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(短編集)

午前零時のサンドリヨン



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午前零時のサンドリヨン

午前零時のサンドリヨンの評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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午前零時のサンドリヨンの感想

高校を舞台とした学園の謎モノです。
連作短編の体を取っていて、細かな謎を毎回解決していきながらも、その裏には、自殺した少女の幽霊の謎というテーマが全編を通してあります。
変わっているのは主人公の女性がマジシャンという事でしょうか。
クラスメイトであるその女性に一目惚れした男性をワトソン役として、マジックのテクニックを使いながら事件を解決していきます。
山田奈緒子と上田次郎の学園の謎シリーズという感じでしょうか。(ウソです。かなり違います)
米澤穂信さんの古典部シリーズの男女を入れ換えた感じですかね。

この手の作品の場合、ワトソン役の男性が間抜けで鈍感でというパターンが多いですが、この作品も例に漏れずというか拍車をかけたようにダメダメです。
一方主人公の女性の方も、高校生マジシャンという時点で変わり者で、手先は器用だけど人間関係がダメダメ。
正直両名ともに感情移入できるタイプではなかった。特に女性の方。
千反田えるや山田奈緒子のような魅力がなく、ただただ疲れる女という印象。

またマジシャンという設定を活かせていないようにも思える。
騙す側、騙される側の心理というか、そういうところをもっと突いてくると思っていたのですが・・・
この題材なら、もう少し面白いミステリに仕上げられたのではないかなと思います。
なのでミステリというよりかなりライトノベル寄り、つまりは自分の好みからは外れる方向へベクトルが向いてしまったって感じです。

梁山泊
MTNH2G0O

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