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(短編集)
あの頃の誰か
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あの頃の誰かの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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雑誌などで既発表の短編集8つ。 二十年目の約束 レイコと玲子 再生魔術の女 名探偵退場 さよなら『お父さん』 シャレードがいっぱい 眠りたい死にたくない 女も虎も あとがきで,訳ありでこれまで短編集に掲載してこなかった理由を書いている。 好きな順番,あるいは嫌いな順番に並べてみるとよいかもしれない。 | ||||
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書もいきなり文庫ですね。今まで刊行された短編集に収録されずに残ったものを集めた「わけあり物件」です。初出が全て10年以上前のものだから、わけありなんでしょうか。それとも、単にボツ案件なのか。まあ、単行本だったらいきなり買わないかもしれないという出来だと思います。 各短編の紹介をします。 シャレードがいっぱい(コットン'90年11月号):ダイニングメッセージもの+遺産相続のもつれですかね。雰囲気は『ウインクで乾杯』見たいな感じですね。掲載誌を出版していた出版社が倒産したから、この短編は宙ぶらりんになっていたみたいだ。 レイコと玲子(コットン'91年6月号):結果的には多重人格者を利用した殺人。掲載誌を出版していた出版社が倒産したから、この短編も宙ぶらりんになっていたみたいだ。 再生魔術の女(問題小説'94年3月号):子どもが出来ない夫婦(特に夫の根岸峰和)と養子を見つけてくれた女性(中尾章代)の話。中尾章代が根岸峰和を追い詰めていくシーンはぞっとする。この話がいちばん面白いですね。短編集『怪しい人びと』に間に合わなかったために宙ぶらりんになっていたみたいだ。 さよなら『お父さん』(小説宝石'94年7月号):『秘密』の原型になった作品。いうならば、『秘密』の短編版。平介が最後に2発殴るシーンは気持ちがよくわかる。 名探偵退場(『やっぱりミステリーが好き』新潮社'90年6月刊):『名探偵の掟』という作品を書くきっかけになった作品。名探偵にとって、ミステリーというか謎に囲まれて死んでいくのは本望なんじゃないかな。 女も虎も(IN★POCKET'97年7月号):運命の選択ですね。美女か人食い虎か開けてからのお楽しみの3択。お題拝借ミステリーショートショート競作において太田忠司氏が出した題名「女も虎も」に基づいたものらしいです。 眠りたい死にたくない(小説新潮'95年10月号):うーん。この短編は何が面白いんだろうか?主人公が最後どうなったのかは気になるところですけど。 二十年目の約束(別冊小説宝石'89年12月号):村上昭彦は結婚相手の亜沙子に子どもを作らないと告げた。亜沙子は昭彦の様子がおかしいということで、昭彦のあとをつけることにした。調べていくうちに、20年前の出来事に起因することがわかった。東野氏曰く、この作品が一番のわけあり物件だそうだ。 | ||||
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東野圭吾のファンで彼の全ての作品を読んでみたい!という人向けのものです。 暇つぶしにしても厳しい内容。駄作中の駄作!というのは見つかると思います。 | ||||
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他の方からは酷評も多い作品であるが、作者のわけあり品を集めた作品として読んでみると、なかなかおもしろかった。 特に、「女も虎も」は個人的にいい作品だと思ったし、虎のもう一つの意味も知れてなかなか勉強になった。 | ||||
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この本の帯の「まさかのいきなり文庫」というキャッチ・コピーを見て、一体どういうことなのだろうかと、最初に巻末の「初出一覧」を確認して、驚くとともに、「なるほど」と得心した。一番古い作品で21年以上前、一番新しい作品でも13年以上前に発表された作品ばかりであり、これを見れば、誰もが、単行本化から漏れた、いわば駄作を寄せ集めて、無理矢理、文庫本に仕立て上げたものと思うのではないだろうか。私は、そういう先入観を持って、全く期待せずに読み始めたのだが、読み進めるにつれて、意外に各作品の出来が良いのに驚いた。 全8作品のうち、「レイコと玲子」、「再生魔術の女」、「名探偵退場」は、傑作といっても十分通用する作品だし、「シャレードがいっぱい」、「女も虎も」、「眠りたい死にたくない」も、決して出来の悪い作品ではないと思う。「さよなら『お父さん』」は、文庫本「毒笑小説」の巻末特別対談で東野圭吾が語っていた「秘密」の原型となった短編であり、私は初めてその存在を目の当たりにして、この作品から、どのように発展してあの名作「秘密」が生まれたのかがよくわかり、大変興味深く読ませてもらった。「二十年目の約束」も、途中までは、どんな結末が待っているのかと期待を抱かせるに十分な内容であり、拍子抜けするようなオチさえ手直しすれば、傑作になり得た作品だと思う。 この本の「あとがき」で、東野圭吾が、どれもこれも「わけあり物件」と認めたうえで、その「わけ」を説明している。それを読むと、大半の作品が、掲載誌を出版していた会社がつぶれたり、シリーズものでない最後の短編集の出版後の作品であったり、ショートミステリであるがゆえに収録のチャンスがなかったりといった、内容以前の「わけ」であったことがわかる。また、「レイコと玲子」について、「今回、最もたくさん手直ししたのが、この作品でした」と述べているところをみると、多かれ少なかれ、他の作品についても、現在の東野圭吾の円熟した手によって、手直しを施しているものと思われる。こうした経緯のもとで出版された本と説明されれば、「わけあり物件」でありながらも、内容的には、決してレベルの低いものではないということが、納得できるというものだろう。 | ||||
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短編集なのですが、過去に発表された作品だけあって、どれも時代を感じ(小道具としてポケベルなど登場する)、なるほど「わけあり物件」だなと。 それでも東野作品だけあってヘタな短編集を買うよりは楽しめると思います。 特に面白く感じたのは、「秘密」の元といえる作品があり、これ(短編)をあそこまで膨らませたのかと作家さんの力を感じ、楽しめました。 | ||||
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これは訳あり物件の集合体と書かれているが そのとおりだと思う。 どの作品もたいしてピークを迎えることなく終わりを迎えた感じを受けた。 途中、読むのをやめて違う東野圭吾さんの作品を読もうかと考えた程である。 しかし、そう批判ばかりしていてもよくないだろう。 なぜなら、結局は好みにもよるわけだから、ぜひ余裕があれば手にとってもらいたい。 | ||||
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あえてバブル期を舞台に書き下ろした短編集かと思いきや ずいぶん前に発表したものの,お蔵入りになっていた作品を 寄せ集めただけのお手軽な一冊. 単行本にしなかったのもうなずける. 作品のクオリティは・・・,読むに堪えないというほどではないが, その後の東野氏の充実ぶりから考えると少々物足りない. 20年近く前の作品の若かりしころの氏の作風や, ミステリーに対する試行錯誤もかいま見える気がして 当時の記録,として読むべきであって,一つの作品とは考えない方がいい.. | ||||
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1980、90年代の未収録短編8編。明らかに読み物として質は低いですが、「秘密」の元になった短編が(例え駄作でも)どんなのだったのか知れたり、最期に収録されている「20年目の約束」には後の「白夜行」「片想い」に通じるエッセンスを感じれたり、後書きで東野さんの言い訳?を確認できたりするファン向けの全集的骨董短編集。 | ||||
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1990年代の前半に著者が書いた「わけあり物件」を集めた短編集。どの短編集もミステリの要素が盛り込まれていて、あっさり読めるのが良かった。 著者があとがきで書いている通りどれも「わけあり」なので別の作品と比べると見劣りする部分が多々あるが、時間があまりなくてもさらっと読めると思う。 | ||||
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最新刊ということでさっそく読んでみたが、古い作品の寄せ集めでがっかり。そしてコメントするような作品は一つもない。人気作家だからと言ってなんでも本にすれば良いというわけではない。東野作品の中でも最低ランクの作品。一般文学358作品目の感想。2011/03/27 | ||||
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本書は1989〜97に書かれた短編を集めたものです。それらの短編を筆者は後書きで「わけあり物件」という表現をしています。 それは「過去に何らかの形で発表されながら、これまでどの短編集にも収録されなかったものばかり(本書324頁)」なのだそうです。 筆者がそう表現するだけあって、短編からはいつもの迫力を感じることはできませんでした。 それは、ミステリーという分野だからなのか、東野氏の筆力によるものなのか、判断しかねますが、本としての魅力に欠けます。 東野氏の作品の良さ(面白さ)はいくつかあると思います。 はりめぐらされた伏線の最後までわからない期待感、話の専門性、魅力的な登場人物… どれもが短編では描ききれていない上滑り的な印象は否めません。 東野氏のファンで、「出版されるものは、とりあえず読んでおきたい!」という人は読む価値はあるかもしれませんが、 星の数ほどある本の中から手に取るなら、他の本の方が… と、思わされました。 | ||||
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病院の待ち時間に軽く読める本が欲しくて買いました。「わけあり物件」というだけあって、磨かれていない作品が並びます。正直、これ単体を見るとひどい出来だと思います。わざわざ出版しなくてもいいのに…。ただ、大ヒット作の原型なども含まれているので、コアなファンの方が楽しむには良いかもしれません。東野作品には素晴らしいものが多いので、初めての方は他の本から読んだほうがいいと思います。 | ||||
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津田弥生は恋人の北沢孝典と待ち合わせをしていた。別れ話を切り出すつもりだったが、孝典は 約束の時間になっても現れない。怒った弥生は彼のマンションに行くが、彼は何者かに殺されて いた。孝典の死の裏には、意外な事実が隠されていた・・・。「シャレードがいっぱい」を含む 8編を収録。 「収録作はすべてわけあり物件」という言葉に興味を持ち、この作品を読んでみた。確かに、 「わけあり」と言えないこともない。「シャレードがいっぱい」では遺言状が重要な鍵になるが、 納得のいく結末ではなかった。「レイコと玲子」「眠りたい死にたくない」などは、ミステリーと いうより星新一さんのショートショートのような感じだったが、完成度はいまいちという感じがした。 「さよなら『お父さん』」も、「秘密」の原型ということで読んでみたが、淡々とした物足りない 作品だった。 東野圭吾ファンが「こういう作品もあったんだ。」と思いながら読むにはいいかもしれないが、 東野作品未読の方には他の作品から読むことを薦めたい・・・そう思わせるきわめて平凡な 作品だった。 | ||||
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皆さん、コメントが結構辛口なので、あまり期待しないで読んだのですが、東野さんの他の短編集と比較しても遜色のない作品集でした。「再生魔術の女」はとても怖いと思いましたし、「秘密」の原作とラストの「二十年目の約束」では最後泣いてしまいました。 東野さんの作品は1冊余さず読んでいますが、この作品集が、程度の低い「訳あり」短編の集まり、なんてとんでもない。今まで、出版に至らなかった事情は、後書きにもあるように、もともとの出版元がつぶれたり、等、外の事情によるもので、作品そのものの問題ではないです。 とても、楽しく読ませていただきました。「白銀・・」には辛口コメントをした私ですが、こっちがずっとずっと良かったです。 | ||||
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購入しました。 「秘密」のファンだったので原作を読めて満足。 他短編も面白かったが、「ほどほど」という程度。 なので星3つ。。 | ||||
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著者自らがわけあり物件と語っているだけあって、本当にわけありの短編集です。 正直、良かったと思えるエピソードはひとつもなかったです。 同時発売のもう一冊と一緒に買わせてしまおうという出版社の意図が良く分かりました。 | ||||
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最近のたとえば『新参者』などを読んで、「いいな」と思い、期待して読みました。 けれどこれには、がっかりですね。 まるで、昔売れた長編小説の、ボツにしたエピソードの残りを寄せ集めて、 新品を装って、無理やり文庫一冊にまとめたような・・・ 東野ファンなら、これでも新刊なのでしょうか。 何でも出せばいいというものではないですよね。 残りものは、ゴミ箱へ。 | ||||
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東野圭吾は大体短編集がつまらないが、今回のはあまりにひどいと感じた。 かろうじて読めたのは「再生魔女の女」だけ。「秘密」の元作品は、「秘密」の完成度を知ってしまっているせいもあるだろうが、あまりにラフ過ぎてメモを読んでいるような感じを受けてしまう。 東野作品の魅力は、人間性の描写にあるので、掘り下げるページ数がない短編集は向いていない。今回もまたしかり。 「わけあり」を廃刊などと説明しているが、本当は駄作と編集や本人も感じたからではないだろうか。単行本で発行したのも、ハードカバーに値しないと判断してのことではないだろうか。 東野ブームに乗って、売れるうちに売ってしまおうという魂胆かと勘ぐってしまう。 すぐにブックオフの100円コーナーに並ぶでしょうから、中古で買うことをお勧めします。 | ||||
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東野圭吾さんの初期の短編集です。 「再生魔術の女」と、「二十年目の約束」は現在の作風にも受け継がれているところが垣間見れておもしろかったです。 私はファンなのでどんな作品でも読むぞと思ってはいますが、他の作品はちょっと読むのが辛かったかな。 でも、東野さんは(理系で文章が書けて)天才だなと思っていたので、最初からうまかったわけではないんだな、と親近感は湧きました。 | ||||
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