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タイムライン
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タイムラインの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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いつもながら、クライトンのとんでもない発想力と徹底的なリサーチにもとづく、理論武装に脱帽です。冒頭の現在の物理学に関する検証などは、メディア論の資料としても参考になるほど。また、映画も公開されましたが、原作の世界観をうまく表現していました。クライトンはSFの世界をファンタジーの世界としてではなく現実の世界として我々をうまくだましてくれると思う。 | ||||
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砂漠の真っ只中で倒れていた老人、遺跡から発見された「HELP ME」と書かれたメモ、奇妙な変死……謎の痕跡を辿っていった先にあったのは、「タイムライン」であった。5人の若者が14世紀に取り残された教授を救出すべく《現在》を旅立った。量子工学を応用したタイムトラベル(厳密にいうと‘移動’ですが)が題材になったSFです。誰も取り上げないような題材、しかも知性的なおもしろさが感じられるのは、マイクル・クライトンだからでしょう。既に映画になった「ジュラシックパーク」と同じくらいのおもしろさがあるといっても過言ではありません。 | ||||
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過去からのあり得ないメッセージに誘われて時間を逆行して中世の戦乱のさなかに飛び込むというSFとしての設定は、アイデアとしてはずば抜けたものではありません。しかしながら、肉体をフルに活用する戦闘に対応できない現代人が、どんどん争いに巻き込まれていく主体性のない状況で、謎を解明していくアクティブなストーリーが展開されます。この何とも言えないもどかしさがこの物語にスリルと興奮を与えています。また、このように中世にタイムスリップする話としては、マークトウェインの「アーサー王宮廷のヤンキー」(原題:A Connecticut Yankee in King Arthur's Court)があります。これ以外にも、このTimelineとほとんど同じ時代(数年しか違いません)のペスト流行に関して、過去と現代が奇妙につながって話が展開する実にミステリアスなSF的な小説として、Ann Bensonの"The Plague Tales" と "The Burning Road"があります。Ann Bensonの本はお薦めです。本題に戻って、Michael Crichtonのこの本はジュラシックパークの作者の作品だけあって、実に楽しめます。暫くすると映画が公開されるようですが、どの程度、小説に忠実に書かれているか楽しみです。 | ||||
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もし、ファックスを送るように人間を別の時代に送ることができたら、でももしそのタイムマシンが完璧ではなく、ファックスの文字が時にブレるように、体が”分断”してしまったら・・・・前半、主人公たちを中世フランスに送り込むところまで読むほうの興味をそらすことなく次々に不可思議な状況を発生させ、量子理論によるタイムマシンに関する説明も織り交ぜられたりして、わくわくさせられます。タイムマシンの理論に関するところは、ファックスと同じ原理だと言われると素人にも何となく分かったような気にさせられます。中世フランスにたどり着いてからは危機につぐ危機がふりかかり、全く油断を許しません。中世フランスに生きたいと願ってきたたくましいリーダー格、体も鍛え男勝りに活躍するヒロイン、そして女ったらしのひ弱な現代っ子。生きるか死ぬかの、非常にシビアな状況でこの3人がどう変わっていくのかも見ものです。後半はやや描写が粗い気もしますが、飽きさせずにひっぱり、エピローグはおきまりの設定におさまってはいますが、ほろりとさせられました。英語は平坦で非常に読みやすいです。 | ||||
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私はマイケル・クライトンの本を読むのは初めてでした が、まず、平明な文章とテンポの良い展開に驚きました。 珍しくのめり込むように読みました。 最初の技術的説明は、素人にとっては面白かったし、時代 考証もよくしてあったように思いました。そして、中盤では中世の荒々しい世界に踏み込んでしまった現代の軟弱な若者(?)の苦闘に抱腹絶倒し、(電車の 中で声を出して笑いました!)またその変化に少し感心 し(でも最後までおっちょこちょいでしたが)、途中少し 退屈した部分もありましたが、最後まで緊張感の続く物語 で、良かったです。 | ||||
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登場人物を異常な状況下に置き、時間を追って話を展開させていくのは、スフィアやコンゴ、ジュラッシックパークと同様な手法。ある意味、ワンパターンかも知れませんが、マイケル・クライトンらしい作品とも言えるし、今回も意表をついた状況を設定してくれ、最後まではらはらどきどきさせられました。ただ、タイムマシンの話はどうしても理屈が合わない部分が出てくるのは、仕方がないのでしょうか。 | ||||
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Michael Crichton has again shown his ability to blend latest scientific facts, their logical extrapolations and great story telling! This is a great book to read. While the new frontiers of quantum mechanics continues to blur our traditional notions of time and space, anybody with a reasonable rationality do not think that time travel or ‘teleporting’ of people form one space-time to another is possible in the near future. This is where Crichton’s imagination comes in! He extends the known facts to the speculation of unknown (after all that is the god-given freedom of the novelist) so nicely that you actually start thinking if it is really possible. I am not an expert in both the major background areas of the novel, namely the middle ages and the quantum mechanics. But, all over the book it appears that Crichton has done his homework. Keeping the science aside, the characters are interesting. The story is nicely written. Even ignoring the ‘quantum’ side of the book, still you may feel like reading it. | ||||
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皆さんのレビューがなかなか手厳しいようですが、私はTimelineがCrichton初読みでしたので、とても面白く感じました。レビューを見てると、彼の他の作品も読みたくなりましたね。Techに疎い私ですから、うーん、じゃこういうことは?あーいうことは可能なんじゃないの?と思い巡らせながら読み進みました。軽い気持ちでアドベンチャー物を読みたいという人には大変おすすめ! | ||||
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Jurassic Parkでは大昔の恐竜を現代に蘇らせたCrichtonだが、この小説ではタイムマシンで人間の方を過去(中世フランス)に送り込んでいる。筋立てとしては、よくあるタイムマシンものであり目新しさはないが、タイムマシンの原理に量子論をもち出しているあたりは、Lost Worldでカオス理論をもち出している理論好きのCrichtonらしい。Jurassic Parkに比べると独創性とインパクトに欠けるが、冒険小説として見れば、話のテンポが速く、スリリングで結構楽しめる。少なくとも前作Airframeよりはおもしろい。英語は比較的平易。 | ||||
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