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5年目の魔女



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【この小説が収録されている参考書籍】
5年目の魔女
5年目の魔女 (幻冬舎文庫)
5年目の魔女 (新潮文庫)

5年目の魔女の評価: 3.50/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(4pt)

最後まで面白い

何度か読んだことがありまた読みたくなり中古で買いました。
20年以上前に出版されたものだからか文字が小さく少し読みにくさがありました。
何度目かにまた再読しましたがやっぱり面白かったです。
5年目の魔女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:5年目の魔女 (新潮文庫)より
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No.15:
(3pt)

ラストこうなる?

景子と上司と貴世美との関係が、もうひとつ理解しがたかった。
まして景子と上司の妻との関係も
景子ってどういう人?最後まで私には共感できませんでした。
作者の力量は感じられましたが。
5年目の魔女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:5年目の魔女 (新潮文庫)より
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No.14:
(4pt)

女が女のことを怖いと思う作品

最初は職場での不倫の話から始まる。自分が慕っていた先輩が、課長と浮気をしている。しかも課長の妻は学生時代の先輩だ。

そしてその不倫は破綻へとつながって行くが、なぜか不倫をしていた先輩のことが頭から離れないヒロイン。読んでるほうは「なんでそこまで...」と考えてしまうが、驚く結末が用意されている。

自分は男なので女が怖いことは承知しているけれど、感情のというエンジンをフル回転させ、理知的に行動できてしまう女のこわさを描いた作品
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No.13:
(1pt)

そんな、バ 馬鹿な・・・。

読みやすい。

特に驚きの展開などは皆無。

『ミステリー小説』としては飢餓感が残った。

普通の読物として時間潰しと思えば・・・。

女性自身の目線&心理が若干軽薄な感じを受けた。

コレクター以外は買わぬが吉。
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No.12:
(4pt)

面白かった

女性の微妙な気持ちをとっても上手く表現されてるミステリアスな内容に最後まで一揆読みしてしまいました。
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No.11:
(3pt)

う〜ん

短編でもすむ内容を無理やり薄めて引き伸ばしたって感じがしたな。
そのせいか途中だらだらして迫力がなかった。
最後にすごい仕掛けがしてあるのに生かしきれなくてもったいない!
音道貴子シリーズはあんなに面白かったのに残念。
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No.10:
(3pt)

終わり方も恐い…

この作家の作品を読むのは初めてでしたが、読み始めたらいつのまにかどんどんページを繰っていました。
意外な、そして恐ろしい結末に背筋が凍りそう、と言ったら大袈裟ですがぞっとしてしまいました。
また別の作品を読んでみたくなりました。
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No.9:
(4pt)

女性不信にさせる、効果大だと思いました

乃南アサさんの作品は、音道貴子シリーズで好きになり、全部読もうとしています。
これで25作目です。

乃南さんの作品では、「女って怖い」と思う事があります。
魔女、悪魔、魔性、といった言葉が頭に染み込んできます。

そのような作品群の中でも、これは、かなり、女性不信にさせる効果が大きいと感じました。
いかにも悪女という描かれ方をしている喜世美の行動だけではなく、
最後には、とんでもなく、女性不信にさせてくれる結末が待っていました。

結末のすごさはレベルが高いと思いました。
全体を通して、文学としてのレベルも悪くないと思いました。

しかし、後味はすごく悪いです。

この後、不幸な人が増えそうです。

逃げろ!! 善良な男達よ! と思いました。
自分も気をつけようと思いました。

乃南さん、それが狙ったこと? 女性としてそれで良い?

ごめんなさい。あまり、他の人には勧めたくないです。
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No.8:
(5pt)

5年目の魔女☆

短編が好きでいつも短編ばかり読んでますが題名にひかれて購入しました。魔性を秘めた貴世美は不倫相手を狂わせ、同僚だった景子は退職を余儀なくされた。5年過ち、景子はインテリアデザイナーとなり…3コールで切れてしまう電話、誰かにつけられているなどリアル感があり続きが気になり一日で読んでしまいました。とても面白かった☆
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No.7:
(3pt)

最後に納得

乃南さんの文章は、読みやすい。

ただ、今回は主人公の景子に感情移入が出来なかった。
職場の友人と上司の不倫という、秘密を共有させられてしまったことで
結局は、仕事場を追われるように退職。
5年も経ってから、友人の喜世美のことが気になって…。

中盤では、中弛みを感じて
一体、何故景子はここまで喜世美を気にするのか?
そして、恐れるのか?
自分の新しい人生には、もう関係が無いのに。
それよりも、インテリア・デザイナーとして頑張ってきたのに
こんな過去のことに、いつまで囚われているのか?
読みながら、イライラするくらい ジレンマを感じた。

世間では珍しくはない、職場不倫。
そして、秘密を共有してしまうことへの嫌な感情。
喜世美のキャラにしても、そこまで毒々しさを感じられないのは
単に、私自身が強烈な個性を持つキャラが出てくる本
を読みすぎたせいかもしれない。

タイトルが意味深なので、期待しすぎたせいもある。
電話のコールも、帯についてる文句ほどはメインではない。

最後の章で、喜世美が登場するがこの展開は読めた。
結局、景子は自分を巻き込んで仕事を辞めるはめになった
喜世美の落ちた姿を見たかったのか?

・・・そう思っていたら、最後には違う展開に。

そこで、何故そこまで執拗に喜世美に囚われていたのかが理解できた。
色々文句を並べたけど、この最後の展開で腑に落ちました。

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No.6:
(4pt)

根底に近親憎悪を感じます

主人公の景子は、友人である貴世美に対する嫌悪が次第に増大していく。よく考えると、景子が受けた被害は、職場で自分を陥れるような行為のために退職に追い込まれたことぐらいで、別に彼氏を寝とられた訳でもない。しかも物語の中盤には一切登場しない貴世美であるが、その影に怯えながらも居所を捜し続ける景子の姿によって、貴世美は間接的に大きな存在感として表現されている。貴世美に対する嫌悪は更に病的に肥大し、遂に貴世美とそっくりな顔立ちの貴世美の母親まで殺害するに至る。つまり、こうした無駄な殺人行為に気付かないほど、人は自らの中で増大する不安をとめられないのだ。景子は、計算高く生きる貴世美に振り回され、会社をやめる羽目にまでなって縁を切ったはずなのに、気が付くと自らの判断で彼女を捜している。これは、単なる嫌悪だけでは説明できない。不思議と追い求めてしまう理由は、貴世美に対する何らかの憧れに似た心理があったのではないだろうか。こうした景子の行動は、愛憎入り乱れた近親憎悪に似ている。「愛」に相当するものは何か。それは、貴世美も含めた周囲との漠然とした良好な関係だったのかもしれない。「憎」は貴世美やその母親、異性との付き合いがうまくできない自分自身にまで向けられたのだろう。自分でコントロールできない不安、憎悪と自らそれに操られていしまう人間の姿が描かれている。
この物語りの主人公は景子として描かれているが、性悪女として描かれている友人の貴世美の方が実の主人公だと感じた。景子や、自殺に追い込まれた貴世美の不倫相手や、その妻(景子の高校の先輩)も、悪女貴世美の掌中でただただ踊らされていただけなのだ。極端に狡猾でアクの強い貴世美と、普通の幸せを感じたい景子は、実は一人の女性の持つ性格の両面なのではないだろうかとも思う。こうした技量に☆4つ。
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No.5:
(4pt)

背中の視線

女性特有の暗く冷たい心の闇。執着心と懐疑心,強さと弱さを悲しいほどに描いている。
会社内の不倫問題で始まる前半は,乃南アサの作品としては少し期待はずれの感があったが,5年前の出来事と現在の生活を行ったり来たりする作品の構成は,徐々に謎を解いていく感があり,またいつまでも過去から逃げられない女の悲しさを表していた。そこには忘れたくても忘れられない,埋めたくても埋められない何かがあったから。その何かは最後の最後に分かることになるけど。
終わったはずの恐怖は,新たに始まる恐ろしい運命のスタートに過ぎなかった。最後まで読み終えて,やっとこの作品の中心,そして乃南アサにたどり着いた気がした。
知ってしまうこと,知ったことを話せないこと,誰も知らないと思ってたこと,誰かが知ってたらと思うこと。心理的に追い込んで行く作品。
短い作品だから長編のような読破感はないけど,短い中にポンと恐怖が描かれている。
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No.4:
(4pt)

最後までのお楽しみ!

読み始め、乃南作品らしくないと思いました。上司と同僚の不倫のために会社をやめることになったOL景子。その後、上司は死亡し、元同僚も音信不通。でもなぜか、元同僚に見張られている気がずっとしている。ある日、大きな仕事のチャンスがあり、その家に出向くとなんとその元同僚がその家の奥様になっていた・・・と。そのまではなんとなくよくありそうな小説で全然乃南作品という感じがしない。ところが最後の最後に景子がなぜそのように見張られていたかが解明。怖いですよ。女の執念というのか女の戦いが。
 ただ、乃南作品の中では、「凍える牙」や「涙」の方が作品としては上だと思いました。
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No.3:
(4pt)

心の闇

景子の親友である貴世美と上司の新田とが不倫することから、物語は始まります。
貴世美には魔性の女で、何か不思議な力をもった女性。
そのためか、新田は離婚後悲惨な事故で亡くなり、景子も会社をやめざるを得なくなります。
それから5年、景子はインテリアデザイナーとして働きながら、貴世美の消息を調べ始めます。その頃から3回鳴って切れる不気味な電話がくるようになります。この電話の正体は…。
女性の持つ深い闇を暴く長編サスペンス。
どこか恐ろしくて、その闇に引き込まれて一気に読めました。貴世美をみていると、女ってここまで我儘で奔放になれるんだなぁと、ぞっとします。
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No.2:
(2pt)

信じるか信じないか

読後感よくないなあ。乃南らしいかもしれないんだが。短編ではあるけど長編でだされたらきついな。ストーリー性にしても不安定だったり強引だったりした。 一応人捜しサスペンスなのだろうか。親友の裏切りで人間不信に陥った景子。それから5年経ち、その人を捜し始める。しかし人びとの言葉には矛盾があった。それが終盤はピークに達する。 元々は誰を信じるかなんて自分で決めること。過信はよくないし、不信もよくない。その中の微妙な選択をしながら日々人は生きている。ただ、景子の場合はどれが真実なのか偽りなのかが分からずパニックになっている。探していた当人のとの再会が更にそれを煽っている。思いっきり心理サスペンスだ。 結局悲惨なことから人を信じられなくなった景子。昔の親友だけあって、気持ちの整理はしにくい。そういう細かなところまで書いているわけだから読者も痛いね。 最初に書いたように読後感はどろどろ。せめて短編だけにしてほしかったかな。話自体に深みもなかった。
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No.1:
(4pt)

反則技にも思わず納得

表面的にまじめでいい子のOL・町田景子は、自分の上司と同僚・谷貴世美の不倫が元で退職する。しかし、それで貴世美との縁を切ったはずの景子が、逆に貴世美の消息を探りはじめる。どちらが被害者でどちらが加害者なのか、誰の言っていることが真実で誰が嘘をついているのか解らなくなるが、最後に大きな秘密が明かされる。反則技とも思える手法を使っているが、思わず納得してしまう。言い古された言葉「女は恐い」を再認識させられる作品である。
5年目の魔女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:5年目の魔女 (新潮文庫)より
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