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記録の中の殺人
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記録の中の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ミキサー事件については今後の作品にも顔を出す。また、筆者のDNAネタの基礎的な作品だと思う。ただ、最も重要なのはこの巻でユリの生まれがちょっとだけわかるところではないか。生まれもってのレベル99。個人的には1-4作くらいの、緩い感じのなかにも「石崎さん」が大人としてミリア&ユリを導く感じが好きなので、☆はマイナス1です。ただの趣味趣向の問題です。 | ||||
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石崎氏のメフィスト賞受賞作から続く女子高生シリーズの作品。 いつしか本シリーズはネタがDNAになってきているが、本作もそうである。 謎の女子高生連続殺人から孤島の殺人を絡めて明かされるトリック自体は本格ミステリーとしてよく練られていると言えよう。 だが、いつもこのシリーズを読んでいて思うが、トリックの発想は抜群なのにそれを小説として落とし込むのにやや難がある感が強い。 今回も孤島と本土での殺人の交互展開だが、いまいちこれが間延びしてしまっている。 惜しい作品である。 | ||||
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今回の作品は犯人探しを主眼としたものではなく、犯人が犯人たる所以の動機探しに重きを置いたものであろうか。 (他の人が書かれている様に)犯人候補はすぐに分かるが、実は読者に動機を考えさせる為、敢えてそうしたのかもしれない。単純に犯人探しを楽しむ本をお探しなら流石にお勧めしないが、この独特のノリとそう言った作品をお探しなら、読んでも良いのでは? | ||||
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だいぶ一発ネタ化はしている(というか、このシリーズの最初から陰に日向に出てきていたネタだということに先日気づいた)のですが、読みやすさと論理をつきつめる楽しさを買います。 冒頭では多重殺人事件が扱われ、それを帯で煽っています。しかし、その手の派手な事件は作風にも探偵役にもあっていないのは明白で、最後は無難にクローズドサークルでの集団推理に落ち着きます。犯人は見え見えながら、犯行経過と動機を論理的に追求して行く部分はこの作品でもしっかりしていて迫力があります。 さんざんなレビューだらけですけど、理屈屋を自任する推理ファンなら楽しめると思いますよ。 | ||||
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石崎と三人の女子高生の掛け合い漫才を楽しむシリーズとして割り切って読んでいる。その点での満足感は充分得られえた。ただミステリーとして読むと少々キツイ。動機に首肯できないのは他の方も書いておられるが、何よりも犯人がミエミエすぎる。だって、一人だけ○面していたらそりゃあ怪しいよ。 | ||||
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女子高生+サラリーマンという、いつものチームのシリーズ。 最初の1、2作目のときは、会話の面白さなど新鮮に感じたが、シリーズを重ねるごとに、だんだんこちらが慣れてきたためか、マンネリ感がある。確かに、会話はその他の(真面目な?)ミステリと比べると面白いと思うが、どうしても受け狙いのように見えるというか、少々無理をしている、と感じさせる場面が少なからずある。もちろん、面白い会話はあって良いが、核となるミステリの部分が弱いと、ただのギャグで終わってしまう。 今作のミステリ的な部分はというと、謎を解く、という点について興味が向いていないように感じる。動機の面でも、やや無理があるというか、時折聞かれる「そんな動機で人を殺すか」的な批判が、この作品にはそのまま当てはまってしまっている。もちろん、これでOKと考える人もいるだろうが、個人的には少々キツイように思う。個人的にはこういったテイストの作品は割と好きなので、それだけに、シリーズがどうも右肩下がりになってしまっていて残念だ。 | ||||
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ミりア、ユリ、石崎のトリオが醸し出すトボケタ味と本格味が融合した本シリーズを私は愛好している。"孤島もの"に拘る姿勢も好ましいと思っていた。しかし、本作は頂けない。作者も、「刀折れ矢尽きた」感がある。背景にサイコ・キラーによる女子高生連続殺人があり、一方、お約束の孤島での殺人事件があるのだが、まず、両者の関係が極めて希薄である。"孤島もの"を踏襲するためだけに、孤島を舞台にしたとしか思えない。後述する動機の問題から言えば、舞台は何処でも良かったのではないか。そして、その孤島での事件の構成には全く工夫が見られず緊迫感に欠ける。犯人足り得る人物は一人しかおらず、「Who done it」の興味は全くない。問題は動機である。これが現実から遥かに乖離しておりお粗末としか言いようがない。冒頭から伏線を随分張っているようだが、最終的な動機として読者を満足させる説得力が皆無である。こうした動機を持って来るなら、何らかの形で犯人の過去を書き込んで置く必要があったのではないか。シリーズの進行に連れ、本格味が漸次的に減って来ているような気がして残念である。ユーモア味はそれなりにキープしているのだから、次作以降は鮮やかなトリックを期待したいものである。 | ||||
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