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漂流裁判



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【この小説が収録されている参考書籍】
漂流裁判
漂流裁判 (文春文庫)

漂流裁判の評価: 3.83/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

もやもやが残る

第6回サントリーミステリ大賞受賞作
1988年 週刊文春 国内第5位

強姦致傷および強姦罪で一審判決 有罪となった被告 紺野喜一。紺野の弁護人となった深見耕介は、控訴審に臨むも二転三転す原告 中山知子の証言に翻弄される。裁判の焦点は和姦であるのか、強姦であるのか、そして強姦致傷にあたるのか。過去に同様の罪で前科のある紺野。圧倒的に不利な闘いの中、深見は地道に関係者の証言を集めていく。中山には交際していた男性のいることが判明し ・・・

本作品は、法廷もののミステリである。

無罪を主張する被告側と、有罪を主張する原告側の真っ向勝負であり、裁判が進むにつれて、被告、原告の人間性が明らかになっていく。徐々に体調を崩していく紺野。破綻しているともいえる証言を繰り返しながら意気軒昂な中山。敏腕女性検事の激しい追及に、証拠を積み重ねがら対抗する深見。紺野、中山の関係者のそれぞれの思惑が絡み合って、盛り上がりを見せていく。

紺野と中山の意外な過去が明らかになるにつれ、二人の関係が違ったものに見えてくる。紺野は粗暴なだけの前科ものなのか。中山は清廉潔白な女子大生であるのか。

本作品は派手な殺人事件を扱ったミステリではない。よくある事件の裏側から、人間の心の襞に分け入っていくタイプのドラマである。と、考えると中山の掘り下げ方が物足りないように思う。

裁判を離れたところで、深見と中山が酒を酌み交わすシーンがあるが、これはいただけない。何をしたいのか読んでいる方が混乱してしまう。

判決が出た後、深見に衝撃的な事実が判明するわけだが、これはパワー不足。もやもやしたまま読了してしまったのであった。
漂流裁判Amazon書評・レビュー:漂流裁判より
4163103805
No.1:
(3pt)

カッズ

強姦か和姦か、一審で強姦致傷で有罪となった被告人が、無罪を訴え控訴。果たしてその行方は!?
皆さん気を付けましょう( ̄▽ ̄;)
漂流裁判Amazon書評・レビュー:漂流裁判より
4163103805

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