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777 トリプルセブン



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777 トリプルセブンの評価: 7.00/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

777 トリプルセブンの感想

『殺し屋シリーズ』4作目という触れ込みである。
まさに伊坂ワールド全開。軽妙で軽快。面白かった。

「マリアビードル」で出てきた殺し屋天道虫が再登場。
列車内という閉鎖空間からホテル内という空間に変更されているが、味付けは一緒。
ただし、マリアに比べるとセブンはいささか小粒。
「マリアビードル」の評価が高かった方には、マリアの番外編という感覚で読むと大いに楽しめるでしょう。

当方も気軽に楽しめました。
マリアに比べると評価は少し落ちるけど、読後感も悪くはなく、7点程度でいいでしょう。

なお、これは映像化必須ですね。
3時間程度の映画で見ると、よりスリル感・スピード感も高まり、本で読むより間違いなくバズると思います。
タイトルもそのまま『777~トリプルセブン~』ピッタリです。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

どんどん人が死んでも、罪悪感も嫌悪感もゼロ!

人気の「殺し屋シリーズ」の第4作。書き下ろし長編小説である。
今回の舞台は東京の高級ホテル。これまでの作品に出てきたキャラクターももちろん活躍するのだが、それ以上にユニークな新人たちが参戦し、超高速でドタバタ・アクション・サスペンスが繰り広げられる。ホテルという限られた空間で数時間のうちに終わってしまう物語だが、人物キャラクターや人間関係、事件の背景、殺人手段など構成要素が複雑かつ奇想天外で、あっという間に伊坂ワールドを堪能し、放り出された気分になる。もっと読み続けたいと思うものの、この中身の濃さを考えると、ちょうどいいボリュームと言える。日本の小説には珍しくどんどん人が殺されていくのだが、全く悲惨さがなく、笑って読めるのが楽しい。
殺し屋シリーズのファンはもちろん、伊坂幸太郎のファン、ドライなユーモアがあるノワールのファンにオススメする。

iisan
927253Y1

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