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夏のロケット



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏のロケット
夏のロケット (文春文庫)

夏のロケットの評価: 4.29/5点 レビュー 31件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全25件 1~20 1/2ページ
12>>
No.25:
(5pt)

宇宙への憧憬

夏になると不意に思い出して読み返したくなり手をとるのだが、著者の博識ぶりを再認識すると
共に新たな発見と出会える。
宇宙への取り巻く環境が年々進歩し、『スタートレック』じゃないけど最後の秘境たる宇宙が身近に
なりつつあるがそれでもまだまだ一般人には遠い世界だ。
ジャンプじゃないけど友情・努力・勝利といった三原則の要素が含まれていて、技術・工学的な知識が
薄いものでも投げだしたくならずエンタメとして楽しめた。
老若男女問わず本書を手にとり未知の世界への造詣を深めたいものだ。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.24:
(5pt)

宇宙への憧れがある人なら絶対楽しめる

本当に面白かった!
タイトルから、高校時代にロケットに取り憑かれた主人公たちが大人になっても夢を忘れないってまあよくある話かと思ったが、ロケットにまつわる膨大な情報が背景にどっしりあって予想以上に読み応えのある小説だった。

高校時代のロケット班のメンバーが皆、専門分野がバランスよく違う方面で超一流だったり、トラブルがシンプルに絞られて割とあっさり解決しちゃったり、ちょっと乱暴かなあと思わないでもないですが。

ここのレビューを見ると、技術に関する箇所が余計だと感じる方も居られるみたいでしたが、個人的には吸収した知識を綺麗に咀嚼してさらっと書かれたんだろうなあ、と感じました。
京極夏彦だったらこの3倍はページが必要だっただろうなあ…、と。

主人公が、なんとなく他のメンバーと少し離れた立ち位置なのがちょっと寂しかったんですが、これは作者さんがジャーナリストだからでしょうか。

他の作品も読んでみたくなったけど、続編が出てるんですね。
まずそちらを入手したいと思います。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.23:
(5pt)

ロケットプロセス

けっこうぼくは、ロケット好きなのですが、分かりやすく発射のプロセスが書いてあるのでいいです
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.22:
(5pt)

夢と冒険を描いたまさに青春小説

高校の時の夢をそのままに、ロケット打ち上げの夢を大人になっても持ち続ける。宇宙に憑かれた5人は、違う進路を選んでも宇宙に関係する道を選んでしまい、また再開を果たす。子供のような、ただ宇宙に行きたいんだ、という夢と冒険を描いたまさに青春小説。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.21:
(4pt)

成功確実なストーリー展開と技術的な裏づけ

高校時代のロケットクラブのメンバーが社会人になったあと再び本物のロケット打ち上げを目指す。
5人の目指すものは火星有人ロケット。
その前段として人が乗り込むこともできるロケットであった。
ロケット製作と打ち上げに関する技術的バックアップの記述、解説が的確で本当に飛べることが確信できるほど内容が十分だった。
民間としてロケットを打ち上げるさまざまな苦難を乗り越え(非合法の部分もある)見事に人間を乗せてロケットは成功する。
一般文学通算908作品目の感想。2014/10/21 07:15
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No.20:
(4pt)

物語としてのバランスがいい

本作品は主人公である科学部所属の新聞記者、高野の視点から描かれています。
ところどころで登場人物たちのあまりのハイスペックぶりに若干萎えてしまう部分はあるのですが、
全体を通しては非常にバランス良くまとめられています。

主人公をはじめとした「ロケット班」のメンバーは皆それぞれに個性豊かで、一貫してブレのない
人物像で描かれています。子どもの心を忘れない大人たちが、大人になった今、それぞれの立場から
何を考え、何を行うのか。一見して相当入念な下調べや取材を経て完成したものであることが伺われ、
航空宇宙産業やその歴史に関心のある人はもちろん、そうでない人であっても、製作シーン含めて
興味深く読めるのではないでしょうか。

個人的に何より舌を巻いたのが、散りばめられた様々な要素を隈なく回収してフィナーレへと持って
いく、そのシナリオ展開の周到さでした。人間関係や個々の心情、科学技術と社会、倫理といった
テーマを、火星への有人飛行、そして自らの手によるロケット発射というロマンのもとに結集し、
それらを相互に関連させながら、最後のラウンチまでを滑らかな筆致で語っています。

決して強烈なインパクトのある作品ではありませんが、著者の誠実な執筆への姿勢が感じられる一冊です。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.19:
(5pt)

何よりも夢がある

文章のおかしい箇所がある、ミステリーとしては詰めが甘い、現実離れした設定など、気になる点はあるのだが、何よりもこの作品には夢がある。欠点もあるのだが、それを補って余りある何かを持っているのである。良い作品であると思う。少年の頃の夢、宇宙への憧れを、大人になっても追い求める主任公達の物語は、非常にさわやかである。読み終わった後でも、もっと続きが読みたくなる。
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No.18:
(4pt)

面白いです・・・が

 気になったのは文中の口語。 高校時代の同級生、しかも仲の良かった連中に「です、ます、はい」みたいな丁寧な言葉は使わない気がするんですよね。「ボク」という一人称も文章中ならまだいいけど、口語なら「オレ」。その辺が気になりました。 中身はおもしろい!の一言。あまり知識がない私でも楽しく読めました。と同時にうらやましく。いつまでも少年の心を持ち続けるのは大変だけど、あることをきっかけに再度持つことも可能なんだなとかんじました。 大人になった人に読んでほしいですね。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
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No.17:
(5pt)

大人でも、こんなに夢中になれる

高校天文部「ロケット班」の5人の少年たち。一癖も二癖もある彼らは、何とか本物のロケットを宇宙に送り込もうと四苦八苦の取り組みを続けたのでしたが、残念ながら、その奮闘が報われることはありませんでした。 卒業後、それぞれの路を歩み、各自の持ち味を活かして各分野で活躍中の彼らですが、三十路に入った頃、かつての夢の続きを追うために再び宇宙への挑戦に立ち上がるのでした。技術的な困難や予算面での厳しい制約に加え、ミサイル製造を行う過激派との関係に目をつけた公安当局までもが彼ら元ロケット少年の行く手に立ち塞がっています。高まる緊張感と些かの謎を孕みつつ、彼らのプロジェクトは一歩一歩実現に近づいていくのでした。 この小説がどこまで現実的なのか、いろんな捉え方があることと思います。でも、自分もこんな夢を見てみたい、何かに夢中になってみたい、という気持ちは、読者誰もが抱く感慨なのではないでしょうか。読後感は限りなく爽やかです。 また、宇宙開発やロケットに関して、平易で丁寧な説明がさりげなく散りばめられており、「宇宙ファン」が読むにも十分耐える内容になっていると思います。 若き日の真摯な情熱を思い出してみたい方や、宇宙を愛する向きには是非一読をおすすめしたいと思います。
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No.16:
(5pt)

宇宙工学概論

ロケット野郎が高校のときの仲間と大人になって有人ロケットを打ち上げる話。宇宙へのロマンあふれるストーリーもさることながら、火星文学の系譜からロケット開発史やその具体的な技術に至るまで、宇宙開発に関して学ぶことができます。かなり取材に力が入っていて著者の熱意が感じられます。
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No.15:
(4pt)

子供のような大人、大人のような子供

火星に生物はいるんだろうか?そんな子供の頃の夢をもち続けた高校時代。そしてロケットを作ることに夢中になった。けれど、今は…。ちょっとした事件がきっかけで昔の仲間と再会しロケットを作ることに巻き込まれていく自分。でもきっかけとなった事件はまだ解決されてない。これにアイツは絡んでいるのか?いないのか?面白い。一気に読んだ。ロケットを作るっていうのが、羨ましい。私は高校時代、こんなに熱中したことがあっただろうか?子供の頃からの夢を持ち続けることができただろうか?読みながら自分がうつろに感じてしまうくらい。それぞれが悩みや打算を抱えながら一つの目標に向かっていく。それがとても楽しくて。同時に進むある事件の警察の捜査情報。時間がどんどん過ぎていく。本当はこんなに上手くいかないだろうけど、でもスリルもあったし、よかったよ。
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No.14:
(4pt)

大人のためのジュヴナイル

読後感は爽やか。もしかしたら続編も?でもまぁ、それはないだろなー… と思わせるような、ある種のかすかな期待感を感じさせるエンディングでした。よく考えれば、現実にはそんなに都合よく話が進む訳は無いのですが、「夢を持ち続けていれば、もしかしたらいつかは、きっと」なんて淡い期待を抱いてしまいそうな。全体を通して「大人が読むための少年小説」というイメージを持ちました。決して子供だましという意味ではありません。私なりの賛辞です。この小説の対極に「せちやん 星を聴く人」があると思うのですが、こちらはグッと現実的。全体のトーンは哀しいのですが、個人的には後者のほうが好きです。
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No.13:
(5pt)

大人になっても・・・

大人になると忘れられてしまう「夢」。けれど、この物語の主人公たちは、高校生時代の夢を、大人になってから取り戻し、実現してしまうのです。「ロケットで宇宙へ行く」というとんでもない夢をもっていた少年たち。それぞれ違う道に進んで「大人」として過ごしていた彼らが、「大人」として手に入れた知識や人脈や財力をつかって、再びロケット製作をはじめます。ロケットの知識がなくても、女の子でも、ていねいに書かれた作品なので楽しめると思います。「大人になるのも悪くない」って思わせてくれるような作品です。
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No.12:
(4pt)

素晴らしい

高校時代、ロケットに情熱を持った僕。そして、再びあのときの仲間が集合し、スーツを脱いでロケットを作り、宇宙を目指す。 こんなあらすじだけで、とっても惹かれる。まさに夢のある話だ。ロケットに関する薀蓄も興味深い。文章は下手くそなのだが、それを上回る魅力がある話だ。 ただ、ブラッドベリの「火星年代記」のラストのオチをまるごと本文中に書いてしまうのはどうだろう。火星年代記は超名作なので、そっちを先に読んでしまったほうがいいかもしれない。 僕は、これを秋山瑞人の「猫の地球儀」を再読したすぐあとに読んでしまった。タイミングを間違えた。主人公たちの夢のせいでまわりで迷惑を受けている人間がいるんだろうなぁと心のどこかで考えてしまう。この作品と比べてみれば、「猫の地球儀」がいかに偉大な作品かよくわかってしまう。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
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No.11:
(5pt)

高校生以上の全ての人にオススメ

まず始めに、あまりロケットに興味のない人にはとっつきにくいかもしれません。説明が専門的ですし、女性の方には敷居が高いかもしれません。この本は一民間人たちがロケットを作り上げるまでの過程を書いたものです。かつて、主人公たちロケット部はロケットを打ち上げようと奮闘しますが、それは夢のまま終わってしまいます。そして彼らは再び集まります。ロケット部は単純に夢のために活動しますが、再び集まった彼らには夢以外にも各々目的がありました…作中に「人を載せて飛ばせばロケットで、核を乗せて飛ばせばミサイル」といった言葉がありますが、この言葉がこの本を端的に表していると思います。ロケットという名の夢とミサイルという名の現実  この本はまさに夢と現実の溝とそれでもなお夢を持つことの大切さを教えてくれると思います。大人になって夢と現実を知った主人公たちは、その両方を持ってロケットを飛ばそうとしました。そんな物語です。また、個人的には作中のロシア人の生き方が好きです。柔軟に柔軟にそれでも心の芯は変えない、そんな風に生きられたらと思いますね。最後に、この本は夢と仲間を持つことの大切さを教えてくれます。こう書くとなんかくさいですが、読んだ人はみなそう感じると思います。こんな風に人生を送れたらー、と多少古い本なので今ならやすく買えると思います。ぜひ軽く一回読んでみてはどうですか?
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No.10:
(5pt)

それでも僕らは火星も目指す

これはミステリとしても、SFとしても、青春小説とも読める本だ。この本を表現するのは難しい。いろんな謎が散在し、ロケットのまつわる構造と歴史がちりばめられ、なによりロケットと宇宙に対する憧れが、その主軸を貫いている。主人公に対して、宇宙にあこがれた男の子なら、誰でも共感できると思う。現在、宇宙と僕らとの距離はあまり近づいてはいない、が、だからこそこの本を読んで、宇宙と僕らのありようについて考えてもらいたいと思う。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
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No.9:
(4pt)

まず夢を見ること・・・

自分は、理系ではないし、ロケットの構造の話なんて普通なら難しくて敬遠していたと思います。でも、とても分かりやすく説明してあって読み終わった後には、なんとなくですが自分もロケットを理解したつもりになりました。でも大切なのは、ロケットの構造の理解ではなくて、彼らの夢への理解ですよね。
読み進むうちになんだかドキドキしてきて、絶対成功させてあげたいと祈るようになってきました。主人公の”もっと遠くまで行きたい。ロケットに乗ってどこもまでもとび続けたい”そんな思いを読んでいる自分まで、感じていました。まず夢を見ること、その大切さを今更ながら感じた作品です。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
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No.8:
(5pt)

ロケットが好きになるかも

かつて高校で小型ロケットを作ったほどの宇宙少年たちが社会人となった今、そんな本物のロケットを作っていく。その一途なまでの彼らの描写が巧みで、ロケットのことなんて何も知らない文系人間のボクものめり込んでしまった。発射実験は成功するか、しないかだけだが、ボクは手をとって成功を願ってしまった。
 「核弾頭を運べばミサイルに、人間を運べばロケットになる。」
そんな現実を抱えていてもロケットは飛んでいく。
 すごく美しい。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.7:
(4pt)

ロケットは火星へ

出張中に同行者から「これ読み終わったから貸すよ。面白いぜ」ということで 手渡された。因みにその同行者は会社の上司でジーンズとジャズが好きな50男である。 小生だったら本屋ではまず買わない「題名」であるが そんなこんなで機内で読んでいる内に あっという間に引き込まれ お陰で飛行時間が気にならなくて助かった。 筋は他の方が紹介されている通りで 友達同士で犯罪スレスレでロケットを作ってしまうという話である。作者の科学的知識には感心するが 何よりこれは上質の青春小説である。例えば 同じテーマを高村薫が書いたら(書いても良さそうな感じだが) もっと硬質で重苦しくて男臭い犯罪小説になったろうが この著者の持ち味は 明るく軽い作風にあり 実に爽やかである。
何より 懲りない面々が 更にロケット作りを始めるというラストシーンが秀逸であり ほがらかな気分になる。 この作品をカラっと映画に出来ないものかな。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206
No.6:
(5pt)

夢を忘れない大人たち

高校時代に持っていた夢を大人になって追い続けるのは、案外難しいことだと思います。
夢よりも確実で安全な道を選んでしまって、
その道に入ってしまうともう昔そんな夢を持っていたことなんて
ただの笑い話にしかならなくなってしまいます。しかし、主人公たちは夢の実現に向けて動き出すのです。夢の後ろ盾とも言えるロケットのコストや構造、過去や未来については、
驚くほど詳細に描かれていて、筆者の取材力のすごさを感じます。
そして何より、いろんなハードルを乗り越えつつ、
夢へ進むことのおもしろさを思い出させてくれる本です。この本を読んでから、笑い話になってしまっていた昔の夢が自分の中で疼いてしまってます。
夏のロケットAmazon書評・レビュー:夏のロケットより
4163180206

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