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ノーバディノウズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ノーバディノウズ
ノーバディノウズ (文春文庫)

ノーバディノウズの評価: 4.00/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

ジャスティンキング

大リーグで二年連続ホームラン王のジャスティンキングに日本人の疑いが⁉真実を探すべく動いた人達は皆謎の死を遂げていく。はたして...
この本も面白かったねぇ~( ̄▽ ̄)=3
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
4163284303
No.8:
(4pt)

腹を立たせるだけの筆力があるということでw

沖縄・在日韓国人
所謂差別と暴力と野球とが絡み合い、
松本清張賞を取り逃がしたものの
最後まで残っただけの
社会性そして人間のどうしようもない運命の哀切はあり
なかなかおもしろいんですが。
どうしても駄目だったのが、
自分たちの正体に迫ってきた女性を脅すために
可愛い野良の黒猫を切り刻んで引き出しに入れていたというところで
吐き気がしてあとはとにかく、
その犯人が憎くて憎くてしかも最後犯人が助かるのが
腹立たしくて。
まあそんなに腹を立たせるだけの筆力があるということでw
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
4163284303
No.7:
(3pt)

楽しく読んだ部分もありましたが、不満も残りました

野球が好きです。アメリカも好きです。犯罪小説も嫌いではないです。
これらを組み合わせたこの作品、楽しめる要素が多くあったと思います。
実際楽しんだ部分もありました。
人生の理不尽さ、野球人の苦労、大リーグでの活躍の楽しさ、などです。

しかし、一方で、人を殺しすぎでは?、主人公は野球を本当に好きなの?、
家族の事を大切に思っているの?、逃げているだけではない?、
などの疑問も持ちました。

他の作品も読んでみようと思いますが、この作品は、”お気に入り”には
入りませんでした。
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
4163284303
No.6:
(3pt)

おしい、と思う。

感想としては<おしい>、<もったいない>。
本編の最大のお宝ネタである、《主役の大リーガーの出自》に関する疑問を早々とP30ぐらいで開示してしまい、
その結果が<やっぱり>だったのは、ひねりなく勿体無い。ヒョンスとの関係も結局最初に作者から提示された
関係通りだったのにも拍子抜け。ただ、最後の数ページで大リーガーだった男は、根は善なる者なのか、悪なのか
さっぱり判らなくなり読後感もモヤモヤしたまま。結局作者としてはミステリーと言うよりは、悪漢物をメインとして書いたのか
、と勝手に納得した次第。
それと、野球に関する場面は非常に格調というか、リズムが有って引き込まれるのだが、それ以外の部分、特に男女関係
に関する描写になると、とたんに(下品)な感じになってしまい、本筋との筆力のギャップを感じた。
後、簡単に人を殺しすぎ。衝撃がない。最後にちょこっとFBIが出てきたのには笑ってしまった。
勝手な私見ですが、これ<連続殺人物>にして、最初の事件の遺族なり、刑事が事件を追ううちに、最大のお宝ネタ
<大リーガーの出自>に行き着くストーリーなどに仕立てた方が、サスペンス度が上がってのでは...
どうにも、私にはお宝ネタの扱いを、面白くない方に仕立ててしまったように感じられ、残念でならない。
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
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No.5:
(3pt)

おしい、と思う。

感想としては<おしい>、<もったいない>。
本編の最大のお宝ネタである、《主役の大リーガーの出自》に関する疑問を早々とP30ぐらいで開示してしまい、
その結果が<やっぱり>だったのは、ひねりなく勿体無い。ヒョンスとの関係も結局最初に作者から提示された
関係通りだったのにも拍子抜け。ただ、最後の数ページで大リーガーだった男は、根は善なる者なのか、悪なのか
さっぱり判らなくなり読後感もモヤモヤしたまま。結局作者としてはミステリーと言うよりは、悪漢物をメインとして書いたのか
、と勝手に納得した次第。
それと、野球に関する場面は非常に格調というか、リズムが有って引き込まれるのだが、それ以外の部分、特に男女関係
に関する描写になると、とたんに(下品)な感じになってしまい、本筋との筆力のギャップを感じた。
後、簡単に人を殺しすぎ。衝撃がない。最後にちょこっとFBIが出てきたのには笑ってしまった。
勝手な私見ですが、これ<連続殺人物>にして、最初の事件の遺族なり、刑事が事件を追ううちに、最大のお宝ネタ
<大リーガーの出自>に行き着くストーリーなどに仕立てた方が、サスペンス度が上がってのでは...
どうにも、私にはお宝ネタの扱いを、面白くない方に仕立ててしまったように感じられ、残念でならない。
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
4163284303
No.4:
(4pt)

ごめんなさい、ごめんなさい、と彼は心の中で呟いた

 野球選手に纏わる秘密が解明されていくミステリなので、野球にさほど明るくない自分には読みにくいかと危惧したものの、この男の正体は?と気になって読破した。松本清張賞候補作という本書は、アメリカのメジャー・リーグで活躍するジャスティン・キングこと、キム・ギホンという韓国系アメリカ人という経歴の男の謎に迫っている。彼は成績が良く、寡黙で清廉潔白(ただ、その正義感から、仲間の選手のステロイド疑惑などを敢えて証言し、チーム内では時にトラブルを招くこともある)、必要なお金があればそれでよしとし、エージェントにもお金に関しては全く条件を出さないといった素行から、傍目にはカッコいい選手ではある。しかし彼の正体に関して、ある疑惑が持ち上がり出すと、次々と事件が起こる・・・。
 アメリカ球界についての文化的な情報が盛り込まれているところや、社会に蔓延る差別や人種的な怨恨についてなど、アメリカのコラムを読むようでもあり面白かった。ジャスティン・キングを巡っては、日本の新聞記者、NYのコミュニティ・ペーパーのカメラマンや記者と社長たちが真相を探るのだが、それは思いのほか早く答えが出てしまう(そこが松本清張賞の候補に終わってしまった理由か?)。だけれど、その謎が明かされても、切なく苦しい物語は続き、すべてを読み終えるまでは安心できなかったところに魅力がある。
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4163284303
No.3:
(4pt)

ごめんなさい、ごめんなさい、と彼は心の中で呟いた

野球選手に纏わる秘密が解明されていくミステリなので、野球にさほど明るくない自分には読みにくいかと危惧したものの、この男の正体は?と気になって読破した。松本清張賞候補作という本書は、アメリカのメジャー・リーグで活躍するジャスティン・キングこと、キム・ギホンという韓国系アメリカ人という経歴の男の謎に迫っている。彼は成績が良く、寡黙で清廉潔白(ただ、その正義感から、仲間の選手のステロイド疑惑などを敢えて証言し、チーム内では時にトラブルを招くこともある)、必要なお金があればそれでよしとし、エージェントにもお金に関しては全く条件を出さないといった素行から、傍目にはカッコいい選手ではある。しかし彼の正体に関して、ある疑惑が持ち上がり出すと、次々と事件が起こる・・・。

 アメリカ球界についての文化的な情報が盛り込まれているところや、社会に蔓延る差別や人種的な怨恨についてなど、アメリカのコラムを読むようでもあり面白かった。ジャスティン・キングを巡っては、日本の新聞記者、NYのコミュニティ・ペーパーのカメラマンや記者と社長たちが真相を探るのだが、それは思いのほか早く答えが出てしまう(そこが松本清張賞の候補に終わってしまった理由か?)。だけれど、その謎が明かされても、切なく苦しい物語は続き、すべてを読み終えるまでは安心できなかったところに魅力がある。
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4163284303
No.2:
(5pt)

さすがの清張賞最終候補作

松本清張賞の選評で気になり購入した。
惜しくも受賞は逃しているが、最後まで清張賞を争っただけあって、
読み応え抜群の作品。個人的には受賞作よりも楽しめた。
メジャーで活躍する韓国人選手が、実は日本人だったとしたら……。
一見奇抜な設定にも思えるが、考えてみれば私も
イチローの通算ヒット数は知っていても、
メジャーに韓国人選手がいるのかどうかすら知らない。
いくら韓流ブームだなんて言っても、実際のところ
よその国への関心なんてそんなもの。そこに目をつけたのが鋭い。
ひとりひとりの登場人物の人生の局面に複雑に絡まりあう、
ジャスティン・キングという一人の男の人生の光と闇。
それが次第に明らかになっていく過程に、あっという間にページが進んでしまう。
複数の国・土地が登場するのに、それぞれディテールがしっかりしていて
まるでその土地の匂いがしてくるような気がするのは、著者がスポーツ記者として
実際に現地を走り回った経験のなせるワザなのだろう。
心のいちばん奥には、誰だって、人には見せない部分がある。
ジャスティン・キングだけではなく、私たちにも。
「ノーバディノウズ」というタイトルにはそんな意味が
込められているように感じた。
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
4163284303
No.1:
(5pt)

さすがの清張賞最終候補作

松本清張賞の選評で気になり購入した。
惜しくも受賞は逃しているが、最後まで清張賞を争っただけあって、
読み応え抜群の作品。個人的には受賞作よりも楽しめた。

メジャーで活躍する韓国人選手が、実は日本人だったとしたら……。
一見奇抜な設定にも思えるが、考えてみれば私も
イチローの通算ヒット数は知っていても、
メジャーに韓国人選手がいるのかどうかすら知らない。
いくら韓流ブームだなんて言っても、実際のところ
よその国への関心なんてそんなもの。そこに目をつけたのが鋭い。

ひとりひとりの登場人物の人生の局面に複雑に絡まりあう、
ジャスティン・キングという一人の男の人生の光と闇。
それが次第に明らかになっていく過程に、あっという間にページが進んでしまう。
複数の国・土地が登場するのに、それぞれディテールがしっかりしていて
まるでその土地の匂いがしてくるような気がするのは、著者がスポーツ記者として
実際に現地を走り回った経験のなせるワザなのだろう。

心のいちばん奥には、誰だって、人には見せない部分がある。
ジャスティン・キングだけではなく、私たちにも。
「ノーバディノウズ」というタイトルにはそんな意味が
込められているように感じた。
ノーバディノウズAmazon書評・レビュー:ノーバディノウズより
4163284303

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