明日への契り
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復讐の助太刀への恩義に行動で報いる戦友がツボ。苦い後味は続編にも持続。 | ||||
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今見たら、これはもう初版から10年も経っているんだ。それで、古本でしか入手できない?もったいない。これだけの傑作を・・・・。 とはいえ、僕自身も「良い」とは聞いていたけれど、ペレケーノスは買うだけ買って手を着けないでいた。でも、今回、やっと読んでみて、・・・・長いことほったらかしてごめんなさい、という出来でした。素晴らしい。これはもう「その年のベストテン」に入るというようなものではなく、「過去の全ての作品のベストテン」に入れても惜しくない出来です。 僕が二の足を踏んでいたのは、「下品」で「暴力的」な物語だ、と聞いていたからでした。確かにそうでした。 でも、これはまぎれもないハードボイルドの大傑作です。例外なく魅力的な登場人物たち。その息遣いまで感じられる人物造型。スリリングで、どう展開するのだろうとワクワクする物語構成。素敵な科白。素敵なエピソード。訳文は申し分なく、最後の解説まで素晴らしい。ほんとに、解説を読んで、もう一度ラストシーンに戻り、その場面と出来事の真の意味を理解して溜息を漏らす。こんな楽しみまで与えてくれる。 これは傑作。素晴らしい一冊。 これが「最高傑作」の一つに加えられないのなら、サスペンスやハードボイルドに「傑作」と呼べる作品は一つも無いに違いない。それほど見事な作品。ペレケーノスは、この一作で、彼の力量と才能に不動の評価を勝ち得たと言っていい。 それほど褒めちぎりたいような、無駄が無く、粋で、心に染みる作品だ。 プロットや設定や展開を、「よくあるやつ」だとけなすことも出来るだろう。でも、その「よくあるやつ」を、ここまで見事に使いこなして見せることこそ、才能が無くちゃ出来るものではないさ。 是非、読んでみて下さい。確かに下品で暴力的だけれど、この作品には、「詩」があるんです。 | ||||
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1986年のワシントン。時代背景にドラッグに溺れる主人公たちをオーバーラップさせ、頽廃的ながらも叙情豊かなペレケーノスらしさがいかんなく発揮されている傑作。 ドラッグで身を滅ぼしつつもある事件をきっかけに自己再生へ苦悩するディミトリ・カラス。相棒とともに麻薬売人の元締めから賄賂をうけとるパトロール警官のマーフィも同じ事件をきっかけに人間の尊厳と良心への立ち直りを誓う。暴力的な刹那さのなかに深い感動があり、読み応え十分。 解説を読み、ラスト1ページの秀逸さに納得。 | ||||
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ワシントン4部作の3作目です。少し弱かった2作目に続いて、本作はまた力がみなぎった素晴らしい出来になっています。 ペレケーノス独特の、複数の人を少しづつ時間をだぶらせながら別々に描くという手法が、ここでも素晴らしい効果をあげています。 特に今回はマーカスと子供のエピソードなど、感動のシーンがたくさんあります。また、当時ワシントンで実際に起きた事件なども背後に描かれており、よりリアルに仕上がっています。男たちの生き様。やりきれない現実の生活。守らなければいけない自分の信条。そういった強さや弱さ、悲しみといったものに心を打たれます。おすすめです。 | ||||
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