(短編集)

私たちが星座を盗んだ理由

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評判

私たちが星座を盗んだ理由の評価:

3.41/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点3.41pt

Amazonレビュー一覧

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全25件 21〜25 2/2ページ
No.5
(5pt)

優しく、それでいてキレのある残酷な物語

”全てはラストで覆る”がキャッチコピーの短編集。

どの短編も一筋縄ではいきません。
読みながら感じる「ラストはこういうオチかな?」といった予想をことごとく裏切ってくれるのが実に痛快です。

 「恋煩い」…ほのぼのとした青春ミステリですが、ラストにびっくり&爆笑
 「妖精の学校」…どこか違和感を覚えつつも読み進め、ラストでまず困惑。意味が分かればスッキリ
 「嘘つき紳士」…現代社会が舞台の、割とストレートなお話。
 「終の童話」…優しいだけではない、棘のあるファンタジーの世界。お、そういう趣向のラストで来たか
 「私たちが星座を盗んだ理由」…物理の北山 健在。ラストは心にじんわり響く

五つの短編のいずれもに、読者を楽しませよう・驚かせようという趣向が込められており、
作者のミステリへのこだわりが窺えます。

全体として、優しく、それでいてキレのある残酷な作品としてまとまっています
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)より
4062778203
No.4
(5pt)

優しく、それでいてキレのある残酷な物語

”全てはラストで覆る”がキャッチコピーの短編集。

どの短編も一筋縄ではいきません。
読みながら感じる「ラストはこういうオチかな?」といった予想をことごとく裏切ってくれるのが実に痛快です。

 「恋煩い」…ほのぼのとした青春ミステリですが、ラストにびっくり&爆笑
 「妖精の学校」…どこか違和感を覚えつつも読み進め、ラストでまず困惑。意味が分かればスッキリ
 「嘘つき紳士」…現代社会が舞台の、割とストレートなお話。
 「終の童話」…優しいだけではない、棘のあるファンタジーの世界。お、そういう趣向のラストで来たか
 「私たちが星座を盗んだ理由」…物理の北山 健在。ラストは心にじんわり響く

五つの短編のいずれもに、読者を楽しませよう・驚かせようという趣向が込められており、
作者のミステリへのこだわりが窺えます。

全体として、優しく、それでいてキレのある残酷な作品としてまとまっています
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)より
4061827480
No.3
(4pt)

構成のおもしろさにも惹かれる良作

07年と09年の『メフィスト』に掲載の3編に,書き下ろし2編が加えられた短編集です.

ミステリと謳われていますが,事件が探偵が…といった推理小説の類ではありません.
トリックらしきものもあるにはありますが,それも物語へのアクセント程度に感じられ,
『全てはラストで覆る』という文句も,『強烈な余韻』と言った方が近いかもしれません.

特に学生の恋物語からおとぎ話調になる冒頭の二編は,語り口調までもガラッと変わり,
そのギャップに驚かされるとともに,この作家さんのうまさのようなものが十分に味わえ,
さらに短編集としての構成のおもしろさにも惹かれ,グッと作品へと引き込まれていきます.

全体的にいわゆる人の醜い部分が描かれた編が多いのですが,決してそれだけで終わらず,
結末に至るまでの流れから,何とも言えない切なさや悲しさが丁寧に織り交ぜられています.

『物理の北山』という異名をよく聞くだけに,初めての自分には少し予想外の内容でしたが,
帯にあるように『優しく,美しく,残酷な』物語が揃ったなかなかの良作ではないでしょうか.
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)より
4062778203
No.2
(4pt)

構成のおもしろさにも惹かれる良作

07年と09年の『メフィスト』に掲載の3編に,書き下ろし2編が加えられた短編集です.

ミステリと謳われていますが,事件が探偵が…といった推理小説の類ではありません.
トリックらしきものもあるにはありますが,それも物語へのアクセント程度に感じられ,
『全てはラストで覆る』という文句も,『強烈な余韻』と言った方が近いかもしれません.

特に学生の恋物語からおとぎ話調になる冒頭の二編は,語り口調までもガラッと変わり,
そのギャップに驚かされるとともに,この作家さんのうまさのようなものが十分に味わえ,
さらに短編集としての構成のおもしろさにも惹かれ,グッと作品へと引き込まれていきます.

全体的にいわゆる人の醜い部分が描かれた編が多いのですが,決してそれだけで終わらず,
結末に至るまでの流れから,何とも言えない切なさや悲しさが丁寧に織り交ぜられています.

『物理の北山』という異名をよく聞くだけに,初めての自分には少し予想外の内容でしたが,
帯にあるように『優しく,美しく,残酷な』物語が揃ったなかなかの良作ではないでしょうか.
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)より
4061827480
No.1
(4pt)

構成のうまさにも惹かれる良作

07年と09年の『メフィスト』に掲載の3編に,書き下ろし2編が加えられた短編集です.

ミステリと謳われていますが,事件が探偵が…といった推理小説の類ではありません.
トリックらしきものもあるにはありますが,それも物語へのアクセント程度に感じられ,
『全てはラストで覆る』という文句も,『強烈な余韻』と言った方が近いかもしれません.

特に学生の恋物語からおとぎ話調になる冒頭の二編は,語り口調までもガラッと変わり,
そのギャップに驚かされるとともに,この作家さんのうまさのようなものが十分に味わえ,
さらに短編集としての構成のおもしろさにも惹かれ,グッと作品へと引き込まれていきます.

全体的にいわゆる人の醜い部分が描かれた編が多いのですが,決してそれだけで終わらず,
結末に至るまでの流れから,何とも言えない切なさや悲しさが丁寧に織り交ぜられています.

『物理の北山』という異名をよく聞くだけに,初めての自分には少し予想外の内容でしたが,
帯にあるように『優しく,美しく,残酷な』物語が揃ったなかなかの良作ではないでしょうか.
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス)より
4061827480