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(短編集)

あの頃の誰か



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【この小説が収録されている参考書籍】
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)

あの頃の誰かの評価: 3.30/5点 レビュー 50件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(3pt)

綺麗な状態でした

年齢を重ねると、短編小説が丁度良いです
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No.18:
(3pt)

やっぱり「ワケあり」の作品集

東野圭吾自身が、他に未収録である言い訳のような後書きを書いている「ワケあり」短編集。結論から言えば、やっぱり収録されなかっただけの事はある「ワケあり」でしかないと思った。
 インパクトがあったのは「秘密」の原作だけど、やはりあれだけの長さがある必要はあったと再確認。あらすじだけなぞった感じで、あのアイディアだけでは勝負出来ない。
 面白くないわけではいが、東野圭吾にしてはどの作品も今一歩で、あとがきを読んで「ワケあり」に納得。
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No.17:
(3pt)

古くったって、ぎこちなくたって、いいものはいいッ!

さすがにかなり昔の作品群だけに設定の古さ(これは当然ですが)、
また文体やプロットには生硬さが散見されますが、ナントカは双葉より芳しで、
その才能の片鱗はしっかりあらわれていると感じました。
 特にいいなと思ったのは「再生魔術の女」。妹を殺した男を、「養子斡旋屋」という
立場を使い、巧みな話術を駆使して破滅に追い込んでいく復讐譚。知らぬうちに
脂汗が吹き出ている恐ろしい一篇でした。江戸川乱歩のかの名作「赤い部屋」を連想したの
は私だけでしょうか。(ただタイトルは、なんじゃそりゃ?ってかんじですが──笑)
そして次によかったのは「さよなら『お父さん』」。大ベストセラー『秘密』の原形となった作品
ですね。短編だけに、氏の真骨頂である「微に入り細を穿つ心理描写」があまり感じられないのは
ちょっと残念ですが、限られたページ数で、あれだけの起承転結を構築し、しかもしっかり
感動させてくれるところは、さすが並みの作家ではないなと思いました。
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No.16:
(3pt)

作家のあの頃 

なるほど。「あの頃の誰か」。
コンセプトが解れば、そんなに酷い本ではないです。
ある程度に作家さんの作風を知っていれば、軽い気持ちで読める短編集。
発刊している既存の本を読んで知っていれば、それの原型がここにありですね。ニヤリとしました。

ミステリっぽくないという理由で作家自ら駄作にされた最後の「二十年目の約束」ですが、自分には良かったんですけどね(笑)。文系の自分には、感慨深い要素のある方が好きだったりする。ありがちな腹黒い部分がなかっただけに、良かったなぁと最後で安堵したまでです。

どうやら作家と世間的なお好みは、「再生魔術の女」なんでしょう。
心理戦で面白い構成でした。「女も虎も」はお題小説ですが、パッとこういう発想ができるって羨ましい事です。

収録作品:シャレードがいっぱい/玲子とレイコ/再生魔術の女/さよなら『お父さん』/名探偵退場/眠りたい死にたくない/二十年目の約束

元ネタがわからないと勿体ないかもしれませんね。
作家ファンなら読んでみたらいいと思います。
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No.15:
(3pt)

それなりには読める

ミステリからサスペンス、あるいは普通の話などをまとめたまとまりのない短編集で、
読めないことは無いができはそこまでよくない
ダイイングメッセージは名前書けよレベルだし、記憶喪失も展開が速すぎてなんだか
特に秘密の原型となった作品はマンマ秘密を短くした物なので、秘密を読んだ人には
何の面白みもないだろう
まあ作者の本を集めている人が中古で買うぐらいの価値はあるかもしれない
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No.14:
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時代を感じる作品です

今まで、短編集にも収録されなかった作品を一冊にまとめた、いわゆる「訳あり」の作品集。
「秘密」の原型になった作品や、バブルの匂いがぷんぷんする、今となっては「時代物」の感のアル作品など、結構楽しめました。まさに、「あの頃」を思い浮かべながら一気に読んでしまいました。
☆5つです。
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No.13:
(3pt)

寄せ集め

何故、この本を世に出すことを東野圭吾が許可してしまったのか。
彼の名声を傷付ける作品になってしまった。
東野圭吾の大ファンで心の広い人でなければオススメしかねる。
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No.12:
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単行本だったらいきなり買わないかもしれないという出来だと思います

書もいきなり文庫ですね。今まで刊行された短編集に収録されずに残ったものを集めた「わけあり物件」です。初出が全て10年以上前のものだから、わけありなんでしょうか。それとも、単にボツ案件なのか。まあ、単行本だったらいきなり買わないかもしれないという出来だと思います。

各短編の紹介をします。
シャレードがいっぱい(コットン'90年11月号):ダイニングメッセージもの+遺産相続のもつれですかね。雰囲気は『ウインクで乾杯』見たいな感じですね。掲載誌を出版していた出版社が倒産したから、この短編は宙ぶらりんになっていたみたいだ。

レイコと玲子(コットン'91年6月号):結果的には多重人格者を利用した殺人。掲載誌を出版していた出版社が倒産したから、この短編も宙ぶらりんになっていたみたいだ。

再生魔術の女(問題小説'94年3月号):子どもが出来ない夫婦(特に夫の根岸峰和)と養子を見つけてくれた女性(中尾章代)の話。中尾章代が根岸峰和を追い詰めていくシーンはぞっとする。この話がいちばん面白いですね。短編集『怪しい人びと』に間に合わなかったために宙ぶらりんになっていたみたいだ。

さよなら『お父さん』(小説宝石'94年7月号):『秘密』の原型になった作品。いうならば、『秘密』の短編版。平介が最後に2発殴るシーンは気持ちがよくわかる。

名探偵退場(『やっぱりミステリーが好き』新潮社'90年6月刊):『名探偵の掟』という作品を書くきっかけになった作品。名探偵にとって、ミステリーというか謎に囲まれて死んでいくのは本望なんじゃないかな。

女も虎も(IN★POCKET'97年7月号):運命の選択ですね。美女か人食い虎か開けてからのお楽しみの3択。お題拝借ミステリーショートショート競作において太田忠司氏が出した題名「女も虎も」に基づいたものらしいです。

眠りたい死にたくない(小説新潮'95年10月号):うーん。この短編は何が面白いんだろうか?主人公が最後どうなったのかは気になるところですけど。

二十年目の約束(別冊小説宝石'89年12月号):村上昭彦は結婚相手の亜沙子に子どもを作らないと告げた。亜沙子は昭彦の様子がおかしいということで、昭彦のあとをつけることにした。調べていくうちに、20年前の出来事に起因することがわかった。東野氏曰く、この作品が一番のわけあり物件だそうだ。
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No.11:
(3pt)

それなりに楽しめた

他の方からは酷評も多い作品であるが、作者のわけあり品を集めた作品として読んでみると、なかなかおもしろかった。

特に、「女も虎も」は個人的にいい作品だと思ったし、虎のもう一つの意味も知れてなかなか勉強になった。
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No.10:
(3pt)

今読むとわけあり物件

短編集なのですが、過去に発表された作品だけあって、どれも時代を感じ(小道具としてポケベルなど登場する)、なるほど「わけあり物件」だなと。
それでも東野作品だけあってヘタな短編集を買うよりは楽しめると思います。
特に面白く感じたのは、「秘密」の元といえる作品があり、これ(短編)をあそこまで膨らませたのかと作家さんの力を感じ、楽しめました。
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No.9:
(3pt)

あのころの東野圭吾

あえてバブル期を舞台に書き下ろした短編集かと思いきや
ずいぶん前に発表したものの,お蔵入りになっていた作品を
寄せ集めただけのお手軽な一冊.
単行本にしなかったのもうなずける.

作品のクオリティは・・・,読むに堪えないというほどではないが,
その後の東野氏の充実ぶりから考えると少々物足りない.
20年近く前の作品の若かりしころの氏の作風や,
ミステリーに対する試行錯誤もかいま見える気がして
当時の記録,として読むべきであって,一つの作品とは考えない方がいい..
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No.8:
(3pt)

駄作を含む全集的位置づけの未収録短編集8篇

1980、90年代の未収録短編8編。明らかに読み物として質は低いですが、「秘密」の元になった短編が(例え駄作でも)どんなのだったのか知れたり、最期に収録されている「20年目の約束」には後の「白夜行」「片想い」に通じるエッセンスを感じれたり、後書きで東野さんの言い訳?を確認できたりするファン向けの全集的骨董短編集。
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No.7:
(3pt)

時間があまりなくてもさらっと読める

1990年代の前半に著者が書いた「わけあり物件」を集めた短編集。どの短編集もミステリの要素が盛り込まれていて、あっさり読めるのが良かった。

著者があとがきで書いている通りどれも「わけあり」なので別の作品と比べると見劣りする部分が多々あるが、時間があまりなくてもさらっと読めると思う。

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No.6:
(3pt)

まだ熟成していない東野氏

本書は1989〜97に書かれた短編を集めたものです。それらの短編を筆者は後書きで「わけあり物件」という表現をしています。
それは「過去に何らかの形で発表されながら、これまでどの短編集にも収録されなかったものばかり(本書324頁)」なのだそうです。

筆者がそう表現するだけあって、短編からはいつもの迫力を感じることはできませんでした。
それは、ミステリーという分野だからなのか、東野氏の筆力によるものなのか、判断しかねますが、本としての魅力に欠けます。

東野氏の作品の良さ(面白さ)はいくつかあると思います。
はりめぐらされた伏線の最後までわからない期待感、話の専門性、魅力的な登場人物…
どれもが短編では描ききれていない上滑り的な印象は否めません。

東野氏のファンで、「出版されるものは、とりあえず読んでおきたい!」という人は読む価値はあるかもしれませんが、
星の数ほどある本の中から手に取るなら、他の本の方が…
と、思わされました。
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No.5:
(3pt)

きわめて平凡な作品

津田弥生は恋人の北沢孝典と待ち合わせをしていた。別れ話を切り出すつもりだったが、孝典は
約束の時間になっても現れない。怒った弥生は彼のマンションに行くが、彼は何者かに殺されて
いた。孝典の死の裏には、意外な事実が隠されていた・・・。「シャレードがいっぱい」を含む
8編を収録。

「収録作はすべてわけあり物件」という言葉に興味を持ち、この作品を読んでみた。確かに、
「わけあり」と言えないこともない。「シャレードがいっぱい」では遺言状が重要な鍵になるが、
納得のいく結末ではなかった。「レイコと玲子」「眠りたい死にたくない」などは、ミステリーと
いうより星新一さんのショートショートのような感じだったが、完成度はいまいちという感じがした。
「さよなら『お父さん』」も、「秘密」の原型ということで読んでみたが、淡々とした物足りない
作品だった。
東野圭吾ファンが「こういう作品もあったんだ。」と思いながら読むにはいいかもしれないが、
東野作品未読の方には他の作品から読むことを薦めたい・・・そう思わせるきわめて平凡な
作品だった。
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No.4:
(3pt)

「秘密」の原作があったと聞いて…

購入しました。

「秘密」のファンだったので原作を読めて満足。


他短編も面白かったが、「ほどほど」という程度。

なので星3つ。。
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No.3:
(3pt)

新鮮でしたが・・・

東野圭吾さんの初期の短編集です。
「再生魔術の女」と、「二十年目の約束」は現在の作風にも受け継がれているところが垣間見れておもしろかったです。
私はファンなのでどんな作品でも読むぞと思ってはいますが、他の作品はちょっと読むのが辛かったかな。
でも、東野さんは(理系で文章が書けて)天才だなと思っていたので、最初からうまかったわけではないんだな、と親近感は湧きました。

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No.2:
(3pt)

ライトな短編集

発表されながら単行本化されなかった作品の短編集。
なるほど、
昔の東野作品の匂いがする。
いきなり文庫という、手軽な金額で、
手軽に読める、という感じでした。

バブリーな時代の作品がいくつかあって、
現代との価値観の違いを感じた。
それと、あとがきにもあるように、
これまで出版されている作品のベースになるものもあった。
それはそれで、
なるほどと思ったりしました。

がっつり推理物だったり、
変化球だったりと、
その辺の引き出しの多さは、さすが。
サラッと読むには、良いかもね。
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No.1:
(3pt)

コアなファン向け

帯やカバーの解説等から「バブル時代に浮かれていた人達をネタにした○笑小説の様な笑える話」を勝手に想像していましたが、全く違う。どちらかというとシリアスな話が多い。

基本的に「お蔵入り」の作品が集められているので、近年の著者の作品の様な話を期待すると少し肩透かしを喰らうと思う。

例えば、

「再生魔術の女」「さよならお父さん」→「秘密」
「名探偵登場」→「天下一シリーズ」

と元になった話だけど、逆に秘密や天下一シリーズを先に読んだ方が絶対に良いので、コアなファン以外は後まわしにして良い作品。
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