■スポンサードリンク
漂流裁判
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
漂流裁判の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第6回サントリーミステリ大賞受賞作 1988年 週刊文春 国内第5位 強姦致傷および強姦罪で一審判決 有罪となった被告 紺野喜一。紺野の弁護人となった深見耕介は、控訴審に臨むも二転三転す原告 中山知子の証言に翻弄される。裁判の焦点は和姦であるのか、強姦であるのか、そして強姦致傷にあたるのか。過去に同様の罪で前科のある紺野。圧倒的に不利な闘いの中、深見は地道に関係者の証言を集めていく。中山には交際していた男性のいることが判明し ・・・ 本作品は、法廷もののミステリである。 無罪を主張する被告側と、有罪を主張する原告側の真っ向勝負であり、裁判が進むにつれて、被告、原告の人間性が明らかになっていく。徐々に体調を崩していく紺野。破綻しているともいえる証言を繰り返しながら意気軒昂な中山。敏腕女性検事の激しい追及に、証拠を積み重ねがら対抗する深見。紺野、中山の関係者のそれぞれの思惑が絡み合って、盛り上がりを見せていく。 紺野と中山の意外な過去が明らかになるにつれ、二人の関係が違ったものに見えてくる。紺野は粗暴なだけの前科ものなのか。中山は清廉潔白な女子大生であるのか。 本作品は派手な殺人事件を扱ったミステリではない。よくある事件の裏側から、人間の心の襞に分け入っていくタイプのドラマである。と、考えると中山の掘り下げ方が物足りないように思う。 裁判を離れたところで、深見と中山が酒を酌み交わすシーンがあるが、これはいただけない。何をしたいのか読んでいる方が混乱してしまう。 判決が出た後、深見に衝撃的な事実が判明するわけだが、これはパワー不足。もやもやしたまま読了してしまったのであった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
強姦か和姦か、一審で強姦致傷で有罪となった被告人が、無罪を訴え控訴。果たしてその行方は!? 皆さん気を付けましょう( ̄▽ ̄;) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!