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蒼穹の昴
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蒼穹の昴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全268件 121~140 7/14ページ
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学校教育では知られない清の最後の内部の様子を周辺の人物の動きから浮き彫りにされた小説でした。 とても興味引かれる思いで読むことができました。 | ||||
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主人公の二人、李春雲(春児)と梁文秀(史了)をはじめとする架空の人物と、西太后慈禧や光緒帝ツァイテンなど実在の人物が織りなす壮大なスケールの作品。 上巻に比べ下巻では、二人の出番が余りに少なく、如何せん物足りなかった。 大学者・楊喜テイや科挙出身の漢人将軍・李コウショウなど魅力的な人物も多数登場するが、群像劇ではなく、もっと二人を際立たせた方が、より面白かったように思う。 ネタバレにご注意ください。 万朝報支那特派員・岡圭之介と、ニューヨーク・タイムズ記者トーマス・バートンによる非公式インタビューに臨んだ春児。 西太后の人柄と置かれた状況を正しく世の中に発信するよう切々と訴える箇所には全く心が動きませんでしたが、「かつては野望もございました。それは一途な執念ともいえる、たとえばわが手でわが身を切り落とすほどの、すさまじい富への渇望でございました。そうまでしなければ豊かにはなれないと、いえ、私も私の家族も、そうしなければあの静海の湿原で野垂れ死ぬほかはないのだと、考えに考えた末、私はそれをしたのです。……(略)……私は今、富と豊かさとの何であるかを、つくづくと思い知らされました。人間の幸福は決して金品では購えない。人を心から愛すること、そして人から真に愛されること、それこそが人間の人間たる幸福なのだと、慈禧様は御身を以て私に教えて下さいました。世界中で最も不幸な慈禧様が、そう教えて下さったのです。……(略)……だから、お願いです。あなた方も私を愛してください。肌の色がちがう、ふしぎな風土と習慣で彩られたこの国の民を、同じ人間として、心の底から愛して下さい。それだけがーすべての人間に幸福をもたらす、唯一の方法なのですから」と思いのうちを吐露した春児の苦難の人生と、一回りも二回りも大きく成長した姿に涙が止まりませんでした。 そして、文秀との再会で「嘘だってことはわかってたけど、夢に見るだけだって有り難えから……(略)……お告げなんてそんなもんだ。運命なんて、頑張りゃいくらだって変えられるんだ。……略……」という部分でも。 そして、ラストの文秀のツァイテンにしたためた手紙「君には天命があり、僕には天与の境遇があった。僕らは飢えることのない、ほんのひとつまみの人間であった。……(略)……僕らは僕らとどこも違わぬ人間として民衆の中から選ばれ、彼らの幸福のために尽くすよう、天から命ぜられていたのである。僕らのなすべきことは、決して施しであってはならなかった。……(略)……」。ここでも涙が頬を伝いました。 清朝六代・乾隆帝の登場には、毎回混乱させられましたが、それ以上に、約束された富と名声を捨ててただひとり、栄光のヴェネツィアから、イエスズ会士として清国に布教に来たジュセッペ・カスチリョーネの存在が、この物語でどういう意味を持つのかわかりませんでした。先が気になり、猛スピードで読み上げましたが、次回は、もう少しじっくり読みたいと思います。そうすれば、その答えがわかるかもしれません。 学生時代の友人の薦めで紐解いた初めての浅田次郎作品。とても読み応えがありました。 「ラスト・エンペラー」をもう一度観たくなりました。 | ||||
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預言者・白太太(パイタイタイ)の言葉を信じ、それだけを心の支えに生きる春児(チュンル)。 すべての希望を失った春児がつぶやいた「昴は、どこにあるの…」という言葉にグッときました。 その春児が少爺(シャオイエ)と慕う史了が挑んだ「科挙」のくだりには驚愕。 出自に関係なく学識のみを合否の基準とする科挙とはいえ、合格するためには、学問に専念できる環境や書籍代、家庭教師代等、多額の費用が必要とされ、結局、富裕層に限られてしまうことも、その試験内容が、こんなにも過酷で、熾烈で、想像を絶するものだとは……。 春児(チュンル 李春雲)と史了(しりょう 梁文秀)。 貧しき者と裕福な者。学問をすることなど到底許されない環境にあった者と、強制的にさせられた者。 春児が、予言を実現するために取った行動は、余りにも恐ろしくて、哀しくて、切なかった。 全く異なるアプローチながら、紫禁城の奥深くにいる帝の近くに仕えることになる二人の人生が、運命に弄ばれるかのように、時に遠く離れ、時に交錯する物語に夢中になりました。 五千年の王朝の存亡の危機にある魑魅魍魎蠢く紫禁城。 自分の中に出来上がっていたイメージとかけ離れた西太后に戸惑いましたが、後半はどんなふうに描かれているのでしょうか。 主人公はもとより、ほとんどが架空の人物らしいですが、一人ひとりがしっかり描かれていて、下巻も楽しみです。 | ||||
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長いけど一気に読めます。 中原の虹、珍妃の井戸、とも読みたいです。 | ||||
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名作ですね。 長さを感じさせない展開、巧みな心理描写、キャラクター各々の個性、伏線、次作への期待感。 すべて揃ってます。 | ||||
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浅田氏は、人を惹きつけ、感情を刺激する、エンターテイメント性の高い物語を書く事に稀有な才能を持つ作家である。 この物語もそういった氏の力が十分に発揮されている。 ただ、読み進めて行く内に、これはあくまでも中国が好きな作者によるフィクションなのだと思わざるを得なくなる。 乾隆帝が神の如き英名かつ人格高潔な主君で、西大后が慈愛に満ちた聖母なら、何故この清朝時代の中国は列強国に蹂躙されんとする未曽有の国難にも一致団結する事無く、醜い内紛を繰り返し滅びて行ったのか。 勿論基本フィクションなのでどの様に描いても創作しても筆者の自由なのだが、その筆力故に、これを史実・真実と思い込む人もいるではないかと、余計な心配もしてしまう。 | ||||
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知人に薦められて購入しました。 読んでみて、素晴らしい作品だと素直に思いました。 いっきに最終巻まで読破してしまいました。傑作です。 | ||||
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偶然テレビでドラマをみておもしろかったので原作を読みたくて購入しました。浅田次郎さんの本は今まで手を出したことがなかったのですが、大変読みやすい文体でドラマ以上におもしろかったです。シリーズ一気読みしました。 | ||||
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最初の1/3は慣れていないためか読み辛いが、その後はどんどん読みたくなってくる!!完全にはまりました! | ||||
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悪人はほんのひと握りで、他は立場は違えど精一杯己の信じる道を生きている人々の姿に勇気づけられ、感動しました。 西太后は悪女だったとされているが、この物語のように自ら望まぬ形で政権を摂る形になり、また子を想う母として動いた結果が、あのような形になったのだとすれば、それも理解できなくもない。…と思わせるのが、さすがこの作家の素晴らしいところです。 春児の描写が中途半端な形で終わってしまったのが残念ではありました。主人公は春児だったはずなのに。 | ||||
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ものすごく面白くて、睡眠時間が短くなってしまいました。 高校時代に習った宦官についての記述がショッキングでした | ||||
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友人より浅田 次郎氏を勧められいくつか読んでおりますが、非常に奥が深く、とてもおもしろいです。 | ||||
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友人より浅田 次郎氏を勧められいくつか読んでおりますが、非常に奥が深く、とてもおもしろいです。 | ||||
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友人より浅田 次郎氏を勧められいくつか読んでおりますが、非常に奥が深く、とてもおもしろいです。 | ||||
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巻数を重ねるごとにつまらなくなってくる。。4巻目になると読むのが苦痛になっていた | ||||
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以前から気にはなっていたのですが、Kindleストアで発見し購読。一気に読んでしまった。 | ||||
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ずっと手を出せてなかったが、Kindle購入がきっかけで購読。いっきでした。 | ||||
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歴史小説の面白さが十分に描かれている。さすが浅田次郎先生。泣かせるポイントも心得たもの。通勤電車の中で思わず涙を流しました。 | ||||
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「壬生義士伝」と並ぶ、浅田次郎さんの傑作です。 中国の話で言い回しなんかが難しいのですが、入院中一気に読んでしまいました(笑) 一言でいうと、とにかくスケールの大きいダイナミックなお話です。 「壬生義士伝」は、言ってみればある一人にスポットを当てた物語。 その生き様、本当の武士とはということを、緻密に、生々しく描いたもの。 それに対して、昴は個人という意味では弱い。 もちろん、登場する一人一人は負けていないんだけれど、主眼は国というか勇者が作っていく歴史そのもの。 歴史だからそう都合よくいくわけがないけれど、それでもその中で一人一人が必死に動いていく。 もちろん、結果はどうあれ。 タイトルのダイナミックさに全く見劣りしない、本当に壮大な話。 中国の三国士とかが人気がある理由は今まで知らなかったけれど、これを読んで、あの歴史の長さは伊達じゃないと改めて感じました(笑) 最初に一巻だけ読んで独特の言い回しなんかが難しいなと思って続けて読んではいなかったけれど、入院中に読むにはぴったり。 これは一気に読んでこその部分もあるから。 それに、そうでないとついていけない部分もあるし(笑) 義士の話、「壬生義士伝」、恋愛を描いた「活動写真の女」、そして壮大な歴史の流れを描いた「昴」、 後はコミカルなエッセイなんかも(笑) なかなか希有な経験の数々からか、本当に多彩な、本当にそれぞれで楽しませてくれる作家さんです^^ こんな風に色々なものを書いて行くというのは才能ももちろんだけれど、姿勢として素直にいいなぁとあこがれるところ。 | ||||
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展開もわかりやすく、人物描写も素晴らしい。 壮大な中国のドラマです。 ただ、いかんせん登場人物が感じゆえに印象が薄く、しばらく出てこないと、「誰だっけ?」というのがあります。 慣れだとは思いますが、そのあたりで星を一つ減らしました。 | ||||
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