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純平、考え直せ
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純平、考え直せの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全81件 1~20 1/5ページ
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テンポ良くストーリーが進むし、奥田作品の軽妙な展開は気持ちが良い。ただし、読む順番が悪かった。オリンピックの身代金の後に読むものではないな。 | ||||
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下っ端やくざが対立する組の人間を殺傷するまでの数日間を描いた作品。 孤独な稼業と割り切っていたもののいざ拳銃を手にし実行計画を進める中、組のもの、故郷の愚連隊、息子を捨てた母親など多くの人との交流が実現する。 ネットを通して多くのフォローが寄せられ賛否両論に炎上する。 決して陰湿な展開ではなくさらっとしたやくざ人生を垣間見る。 一般文学通算2664作品目の感想。2022/07/14 15:40 | ||||
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軽く、さくっと読めました。「だからどうしたいの??」と聞きたくなる話でしたが、若いってことは、訳のわからない熱さなんだと納得もしました。 | ||||
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魅力的なキャラクター達が、読んでいて楽しい物語。でも、ストーリーはちょっと物足りない。もっと色々楽しい展開が欲しかった。惜しい。 | ||||
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○ヤクザ○計画的○身勝手な理由○拳銃で殺人 これで10年の判決。6年くらいで仮釈放。そんなに世の中甘くありません。 今時振り込め詐欺でも主犯なら10年とか食らうんですよ。 15年から20年くらいで満期出所が妥当な線。20年後に組がまだあって、幹部にしてくれる保証がどこにあるんでしょう? それだけ服役するのにもらったお金が合計50万円。しかも拳銃買うお金はその中から払う。安すぎるでしょう。 歌舞伎町を歩くだけで女の子やお店の人がいちいち声をかけてくる。そんなの見たことある人いますか? 焼肉屋で隣の女の子が声かけてきて…クラブとかならあり得ますが、焼肉屋でそんなことありますか? カチコミかける場所もわざわざ相手のお店で子分も大勢いる場所。ないでしょう。飲み屋で飲んでるところなら みんな座ってるし急には動けないから殺しやすいし、逃げやすいじゃないですか。 | ||||
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「純平、考え直せ」のどこが面白いかと言うと、やくざが新宿の「伊勢丹メンズ館8階のカフェ」でお茶したり、親に捨てられた純平が、入ったスナックのポスターが「大人はわかってくれない」(トリュフォー監督の映画)だったり、純平に死体の写真をアップするよう言ったやつのハンドルネームがネクロフェリアーノ(死体愛好者)だったり、子どもの様な思考回路の不良老人より荒波に揉まれた純平の方がはるかに大人だったり、吹き出す場面満載です。 しかし、そんな笑ってばかりの可笑しさだけではない。チンピラやくざだが、なぜか憎めない純平。彼の生い立ちや、彼を囲む歌舞伎町界隈の人々の人間関係に心動かされて、いつか純平を応援したくなる。 読みやすい文だけれど、それだけでない、一気に読ませる奥田英朗さんの作家としての力量はやはり凄い。これをただ「面白い」作品として評価していいものか。それだけではないでしょう。星4つにしてありますが、実は☆☆☆☆★。読んでよかった。 この本はじわじわと良さが滲みてきます。 なぜ、この本が魅力的かと言うと、純平の魅力に尽きるのではないでしょうか。それは何か? 純平の生き様です。彼は子どもの頃に悲惨な体験をします。それは、子どもにとっては最悪とも言うべき状況です。そこで彼は、歯を食いしばりながら堪えます。そして、自分の強さを自覚するのです。けれど、これは強さというより「諦め」に近いものなのです。「最悪の経験をしたので、これ以上最悪の状況はないだろう」という様な強さです。その諦めは、恋愛にも表れます。 それが、読み手が彼に感情を移入させる要因です。 彼のその奥床しさ。不器用とも取れる生き方が、魅力的なのです。だから、最後に余韻が残る。これで5つ☆でないのは不思議なのですが、奥田英朗作品にはそういう所がありますね。黒澤明作品には満点つけても、伊丹十三作品はどんなに面白くても満点がとれない様な‥‥。でもこれはこれで存在価値が高いです。 | ||||
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ギャグのような、劇画のよう。 スレッドの無責任さが読んでいて疲れた。 | ||||
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刑務所を出た後は歌舞伎町で生きていくんだろうな。 刑期を終えた純平の物語も読んでみたい。 | ||||
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純平という22歳の新宿歌舞伎町を縄張りにするやくざの組員が、親分に鉄砲玉を命じられたあとに過ごした何日かを描いた作品です。 主人公が、無理をして粋がっている姿がどこか憎めず、魅力的なキャラクターに仕上がっていると思います。 最後がやや中途半端な終わり方のようにも感じましたが、面白かったです。 続編が読みたくなるような作品でした。 | ||||
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奥田さんの作品は好きなので、色々読んでいますが、期待はずれでした。先の見える展開,ありきたりなキャラクター、奥田さんの作品にしては珍しい。 | ||||
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21才気のいい下っ端やくざ坂本純平の青春話 縁のないやくざの世界の若者も、若いときの悩みや見栄は ちょっとやんちゃなだけであまり変わらないのかなと楽しく読めました 悪になり切れず人情に流され、なんだかんだネットの情報を 気にする純平がかわいいバカな弟のように感じました | ||||
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難しいこと考えず、何も考えずに読める。 量もちょうどいい。奥田先生すばらしいです。 | ||||
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ラストの展開に賛否両論あるようですが、個人的には、奥田作品の中でも新しい読後感で良いと思います。 「無理」のときのような後味の悪さはなく、読み方によっては、いろいろな解釈が出来る展開になっているような気がします。 ストーリーは、奥田さんらしい、ヤクザと警察とその他の人々との痛快劇。 安心していっきに読ませてくれます。 個人的に唸ったのは、ラストのクラブでの描写。 映像が鮮明に浮かぶのです。 脳内で起こる化学反応が、テンポ良く、色彩豊かに、高揚感を伴って展開されていきます。 映像でも難しいであろう描写を文字でこれだけ見せながら、いっきにラストまで運んで行く筆力に脱帽です。 あとは、好みの問題かな。 久々に、小説で楽しめました。 | ||||
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坂本純平、21歳 新宿歌舞伎町に事務所を置く組員20名ほどの早田組の下っ端やくざだ 兄貴分の北島を崇拝しており、言葉遣いや仕草を真似しては粋がっている 北島が関西へ出張中に組長から対立する組の幹部の命を獲ってこいと命じられる 気負い立つ純平 決行後はムショ暮らしが待っている そこで、決行までの3日間、もらった小遣いで豪勢に遊ぼうと考える 高級ホテルに泊まり高級料理を食べ、最高の女を抱き… しかし、こういう時に限って、昔馴染や母親との再会があったり、同い年のテキ屋の青年に友情を感じたり、不良老人を実践中の元大学教授に振り回されたり、人と人との繋がりを認識させられることが続く ひと晩一緒に過ごしたこれもまた同い年の女に銃撃の話を洩らしたことからネット上には純平の行為に対する書き込みが殺到する さぁ、ここで純平は考え直して、日の当たる社会へ戻るのか それとも、命令を忠実に守るのか 考え直しそうな空気も出始めますが 名前の通り、純で馬鹿がつくほど真っ直ぐな男・純平に見えるのは真っ直ぐの道1本だけ 脇道や後戻りなどあり得ません 歌舞伎町で蠢く男たちの暗い小説、のはずが読後は何だかスッキリ 帯の『この青春 おかしくて、せつない』の通りでした ネットの書き込みに結構な頁数が割かれていましたが、あんなには要らないのではないでしょうか 私はほとんど読み飛ばしました だって、意味ないんだもん! | ||||
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お話のディティールはすごい劇的な感じがするが、純平本人は淡々としている。 恐らく小さな頃からの家庭環境でそこまで自分に期待していないのかもしれない。 お話の根底に作為的な感じがしないので、本当にリアルに感じる。 やってることは正しいとは思わないが、思わず応援したくなる。できれば救われて欲しいと思う。 奥田さんの作品は群像的だ。決して主人公に寄りかかったりしない。 純平の行動を見て読者の心情が入り込む余地があるので夢中になれる。 多分誰もが後半になるにつれ自然と純平、考え直せって思ったんじゃないのかな。 物語に出てくるおじさんが「若い時は経験がないから待てない。この先いいことがあるかもしれないのに」←うる覚え という妙に悟ったセリフを言う。このおじいさんは奥田氏本人みたいだな(笑) ラストは読者に想像させる。決して逃げたとかではなく、そこの部分は不要なのだろう。 それまで純平のプロセスを見て、読者がこの純平に対してどう感じるか、それが大事だということなんだろう。 なのでラストの殺しのシーンは不要だ。 鼻の奥がツーンとなるような作品。俺も実際目の前に純平がいたら一声止めてたのかもしれない。 あー誰か質のいい脚本家がドラマ化してくれないかなー 2時間ドラマで丁度収まるよこれ。 | ||||
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初めて男として惚れた兄貴のために、貴重な青春を捧げたい。 どうせ普通に生きても、自分のような人間には美味しい生活は見つからないのだから。という若者ならではの悲痛な思い。 大きな「仕事」の前に未練を残さないようにともらったわずかな休暇と金で、 よりによって本当の青春と仲間を知ってしまった主人公。 大人になってから思い出す、夏休みのような、モラトリアムな大学時代のような、好きなことができたほんの短い期間の話です。 奥田作品の中でもかなりコンパクトに中身が詰まっていて、登場人物は簡単に救われもしないけど、絶望だけを見せつけられるような悪趣味な小説でもありません。好きな一冊です。 | ||||
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さすが奥田さんである。ずっと追いかけたい作家だ。 でも、この作品は、ラストがなあ…。 | ||||
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「空中ブランコ」「町長選挙」「サウスバウンド」etcと奥田英朗さんの小説はほとんど読ませていただきました。ホロッとさせらりたり、クスッとさせらりたり、となかなか好きな作家です。ただ、精神科医伊良部氏のことが頭の片隅にあるせいか、この「純平、考え直せ」は伊良部氏のでてない「サウスバウンド」「家日和」などとくらべると、どうかなというのが率直な感想です。 | ||||
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名前のとおり純粋なチンピラの葛藤が楽しめる本ですらすら読めます。 ラストは結末が中途半端でしたがこの本は結末を望む内容の本ではないので通勤電車の中で読むには最適です。 | ||||
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キャラ設定がわかりやすく、ラストは結構好きなんだけど、あのラストにするなら全体の印象がライト過ぎるのかなあと思いました。 面白いことは面白いです。確実に数時間楽しませてくれます。 まあ、あまり何も考えずに読むエンタメ小説でしょう。 | ||||
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