■スポンサードリンク
大聖堂 果てしなき世界
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
大聖堂 果てしなき世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それまで続いていた、悪なる主人公のラルフと善なる主人公マーティン兄弟がフランスとの戦争や突然降りかかるペストの混乱に陥りながら意外な運命に展開していく。18禁と思える様な映像描写が随所随所に書かれているが、例えばランブール兄弟の祈祷書の挿絵に描かれている様に中世の性風俗はこんなものなのかもしれないと思った。ここは製作者が上手に皆が鑑賞できる様な映像にして欲しい。この巻でも女性の登場人物、カリス、グウェンダ、フィリッパ達が強烈な印象を焼き付けてくる。中でも特にカリスの活躍が強烈だった。ゴドウィンやフィルモン等の修道院の登場人物が次第に悪党の本性をはっきりと露見させて大きくなっていく。この巻では悪の主人公ラルフが大活躍する。エルフリック等もマーティンを苦しめてしぶとく存在していたが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初のエピソードで、登場人物の一人のグウェンダの手が、切り落とされてしまうのかと心配して読み始めた。その後、カリス、マーティン、ラルフ、フィルモン、ウルフリック、ゴドウィンと登場する。各人のセリフや行動が、この後の小説の中の登場人物によって紡がれていく業を象徴している様に思えた。この小説で感じたことは当時としては珍しい現代的な女性、カリスの鮮烈な個性である。グウェンダの個性もかなり強烈だが、女性の登場人物の個性がこれ程強く描かれている小説は、実際には多くあるかも知れないが、この小説は私にはとても強烈に感じた。前作の大聖堂の続編だと思って読んだが、前作に負けず劣らずの構成だった。前作の善の側の登場人物の子孫が悪と善に分かれて戦いあう展開であったのが意外だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者はかなりの時代考証を積んでいることは読んでいてわかるが、だらだらと続くストーリにややうんざりする。展開には気を使っているがそこがあざとく見えなくもない。中世の人の心を現代の人間が理解できるのかと読みながらしばしば考えてしまう。現代的なフレーバーを入れることで人気を得ようと考えているのかもしれないがそれ故にリアリティが損なわれる。細部や中世社会の在り様に気を遣ってかいても、それだけでは中世は蘇らないような気がしてならない。テレビドラマの原作としてなら優れている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作ほどの面白さは無かったけど、充分楽しめた。ブリューゲルやボッシュの世界を覗き見るような面白さは、抜群。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友人に勧められて読みましたが、とても面白かったです。中盤以降は展開が気になって、そそくさと家に帰って TVドラマは録画にして じっくり読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大聖堂と大聖堂ー果てしなき世界は内容に雲泥の差がある。 ここまでケンフォレットのファンでしたが、この内容にはがっかり、もしかしたら品の悪いポルノ小説だ。 物語の常道としてのハラハラドキドキもとってつけたようで、まさに、「つくった物語」である。 作者の失敗作なので、これまでのファンであった人は読まない方がよい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本には特に問題ありませんが、過剰包装とも云える大きな段ボールに入って届けられるのは 何とかなりませんか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんな結末になるのか楽しみです。きわどいSEX描写がドラマ化したら,,, チョット気になり、見たい気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代の名作で、将来は古典的名著の一つになるでしょう。長編にもかかわらず息継ぐ暇なく読み手を没入させる筆致はさすがに素晴らしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代の名作で、将来は古典的名著の一つになるでしょう。長編にもかかわらず息継ぐ暇なく読み手を没入させる筆致はさすがに素晴らしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代の名作で、将来は古典的名著の一つになるでしょう。長編にもかかわらず息継ぐ暇なく読み手を没入させる筆致はさすがに素晴らしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上・中・下巻で2000ページもありながら内容は薄く単調な話が続く。 人物描写は善玉・悪玉と単純に色分けされ、悪玉側は善玉主要人物を困らせるだけのために配されている。 善玉側にしても言動が子供染みていてる。作家は善玉主要人物を賢く、心優しい人物に描こうと懸命だが、 書くほどに作家が描きたいことから遠ざかっていく。善玉同士の恋愛も作家は 「二人は深く愛し合っている」と力説するが、それが伝わらない。筆力のない作家の典型だろう。 文体からジュニア向け小説かと思ったが、安物のポルノ小説まがいの描写が 頻繁に出てくることからジュニア小説ではなさそうだ。 ストーリーには核となるものがなく、似たような出来事、その場での思いついた事が 散発的に起こるだけ。人間に対する洞察力が浅いのだろう、ヒューマンドラマとしても読めない。 物語に引き込まれることはなかった。主観と客観が錯綜していて読みづらい上に、 シンプルセンテンスの羅列が目立つ。執筆は口述筆記によるものではないだろうか? ”冒頭に語られる、騎士の秘密とは?最後まで飽きずに読ませる仕掛けもちゃんとある” と書かれている方がいますが、誤解のないように補足します。冒頭、思わせぶりに出てくる エピソードなのですが、物語の鍵となるわけでも、全編を通じて秘密に迫る訳でもありません。 中盤で僅かに触れる以外はスルー、ここでネタバレしているため、終盤に秘密が明かされても 特に驚かされることもありません 筆力のない作家が書いた商品レベルまで達していない小説なので、評価の下しようがないのだが、 2000ページも退屈な話を書いたその労力に対して☆ひとつ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1000ページ弱の大作である。以前の大傑作「大聖堂」の後編で、1300年台のイギリスはキングスブリッジの大聖堂とそこに生きる人間達ガ主役である。キングスブリッジは地図で見るとイングランドの最南部に位置し、古い街である。この物語は登場人物も多く、書き込みも詳しくて、100年戦争のむごさやペストが大流行した当時の様子を生き生きと描いている傑作の一つであると思うのだが、個人的には読み進むのが難儀な物語であった。だて主な登場人物は正義感か真っ黒な悪人のどちらかであり、この悪人等が物語の大半を跳梁跋扈しているんだものね。ま、途中で一度放り出したのを気を取り直して最後まで読み切った自分をほめてあげたい。(何を言ってんだか・・?) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作の”大聖堂”の150年後を描く、続編。 三分冊で、かなりのボリュームですが、 内容的には、前回より軽く、読みやすい。 前作では、大聖堂をたてる、、というなにか、 世俗を超えた、壮大な目標や、イメージがありました。 今回は、、女性二人の主人公を中心とした、 土地、権力、、などを巡る 市井の生活を描くのがメインで、 壮大さは感じられなかった。 気になったのは、ペストを、 マスクで防げる、、というような記載が有った事。 ちょっとねえ。 前作と比べるから、3になってしまうけど、 これは、これで面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1500万部を突破して世界が瞠目した『大聖堂』。ケン・フォレットは3年の歳月をかけて、邦訳版は文庫上・中・下巻合計1999ページという前作を凌ぐボリュームの巨編を18年ぶりに続編として送り出した。 舞台は同じイングランドのキングスブリッジ。時代はあれから約150年後の14世紀である。本書では大聖堂はあくまでシンボル的な存在であり、前作で活躍したトムやジャック、アリエナの末裔たちが織りなす人間ドラマが主流である。 主人公格のマーティンとカリス、グウェンダをはじめとする登場人物たちが幾多の試練に見舞われながら、物語は1327年11月から1361年11月までの34年間が描かれる。 はじめは橋の崩落、フランスとの100年戦争で荒れた国家、さらにはヨーロッパを席捲するペストの猛威。これらの災厄にくわえて、さまざまな人々の野心、貪欲、希望、愛憎、そして復讐、人間の生み出すさまざまな思いと葛藤。読者は、思わずマーティンやカリス、グウェンダらに感情移入してしまい、ある時は絶望し、ある時は憎悪し、またある時は喜びに打ち震えること請け合いだ。 また、彼らが子供時代に遭遇した“事件”の謎がこの長い長い物語の最後になって、“幸運の切り札”として解き明かされ、利用されるといった仕掛けもほどこされている。 本書は、前作ほどの歴史絵巻的なスケール感は感じられないが、個々の人間の営みがより一層身近に、まるでそこにいるかのように読者に訴えかけてくる。まさに稀代のストーリー・テラー、ケン・フォレットがつむぎ出した14世紀イングランドの一大ロマン小説である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1500万部を突破して世界が瞠目した『大聖堂』。ケン・フォレットは3年の歳月をかけて、邦訳版は文庫上・中・下巻合計1999ページという前作を凌ぐボリュームの巨編を18年ぶりに続編として送り出した。 舞台は同じイングランドのキングスブリッジ。時代はあれから約150年後の14世紀である。本書では大聖堂はあくまでシンボル的な存在であり、前作で活躍したトムやジャック、アリエナの末裔たちが織りなす人間ドラマが主流である。 主人公格のマーティンとカリス、グウェンダをはじめとする登場人物たちが幾多の試練に見舞われながら、物語は1327年11月から1361年11月までの34年間が描かれる。 はじめは橋の崩落、フランスとの100年戦争で荒れた国家、さらにはヨーロッパを席捲するペストの猛威。これらの災厄にくわえて、さまざまな人々の野心、貪欲、希望、愛憎、そして復讐、人間の生み出すさまざまな思いと葛藤。読者は、思わずマーティンやカリス、グウェンダらに感情移入してしまい、ある時は絶望し、ある時は憎悪し、またある時は喜びに打ち震えること請け合いだ。 また、彼らが子供時代に遭遇した“事件”の謎がこの長い長い物語の最後になって、“幸運の切り札”として解き明かされ、利用されるといった仕掛けもほどこされている。 本書は、前作ほどの歴史絵巻的なスケール感は感じられないが、個々の人間の営みがより一層身近に、まるでそこにいるかのように読者に訴えかけてくる。まさに稀代のストーリー・テラー、ケン・フォレットがつむぎ出した14世紀イングランドの一大ロマン小説である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1500万部を突破して世界が瞠目した『大聖堂』。ケン・フォレットは3年の歳月をかけて、邦訳版は文庫上・中・下巻合計1999ページという前作を凌ぐボリュームの巨編を18年ぶりに続編として送り出した。 舞台は同じイングランドのキングスブリッジ。時代はあれから約150年後の14世紀である。本書では大聖堂はあくまでシンボル的な存在であり、前作で活躍したトムやジャック、アリエナの末裔たちが織りなす人間ドラマが主流である。 主人公格のマーティンとカリス、グウェンダをはじめとする登場人物たちが幾多の試練に見舞われながら、物語は1327年11月から1361年11月までの34年間が描かれる。 はじめは橋の崩落、フランスとの100年戦争で荒れた国家、さらにはヨーロッパを席捲するペストの猛威。これらの災厄にくわえて、さまざまな人々の野心、貪欲、希望、愛憎、そして復讐、人間の生み出すさまざまな思いと葛藤。読者は、思わずマーティンやカリス、グウェンダらに感情移入してしまい、ある時は絶望し、ある時は憎悪し、またある時は喜びに打ち震えること請け合いだ。 また、彼らが子供時代に遭遇した“事件”の謎がこの長い長い物語の最後になって、“幸運の切り札”として解き明かされ、利用されるといった仕掛けもほどこされている。 本書は、前作ほどの歴史絵巻的なスケール感は感じられないが、個々の人間の営みがより一層身近に、まるでそこにいるかのように読者に訴えかけてくる。まさに稀代のストーリー・テラー、ケン・フォレットがつむぎ出した14世紀イングランドの一大ロマン小説である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中巻に入っていよいよ読むのを止められなくなってくる。だが、中巻の裏表紙の惹句はひどい。出版社の編集がネタバレではなあ。これで私は第4部を読み進める喜びを全て奪われてしまった。がっかりだ。(レビューのディレッタントさんの紹介も筋を全部バラしているので注意)(下巻の「主要登場人物」表も読まない方が吉) しかし、ぐいぐい読ませる力はさすが。前作から読み継いできたが、これはおもしろい。小説そのものは五つ☆なんだがな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ペストと聞くとかなり恐ろしいものを想像し、町中、地獄絵図が広がる気がするのだが、本書ではそこまでの感じは受けない。登場人物によっては罹り、生き残る者いれば、亡くなる者も出てくる。ペストにはマスク(今の新型インフルエンザみたいだ)という自己防衛策を巡って、ひと悶着起きる。 今回の下巻も(というか、とうとう最後まで)、かなりの物語ながら、内輪でいろいろまとめられているので、時間が経ってもそう人が増えることがなく、相関図が拡大するだけのようなものなので、本当に読みやすく助かる。この読みやすさが前作の人気の要因の1つだったのだろうか? ようやく上巻で謎のままだった手紙の秘密が明かされ、悪人はそれなりの結果を招き、途中、「ええ?どうなるの?」という関係にも決着がつく。あの人までがそんな運命に、と驚くこともあったが、中世とはそういう時代だったのだろうかと想像するしかない。ところが、マーティンの娘ローラはとても中世の人という感じがしない。現代でいえば、コギャル世代だからだろうか?しかしマーティン、あんたはユルイ。男性から見れば「男の鑑」かもしれないが、自分にはちょっと・・・。 本書のタイトルが大聖堂だが、それもきちんとケリがつく。そしてその頂上にあったものとは。全体的に中世色が弱く、とにかく権力争いと色と欲に満ちた世界の中での、懸命に生きた人々のサバイバル史のようなお話で、時代を超越したところが面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻からまたさらに10年間くらいが語られていく。マーティンの出世には出来が悪いが幅を利かせている親方のエルフリックが目の上のたんこぶとなるが、マーティンの実力は誰もが認めるところとなる。カリスも父の右腕となり、布地の染色を開発していく。また、グウェンダは長男を生むが、これには後々の問題を孕んでいる。それでも夫婦で働きに働くことで、周囲からも一目置かれるようになる。 それぞれに大活躍していくのだが、反面、『スターウォーズ』ならば、ダークサイドとでもいう人々の動きも阻止できない。とにかくこの時代、権力がものをいう。権力がないと完膚なきまでに叩きのめされてお終い、となる。暴れん坊のラルフも一巻の終わりと思いきや・・・。 カリスにも重大な事件が起き、マーティンもキングズブリッジを離れてしまう事態となり、先行き不透明となる。それにしても今回は、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』にあったような壮絶なシーンが・・・。これに似たものは、中国の処刑法で、左右の足を縛った綱の先にそれぞれ反対方向に向いた馬がおり、同時にその別々の方向に走らせるなどというのがあったが、想像するだけで痛かった・・・。また今回はペストがカギとなる。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!