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キス



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【この小説が収録されている参考書籍】
キス
キス (徳間文庫)

キスの評価: 8.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(10pt)

ヘテロには難しいが面白い


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ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.1:
(6pt)

キスの感想

西澤保彦が挑むSF官能ミステリ短篇集!「勃って逝け、乙女のもとへ」は、冒頭から乙女二人がレストランで堂々と下ネタをしゃべってたと思ったら性欲減退気味のおっさんに宇宙人が性欲増強と女の子が自分から寄ってくる魔法?をかけたりとすごくエッチだけど最後はちゃんとミステリ的に落してくれる良作!また、「うらがえし」も高校時代に片想いしていた先輩二人を親友にとられて嫉妬する三十路の女が親友の息子二人をなんと自分の経営するレストランで誘惑というなんともAⅤチックな話ですがこちらもちゃんとミステリな落としがありました(笑)
また、表題作の「キス」はこれまた三十路の女が20年前の夏に死んだ少女と再会するため、SF的な人体装置で彼女と再会するという話で前2作に比べてエロ要素もほとんどないのですが作品の一貫したテーマはぶれていませんでした!
そして、ラストの「舞踏会の夜」は1話で登場した白クマ宇宙人が編集者にダメ出しを食らいながら書き下ろしたとんでも短編小説3つで主に構成されるという異色作!特に最後の「スノウ・ドラゴン」は人間からみるとなまけものに見える龍と人生に疲れ切った三十路女の交流を描いた話で二人の噛み合わなさと悲哀がなんとも言えませんでしたね(笑)
最後に森奈津子シリーズはこれが初だったので、前2作である「なつこ、孤島に囚われ。」と本作の前日譚にもなっているらしい「両性具有迷宮」も探して読みたいと思います。

ジャム
RXFFIEA1

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