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ボディブロー
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ボディブローの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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いいですねぇ。こういうのが大好物です。ハードボイルドは抑制が効いて、渋いのがいい。 | ||||
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ロード・ダグラス・ホテルのオーナー、レオ・アレグザンダーはある事件がきっかけで長くホテルの自室にこもっていました。そんなレオが8年ぶりに外出することになり、ホテルの警備責任者兼レオのボディガードのジョセフ・グランディはレオに同行します。外出先でトラブルがあり、自室に戻ると、そこにはレオの日常の世話をしているハウスキーパーの死体が・・・ レオは容疑者とされ逮捕され、ジョセフが捜査に乗り出す、といったストーリー自体は抑えた文体で、悪く言えば淡々と進みます。その過程で挟み込まれるエピソードやホテル従業員のやり取りがアクセントなってゆっくりとストーリーが展開していきます。オーナーレオの私生活と肉親との関係からそれまでのいきさつが徐々にあかきらかになっていきますが、事件の真相にはなかなか辿りつきません。 本作は、成功者の影の私生活、家族の悲劇を捜査の過程で目の当たりにしながらも、オーナーのレオは人でなしなのか?という疑問に目を向けずに、真実を明らかにすればボスの疑いが晴れるという冷静である一方、頑固な主人公の生き方をテーマとしています。どんな苦境に立とうとも決して崩れないボスとの信頼関係は、普通のビジネスでは見られない絆を感じます。また、ホテルで働く仲間同士の絆、肉親との絆と、いくつかの絆がストーリーの横糸として本作の厚みを与えています。本作は初邦訳ですが、シリーズ第1作が既にあるようです。ぜひこちらも読んでみたいところです。 | ||||
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ロード・ダグラス・ホテルのオーナー、レオ・アレグザンダーはある事件がきっかけで長くホテルの自室にこもっていました。そんなレオが8年ぶりに外出することになり、ホテルの警備責任者兼レオのボディガードのジョセフ・グランディはレオに同行します。外出先でトラブルがあり、自室に戻ると、そこにはレオの日常の世話をしているハウスキーパーの死体が・・・ レオは容疑者とされ逮捕され、ジョセフが捜査に乗り出す、といったストーリー自体は抑えた文体で、悪く言えば淡々と進みます。その過程で挟み込まれるエピソードやホテル従業員のやり取りがアクセントなってゆっくりとストーリーが展開していきます。オーナーレオの私生活と肉親との関係からそれまでのいきさつが徐々にあかきらかになっていきますが、事件の真相にはなかなか辿りつきません。 本作は、成功者の影の私生活、家族の悲劇を捜査の過程で目の当たりにしながらも、オーナーのレオは人でなしなのか?という疑問に目を向けずに、真実を明らかにすればボスの疑いが晴れるという冷静である一方、頑固な主人公の生き方をテーマとしています。どんな苦境に立とうとも決して崩れないボスとの信頼関係は、普通のビジネスでは見られない絆を感じます。また、ホテルで働く仲間同士の絆、肉親との絆と、いくつかの絆がストーリーの横糸として本作の厚みを与えています。本作は初邦訳ですが、シリーズ第1作が既にあるようです。ぜひこちらも読んでみたいところです。 | ||||
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☆は3.75、切り上がって☆4というところ。 立ち入りの制限されるホテルのペントハウスという閉鎖空間で,経営者の愛人が猟奇的殺人にあい、 そこにジョーが3発も被弾した8年前の経営者銃撃事件の謎が絡んで....強烈なサスペンスを醸し出すべき条件は十分なのだが、 話は謳い文句どおり”スタイリッシュ"に淡々と進み、意外性のある真犯人の登場にも、レオの自業自得物語ということもあり、 大きな盛り上がりを感じさせてくれることも無く、そのかわり大きな物語の破綻もなく終了する。 もっと、子供の記憶の矛盾にまつわる謎、腕自慢の刑事ルーチとのボクサー対決、経営者の息子の陰険な立ち回り、などから 話が膨らむと期待したのだが、.... 8年前の銃撃事件にも最後は”ケリ”が着くんだが、被弾したジョーも狙われた経営者も、犯人までもがこんな軽い調子で いいのか? それと本篇とは関係ないが、<登場人物>案内がお粗末過ぎないか? アーノルド・カーニスバーグ、ミセス・ディニーン、ロイド・グルーバー、ヴァージニア・ニュートンぐらいは名前を連ねておいた方が良くない? 378P ロイ・サリヴァンの笑い話、よく理解できないのだが... 79P スペイン語<プエデ・ウステド・...>このままでは<空港はどこにありますか?>にはならない。動詞が2個ほど足りない。 363P ウン・トド・ムヘール(ムヒェールより発音に近い)=un todo mujer??? 作者のスペイン語は間違えていると思うのだが... | ||||
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☆は3.75、切り上がって☆4というところ。 立ち入りの制限されるホテルのペントハウスという閉鎖空間で,経営者の愛人が猟奇的殺人にあい、 そこにジョーが3発も被弾した8年前の経営者銃撃事件の謎が絡んで....強烈なサスペンスを醸し出すべき条件は十分なのだが、 話は謳い文句どおり”スタイリッシュ"に淡々と進み、意外性のある真犯人の登場にも、レオの自業自得物語ということもあり、 大きな盛り上がりを感じさせてくれることも無く、そのかわり大きな物語の破綻もなく終了する。 もっと、子供の記憶の矛盾にまつわる謎、腕自慢の刑事ルーチとのボクサー対決、経営者の息子の陰険な立ち回り、などから 話が膨らむと期待したのだが、.... 8年前の銃撃事件にも最後は”ケリ”が着くんだが、被弾したジョーも狙われた経営者も、犯人までもがこんな軽い調子で いいのか? それと本篇とは関係ないが、<登場人物>案内がお粗末過ぎないか? アーノルド・カーニスバーグ、ミセス・ディニーン、ロイド・グルーバー、ヴァージニア・ニュートンぐらいは名前を連ねておいた方が良くない? 378P ロイ・サリヴァンの笑い話、よく理解できないのだが... 79P スペイン語<プエデ・ウステド・...>このままでは<空港はどこにありますか?>にはならない。動詞が2個ほど足りない。 363P ウン・トド・ムヘール(ムヒェールより発音に近い)=un todo mujer??? 作者のスペイン語は間違えていると思うのだが... | ||||
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★5つですね、文句なく。 カナダの老舗高級ホテル「ロード・ダグラス・ホテル」の経営者レオは、 元プロボクサーのジョーを一時的なボディガードとして雇ったが、そのジョーに命を救われる。 それを縁に「ロード・ダグラス・ホテル」の警備責任者にジョーを抜擢したレオ。 数年後、レオのペントハウスでハウスキーパーのラケルが刺殺体で発見される…。 ここ最近読んだミステリの中では抜群の出来、追随をゆるさない堅実さ、傑出してます。 舞台がカナダというところが、まずイイ。 そして抑制されたストーリ、登場人物にグッとくる。 ハデさがまったくない作品だが、そのぶん細かいディテール、少ないアクションが光ります。 ロバート・B・パーカの「スペンサー・シリーズ」を思い起こさせるが、 はるかに自然で、大人のための、静かな、ミステリです。 ラスト10数ページ、緊張のホルテージが上がって…。 あとは、お読みください。 絶対、シリーズ化するべきです。 | ||||
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★5つですね、文句なく。 カナダの老舗高級ホテル「ロード・ダグラス・ホテル」の経営者レオは、 元プロボクサーのジョーを一時的なボディガードとして雇ったが、そのジョーに命を救われる。 それを縁に「ロード・ダグラス・ホテル」の警備責任者にジョーを抜擢したレオ。 数年後、レオのペントハウスでハウスキーパーのラケルが刺殺体で発見される…。 ここ最近読んだミステリの中では抜群の出来、追随をゆるさない堅実さ、傑出してます。 舞台がカナダというところが、まずイイ。 そして抑制されたストーリ、登場人物にグッとくる。 ハデさがまったくない作品だが、そのぶん細かいディテール、少ないアクションが光ります。 ロバート・B・パーカの「スペンサー・シリーズ」を思い起こさせるが、 はるかに自然で、大人のための、静かな、ミステリです。 ラスト10数ページ、緊張のホルテージが上がって…。 あとは、お読みください。 絶対、シリーズ化するべきです。 | ||||
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