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名探偵なんか怖くない
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【この小説が収録されている参考書籍】
名探偵なんか怖くないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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昔持っていたのに紛失して長らく探してました本当に良かったです | ||||
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名探偵シリーズ偶然見てまた読みたくなるのが本スキルの性ですね。買ってしまって息子にも読ませてあげたい | ||||
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西村京太郎氏の8冊目の著作は本格ミステリー愛好家には堪らない楽しい推理パロディの痛快作です。本作はシリアスな作品ばかりを発表して来た西村氏が一転して徹底的に砕けた雰囲気に作風を変化させたご機嫌な娯楽エンタメ・ミステリーですが、一点だけご注意申し上げたいのは作中で著者が有名作品のネタばらしを派手に気前よくやっている事で一瞬あ然として苦笑いするしかありませんでしたが、まあこれも著者のサービス精神の表れと受け取って私はあっさりと不問に付そうと思いますね。 日本で最大の迷宮入り事件と言えるあの三億円事件を世界の四大名探偵クイーン、ポワロ、メグレ、明智に推理させたらどうなるか?という大胆な企画を実現すべく大金持ちの男・佐藤が四人を招待する。現実の事件は無理だとしても同じ条件下で状況を再現したらと考えた佐藤がモデルに選んだ男(犯人)は首尾よく目論見通りに犯行に及ぶのだったが・・・・。 西村氏はあらゆるジャンルの小説に挑んでそつなくこなし一定のレベルで読者を満足させてくれるまさにオールラウンド・プレイヤーと呼んでよくその実力たるや相当のものだなと深く感心しますね。この名探偵パロディの捻った奇想天外なプロットは今日のリアリティー重視の作品では味わえない貴重な面白さと楽しさがあって文句なしに素晴らしいですね。密室の趣向については専門家のフェル博士がいない事もあって割と薄味でしたが、ミステリーではお馴染みのポピュラーなトリックが巧みに使われていて大満足しましたね。それからクイーン、ポワロ、メグレ、明智の四大名探偵それぞれの特長・性格を上手に描き分けられていて、読みながら昔の興奮が甦って来てワクワクする気分に浸らしてくれましたね。また著者はミステリーではお約束とも言えるどんでん返しの趣向にも挑まれていて二倍楽しませてくれましたし、それと同時にラストでは往年の名探偵達はみんな老いても尚かくしゃくとしてまだまだ大丈夫であり十分に健在である事を強く印象付けて安堵させてくれましたよね。 | ||||
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本作に登場する名探偵は、エラリー・クイーン、エルキュール・ポワロ、メグレ警部、そして明智小五郎。 三億円事件を解決してやろうと義侠心を起こした日本の大富豪が事件を再現して4人の名探偵に推理させるというスケールの大きな試み。 高度成長期末期の1970年に企画され、執筆されたようです。当時の日本人の経済に対する自信が感じられる設定です。 大物名探偵を4人も登場させるのは面白い試みですが、かなり大変だと想像できます。何せ4人全員に見せ場を作らなければなりませんから。 また、トリックが簡単なしょぼい犯罪だと4人が活躍するまでもなく一瞬で解決してしまいます。 しかし「怖くない」と言ってるだけあって、なかなか大胆不敵なトリックで、名探偵達も一敗地にまみれます。 しかしその後は各々が持ち味を生かして別々のコースから犯人を追い詰めていきます。 やはり4人もの名探偵を敵に回すのは怖いことですね。 私は本書を中学3年の頃買っていました。今はないジャスコに入っていた今はない書店のカバーが付いています。 古典的名探偵のパロディということで、この4人の名探偵の作品を完訳版で読破した後に読まなあかんと思っているうちに重度のうつ状態に陥り本も読めない状態になってそのまま30年以上放置していました。 パロディをより楽しむには原典を知っておくことが必要だと、マニアの皆様には理解して頂けることと思います。 しかしうつ状態で余りにも長い間本を読めない暗黒時代を経験した今、そのような悠長なことは言っていられない状態です。 ここに至って、まず先にパロディ作品を読書案内代わりに読んで、そこから原典に戻るのも一法かと思ったわけです。 実際に読んでみて思ったこと。やはりネタバレが幾つもあります。 著者の西村京太郎さんは、ミステリーファンだから古典的作品の知識があって当然ということを前提に描かれたということです。 ウィキペディアの本作品に関する項目でもネタバレについてネタバレの記述があるので要注意です。 ただ、原典を完訳で読むのは相当大変でしょう。それに比べて本書の方が読みやすいし、内容も楽しい。 難しい原典を読んでから楽しいパロディを読まなくちゃいけないという法はありません。 この際、原典のネタバレ関係なく楽しくて面白い本書を読んでしまうのが読書人生を楽しくするコツだと思います。 いつ読むか分からない・結局読まないかも知れない原典のネタバレが怖くて本作を楽しまないのはもったいない! (それに、ミステリーの知識が増えていいじゃありませんか) | ||||
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トラベルミステリー以前の本格作家時代の西村氏のパロディ本格シリーズの第一作である。 明智を始め世界の有名探偵がそろい踏みし、推理の競演をするという趣向だが、こういう作品が陥りがちな内輪受けには全くならずに、どんでん返しも秀逸な独立したミステリー作品としてきっちり仕上がっている。 実際の3億円強奪事件を再現するという始まりだが、別に社会派ってことではなく、あくまでネタというだけで、中盤からは読者の予想を裏切る本格趣向の展開となる。 トラベルミステリーとしてのイメージしかない人にこそ読んでもらいたい作品である。 | ||||
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著者の初期の名作。 久しぶりに再読して、改めて納得。 奇抜な設定のアイデア、展開の面白さ、最後のどんでん返し、全てが申し分ない。 パロディだが、本格推理としても一級品。 | ||||
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最初の読んだのは30年近く前、中学生の頃。 電子書籍は何かと読みにくくどうしてもまだ以前読んだことのある本を手に取りがちです。で、あまりに懐かしいタイトルを見つけ購入。 この名探偵シリーズは4作あるけど、その中では白眉(ま、他がかなりどうしようもないんだけど…)。おそらくは、この作品は書きたくて書いたもので(アイデアがうまく浮かんだから書いたもので)、他はそうじゃなかったんだろうなと、想像する。古きよきころの探偵小説のノスタルジー満載。 けっ、西村京太郎じゃん、とかいう人にぜひ。他の彼の作品とは違うと思います。他のシリーズはさして読んでいませんのであまり断定的なことをいうのもどうかとはおもうのですが、文体こそ似ているものの、つまらんトリックをこねくり回しているあのいやーなかんじはありません。 | ||||
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名探偵シリーズその4.これにて完結。 メグレ,クイーン,明智に加えてヘイスティングスという若者が登場。ポアロは死去している。 ポアロについての記述が多く、ちょっと眉をしかめる部分もあった。いつもの通り、事件が起きるが、途中まで読む限り トリックがさっぱり分からなかった。終盤に謎が解けたときは「そんなのアリかよ!」と思ったが、最後の締めが良かった。 賛否両論わかれるこのシリーズ、名探偵への冒涜か、アイデアの勝利か。まずは読んでみましょう。 | ||||
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名探偵がずらりと揃ったパロディシリーズその1 三億円事件は誰でも知ってると思うが、その犯人はいったい金を手にしてどう行動したのか?そんな疑問から話が進む。 数々の難事件を解決に導き、その名をとどろかせる名探偵たち。そんな彼らを怖がりもせず、犯罪の現場にひきこんだ犯人。 勝つのはどっちか? メグレ、クイーン、ポアロ、明智さん。彼らのファンでなくとも十分に楽しめます。 シリーズ4まであるのでまずはここから!西村作品ファンなら外せないですよ。 | ||||
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ポアロ,メグレ,クイーン,明智の4人が登場するシリーズ。 ポアロが亡くなった後の追悼集会として、ポアロの代わりにヘイスティングが参加する。 ミスマープルも招待するが、体調不良で参加できない。 江戸川乱歩,アガサクリスティも亡くなっているという設定で、 明智小五郎の助手の小林少年(すでに壮年になっている)が叙述している。 伊集院大輔と栗本薫が登場すると嬉しかったかも。 | ||||
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西村京太郎が,電気系の学校を出て人事院に就職していたことは, 赤川次郎が,日本機械学会に就職していたことと並んで, 不思議な気がする。 波瀾万丈の人生ではなく,手堅い生活を送っていたのに, 文筆業に乗り出して行った2人。 2億冊を売り上げているのは2人だけという。 そういう大御所だから, メグレ エラリークイーン ポアロ 明智小五郎 の4人を登場させることができたのだろう。 4人のファンからの苦情もさしたるものはないように思われる。 誰もが一度やってみたいと思う,組み合わせを実現していることに敬意を表する。 3億円事件を模擬してみるという企画もすごい。 犯人が誰かという設定や最後を手紙で閉めるところも文学的。 努力あっての大作家だということがわかった。 | ||||
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メグレ、ポワロ、クイーン、明智小五郎ら名探偵がが一堂に会するパロディシリーズの最終作。今作ではポワロが亡くなったあと、友人のヘイスティングスが代わりに参加し、他の三人と彼を偲ぶというストーリーになっているが…。 クリスティが"カーテン"でポアロの死を描いた事を請けて書かれたパロディである。他の三作同様、単体のミステリとしても好くできた作品なのだが、やはり、これは作家ではなく、推理小説ファンとしての西村氏が、"カーテン"に寄せたメッセージととるべきだろう。 単に書評で書くのではなく、このようなカタチで表現するところが西村氏なりのケジメなのかも知れない。 もちろん、ネタバレになってしまうため、詳しくは書けないが、やはりこの作品を読むに当たっては、件の"カーテン"と、クイーンのドルリーレーン四部作を読んでおくべきだと、強くお勧めします。 | ||||
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(;'Д`)ハァハァ 老境に入った名探偵たちが一斉に集められ、奇妙な殺人事件の謎を解く?!w 4人の名探偵達の個性が出たり、過去に解決した事件の追憶に浸ったりして楽しい?!本格ミステリーファンは勿論のこと、読んだことない人も読んでみるといいだらうw | ||||
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ポワロ、クイーン、メグレ、明智小五郎という世界の名探偵が勢揃いするという豪華な作品。日本の大富豪が三億円事件を解決すべく、四人の名探偵を集めた上でニセの三億円事件を起こし、犯人像を推理して貰おうと試みるが、途中で殺人事件が起きるというストーリーです。“パロディ”という言葉で紹介されることが多いのでふざけた作品かと思っていたのですが、内容はいたって真面目で、四人の探偵それぞれの持ち味がよく活かされています。『名探偵なんか怖くない』という言葉は作中には出て来ませんが、ある登場人物の心情を表したものなのでしょう。そのことはラストまで読むとわかるという仕掛けになっています。尚、四人の探偵たちの代表作のネタばらしがあるので、彼らの登場作品を十分に読んでいない人は要注意です。 | ||||
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各国の名探偵が勢揃いします。日本からは、明智小五郎、さらにクィーンのメグレ警部、クリスティーのポアレ等々。それぞれの特徴が現れていて、ちょっとどたばたっぽい気もしますが、面白いです。むろん、原作を読んでいれば、楽しみは倍増します。この名探偵のメンバーに西村氏の十津川警部が入ったら、さらに面白いかも・・・ | ||||
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