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雨恋
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雨恋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ざっくり言えば、今で言う草食系男子タイプの主人公が、お人好しにも幽霊のヒロインの頼みごとを聞いて探偵のようなことをしていくお話なのですが・・・ となると、まずはそのヒロイン像に好感や共感が持てるかが、一つこの物語に入っていけるかの鍵になると思われます。 ところが、このヒロインの生前の生き様が何とも・・・ 高校生時代に20歳近く離れた叔父と不倫して田舎に居られなくなり、上京して就職したら、これまた40がらみの妻帯者(しかも女グセが悪いと評判の)に片思いして、別に私は奥さんの代わりで良かったの、とか言っちゃうような、いわゆる典型的な不倫体質なんですよね。 自分は男なので、この手の心理は到底理解不能なわけで、こうなってしまうと正直冷めた目線でしか物語を追っていけませんでした。 恋愛小説っていうほど主人公とヒロインの惹かれあっていく過程の心理描写が丁寧にあるわけでもないと思いますし、どちらかというとあっさりテイストのミステリー物って感じがしました。 | ||||
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一人で過ごす雨の夜には、おすすめな本かも。 別に泣けるかどうかはどうでもいい。きれいな文章でさらさらと読み進める。 ちょっと間違えば気持ち悪くなったり、あるいは滑稽に思えてしまうかもしれない出来事を、とても気持ちよく、読ませてくれる。文章が透き通るようで、きれい。さわやかに読めるのに、そして無理やりな感動なんか必要としない本なのに、 「ラスト1ページ涙が止まらない」とか「奇跡のラブストーリー」とか、帯にしょうもないこと書きすぎだと思う。この帯のあおり文句を書いた人は、この本をまともに読んでないのか?とさえ思った。 もっと静かに読ませてほしい本だと思う。 | ||||
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透明だった幽霊(千波)が、事件の真相に近づくにつれて少しずつ見えるようになってくる…って状態だったので、次は?次は?という感じで一気に読めました。 本の帯に、ラスト1ページ、涙が止まらない。と書いてあったので、かなり泣けそうな話だと期待してたんだけど… そうか…って感じで終わってしまいました。 一気には読めるけど、読後感が物足りない…って感じの本でした。 | ||||
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雨の日だけ現れる、脚しか見えない幽霊千波。彼女の死の真実を解き明かすべく、奔走する渉。少しずつ見えてくる真実とともに、千波の姿もだんだんとはっきりしてくる。千波にいつしか思いを寄せている渉だが、すべてが明らかになったとき、当然のように訪れる別れ。タイトルの「雨恋」がまさにしっくり来る小説でした。ミステリーの要素が深いので、恋愛小説としては今ひとつという気もしますが、全体に流れるしっとりとした雰囲気、顔がわからない千波の軽やかな愛らしさ、読後感はとてもよかったです。実際に雨の日にゆっくりと読むといい本だと思います。 | ||||
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雨の日だけに現れる千波。なぜ死んだのか?真相が少しずつわかるたびに、最初は声だけだった彼女の姿も少しずつ見えてくる。初めは気味悪がっていた渉だが、次第に彼女に惹かれていく。だが、どんなにお互いを思っても、決して結ばれることはない。そして全てが明らかになったとき・・・。ラストは予想がついたけれど、それでもたまらなく切なかった。ミステリー、ほのぼのとした恋愛、両方楽しめます! | ||||
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ミステリーと恋愛小説の折衷作品。主人公渉(会社員)が住み始めたマンションには、女性の幽霊小田切千波が現れる。姿は見えぬが、ペットの猫たちが彼女の存在に気がつき発覚。渉とも対話をはじめる。幽霊といっても、ホラータッチではない。その彼女は、以前、この部屋で亡くなっていた。ただ、死因は公には自殺になっているが、ほんとうはそうではなかった。自殺するつもりだったが、思いとどまっていたのだ。ただ、何者かが侵入しその自殺を無理にさせられてしまった。その犯人は一体誰か。その真相をつかむため、渉は動き始める。クライマックス、渉の温かい視線は、優しい気持ちにしてくれる。 | ||||
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何回も「これが真実なのか」と思わせるものがあって、それが違ってまたこれ、これ・・・。と続く。そして真実は予想できないものになっている。こう思うと、ミステリー要素があって○。でも、あまりにも純・・・すぎて、途中もどかしいですかね。これ、主人公の人が社会人って設定ですが、大学生とかでもよかったような気が・・・(段々読んでいくうちに、その気ばっかりしちゃって)でも、ラストは本当に感動しました。よかったです。 | ||||
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