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(短編集)

私たちが星座を盗んだ理由



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私たちが星座を盗んだ理由の評価: 6.00/10点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(6pt)

ビターで残酷な世界に偽りなし

  
 ラスト数行に残酷などんでん返しが待つという謳い文句通りの短編集。明かしてほしくはないが明かさないと売りに出せないジレンマ。実際裏表紙を読んで購入を決めました。 と思っていたのですがここの感想を読んで表紙が「小市民シリーズ」と同じと知る、あれれなんかそっちに惹かれたような気がしてきた。
 
 見出し通り結末は残酷で後味は悪いが終始鬱々しているわけではなく、序盤は日常的な謎をあるいはファンタジーな世界での異端を平坦に描き、ラストのどんでん返しとのコントラストを顕著に見せています。決して晴れ晴れしい気持ちにはなりませんが、唾を飲み込むような息苦しさを味わえ、そのような作品が好みな方にはおすすめな短編集になっています。
 
 城シリーズのイメージからはかなり裏切られました。短編集では精緻精巧なトリックには限界があると思っているので、雰囲気と転結を重視しているのですが本作は十分合格点、★は6つです!!
 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.6:
(5pt)

短編です

一話目がわかりやすい。
なんか似た話し知ってるけど、、、

妖精の学校は、
ほとんどの人は、ネタバレ見ないとわからないと思う。
ネタバレ見ても消化不良。

あまり、好みでは無かったです。

halhi
II1T2RT1
No.5:
(7pt)

独特の世界観

裏表紙に書かれている粗筋に惹かれて購入。余計なことを知らされずに読んでしまったほうが、より一層楽しめたのかなと思うとちょっと残念。

個人的には1番のお気に入りは「終の童話」です。村人が石にされてしまうお話です。なんだかファンタジー要素溢れる物語で、こういった作品は今まで読んだことがなかったのですが、意外とのめり込めるものなんだなぁと。しっかりとミステリ要素を含ませつつ、人情味あるストーリーがこの世界観と喧嘩しないのが素晴らしい。

どの作品もも世界観を楽しむのがオススメです。「妖精の学校」なんかは、最後まで読んでも意味がわからない、思わずネット検索しました。それでも楽しめました。思ってた世界観と違う…どれもそんな感想を持ちました。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.4:
(3pt)

私たちが星座を盗んだ理由、感想&備忘録


▼以下、ネタバレ感想

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ナタ
9AJ0TZ5W
No.3:
(7pt)

私たちが星座を盗んだ理由の感想

ミステリ的には「嘘つき紳士」、切ない系では「終の童話」、表題作「私たちが星座を盗んだ理由」が強く印象に残りました!

ジャム
RXFFIEA1
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

可愛らしい表紙の裏に潜む世界

おそらく米澤穂信さんの『小市民シリーズ』と同じ方が表紙を担当されていると思うのですが、とても可愛らしい絵柄で作品の出だしを見ても、青春ミステリーだと思って読んでいましたが、とんだ勘違いでした(笑)
確かに文体自体は非常に柔らかく、どこかやさしい雰囲気に満ちあふれた短編集なのですが、どれもきっちりミステリーをやってます。しかもどれも完成度は高く、多少結末が予想しやすい話もありましたが、それでもインパクトの強い作品であると思います。
北山さんの作品は初見でしたが、これをきっかけにファンになるかもしれません。

アルバトロス
CRRRDTJB
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

私たちが星座を盗んだ理由の感想

ラストで覆る5つの物語が入った短編集です。
ミステリの醍醐味でもある最後に世界が変わる様が味わえるのは良かったです。
気軽に読みやすい『恋煩い』『嘘つき紳士』が好みでした。
『妖精の学校』については、調べてから色々考えさせられた話で深いなと思いました。

『終の童話』に至っては私の中での北山さんらしい一面が強く感じる作品でした。
物理の北山と言われてますが、こういった幻想や童話的な世界感の下地があるから現実的な物理ものが強調されるんだろうな。
そんな事を感じました。

egut
T4OQ1KM0

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