■スポンサードリンク


(短編集)

第三の時効



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
第三の時効
第三の時効 (集英社文庫)

第三の時効の評価: 8.39/10点 レビュー 23件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.39pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(10pt)

短編集のオールタイムベスト

個人的に短編集のオールタイムベスト。

どの話も粒揃いで面白い。

個人的に好きなのは「沈黙のアリバイ」と「第三の時効」

devid_webb_777
MWDVYL5U
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

横山秀夫の短編は至高

私はあまり好んで警察サスペンスは読まなかったのですがこの人の作品は大好きです。サスペンスもミステリーも本当に面白い。短編ならではのバリエーションもあるのでこの人の短編は本当に読んでいてワクワクします

MEI
GD5UZMNE
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

緻密でしっかりしています

短編集は余り好みでは無いのですが、この書籍に掲載されているものはすべて面白いです。内容も緻密でしっかりしています。
長編の小説にこだわっていたのですが、読んでよかったと思います。お勧めです。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

第三の時効の感想

初の短編集でした。
読み始めの「沈黙のアリバイ」の最後で一気に引き込まれました。
自分には短編集は向いていないのかな…と感じたところでの急展開でした。
「囚人のジレンマ」での捜査一課の見事なまでの個性の表現は、長編小説に匹敵するほど登場人物の全体像をハッキリと読者に伝えています。
それ以降事件の展開はもちろんですが、登場人物の魅力にどんどんハマっていくという表現が合うかな…と思います。
「モノクロームの反転」の一班の朽木班長と「密室の抜け穴」の三班の村瀬班長がとても魅力的です。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

警察小説はあまり好きじゃないんですが、これは文句なしの面白さ

一筋縄ではいかない数々の事件を追う、F県捜査一課の三つの捜査班の活躍を描いた連作短編集。

捜査一課には一斑から三班までの三つの捜査班があり、それぞれの班長である、朽木、楠見、村瀬の三人は、各々性格も捜査方法もまったく違えど、上司である捜査一課長が彼らと同時期に現場刑事でなかったことを幸運に思わなかった日はないと思うほどの、各々が事件検挙率ほぼ100%という怪物たち。
しかし、同時に彼らはお互い激しい競争意識を持っており、常に一課での覇権を争う関係であるという、事件の犯人との駆け引き以上に、捜査一課内でのドロドロした対立も見所の作品です。
個人的に、ジャンルを問わず「それぞれタイプの違う強キャラたちの競演」というシチュエーションが大好きで、まず基本設定から好みでした。

短編でありながらどの話も長編のネタにしても良いような高密度で高水準の物語で、ミステリとしてもドラマとしても非常に質がよく、また面白い一冊です。
同シリーズは未単行本化の作品もあるようで、続編が強く望まれます!

以下、個別ネタバレ感想です。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

第三の時効の感想

F県警強行犯捜査第一課を舞台にした連作短編集。
上司である捜査第一課長田畑に 「この3人と同時期に現場にいなくて良かった」とまで言わせる個性的でデキる常勝軍団3人の班長。
理論派朽木、冷血漢楠見、直感の鬼村瀬。
班長が視点となる作品もあるが、部下を視点にする作品が多く、そうする事で、班長の次元の違う存在感をより際立たせている。
特に楠見には、柳広司氏のシリーズに登場する結城中佐のような絶対的な存在感を感じた。

横山さんの警察小説には、人事や広報や似顔絵捜査官など、一風変わった人物を主人公にする作品が多い。
彼らは、現場の刑事とは違う臭いを持っている事もあり本来の警察小説とは違った切り口を味わうことが出来て、それはそれで面白いのですが、個人的には、やはりこちらに軍配。
更に言えば3人はライバルでもあるわけで、お互いを意識した駆け引き、腹の探り合いが、たまらなく面白い。

「横山秀夫の短編にハズレなし」という意見は色んなサイトで見かけます。
確かにその通りであり、その横山氏の短編集の中でもこの作品がNo.1だと私は思う。
どの作品が1番良かったか、と聞かれても困ってしまう。 それくらい全てのレベルが高い。

梁山泊
MTNH2G0O
No.7:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

第三の時効の感想

横山秀夫短編集の最高傑作!!
F県警強行犯係の各班長の個性・能力が凄まじく、競い合いながらそれぞれのやり方で事件を解決へと導き、短編ながら全作においてラストに驚愕の真相が浮かび上がります。表題作を含めすべての話が面白い。ここまで質の良い話を集めた短篇集は他にはないでしょう。まさに、横山秀夫の真骨頂ここにありという作品。
ちなみに全話ドラマ化されていますが、3人の班長を渡辺謙、伊武雅刀、段田安則が演じており、名演技が光っています。(特に第三の時効の段田安則がすごい!)

フレディ
3M4Y9ZHL
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

第三の時効の感想

短編だが極めて秀逸。

フレッシュボイス
M4RJZMSW
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

第三の時効の感想

私はこの作品が今のところ横山秀夫の最高傑作だと思っています。
各班長のキャラ設定の秀逸さに加え文章構成も文句なし。
これだけの水準の短編集にはそうは出会えないと思います。
中でも白眉は表題作の「第三の時効」。
読み終わった瞬間久々にふるえました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

第三の時効の感想

魅力的な登場人物ばかりでとても良かった。

呑んだくれ
P3S7II56
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

第三の時効の感想

F県警捜査第一課の面々が主人公となる警察小説です。
短編集ということで軽い気持ちで読み始めましたが、これが実に面白い。
警察小説の王道の刑事同士の手柄争いといい、事件解決の経緯についてといい、一癖も二癖もある刑事達と作品に引き込まれる要素が沢山、あります。
横山秀夫の作品は余り読んだことが無かったのですが(今回で2冊目)、違う作品も読んでみたいと思います。

松千代
5ZZMYCZT
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

各班長のキャラが良い!

横山作品初めて見ました。
各班長のキャラが良い!!

ほんおっさん
ELM5PJCM
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

第三の時効の感想

文句なしに面白い。どの話も最後に意外な真相が明かされ、何とも言えない余韻を残して鮮やかに解決します。濃密な本格ミステリーと言う点でも楽しめますが、この作品をここまで高めているのは、主人公達の強烈なキャラクターでしょう。みんなどこかが壊れている、そんな感じがあり、捜査にかける執念は物凄いのですが、同じくらい警察内での手柄争いにも必死です。その凄まじく暑苦しい状況を、冷静な視線で淡々と描いている。1話読み終わる度、心にグッと来ます。単に謎解きがすごいだけでは無い。満点です、これこそ傑作。

なおひろ
R1UV05YV

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!