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(短編集)
あの頃の誰か
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あの頃の誰かの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 41~50 3/3ページ
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面白く読めるミステリー短編集でした 書かれた当時の様子など懐かしい雰囲気も描かれています 納められている作品パターンもバラエティーに富んでいます あとがきもしっかりと楽しめます | ||||
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作者自身が「わけあり物件」と読んでいる作品達です。 中には出版社の「わけあり」もあるのですが、 総じて作品の質は東野圭吾の作品としては・・・です。 『秘密』や『名探偵の掟』の原型みたいなのもあるのですが、 当然磨き直した作品の方が完成度は高く、敢えてこっちを読む必要はないでしょう。 東野圭吾のコアなファンの方以外にはお勧めしません。 | ||||
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ハードカバーだったら酷評してしまうと思うけど、 手軽な価格でさらりと楽しむ娯楽作品集ですね。 懐かしさ、冷たい嫌悪感、温かい読後感と様々な形態。 するりと読ませられてしまう文体はさすが。 楽しませてもらいました。 | ||||
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短編集は初めて読んだのですが、いいですね。 東野さんならではの、雰囲気は長編と大して 変わりません。 どの物語も面白かったです。 わたしにとって東野さんは湊かなえさんや 神崎和幸さんと同じぐらい好きな作家さんです。 | ||||
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作者があとがきで「わけあり物件」と言い訳している短編集。 バブル期頃に書かれ、いままでどの短編集にも収録されなかった作品を集めており、なるほど作者が「わけあり」と言うだけあって、いろいろなタイプの作品が集まっている。どれも約20年塩漬けされていたのであるが、今読んでも十分面白いもの、隔世の感ありありで思わず苦笑してしまうもの、あの名作の原型となったもの、作者自身も今なら断るというような企画ものなど、まるでバブル期遺産の大処分セールを開催しているかのようでもある。 収録された作品自体は「わけあり」である以外、何の関連も脈絡もない。作品の出来映えも本人が認めるとおり玉石混交。東野ファンなら「あー、昔はこんなのかいていたんだ」とか、「おおっ、これが『秘密』の原型か!」などと思いながら読むのも楽しい。しかしファンでなければ最初の1編で「なにこれ?」となるのは必至。ぜひ他の東野作品を読んでコアなファンになってから読んでいただきたい。 | ||||
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発表されながら単行本化されなかった作品の短編集。 なるほど、 昔の東野作品の匂いがする。 いきなり文庫という、手軽な金額で、 手軽に読める、という感じでした。 バブリーな時代の作品がいくつかあって、 現代との価値観の違いを感じた。 それと、あとがきにもあるように、 これまで出版されている作品のベースになるものもあった。 それはそれで、 なるほどと思ったりしました。 がっつり推理物だったり、 変化球だったりと、 その辺の引き出しの多さは、さすが。 サラッと読むには、良いかもね。 | ||||
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メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。 あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。 時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。 東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。 と紹介されていたが、バブル期が明確に描かれているのは、最初の作品だけ。 あとは、著者曰く「わけあり物件」というものが収録されている。 8作品も収録されているうえ、『秘密』の原作といわれるものもあるが、 ハッキリ言ってどれも中途半端な作品で東野圭吾らしくない。 いわゆるマニア向けの本であって、一般の読書好きの方が読むにはキツいと思われます。 | ||||
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帯やカバーの解説等から「バブル時代に浮かれていた人達をネタにした○笑小説の様な笑える話」を勝手に想像していましたが、全く違う。どちらかというとシリアスな話が多い。 基本的に「お蔵入り」の作品が集められているので、近年の著者の作品の様な話を期待すると少し肩透かしを喰らうと思う。 例えば、 「再生魔術の女」「さよならお父さん」→「秘密」 「名探偵登場」→「天下一シリーズ」 と元になった話だけど、逆に秘密や天下一シリーズを先に読んだ方が絶対に良いので、コアなファン以外は後まわしにして良い作品。 | ||||
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東野圭吾の短編集。著者によればいずれも「わけあり物件」のため、どの短編集にも収録されていなかったそうである。そのわけは色々だが、『秘密』や『名探偵の掟』が誕生するきっかけになった作品も収められていて、東野圭吾のファンなら興味深く読める。それを別にしても、加筆修正されたせいもあって、どの作品も一定の水準を満たしていて満足のいく作品集になっている。編集者が著者を口説きおとして世に出たものだと思うけれど(数少ない売れる作家だから)、ファンとしては感謝したい。 | ||||
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なかなか文庫化されないものだからやきもきしていたときに、「あの頃の誰か」と「ダイイング・アイ」が二冊同時に刊行されることを知った。 とりあえず短編集である本書から読み始めた。 収録作品はどれも面白かったと思う。 中でも印象に残っているのが、「再生魔女の女」と「二十年目の約束」の二作。 「再生魔女の女」は、子供が生まれない夫婦と、その夫婦に養子を進める女の話。 物語の大部分はその女と夫の会話のみで構成されていて、話は淡々と進んでいく。 最初はそうでもないのだけど、話が核心に近づくにつれてどんどん入り込んでいき、ラストは驚き、というかちょっと震えがきた位だった。 「二十年目の約束」は、「子供はつくらない」と決めている男と結婚した女の話。 「なぜ夫は子供をつくらないのか」と思いながら話は進んでいく。 その理由が徐々に明らかになっていき、ラストは「再生魔女の女」とは逆に心が温かくなるような作品だった。 東野作品を読んでいる人にはもちろん、これから読み始めようかと思っている人には是非お勧めしたい作品だ。 きっと入り込みやすいだろう。 | ||||
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