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舞面真面とお面の女



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舞面真面とお面の女の評価: 4.00/5点 レビュー 25件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

舞面真面は結局...それより水面は?

叔父の影面に呼び出された舞面真面。
従姉妹の水面、探偵の三隅と共に曾祖父、彼面の遺した遺書の謎を解読することとなるが...

真面の前に現れるお面の少女みさき。
見た目は中学生だが、雰囲気は見た目通りではなく...

正直、謎解きと言う感じではなく、特殊な人間の内面に迫る話であり、一部の登場人物は出てきたは良いが、結局どうなった?と言う部分もある、やや消化不良なストーリー。
途中から何となく解る部分もありますが...

ストーリー、物語と言うよりは、あることを言いたいがために、それを軸として周りを付け加えていった感じの一篇。
その言いたいことも少々ぼやけ気味で...
もう一つかな?
舞面真面とお面の女 新装版 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:舞面真面とお面の女 新装版 (メディアワークス文庫)より
4049128179
No.5:
(3pt)

どう考えても普通ではないけど

野崎さな的には普通なんだろうなぁ・・・ってことで3で。
文字通り”破壊的な謎解き”にも少し不満アリ(笑)。

アムリタでは、「ゲームのテキストを読んでるみたいだ」と思いましたが、
2作目(?)にして、普通の小説の様な体をなしだしていることに、まずは(少し)驚いた。
リーダビリティまで考慮された読み易さを感じる。
アムリタを引きずる1番のキャラがお手伝いの熊さんですが、まぁこれくらいならご愛嬌で過ごせる。
(マレーグマは検索してしまいましたわ)

あとは・・・
・なんで毎度こんな読みにくい名前を付けるんだろうな?
・また天才の話か
・まさかこんな着地点とは
などという辺りも考えましたが、深く掘らないことにします。

みさきの正体、中学生のなりして、実はお婆ちゃんなんでは?とか予想してたんですが、
まったく掠りもしませんでした。その意味では、かなりの斜め上を行かれた。
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)より
4048685813
No.4:
(3pt)

形ばかりの天才に、薄いオチ

中盤、主人公が怪物と言われて説得力があるような描写は全編に至るまでなかったと思う。みさきが「おまえは怪物だよ」と連呼して、「そうか俺は怪物なのか。悩むわー」というだけだった。中二病の中学生か。
箱や石を巡る謎は「ふーん」という感じで、ギミック的でないというか、好奇心をそそらない。箱や石にどんな謎があるのか、それを解いたらどうなるのか、ということには途中までは興味をもって読み進めたが、解法を目の当たりにすると「ふーん」としか答えがでない。
妖怪オチについては伏線がなく唐突で、それが及ぼす影響もインパクトがなく、「ふーん」という感じだった。妖怪の逸話があるということは書かれていたが、その事実があるだけで上手くひっかかるところがまったく無かったので伏線とは言うまい。全然上手くない。
怪物と自覚してしまった主人公の苦悩が何かあるわけでもなく、この事件をきっかけに彼は都合がいい相方といっしょにビジネスの世界を牛耳ることになるエンド。共感するテーマ性も計算されたカタルシスも何もない。
総じてストーリーラインには何もない。
キャラと文章のテンポは相変わらずいい。これまでのところ、この作者はラノベ作家なんだなという印象。どうでもいいストーリーでも楽しく読めるキャラ・会話・文章力のセンスはある。この作品だけ読むと、無理に一般小説っぽいものを書かずにラブコメ書いてくれた方が嬉しい感じ。MW文庫の立ち位置というものを考えさせられる。
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)より
4048685813
No.3:
(3pt)

また落とし穴か…あれ、浅い?と思ったら…

アムリタに続いて「天才」だか「怪物」だか分からん人物たちのお話です
前作「アムリタ」のラストで読者を奈落の底に叩きこむ落とし穴に見事に放り込まれたので
気を付けて読むことを心がけました

主人公が怪物じみた尊大さの女子中学生に振り回されながら曾祖父の遺産の在りかを示すらしい
遺言の謎を解く、というのが物語の中心線なのですが…「謎解き」自体に期待してはいけません
ラスト近くまで引っ張るとはいえ、そんなミステリみたいな部分は「おまけ」程度に考えてください

お面のヒロインが語る通り、天才というのは「あちら側」の存在なんですね
凡人の常識や規範で縛られない怪物的存在として描かれない天才は単に「頭の良いキャラ」でしかありません
その点、今作の主人公は前作「アムリタ」で怪物的なヒロインに食われてしまったような終わり方をしません
見事に怪物を食ってみせます…が、いかんせん尺が足りない。主人公が怪物化するにはあまりにボリューム不足です

一度は落とし穴に落とされたら「あれ?浅いぞ?」と思わせて二番目の底が割れたと思ったらやっぱり浅いという…
前作に増して個々のキャラに魅力があるだけに尺の足りなさ、主人公が怪物だと分かってからの読者の突き落とし方の弱さが
いかにも物足りなさを感じさせる一作でした
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)より
4048685813
No.2:
(3pt)

ラノベキャラという“お面”でミスディレクション

ある年の暮れ、工学部の大学院生・舞面真面は叔父から呼び出され、真面の曽祖父で、財閥の長だった舞面被面が遺した“心の箱”と不可解な遺言(箱を解き 石を解き 面を解け ――よきものが待っている)の調査を依頼される。民俗学を専攻する大学生の従姉妹・水面や、興信所の調査員・三隅らとともに、調査を始めた真面だったが、そんな彼の前に、不思議な面をつけた少女が現れ……。遺言の暗号解読を軸に物語が展開されていきますが、暗号そのものは至ってシンプルな代物です(森博嗣を彷彿とさせる、理系的アプローチによる解析は印象的でしたが)。最後に用意されたどんでん返しは<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150703515/ref=cm_cr_asin_lnk/375-4431367-4941138">××</a>パターンで、「驚愕!」というよりは「納得」、もしくは「そうきたか」という、ある意味、無難で手堅い印象。ただ、その趣向自体にはさほど意外性はないのですが、それを成立させるために、ライトノベルと一般文芸との境界にあるという本レーベルの特性が巧みに利用されているように感じました。いかにもラノベっぽい、エキセントリックで浮世離れした“お面の女”のキャラ造形が、読者に対し、巧妙なミスディレクションとして機能しているのではないかと思います(とくに、<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0038Z7O2Q/ref=cm_cr_asin_lnk/375-4431367-4941138">『アネキャン』</a>や<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592125827/ref=cm_cr_asin_lnk/375-4431367-4941138">『っポイ!』</a>のくだりなんか、絶妙ですねw)。
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)より
4048685813
No.1:
(3pt)

物足りなさは残るが読みやすくて先が楽しみ

<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4048682695/ref=cm_cr_asin_lnk/375-4431367-4941138">メディアワークス文庫賞受賞作</a>に次いでの2作目.またデビュー2作目でもあります.言葉の運び方やユーモア,あとがきに至るまで西尾維新さんに近い印象を受けました.ただ,謎解きは思っていたほど広がらず,読み手はどちらかと言えば傍観者の立ち位置.その『答え』も現実離れしており,そちらへの期待が大きいと物足らないかもしれません.真相や後日談にしても,好き嫌い云々の前に唐突な感があり今ひとつスッキリといきません.キーワードである『面』になぞらえた主人公の葛藤も共感できる部分はあったのですが,大仰だった割には物語との結びつきが弱く,こちらもちょっと消化不良に感じられました.とはいえ,やや型どおりではあるもののラブコメや掛け合いなど軽めのノリはおかしく,2作目とは思えないこなれた文章は,シリーズ化も含めて先が少し楽しみな作家さんです.
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)より
4048685813

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