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凍りのくじら



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【この小説が収録されている参考書籍】
凍りのくじら (講談社ノベルス)
凍りのくじら (講談社文庫)

凍りのくじらの評価: 6.13/10点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.13pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)
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凍りのくじらの感想

この作者の作品は3冊めだが、やはり若い方向けかな。
当方のような年配者には少し退屈であった。
現代若者の感覚や心理の描写は上手ですね。
幻想的と言えば幻想的かもしれません。
女子高生が手にすると最高の一冊になりそう。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.2:
(5pt)

凍りのくじらの感想


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mick
M6JVTZ3L
No.1:
(6pt)

凍りのくじらの感想

視点人物となる理帆子の一人称で語られる彼女の成長の物語のようです。
一人称小説の特徴として、感情移入させやすいというメリットがある一方で、読み手が語り手に共感できなかった場合に拒絶反応を起こされる危険性があるというデメリットがあります。
従って、感情移入しやすい人物に語らせる事に効果があると考えますが、この作品の語り手・理帆子は感情移入しやすい人物といえるでしょうか。

理帆子は自分を「少し不在」と評しています。
どこにいてもそこを自分の居場所だと思えない感覚。 自分にもどこか思い当たるフシがあります。
また、他人を下に見てしまうところ。 これもどこか思い当たるフシがあったりします。
確かに、自分と似ているところがあると感じてしまうそんな人物。
しかし、彼女は一人称として、その内面を次々と吐露していきます。
活字で読むと、かなり醜い、結構エグい。
実際は、似ている部分は確かにあるけれども、(自分はここまで醜くないので)共感はできない。
そう思う人が多いのではないでしょうか。

理帆子という人物は、さすがに、多くの読者に共感を得られる存在として造形されたキャラでは無いでしょう。
共感できない人の方が恐らく多いと思われる人物を視点とし、その人物の成長物語を描いた作者は、ある意味チャレンジャーだと思います。
「泣けた」というレビュアーの方も多々いられるようなので、その試みは成功したと言えるのではないでしょうか。
さすがの筆力ですね。 私にはにわかに信じられないのですが・・・


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梁山泊
MTNH2G0O

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