわかったあとに再読するとさらに面白そう。これから2回目読んでみます。 | ||||
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どんな複雑な計算でも瞬時にやってみせる天才数学者ディヴィッド・ケインは、あろうことかギャンブルで身を持ち崩そうとしていた。ポーカーの相手が数学的にあり得ないような確率でストレート・フラッシュを組み立て、多額の借金を負わされる羽目になったのだ。 CIA工作員のナヴァ・ヴァナーは、取引に失敗し、北朝鮮の工作員に追われていた。彼女は、異動先の国家安全保障局〈科学技術研究所〉で、その失敗を繕えるような情報に遭遇する。それは、ドクター・トヴァスキーの謎の研究成果だった。 一方、双子の兄ジャスパーに助けられたケインは、借金を返すべく奔走していた。彼が大学の恩師に口利きを頼もうとしていたその時、不思議な感覚に襲われ、彼らを襲う大事故から危機一髪で逃げ延びる。 その頃、トヴァスキーを追っていたナヴァは、謎の研究の被験者となったジュリア・パールマンの死体に遭遇する。彼女は死の間際、ケインの名を告げた。ナヴァは情報網を駆使してケインの居所を掴むが、同時にトヴァスキーもケインを追っていた。 そんな時、数学的にあり得ないような確率でロトくじを引き当て大金持ちになったトミー・ダソーザは、旧友ケインの借金を工面するため、彼と待ち合わせをしていた。そのすぐ近くにはナヴァとトヴァスキーが潜んでおり‥‥。 次から次へと派手なアクションがジェットコースターのように展開される様は、まるで映画「007」を見ているようだ。だが、主人公ケインは数学者らしく、どこまでも真面目で運動音痴。借金を踏み倒すこともせず、兄の病気を気遣い、敵か味方か分からないナヴァの身の上に同情を寄せる。 彼の脳の中で起きる「不思議な感覚」の描写がまたユニークだ。私たち読者を、突然、本作品の映像を編集しているような気分にさせてくれる。登場人物に感情移入させるのではなく、映像を介して読者に語りかける手法は、日本のライト・ノベルのようでもある。 それにしても、前半部分では登場人物各々が別々の場所で危機に遭遇するものだから、読んでいて頭が混乱。これほど巻頭の「主な登場人物」一覧表のありがたみが分かった小説も珍しい。 だが、最後にはケインを中心に一同が相まみえる格好になり‥‥後半の展開が楽しみである。 | ||||
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どんな複雑な計算でも瞬時にやってみせる天才数学者ディヴィッド・ケインは、元CIA工作員のナヴァ・ヴァナーによって危機一発のところで命を救われる。二人は傭兵ジム・ダルトンに命を狙われるが、そのたびにケインの「不思議な能力」のおかげで何とか逃げ延びる。そしてケインの大学の恩師ドクの車に乗り、双子の兄ジャスパーに合流する。 ジャスパーは、ケインの「不思議な能力」に関する驚くべく事実を語り始める。 だが、ジャスパーはとらわれ、ヴァナーも重傷を負ってしまう。彼らを追っていたトヴァスキーの意外な素顔が明らかに。 ケインはジャスパーを奪還すべく、以前身ぐるみをはがされるほど負けたポーカーで資金を稼ごうとする。怪我から回復したヴァナーも、ケインの指示に従って戦闘態勢を整える。 そしてケインは真実の一端を垣間見る。 次から次へと派手なアクションがジェットコースターのように展開されるノンストップ・スリラーは後半でも健在で、とくにドクター・トヴァスキーの本性を明かす場面にはしてやられた。前巻で伏線が張られていたことに気づいていたのに、悔しい! 終盤で、ケインの能力「ラプラスの魔」の仕組みが語られる。量子力学と確率論を巧みに組み合わせた説明から、本書はアクションSFにカテゴライズしてもおかしくないと感じる。 主人公ケインは最後まで運動音痴で恋愛話とも縁が無いけれども、ラプラスの魔の能力を開眼させてもインチキも裏切りもせず、好青年であり続ける。いかにも数学者らしく。 ラプラスの魔の能力は、日本で言えばガンダム・シリーズの「ニュータイプ」のようなものだが、こちらの物語は勧善懲悪のハッピーエンドでスカっとさせてくれる。 | ||||
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久しぶりに心底面白いといえる小説に出会った。 上巻から続く謎な部分と、緊張感を維持したまま、 話はクライマックスへ突入。 後半は、もうどんでん返しというか、圧巻の自体がちりばめられていて、 ページをめくるたびに驚きのミルフィーユ状態に。 これは必読です。 | ||||
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「数学的にありえない」読了。久々に寝る時間を惜しんで一気に読み終えてしまいました。 題名IMPROBABLEを「数学的にありえない」と翻訳したセンスも素晴らしいです。 多次元時間軸もの、といえば良いのでしょうか。 気になるのは、著者の履歴。子どもの頃両目の難病にかかり、10年以上の入退院と手術で視力を取り戻したこと。会社人になってから親友の同僚がガンになったので一緒に会社を止めて「自分が心からしたいことに人生を捧げよう」と作家になったこと。 最近こういう人が増えているような気もするけど、報道が増えただけなのか、自分のフォーカスが当たってるだけなのか? なんにせよ、映画化できる一級のエンターテイメント作品です。 | ||||
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当初は原書で読もうと思ってたのですが、思ったより単語に癖があって途中で断念。翻訳本が出版されたので、改めて読みました。 さまざまな登場人物が活躍するサスペンスですが、要となるのは「たとえどんなに確率が低くても、物は起こりうる」と言う事でしょうか。いくつかの「数学的にありえない出来事」が絡み合い驚くべき結果へ導いてゆく、そのスピード感がたまりません。 未来がどうなるか、確率論でも運命論でも計れない、結局何がどうなるかなんて分からないのだ、という強い信念を感じます。これは作者の幼少の頃の視力の喪失と回復の原体験と関連があるのかもしれませんね。 病気が治って信仰に目覚める人もいれば、結局未来がどうなるかも分からないし、何故こんな事が自分の身に起きたのかも分からない、そんな悟りの境地に至る人も入る、という事ではないでしょうか。 非常に面白く、知的好奇心を引きつけられる作品です。おすすめします。 | ||||
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