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日本一周「旅号」殺人事件



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日本一周「旅号」殺人事件の評価: 3.88/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

巻末の解説は最後まで読むな 犯人が明示してある

この著者の作品を読むのは何十年ぶり。70年代の大好きな映画『黄金のパートナー』の原作だった「発信人は死者」以来、わずか2作目だ。亡くなった父の本棚にあったので、試しに読んでみた。

 残念ながら内容はスカスカ。分量稼ぎの文章ばかりで、400頁のうち250頁は無駄だ。ストーリーを楽しみたいなら最初の100頁と最後の30頁を読めば事足りる。なんと安直な作品であることか。2000年代に映像化されており、まさに安っぽい2時間ドラマ向けだ。

 京太郎さんは「発信人は死者」のような社会事情を織り交ぜた硬派のミステリーが書ける人だと思うのだが、かなり早くにそうした作品に見切りをつけ、読者・ファンの求めに応じたトラベルミステリーに流れて行った。ビジネスに徹した、ということだろう。

 しかしそれ以上に残念なのは、巻末の解説だ。何と、犯人が書いてある。それはないでしょう、萩原良彦さん! 巻末の解説を読んでから、お話を読み始めるという人はたくさんいるのに。いやしくも作家を名乗るのなら、同業者の営業妨害しちゃだめでしょう。反則ですよ!
日本一周「旅号」(ミステリートレイン)殺人事件 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:日本一周「旅号」(ミステリートレイン)殺人事件 (カッパ・ノベルス)より
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