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魔物
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【この小説が収録されている参考書籍】
魔物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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上下巻まとめて、です。ロシアから手違いで運ばれた「イコン」に住む魔物。魔物は、邪悪な人々に取り付き、超人的な殺戮を。それを追う麻薬取締官の主人公と、偶然知り合ったロシアの美女。舞台は、北海道から東京へ・・・・。魔物を捕まえることはできるのか?主人公は、自分の過去とどう立ち向かうのか?という話です。ストーリーも単純(次々ヒトに取り付く魔物を追う)、登場人物も単純(過去を持つ主人公、恋人となる美女、不良刑事、やくざ・・・)、魔物などの描写もありふれたもの、「あっと驚く展開」もないし、どちらかというと、ステレオタイプな話で、どこにでも、ありそうな・・・。けど、面白い。何が、どこが面白いか、わからなかったですが、面白かったです。登場人物のバランス?描写の割合?それとも生理的なもの?読み手との相性??よく分かりません。この物語には「なにか(魔物?)ついてる」かぁ?止まらなくなり、夜なべして、読みきってしまいました。物語というものは、不思議なものだな、、とツクヅク感じ入りました。。 | ||||
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久々に大沢作品を手に取ったが… 手慣れた感じがあって最近の気取った仕掛けや表現がないところは悪くない。 冒頭のロシアからの始まりは今後の展開を期待させる幕開けである。 そういう意味では面白そうだと思ったのだが。 まず、主人公のトラウマが今一つ共感できなかった。 一般人ならともかく、主人公は麻薬取締官という役職についているのだ。 たとえトラウマがあってもそこまで引きずるものなのかな、という疑問が湧く。 ここが決定的に弱いから最後の対決に迫力が出ない。 物語の非情な闘いの濃度が薄まった気がしてならない。 また、「魔物」の存在であるが、どことなく「フォッグ」を思わせる不気味さがあったのに、なぜ魔物としてこの世にとどまり続けたのかというところに説得力がない。 魔物がもっと人知を超えた存在になれば、たとえ荒唐無稽な話であっても、臨場感が失われることにもならなかっただろう。 トラウマのもとになった男と、魔物の動機が中途半端であるために面白そうな話が面白くなってゆかず、最後に取り残されたような気分が残るのがとても残念。 | ||||
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久々に大沢作品を手に取ったが…手慣れた感じがあって最近の気取った仕掛けや表現がないところは悪くない。冒頭のロシアからの始まりは今後の展開を期待させる幕開けである。そういう意味では面白そうだと思ったのだが。まず、主人公のトラウマが今一つ共感できなかった。一般人ならともかく、主人公は麻薬取締官という役職についているのだ。たとえトラウマがあってもそこまで引きずるものなのかな、という疑問が湧く。ここが決定的に弱いから最後の対決に迫力が出ない。物語の非情な闘いの濃度が薄まった気がしてならない。また、「魔物」の存在であるが、どことなく「フォッグ」を思わせる不気味さがあったのに、なぜ魔物としてこの世にとどまり続けたのかというところに説得力がない。魔物がもっと人知を超えた存在になれば、たとえ荒唐無稽な話であっても、臨場感が失われることにもならなかっただろう。トラウマのもとになった男と、魔物の動機が中途半端であるために面白そうな話が面白くなってゆかず、最後に取り残されたような気分が残るのがとても残念。 | ||||
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上巻を読んでしばらく間が空いた。しかし下巻を読み始めると、設定はすんなり蘇ってきた。 先のわかる結末ほどつらいものはない。一流の作家は一流のプロらしい仕事をしてほしい。あまりにも現実離れしすぎているし、SFを書くなら、もっとうまい人が世間にいる。 一流の警察小説を書くからこそ、大沢在昌の価値がある。 | ||||
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かなり無理のある設定を最後まで読ませるのは、流石、手練れのなせる技です。ただ、余りに無理がありすぎて・・・・。書きたいテーマが無くなって、今ひとつ燃えないのでしょうか。でも、ファンは続けますが。 | ||||
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不死の魔物と麻薬取締官との戦いを描いた、と言うだけで興醒めだが一応読んでみた。だれでも先の読める展開と迫力のないアクション。あっけないラストに中途半端な恋愛描写。なに1つ楽しめる要素がなかった気がしたが、そう感じるのは私だけだろうか・・・。 | ||||
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不死の魔物と麻薬取締官との戦いを描いた、と言うだけで興醒めだが一応読んでみた。だれでも先の読める展開と迫力のないアクション。あっけないラストに中途半端な恋愛描写。なに1つ楽しめる要素がなかった気がしたが、そう感じるのは私だけだろうか・・・。 | ||||
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前半は「北の狩人」に出て来た内容の描写があり、またロシアの運び屋の殺人だったり、あちこち飛んでしまい、私はピントが合わなかったようだ。 しかし本筋が動き始めて、一つひとつの複線がはまってきた時に謎が深まってきた。それは本書にヒントが隠されている。是非読んでみてはいかがであろうか? それにしても謎・謎・謎である。早く(下)を読みたい。 | ||||
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私の小説の好みに合っていたのでしょう。 上下巻を2日で一気読みしました。 さいきんの大沢在昌は、自身の書く小説の舞台設定が 現代では収まり切らなくなってきたのか、SFチックな 小説が目立ちます。 そういう小説も好きな私は、今作も大沢節を堪能しました。 ところどころ都合のいい展開もありましたが(ジャンナがやけに 日本語上手いとか)、まあ、いいや。 本筋とは関係ないのですが、10年前なら、この本は上下巻じゃなく 2段組1冊で出版されていたよなあ、と思うのです。 時代の流れなんですかね。 老眼の私には大きい文字は素直に嬉しいのですが。 上記感想は2007/12/11に記す。 以下追記(言い訳?)は2008/2/5に記す。 他の方のレビューを読みました。 確かにこの小説、絶賛するほど面白いのかといわれればそうでもないかも知れない。 先の展開が読めてしまう。 伏線として登場する人物のその後の行動に意外さが無い。 などなど欠点をあげたら幾らでもあげられるかな。 大沢在昌の小説は(たぶん)全部読んでいるけど、他の大沢作品と比べても出来がいいとは思えない。でも、最近小説を読むのがかったるくなりノンフィクションばかり年間100冊近く読むようになってきた私にとって、本書は久々に夜を徹して読んでしまった小説であり、そういう意味で☆5つなのでした。個人的にツボにはまったんだろうなあ。 | ||||
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