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誓約
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誓約の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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デミルの他の作品はほぼすべて読んだので、同類の本田と思って購入したが、まったく期待はずれだった。悪い小説ではないが、物静かな法廷闘争の話ばかりだ。法廷小説が好きな人には向いているだろうが、デミルの他の作品のような活気あふれる行動は皆無である。別人の作品だと思えば、期待しない分、楽しめたかもしれないが。 | ||||
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何冊か彼の本を読んで、ここはやはり、彼自身の経験にもとづく作品を読まねばと、遅ればせながら手にとった。たしかに読ませるのだが、どこかしっくりこない。最後の盛り上がりであるはずの部分でも、ぴんとこない。「チャーム・スクール」などと違って手放しでおもしろいと感じられないのだ。元々の主題が、大量破壊兵器が危険だ、といって経済封鎖で疲弊した貧乏国をいたぶった今の出来事の原型だからではないか、と思いついた。もうひとつの大義なき戦いだ。自国戦略の根本的な誤りを裁くわけにはゆくまい。デミルほどの作家にしても、自国文化の枠から自由にはなれなかった、ということだろうか。他の作品のようには、カタルシス解消ですっきりした、と本を閉じることはできなかった。アフガニスタンやあの国の光景が頭の中にちらついて。 新作「アップカントリー」も同じベトナムを舞台にしたものだが、裁判が絡まない活劇なので、そうした複雑な思いなしに一気に読めた。 | ||||
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何冊か彼の本を読んで、ここはやはり、彼自身の経験にもとづく作品を読まねばと、遅ればせながら手にとった。たしかに読ませるのだが、どこかしっくりこない。最後の盛り上がりであるはずの部分でも、ぴんとこない。「チャーム・スクール」などと違って手放しでおもしろいと感じられないのだ。元々の主題が、大量破壊兵器が危険だ、といって経済封鎖で疲弊した貧乏国をいたぶった今の出来事の原型だからではないか、と思いついた。もうひとつの大義なき戦いだ。自国戦略の根本的な誤りを裁くわけにはゆくまい。デミルほどの作家にしても、自国文化の枠から自由にはなれなかった、ということだろうか。他の作品のようには、カタルシス解消ですっきりした、と本を閉じることはできなかった。アフガニスタンやあの国の光景が頭の中にちらついて。 新作「アップカントリー」も同じベトナムを舞台にしたものだが、裁判が絡まない活劇なので、そうした複雑な思いなしに一気に読めた。 | ||||
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