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俺たちの日



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【この小説が収録されている参考書籍】
俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

俺たちの日の評価: 3.88/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

男臭さ溢れる英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊のクライムノベル

自分とは決定的に違うのに何故かわかった気になれる距離感の少年時代の描写を経て、世界大戦を生き延びた彼は大人の自覚も儘ならないまゝ自分を貫こうとして災難に巻き込まれ、背を向けた友との決別を余儀なくされる。数年後、彼の勤める店と友の属するギャングとのいざこざが彼らを向き合わせる。やがて背景に薄く流れる連続娼婦殺人がある種の引鉄となって最期の対決に誘う。男臭さ溢れる英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊のクライムノベル
俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.7:
(1pt)

取ってつけたようなお話

雰囲気は良かったがドラマは描けていない
パズルがピッタリハマるというよりはチグハグなパッチワークキルトみたいなストーリー
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No.6:
(3pt)

煙草を吸いましょう

街・酒場・たばこ・音楽・映画・ボクシング・衣装等々ひとつひとつの描写が細かく、衣装に関しては値段まで書いてあります。当時にタイムスリップした気分にさせてくれます。非常に雰囲気が良い小説です。ただ、内容はいまひとつ響かなかった。
俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.5:
(5pt)

のめり込んだ

久々に一気読み&泣いた
真正面から面白い話をしっかり逃げずに書いてくれてます。
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No.4:
(5pt)

うーーーー

これは傑作。これは名作。禁煙している読者は、誓いを破る覚悟で読んでほしい。おれは禁煙中止し、ピート・カラスがラッキーストライクを吸うシーンでは、同じく煙草を咥え、没頭して一気読みしてしまった。気の効いた台詞と展開。訳者の才能もあるのだろうが、この本のストーリーはストレートに心に飛び込んでくる。久しぶりに男たちの物語を読んだよ。そんなに盛り上がるような小説じゃないんだけど、久しぶりに悲しいけど爽やかな人生の酒に暫し酔えた一冊でした。
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No.3:
(4pt)

米映画テイスト

1940年代アメリカ。ギリシャ移民である主人公ピート・カラスを軸に、男の生き様をハードボイルドなタッチで描き出している。この本を読ませて頂くきっかけを下さった方もずばり仰っていた様に、スタンド・バイ・ミーと男たちの晩歌を足して2で割った感じの物語だ。センセーショナルな冒頭の後、カラスを中心とした登場人物のまわりから、古いコークのポスターから漂ってくる雰囲気そのまんまの情景が、細かい情景描写により匂い立つほど鮮明に目の前に浮かんでくる。私はそれほど音楽に造詣深くないのだが、そんな私でも数人は聞いたことのある名前が出てくるほど、本作には結構な数のミュージシャン達の名が登場する。耳から時代を彷彿とさせる彼らの名は、読み手によっては非常に効果的な舞台装置となるだろう。上述のように、見事に時代を切り取ってきて描き出されたアメリカ。しかし正直、味噌汁で育った私には、その正真正銘のバタ臭さ故、最初の方はのめりこんで読み進んでいくことが出来なかった。
ところが 「パナヨティ」 と、ステファノスがコックに声をかける箇所から、一気に物語に引きずり込まれてしまう。バタ臭さなんてなんのその。だってそこからこの話、俄然面白くなるのだ。ここまで複線としてあったストーリーが、この「パナヨティ」(ピート・カラスのギリシャ名)という台詞を契機に絡み始めるのだから。
転がりゆく物語、そして迎える「俺たちの日」。・・・『映画観てたみたいな感覚』これが、読み終えた直後の感想だ。娯楽作品として、まさに申し分ない読み物だった。最後の6章で、あれ?なんかこの話、続編があっても全然不思議じゃない終わり方だなと思ったら、本書を皮切りとする3部作となっている、と、あとがきに記されていた。だから☆の数は、現在はひとまず☆4つとしておくが、本書に連なる2冊を読んで、また改めて評価しなおしたいと思う。
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No.2:
(5pt)

哀愁漂うハードボイルド

初めて読む作家だったが、冒頭から一気に引き込まれた。1940年代のアメリカの雰囲気が丁寧に描写されていて、街の匂いや活気までもが伝わってきそうである。
 多くの人物が登場、複雑に絡み合い、全体として大きな環となるようなストーリー構成となっている。ストーリーの軸を成すのは主人公ピート・カラスと幼なじみのジョー・レセボのそれぞれの生きざま。それぞれの人生を歩みつつ、物語は一気にクライマックスへと突入する。サスペンスフルだが哀愁漂う後半は目が離せない展開で、ハードボイルド好きにはたまらない1作だろう。
 第2部作、3部作もあるようなので愉しみに読んでみたい。
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No.1:
(5pt)

ワシントン・サーガ 第1弾

ワシントンを舞台にした4部作(ワシントン・サーガと呼ばれています)の1作目です。ペレケーノス作品の特徴は、「三人称多視点」で描かれること。
まるでタランティーノの映画のように、同じ時間軸の中で、何のつながりもない人々が別々に描かれていき、最後にはそれらのストーリーがひとつに集まって、最高にスリリングなエンディングへと突入します。ひとりひとりのキャラクターや、街角の感じがとてもうまく描かれています。本作の主人公であるピート・カラスは、次作の主人公ディミトリ・カラスの父親であり、またその他の人物も後の作品でも顔を出したりと、この4部作はつながりをもったワシントン年代記になっています。そのあたりもとても楽しめますよ。哀しくも強く生きている男たちの物!語をぜひ堪能してください。おすすめですよ。
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4151706534

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